基礎研修 -生徒指導の「進め方」を学ぶ- 【60分研修】

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1 課題の洗い出し. 2 1.本日の日程 ①開会の挨拶 日程説明 ( 5 分) ②自己点検 ( 10分) ③情報モラル指導の必要性(プレゼン) (20分 ) ④課題の洗い出し ( 10分) ⑤全体計画についての協議Ⅰ (15 分) ⑥全体計画についての協議Ⅱ (20 分) ⑦全体計画についての協議Ⅲ.
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生 活 科 (小) 福島県教育委員会 平成20年度小・中学校教育課程研究協議 会. Ⅰ 改訂の要点 1 学年の目標の改善 (1) 目標 (3) を加え、四つに増やした。 (2) 文言を加え、一人一人の児童に育 つことを期待する認識を明確にした。 ① 目標 (1) 「地域のよさに気付き」 ② 目標 (2)
PDCAサイクルに基づく 住民組織との協働 ・めざす姿の共有 ・健康課題の共有 ・活動費の確保 P lan ・会議・組織運 営 ・活動実践 ・活動や成果発 表 DoDo ・次年の活動計 画 ・健康増進計画 等 の推進への関与 A ction ・活動の評価 ・調査研究 C heck 住民と 行政と.
研修のめあて 授業記録、授業評価等に役立てるためのICT活用について理解し、ディジタルカメラ又はビデオカメラのデータ整理の方法について研修します。 福岡県教育センター 教員のICT授業活用力向上研修システム.
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研修担当の先生へ ※演習をする前に!  校内研修で演習を計画されている場合に,活用いただけるスライドです。自校の取組の現状を踏まえて,研修の時期,テーマに応じて,演習のねらいや時間配分等を設定してください。 ※ ※ ※ 研修担当の先生へ ※ ※ ※ このスライドは,学びを支える3つの要素,校内委員会等との協働,関係機関・保護者との連携について学んだことを前提とした内容構成になっています。
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基礎情報の収集・・・前年度の出欠席状況、配慮の必要性、長期欠席経験者への対応
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○○研修会.
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基礎研修 -生徒指導の「進め方」を学ぶ- 【60分研修】 研修のねらい 『効果的な生徒指導を行うための「ORV-PDCA」について理解する』          岡山県総合教育センター                 生徒指導部          監修 兵庫教育大学大学院               教授  新井 肇 ≪スライド1~3で1分≫  それでは,校内研修を始めます。  この研修は,『効果的な生徒指導を行うための「ORV-PDCA」について理解する』ことをねらいとして研修していきたいと思います。  ORV-PDCAと聞いても,分かりにくいかと思いますが,詳しくは研修の中で説明します。★

『生徒指導の進め方』について共通理解を図り,学校としての生徒指導力を高めていこう!  日頃の生徒指導上の実践を通して 『生徒指導の進め方』について共通理解を図り,学校としての生徒指導力を高めていこう! 生徒指導って進め方のマニュアルのようなものがあるのかしら? ≪スライド1~3で1分≫  まずこれから,日頃の生徒指導上の実践を通して『生徒指導の進め方』について共通理解を図り,認識を深めたいと思います。  また,問題行動等への対応や未然防止の取り組みなど,生徒指導を進める際に意識しておく必要があることを確認したいと思います。★

本日の流れ 1 生徒指導エピソードを想起する 2 生徒指導の進め方『ORV-PDCA』を学ぶ 3 生徒指導実践を進める際のポイントを協議する 1 生徒指導エピソードを想起する 2 生徒指導の進め方『ORV-PDCA』を学ぶ 3 生徒指導実践を進める際のポイントを協議する 4 自校の生徒指導実践の課題を確認する 5 まとめ ≪スライド1~3で1分≫  こちらが本日の流れです。 (1~5を読む)★

