四輪車生産状況 2006年上期は約130.2万台(前年比104.4%)、過去最高記録を更新

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四輪車生産状況 2006年上期は約130.2万台(前年比104.4%)、過去最高記録を更新 Anfavea:ブラジル自動車工業会DATA (万台) トラック生産台数 +4.5% 乗用車生産台数 +10.7% +20.9% 06年上期実績 +4.4% 昨年、240万台を越え過去最高を記録したブラジル国内四輪車生産は、本年も引き続き好調。 2006年上期は約130.2万台(前年比104.4%)を達成し、過去最高記録を更新。 国内販売の増加によるところが大きい。 下期も堅調にほぼ推移することが期待される。 2006年通期では、約256万台(前年比104.5%)を見込み、昨年の伸びは下回るものの、再度過去最高の生産台数を予測。 輸出台数 輸入台数 2006年上期は約130.2万台(前年比104.4%)、過去最高記録を更新 2006年通期も約256万台(前年比104.5%)、過去最高を予測

四輪車国内販売状況 Anfavea:ブラジル自動車工業会DATA (万台) 200 7.1% 184 172 30 8.6% 157 10.5% 158 160 27 148 145 143 25 06年上期実績 トラック・バス 20 22 21 18 商用車 18 +7.6% 120 80 116 128 122 117 126 137 147 乗用車 40 四輪車のブラジル国内販売は、2006年上期に約86.1万台(前年比107.6%)となり、過去最高記録を更新した。 2006年通期も、約184万台(前年比107.1%)を予測し、187万台を記録した1997年の過去最高の販売台数に迫る見通し。 (過去最高販売台数超えも期待) 2006年7月は、17万2300台を販売した1997年7月に次ぐ、16万5800台の新車販売を記録した。この結果、年初からの累積販売台数は、102万7000台に達した。また月間販売台数としても7月は今年最高を記録した。交通局(Detran)によれば、乗用車と小型商用車、トラック、バスの7月の登録台数は、6月を11.7%上回り、前年同月を19.5%上回ったとしている。 01年 02年 03年 04年 05年 00年 06年 (ANFAVEA予測) 2006年上期は、約86.1万台(前年比107.6%)、過去最高記録を更新 2006年通期も、約184万台(前年比107.1%)を予測 ・・・97年(過去最高)に迫る

FFV (Flex Fuel Vehicle)更に拡大 ■ 燃料価格動向 R$2.42/L (R$/L) R$2.20/L R$2.20/L R$1.94/L ガソリン価格 R$1.66/L R$1.60/L R$1.25/L R$1.39/L R$1.24/L R$1.31/L R$1.09/L R$0.99/L R$0.79/L R$1.03/L アルコール価格 00年 01年 02年 03年 04年 05年 06年 ■ FLEX FUEL車の伸び  ● 06年販売比率 当初予測 ● 新車販売での比率 (実績) 06年前半で すでにFFV 77.1% (ANFAVEAデータ) Anfaveaの予測では06年新車販売台数 前年比+7.1% = 184万台 (乗用・商用・トラック・バス) 100% 90.2% 71.2% ガソリン車 68.6% 160万 147.2万 (台) FFV(FlexFuel車)の販売は、引き続き好調。 UNICA予測では、FFVの販売は06年中に新車販売の80%を超えると予測しているが、今年前半(6月)で既に77.1%に達しており、昨年末の68.6%からも既に10ポイント近くシェアを広げている。 世界的なエタノール需要の高まりにより、アルコール価格の上昇が見られ、FFV販売の拡大がペースダウンした時期が一時期見られた。 しかし、ガソリン価格の高値継続、アルコール価格が落ち着いてきたことから、FFV販売は再び拡大していく見込み。 FFVを持たなかった日系自動車会社の生産計画も出揃い、この分野での競争は更に激化していくものと予想される。 UNICA予測 → (80%) 120万 FLEX FUEL車 80万 75.1万 (55%) ▼3月発売 9.8% 28.8% 25.2% 40万 24.4万 (20%) 03年 04年 05年 06年 FFVシェアは安定的に7割を超える。アルコール価格落ち着き、更に拡大。

四輪車輸出入状況 <輸出> 為替が輸出にブレーキ。しかし、当初各社が予想した台数より落ち込み少なく、 Anfavea:ブラジル自動車工業会DATA <輸出>  為替が輸出にブレーキ。しかし、当初各社が予想した台数より落ち込み少なく、  ドル建てでは5.6%前年同期比を上回る。 <輸入>  対ドル、レアル高効果による各社の値下げや販売促進効果もあり、販売は  好調に推移。 <輸出> (上期) 為替が輸出にブレーキをかけたが、上期は当初各社が予想した台数より落ち込みが少なく、ドル建てでは前年同期比を5.6%上回った。 (通期) 輸出額では前年比2.7%増の11.5Billionを見込む <輸入> 対ドル、レアル高効果による各社の値下げや販売促進効果もあり、販売は好調に推移。 現状の為替状況では引き続き販売の増加が予測される。 <伯亜の自動車協定> 6月に新協定が調印され、向う2年間は伯1.95対亜1.00のFlexが継続される。 但し、2006年は伯2.10まで例外が認められ、Flex超過時のペナルティーや自由化の時期については今後の検討となる。

