HERMES実験における偏極水素気体標的の制御

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ここでは、歪エネルギーを考察することにより、エネルギー原理を理解する。
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荷電粒子の物質中でのエネルギー損失と飛程
陽子の中のSeaクォーク 柴田研究室 02M01221 渡辺 崇 [内容] 1.Seaクォークとは 2.β崩壊とクォーク
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HERMES実験における偏極水素気体標的の制御 (HERa MEasurement of Spin) 4. 6重極磁場における電子スピンの偏極 6重極磁場 DESY in Hamburg ( Deutsches Elecktronen-SYnchrotron ) Scalar Potential Φ= a (4 x3ー3 x r2 ) 偏極水素 a : 比例定数 水素原子が受ける力 : F=ーgrad E(B) = - (d E / d |B| ) grad |B| 磁場内で磁場に対するスピンの向きは断熱的に変化するとしてよい HERA 加速器 (the Hardon-Electron Ring Accelerator ) ∴E は磁場の大きさBの関数として決まるpotential 6重極磁場  → grad |B| = 6 a r r ( r : 半径方向の単位ベクトル ) d2 r / d z2 = - 6 a ( dE / dB ) r / m v2 深非弾性散乱(quarkとの弾性散乱) v : 水素原子のz方向の速度 内部標的 | 1> , | 2 > →  ( d E / d B ) >0 | 3> , | 4 > →  ( d E / d B ) <0 2. Atomic Beam Source (ABS) ・・・偏極水素原子標的を生成し電子ビーム内に供給する装置 1,524 mm Resonance Units Calculated trajectories in ABS Electron Beam Line Dissociator Sextupole Magnets 5. 量子状態間の断熱遷移 水素原子(e-p system)の陽子をいかに偏極させるか 適当な大きな磁場(B>Bc)の元では… 過程A.6重極磁場を加える ih d M/ dt =[ M , H ]= γ( M ×B ) ( M = S or I , γ=gμ/ h )       → Stern-Gerlachの原理を用いて電子の偏極状態を選択 過程B.断熱遷移過程を用いる → 振る舞いを古典的に捕らえる。(期待値の振る舞い) → 1つの量子状態を別の状態に変化させる 過程A,Bの組み合わせによって望む状態を実現する 3.水素原子の一様外部磁場との相互作用 水素原子:巨視的には中性粒子&基底(1s)状態 Hamiltonian これを Ω=ωz k の系で見ると、 固有状態(Hyper fine states) 固有エネルギー 断熱的な変化であれば、周波数ωz を変化させることによって        スピン量子状態(歳差運動)を変化させることが出来る ABS : 勾配磁場の中を水素が走る+垂直振動磁場で実現 ≒mi / ms ≒ 1/1000 SFT:1480MHz 偏極度 < i | Sz / |S| | i > | 2 > ⇒  | 4 > WFT:8MHz | 1> ⇒ | 3 > 各状態の偏極度の磁場依存性 量子状態の選択 Hyperfine splitting