印象に残っている生徒指導実践から学ぼう! 1 生徒指導エピソードを想起する 印象に残っている生徒指導実践から学ぼう! ①【個人作業】  自分自身の生徒指導について,印象に残っている実践を書く【別紙Ⅰ記入,個人6分】 生徒指導の実践が思い浮かばないという先生は,同僚の実践や,教育実習等での経験を基に,『誰が』『いつ』『どこで』『何を』『どのように』指導していたのか書いてください。 ≪スライド4で7分≫ [別紙Ⅰ]  それでは研修に入っていきたいと思います。  こちらの別紙Ⅰを用意してください。  まず,別紙Ⅰに,先生方自身のこれまでの問題行動等への生徒指導で,印象に残っているエピソードを一つ思い起こしながら書いてもらいます。書く内容は,成功事例でも失敗事例でも構いません,印象に残っている内容でお願いします。 ★詳細な文章を書く必要はありません。事例の概略を上に書いて,それに対して『誰が』『いつ』『どこで』『何を』『どのように』行ったのか,後の協議で説明できる程度にメモをしてください。  なお,★生徒指導の実践が思い浮かばないという先生は,同僚の実践や,教育実習等での経験を基に,『誰が』『いつ』『どこで』『何を』『どのように』指導していたのか書いてください。  時間は6分です,それでは始めてください。 (6分経過)  はい,時間が来ましたので,ここまでにします。書ききれなかった部分は,協議の中で補足してください。  協議に入る前に,少し企業などが業務で成果を上げるためのプロセスについて説明をします。★ 生徒指導「進め方」パッケージ 別紙Ⅰ ①【個人作業】  自分自身の生徒指導実践について,一つ印象に残っているエピソードを選んで書く。  ※詳細な文章を書く必要はありません。   どのような事例があって,それに対して『誰が』『いつ』『どこで』『何を』『どのように』   対応したかということが,後の協議で説明できる程度にメモをしてください。 事例の概略 ※詳細な文章を書く必要はありません。どのような事例があって,それに対して『誰が』『いつ』『どこで』『何を』『どのように』対応したかということが,後の協議で説明できる程度にメモをしてください。

取り組みの流れ 目標 (Vision) 取り組み 現状把握 (Research) 組織 (Organization) ≪スライド5~9で4分≫  どのような業務でも,成果を上げるためには,漠然と取り組むだけではなく,目標に向けて計画的なプロセスをたどることが必要だということは理解できることだと思いますが,そこで,大切なのは,個人ではなく,組織(Organization)で取り組むという意識です。そして,現状を適切に把握(Research)することと,明確な目標(Vision)を設定することです。英語の頭文字を取って「ORV」と言います。この「ORV」を意識して取り組みましょう。  そして,実際の取り組みでは,★ 組織 (Organization)

取り組みの流れ A C D P A C D P 計画( P lan) 目標 実行( D o) (Vision) 点検・評価( C heck) 改善( A ction) (Vision) 目標 C P D A ・・・ 取り組み C P D A (Research) 現状把握 ≪スライド5~9で4分≫  計画(Plan)を立て,実行(Do)するだけでなく,その後の,点検・評価(Check),改善(Action)をすることが重要になってきます。実行したことの効果を評価(C)し,必要に応じて改善策(A)を考え,そしてさらに計画(P),実行(D)につなげる,こうした繰り返しが取り組みを充実させることになり,成果を上げることにつながります。この繰り返しのことを,英語の頭文字を取って,PDCAサイクルと言います。  一般的には実践を行う際に,このORV-PDCAの視点をもち,検証と実践を繰り返して,目標に近づくことが求められます。  では,問題行動等が起きた際の生徒指導の場面ではどうでしょうか。★ 組織 (Organization)

