第二次世界大戦下のアメリカ
戦時下のアメリカ社会の様子はどのように伝えられているか アメリカ人の愛国心と戦時下の団結 節約、配給 実際はどうなのか 多様なアメリカ人の態度 豊かな消費生活の継続
メディアを通してみる 第二次世界大戦下のアメリカ 真珠湾攻撃、徴兵・志願兵、日系人強制収容、戦争協力、ハリウッドのスターたちの協力、国債のキャンペイン、物資の節約、ゴム、ガソリン、食糧、「勝利の菜園Victory Garden」 少年少女たちの作文を通してみる(資料1) どのような内容のものが掲載されるか ―愛国心を示す作品。
Pearl Harbor Attacked December 7, 1941
Our Enemy the Japanese
Women at Work, 1943
Rosie the Riveter
Victory Gardens
ration coupons
celebrities in war
Frank Capra, “Why We Fight World War II”
第二次大戦と黒人
Japanese Internment Camp
Zoot Suit Riots, Los Angeles 1943
Zoot Suit Riots Los Angeles, 1943
原爆はなぜ投下されたのか 原爆をめぐる議論 真珠湾奇襲攻撃との関係 原爆投下の合法性をめぐる議論 1945年8月10日 日本政府の抗議 1 戦争の早期終結ー本土決戦による犠牲者を出さない 2 ソ連に対する力の示威 3 人種偏見 4 トルーマンの人格(Ronald Takaki) 5 その他 原爆をめぐる議論 真珠湾奇襲攻撃との関係 原爆投下の合法性をめぐる議論 1945年8月10日 日本政府の抗議 極東国際軍事裁判(東京裁判)での違法性の指摘 Radhabinod Pal, Ben Bruce Blakeney 弁護人 違法性の根拠 不必要な苦痛を与えたり、戦闘員と非戦闘員とを区別しない武器の使用、不釣り合いな復仇、深刻な環境破壊、中立国への被害、毒ガス発散をもたらす攻撃は国際人道法によって禁じられていることから、それらの国際人道法が核兵器使用には適用されないとは認められない 国際司法裁判所の勧告意見 1996年7月 核兵器の使用や核兵器による威嚇を禁じる伝統的、慣習的国際法は存在しない。 核兵器による威嚇や核兵器の使用は、核兵器に関する条約のみならず、武力紛争に適用される国際法、とりわけ人道に関する国際法を侵してはならない。
Ⅱ.実際の人々の態度 A.これを知るためにどのような資料を使うのか B.高校生の態度の多様性 (資料2 戦争に対する態度 1942-45年) バークレー・ガイダンス・スタディ(Berkeley Guidance Study)の戦時中のインタビュー調査 B.高校生の態度の多様性 (資料2 戦争に対する態度 1942-45年) 超愛国主義および軍国主義者 一貫した愛国主義および戦争支持者 平和主義および戦争反対者 曖昧派および懐疑的愛国主義、現実主義者 無関心派 C.親からの影響
実際の生活 豊かな食糧
What they were eating during the war (1943-45) class breakfast lunch dinner notes Gary 2 2 eggs, bacon, 2 sandwiches, 3 sandwiches, 4 glasses After school: milk fruit juice, toast & jam cake or pie, of milk, potatoes, milk 2 or 3 helpings of meat & vegetables Audrey 2 egg, toast, sometimes meat, potatoes, Had a maid at least bacon, milk, a big lunch 2 or 3 vegetables, until 1939 orange juice & sometimes bread & butter, milk, sandwiches dessert (melon, ice cream & jello) Don 5 fruit juice, 3 sandwiches has 3+ glasses After swimming:milkshake hot cereal, & fruit, buys of milk & fruit & French fries (a popular 2 fried eggs, spaghetti, (but not hungry) combination with theHigh 3 pieces of toast, milk 2 1/2 pints of School crowd). Drinks 2 and/or chocolate milk, doughnuts to 2 1/2 quarts of milk a & ice cream day. Paul 5 chocolate, 2 cereal, milk, potatoes, succotash, pieces of two scrambled vegetables & meat toast & pears eggs twice or once a week. "Mother has it every night." Stella 5 fruit, cocoa, at home: soup, salad, meat, "I eat all the time." something salad, hot dish, vegetables, Between meals: apple, else to dessert & milk starch & orange, cookies & milk drink at school: sandwiches & dessert --"I eat entirely too doughnuts much."
対象:バークレー・ガイダンス・スタディの調査対象者(計124名) 戦争に対する態度(1942-45年) 対象:バークレー・ガイダンス・スタディの調査対象者(計124名) 女子 男子 計 このうち戦争債券/印紙を購入した者* 1) 超愛国主義および 0 2 2 2 軍国主義者 2) 一貫した愛国主義および 3 10 13 8 戦争支持者 3) 平和主義および 戦争反対者** 9 6 15 3 4) 曖昧派および懐疑的愛国主義、 現実主義者 9 19 28 8 5) 無関心派 13 5 18 9 小計 34 42 76 30 不明 48 94 計 124 *戦争印紙・債券を購入したと述べた者のみの数であるので、実際の数はこれより多い可能性がある。 **戦争の終結を願うと述べた者を含む
まとめ A.政府やメディアのプロパンガンダと普通の人々の世界 B.以上が示唆するもの 総力戦におけるアメリカ国民から見るアメリカ民主主義 史料のコンテクスト