二輪車生産・販売状況 133.5 .0 .5 <2006年上期> 生産: 71.2万台(前年比116.6%) 単位:万台 06年 上期 実績 <生産> <国内販売> +9.9% 133.5 +16.6% +13.2% .0 出展:Abraciclo(二輪自工会) +20.6% .5 <上期実績>  インフレ抑制、金利の低下、最低賃金の大幅引き上げ、選挙前の公共投資の拡大などに支えられ、特に二輪車購入層であるC/D所得層の消費活動が活性化。そうした背景によって市場は順調に拡大。  生産・国内販売とも過去最高記録を更新している。 <通期見通し>  地方部に目を移せば、南部での農業景気の停滞などネガティブな要因も見受けられるが、インフレも引き続き抑制され、金利引下げ基調の中、銀行クレジットで買いやすい状況が継続されている。  秋の大統領選挙も平穏に運ぶ見通しである事などから、二輪市場は上半期のペースを維持し、順調に拡大するものと予想され、生産・国内販売とも過去最高記録の更新が予測されている。  一方で、中国メーカー2社(Jialing、Girini)がマナウスに生産工場を建設することを表明するなど、中国製品を扱う新規メーカーの更なる参入が見込まれ、競合は厳しさを増している。 <2006年上期>  生産:   71.2万台(前年比116.6%)  国内販売:62.8万台( 〃  120.6%) ▼ 過去最高記録を更新 <2006年通期 見通し>  生産:   約133.5万台(前年比109.9%)  国内販売:約116.0万台( 〃  113.2%) ▼ 順調に拡大・過去最高を予測

二輪車輸出状況 上期実績[1-6月] 通期[1-12月] <見込み> 2005年 2006年 2005年 2006年 出展:Abraciclo(二輪自工会) -5.2% 0.9% 2005年 2006年 2005年 2006年 上期実績[1-6月] 通期[1-12月] <見込み> レアル高の急伸で輸出価格競争力が低下したが、6月から北米向けの輸出が本格化した事で、ほぼ前年同時期並みの輸出実績となった。 輸出先各国では、レアル高に伴うFOB上昇でブラジル製品の価格競争力が限界に近づく。 同時に、ブラジル製品をコピーした廉価な中国製品が流入し、競争が激化している事などから、年間の輸出は前年を下回る見通し。  ・レアル高による価格競争力低下  ・しかしながら、   6月から米国向け輸出が本格化            ▼ ほぼ前年同時期並みの輸出実績を達成。  ・レアル高に伴い価格競争力が限界に   近づく  ・中国製コピー製品流入による競争激化            ▼  2006年通期では、前年を下回る見通し。

部品業界の状況 部品売上伸び率(対前年同期比) 2005年 2006年 ・堅調な完成車国内販売の増加に伴い、全体的には売上げ増加を見込む。 ≪概況≫ ・堅調な完成車国内販売の増加に伴い、全体的には売上げ増加を見込む。 ・05年後半以降の売上伸び率の鈍化傾向は、06年に入ってからも継続。 ※上記グラフはSindipeca(部品製造者協会)発行の、同協会加盟企業の内、代表52社の売上げ伸び率データ。  よって、必ずしも自動車関連部品製造企業を代表していない。 ・国際価格の上昇に伴う鋼板を中心とした原材料費や、ガソリン(原油)などのエレルギー価格の高騰は、一時期の勢いは無いものの、依然として不安定要素である。 ・為替(対ドルレアル高)、大統領選挙によるポリシーミックス変化などの懸念も依然根強く、予断を許さない状況である。 ・中国からの輸入が更に増加、マーケットに出廻ってきており、対抗策をとる必要がある。 ≪輸出入≫ ・レアル高により、完成車輸出の減少による生産台数減少の懸念の他、部品価格の国際競争力の相対的な低下が起こり、輸出は厳しい状況が継続。 ・対ドル為替変動とのバランスを維持しながら、リスク・ヘッジとしてある程度の輸出量は確保する計画を持つケースが見られる。 ≪タイヤ業界≫ ・乗用車向けタイヤは顕著な伸びとなっているが、トラック・バス用タイヤは輸出車両の減少により前年比ダウンとなった。全体では過去最高と予測される06年総生産台数に準じてタイヤ需要も拡大する見込み。 補修用タイヤは、レアル高環境による中国・東南アジアからの輸入品の増加、欧州から中古(使用済)タイヤの増加・リモールドタイヤの増加などの扱いが争点となってきている。新品タイヤ需要は前年同水準と推定。 対ドル為替変動とのバランスを維持しながら、リスク・ヘッジとしてある程度の輸出量は確保していく計画。 Sindipecas(部品製造社協会)データ  ・堅調な完成車国内販売の増加に伴い、全体的には売上げ増加を見込む。 ・05年後半以降の売上伸び率の鈍化傾向は、06年に入っても継続。