問題解決的生徒指導でのORV-PDCA 目指す姿 (Vision) 見立て (Research) 問題行動 支援チーム (Organization) ・担任 ・学年主任 ・生徒指導担当 ・養護教諭  等 (Vision) 目指す姿 ≪スライド5~9で4分≫  例えば,子ども同士の暴力行為が起きた際,担任一人だけでなく,生徒指導担当や学年主任等と相談しながら対応します。これが,いわゆる支援チームという組織(Organization)です。  そして,「怪我の状況はどうか?」「どのような状況だったのか?」「関係したのは誰か?」「なぜ,暴力行為が起こったのか?」といった情報を複数の児童生徒から収集し,事態の全体像をつかみます。これが見立て(Research)になります。  そして,これから先,「当事者たちに,どのようになって欲しいのか」「周りの子どもに,どう行動して欲しいのか」を教職員間で確認します。これが目指す姿(Vision)です。★ (Research) 見立て 問題行動

問題解決的生徒指導でのORV-PDCA D P 計画( P lan)……誰が誰に,いつ,どのような指導・支援をするか 実行( D o)………指導・支援の実施 (Vision) 目指す姿 指導・支援 (Do) D P (Research) 見立て ≪スライド5~9で4分≫  そして,「どの教職員がどの子に対して,どのような指導・支援をするか」「保護者への連絡は誰がするか」などを決めます。これが,計画(Plan)です。  そして,計画に従って指導,支援をします。これが,実行(Do)です。  つまり,問題行動が起きた際には,短期間の「ORV-PD」の流れで生徒指導が進んでいくと考えられます。  実際は,指導していく中で新たな事実が分かり,見立て(Research)や,目指す姿(Vision)を修正することもありますが,ほぼ,この流れで進んでいくと考えられます。  ところで,問題行動の指導をしても,しばらくすると再び同様の問題行動が繰り返されると,教職員は「なぜ指導したのに,また起きるのか」と,徒労感が募ることがあります。  こうしたことを繰り返す生徒指導になるのは,なぜでしょうか。  もしかしたら,点検・評価(Check),改善(Action)が十分に行われていないからではないでしょうか。★ 問題行動 計画(Plan) 支援チーム (Organization) ・担任 ・学年主任 ・生徒指導担当 ・養護教諭  等

問題解決的生徒指導でのORV-PDCA 計画( P lan)……誰が誰に,いつ,どのような指導・支援をするか 点検・評価( C heck)…指導・支援後の変容の確認 改善( A ction)…改善を加えた指導・支援の展開 計画( P lan)……誰が誰に,いつ,どのような指導・支援をするか 実行( D o)………指導・支援の実施 (Vision) 目指す姿 P D C A 指導・支援 (Research) 見立て ≪スライド5~9で4分≫  問題行動等が起こると,該当する児童生徒への指導が行われ,表面上の問題が解消すると指導を終えることが多いのではないでしょうか。   そのため,その後の変容を丁寧に確認したり,必要であれば,再度,指導・支援を考えたりするなどの点検・評価(Check)や改善(Action)の取り組みが手薄になってはいないでしょうか。  大切なことは,問題行動への対応を行った後も,★支援チーム等の複数の教員で指導・支援の成果を確認(Check)し,再発防止のための改善策(Action)を考え,実践していくことではないでしょうか。そうすることで,同じようなことを繰り返す生徒指導にならずに済むのではないでしょうか。  このことについて,先ほど書いていただいた事例を基に考えてみます。★ 問題行動 支援チーム (Organization) ・担任 ・学年主任 ・生徒指導担当 ・養護教諭  等

印象に残っている生徒指導実践から学ぼう! 3 生徒指導実践を進める際のポイントを協議する 印象に残っている生徒指導実践から学ぼう! ②【個人作業】  印象に残っているエピソードをORV-PDCAに当てはめる。【別紙Ⅱ記入,個人6分】 生徒指導「進め方」パッケージ 別紙Ⅱ ※4人(ないしは5人)グループで研修をする ②【個人作業】生徒指導実践をORV-PDCAに当てはめる。 ③【個人作業】②から気付いた点を挙げる。 ④【グループ協議】③の気付きを共有する。 ⑤【グループ協議】生徒指導を進める上で,重要度が高いと考えられるポイントを協議する。 ⑥【全体発表】各グループでの協議を共有する。 ②生徒指導実践をORV-PDCAに当てはめる ≪例≫ ③気付き ⑤生徒指導を進める上で,重要度が高いと考えられるポイント 組織 Organization 生徒指導主事 担任 養護教諭など 見立て Research 本人の状況 保護者の要望 友だち関係など 目指す姿 Vision 高校進学 教室復帰など 計画 Plan 子どもに対して クラスに対して 保護者に対して       など ④気付きの共有 ⑥グループ協議の共有 具体的な指導 Do 友だちからの 声かけ など 見直し Check 後日ケース会議 アンケート      など 改善策 Action 別室登校から 教室へ ≪スライド10で7分≫ [別紙Ⅱ]  それでは,別紙Ⅱを用意してください。  これから②の個人作業をします。  先ほど書いたエピソードを,ORV-PDCAに当てはめていきます。全ての枠に当てはまらなくても構いません。また,箇条書きで,自分が分かる程度で構いません。時間は6分です。もし,早く書けましたら,③の気付きに書いていただく,「充実していたところ」や「もっと工夫できたところ」を考えておいてください。  それでは始めてください。 (6分経過)  時間が来ましたので,次の作業に移ります。★ ※全ての枠に当てはまらなくても  構いません。

印象に残っている生徒指導実践から学ぼう! 3 生徒指導実践を進める際のポイントを協議する 印象に残っている生徒指導実践から学ぼう! ③【個人作業】  ②の作業から気付いたことを書く。 【別紙Ⅱ記入,個人3分】 生徒指導「進め方」パッケージ 別紙Ⅱ ※4人(ないしは5人)グループで研修をする ②【個人作業】生徒指導実践をORV-PDCAに当てはめる。 ③【個人作業】②から気付いた点を挙げる。 ④【グループ協議】③の気付きを共有する。 ⑤【グループ協議】生徒指導を進める上で,重要度が高いと考えられるポイントを協議する。 ⑥【全体発表】各グループでの協議を共有する。 ②生徒指導実践をORV-PDCAに当てはめる ≪例≫ ③気付き ⑤生徒指導を進める上で,重要度が高いと考えられるポイント 組織 Organization 生徒指導主事 担任 養護教諭など 見立て Research 本人の状況 保護者の要望 友だち関係など 目指す姿 Vision 高校進学 教室復帰など 計画 Plan 子どもに対して クラスに対して 保護者に対して       など ④気付きの共有 ⑥グループ協議の共有 具体的な指導 Do 友だちからの 声かけ など 見直し Check 後日ケース会議 アンケート      など 改善策 Action 別室登校から 教室へ ≪スライド11で4分≫  先ほどのORV-PDCAに当てはめる作業をして,気付いたことを挙げてみましょう。『何が充実していたか』『何がもっと工夫できたか』など,気が付いたことを③に書いてください。  この作業の時間は3分です。こちらも箇条書きで簡潔にお願いします。 (3分経過)  はい時間が来ましたので作業を終了してください。次の共有の時間に移ります。★ ※『何が充実していたか』『何がもっと工夫できたか』など,気付きを書きましょう。

印象に残っている生徒指導実践から学ぼう! 3 生徒指導実践を進める際のポイントを協議する 印象に残っている生徒指導実践から学ぼう! ④【グループ協議】  ③の気付きを共有する。【別紙Ⅱ記入】  生徒指導実践をORV-PDCAに当てはめてみたことから気付いたことを共有してください。個々のエピソードの内容を共有するのではありません。 ④気付きの共有 ※新たな気付きをメモに残しておきましょう。 ≪紹介例≫・事例の概略      ・ORV-PDCAに沿って紹介      ・気付きを強調 ≪スライド12,13で11分≫  これからの時間は,今書いた③の気付きをグループ内で共有してもらいます。  まず,簡単に概略を説明した後,どのような組織で,どのように現状把握をしたのか。そして,どのような姿を目指して,どのように計画を立てて指導を行ったのか・・・のように,ORV-PDCAの流れに沿って紹介する中で,③に書いた「気付き」を強調してください。くれぐれも,エピソードの紹介をし合うだけの時間にならないように気を付けてください。  この後の共有の時間で使いますので,④には,他の人の説明を聞いて感じた新たな気付きがあれば,メモしてください。★

印象に残っている生徒指導実践から学ぼう! 3 生徒指導実践を進める際のポイントを協議する 印象に残っている生徒指導実践から学ぼう! ④【グループ協議】  ③の気付きを共有する。【別紙Ⅱ記入】  生徒指導実践をORV-PDCAに当てはめてみたことから気付いたことを共有してください。個々のエピソードの内容を共有するのではありません。 ④気付きの共有 ※新たな気付きをメモに残しておきましょう。 ≪紹介例≫・事例の概略      ・ORV-PDCAに沿って紹介      ・気付きを強調 ≪スライド12,13で11分≫  そして,共有した新たな気付きを基に,⑤の生徒指導を進める上で「重要度が高い」と考えられるポイントを協議してください。ポイントはたくさんあると思いますが,重要度が高いと考えられるポイントを⑤にまとめてください。  今,説明した④⑤の協議の時間を,10分とします。それでは始めてください。 (10分経過)  時間になりましたので協議の時間を終了します。★ ⑤【グループ協議】  生徒指導を進める上で,重要度が高いと考えられるポイントを検討する。【別紙Ⅱ記入】 【④⑤で10分】 ⑤生徒指導を進める上で,重要度が高いと考えられるポイント

印象に残っている生徒指導実践から学ぼう! 3 生徒指導実践を進める際のポイントを協議する 印象に残っている生徒指導実践から学ぼう! ⑥【全体発表】  各グループでの協議を共有する。 【別紙Ⅱ記入,3分】 ⑥グループ協議の共有  他のグループが発表した内容と同じ内容のものは,省略して,できるだけ多くのグループが発表できるようにする。 ≪スライド14で3分≫  それでは,各グループで出された「重要度が高い」と考えられるポイントを全体で共有します。新たな気付きがあれば,⑥にメモしてください。  それではこちらのグループからお願いします。 (板書ができれば分かりやすいです。)  ありがとうございました。  たくさんの重要なポイントが出されました。これから,様々な生徒指導の対応に迫られた際には,先ほど確認した,組織(O)を中心として,的確な現状把握(R)と目指す姿(V)を基に,PDCAサイクルが機能した指導につながるようにしていきましょう。★ ※大切な内容をメモしておきましょう。

問題解決的生徒指導でのORV-PDCA 計画( P lan)……誰が誰に,いつ,どのような指導・支援をするか 点検・評価( C heck)…指導・支援後の変容の確認 改善( A ction)…改善を加えた指導・支援の展開 計画( P lan)……誰が誰に,いつ,どのような指導・支援をするか 実行( D o)………指導・支援の実施 (Vision) 目指す姿 指導・支援 P D C A ・・・ (Research) 見立て 問題行動 ≪スライド15,16,17,18で2分≫  さて,ここまでは,先生方の生徒指導実践から,主に起きてしまった問題行動等への対応について考えてきましたが,ご存じの通り,起きてしまってからの対応では根本的な解決になりません。★ 支援チーム (Organization) ・担任 ・学年主任 ・生徒指導担当 ・養護教諭  等

生徒指導の意義  一人一人の児童生徒の人格を尊重し,個性の伸長を図りながら,社会的資質や行動力を高めることを目指して行われる教育活動であり,教育課程の内外において一人一人の児童生徒の健全な成長を促し,児童生徒自ら現在及び将来における自己実現を図っていくための自己指導能力の育成を目指すという積極的な意義   (平成22年3月 生徒指導提要より抜粋) 自己指導能力とは 「その時,その場で,どのような行動が適切であるか,自分で判断し,決定して実行する能力」のこと。なお,その適切性を決める基準は,他の人の主体性の尊重と自己実現とである。 ≪スライド15,16,17,18で2分≫  そもそも,問題行動等が起きないようにするための取り組みが大切です。  ここで,生徒指導の意義について,確認します。★  本来,生徒指導とは,『一人一人の児童生徒の人格を尊重し,個性の伸長を図りながら,社会的資質や行動力を高めることを目指して行われる教育活動であり,教育課程の内外において一人一人の児童生徒の健全な成長を促し,児童生徒自ら現在及び将来における自己実現を図っていくための自己指導能力の育成を目指すという積極的な意義』と定義されています。  つまり,★児童生徒が「その時,その場で,どのような行動が適切であるか,自分で判断し,決定して実行する能力」である『自己指導能力の育成』を目指すことが生徒指導の目標です。★

問題を抱えている児童生徒への解決に向けた支援 生徒指導の三つの局面 全ての児童生徒への成長支援 (開発的生徒指導) 全ての児童生徒,およびリスクの ある児童生徒への予防的な支援 (予防的生徒指導) ≪スライド15,16,17,18で2分≫  これまでの説明を,生徒指導の三つの局面として表すとこのようになります。  一つ目は,全ての児童生徒を対象とした成長支援。これを開発的生徒指導と言います。  二つ目は,★薬物乱用防止教室など,全ての児童生徒への予防的な支援,およびリスクのある児童生徒への予防的な支援。これを予防的生徒指導と言います。  三つ目は,★深刻な問題を抱えていたり,危機に陥ったりしている児童生徒の問題解決に向けての指導・援助。これを問題解決的生徒指導と言います。  先ほど先生方の生徒指導実践から,主に起きてしまった問題行動等への対応について考えてきましたが,それは,実は,問題解決的生徒指導の部分についてでした。  しかし,いくら問題解決的生徒指導を充実させても,問題行動が減るとは限りません。  問題行動そのものを減らすには,問題行動を起こしそうな児童生徒に対して予防的に行う指導に加えて,そもそも問題行動を起こさないように成長を促す開発的な指導を充実させることが重要です。すなわち,あらゆる問題行動等について未然防止の取り組みが大切なのです。★ 問題を抱えている児童生徒への解決に向けた支援  (問題解決的生徒指導)

開発的生徒指導でのORV-PDCA A C D P A C D P 計画( P lan) 教育目標 実行( D o) 指導・支援 点検・評価( C heck) 改善( A ction) (Vision) 教育目標 C P D A ・・・ 指導・支援 6年間 又は 3年間 C P D A (Research) 現状把握 ≪スライド15,16,17,18で2分≫  そして,開発的な生徒指導を進める上でも,ORV-PDCAが重要となります。  実際に学校では,児童生徒の状況を把握した上で,教育目標の達成に向けて様々な取り組みが行われています。★その際,在学期間を長期的に見据えた取り組みを行ったり,★学年,学期という中期的な取り組みを行ったり,一つの行事という短期間での取り組みも行われます。  こうした開発的生徒指導はどの学校でも日常的に行われていますが,今後はさらに,ORVを中心としたPDCAサイクルを意識しながら指導に当たることが必要です。本校でも生徒指導を充実させていきましょう。  それでは,最後の協議に移ります。★ 学年/学期/行事 学校組織 (Organization)

中・長期的に成長を促す 開発的生徒指導の実践に ついて考えよう! 【グループ協議】 ⑦本校の実践のうち「児童生徒に付けさせたい力だけれども, 4 自校の生徒指導実践の課題を確認する 中・長期的に成長を促す 開発的生徒指導の実践に ついて考えよう! 【グループ協議】 ⑦本校の実践のうち「児童生徒に付けさせたい力だけれども,  十分ではない実践(力)」をあげる。(別紙Ⅲに記入) ⑧そのために現在している,中・長期的な開発的生徒指導実践  について,ORV-PDCAに当てはめる。 ⑨実践の中で「さらに充実できる(または,新たな)取り組  み」について「どのような取り組みにすれば良いのか」改善  方法について具体的に共通理解する。【13分】 ≪スライド19で14分≫ [別紙Ⅲ][グループ記録用紙]  これからの時間は,本校が中期的・長期的に取り組んでいる『児童生徒の成長を促す開発的生徒指導実践』について,協議を深めていきたいと思います。  では,具体的な作業を説明します。  別紙Ⅲの右の欄の〔例〕を見てください。  まず,⑦本校の実践のうち「あいさつ運動」など「児童生徒の身に付けさせたい必要な力ではあるが,十分ではない実践(力)」について,グループで一つ挙げてください。出された実践は,⑦『実践』の欄に記入してください。  そして⑧です。⑦の実践に関する取り組みを,グループで話し合いながらORV-PDCAに当てはめてください。  作業を進めていく中で,⑨さらに充実できる(または,新たな)取り組み』が見えてくると思います。『さらに充実させるために,どのような取り組みにすれば良いのか』改善方法について協議してください。  この⑦⑧⑨の作業を13分間でお願いします。それでは始めてください。 (所定時間経過後) ありがとうございました。★

中・長期的に成長を促す 開発的生徒指導の実践に ついて考えよう! ⑩【全体発表】 全体で共有する。 ・協議した実践 4 自校の生徒指導実践の課題を確認する 中・長期的に成長を促す 開発的生徒指導の実践に ついて考えよう! ⑩【全体発表】  全体で共有する。  ・協議した実践  ・さらに充実できる(または,新たな)取り組み  ・改善方法 ≪スライド20で3分≫  では,ただ今の協議について,いくつかのグループに発表していただきます。  発表は,『協議した実践』『さらに充実できる取り組み,または,新たな取り組み』,そのための改善方法について簡潔に発表してください。  それでは,こちらのグループからお願いします。 (時間を考えて2,3グループに発表してもらう)  ありがとうございました。 (発表された気付きや感想を復唱したり,共感する)  協議で出てきた『さらに充実できる取り組み』とは,改善する余地があるということです。発表された改善方法を参考に取り組んでいきましょう。★

まとめ ≪スライド21~23で4分≫ では,まとめに入ります。  では,まとめに入ります。  生徒指導の進め方を考える際には,開発的生徒指導でも,問題解決的生徒指導でも,ORV-PDCAの視点が大切なことを確認しました。どちらの生徒指導でも,教育目標や生徒指導目標というビジョンに向けた取り組みにする必要があります。  また,日頃,学校で取り組んでいる生徒指導実践についてもORV-PDCAに当てはめて確認をしました。その中で,課題も見えてきました。★

まとめ 研修のねらい 『効果的な生徒指導実践を行うための「ORV-PDCA」について理解する』 ≪スライド21~23で4分≫  最後になりますが,今日の研修の感想を,隣に座っている先生と交流したいと思います。2分間でお願いします,では,どうぞ。 (2分経過)  ありがとうございました。  今日は,生徒指導について考え,話し合うことで,私たち自身の交流の場にもなり,組織としてのチームワークが高まったように思います。こうした研修を通して,共通理解を図る話し合いの機会が増え,同僚性が高まり,指導についての情報交換が活発に行われるようになるとよいと思います。そうすることで,担任が一人で丸抱えすることや悩むことも改善されるのではないでしょうか。  学校が組織として,児童生徒を育てるという本来の生徒指導の取り組みを意図的,計画的に進めていけるとよいと思います。みんなで,チームとして協力して頑張っていきましょう。★

本日は,ありがとうございました。 ≪スライド21~23で4分≫  本日の研修を参考にして,今後,さらに生徒指導を充実させられるよう,お願いします。  以上で,校内研修を終わります。ありがとうございました。