平成19年度「特色ある大学教育支援プログラム」(特色GP)

Slides:



Advertisements
Similar presentations
第3章: 大学のリソースを最大限に活用 しよう 3-1.学内の情報システムを活用しよう 3-2.図書館やラーニングコモンズを活用しよ う 3-3.学内の学生支援を活用しよう.
Advertisements

大学院生のための 図書館案内 2011 年 図書館キャラク ター 「わらづと君」. 本日の流れ 1.全体説明・質疑応答 1.1 図書館利用案内 1.2 文献探索の基礎知識 1.3 文献の探し方 1.4 本学に文献がない時は 1.5 補足 2.館内ツアー.
熱海市教育振興基本計画 1.子どもの力を伸ばす教育の推進 2.学校・教職員の力を高め、安全・安心な 教育環境の整備 3.子どもの未来を応援する教育環境の整備 2.学校・教職員の力を高めます 3.みんなで子どもの未来を応援します 4.生涯学習を支えます 4.循環型生涯学習社会の整備 1.子どもの力を伸ばします.
経営者のための情報化企画実践研修 経済産業省が進めるITSSP事業 主催:ITC中部「経営改革ITクラブ」 名古屋ソフトウェアセンター
基礎セミナーA あなたが起業すると考えよう
企画広報研究分科会PRG.04 No.8-2 昭和女子大学図書館 2005年1月19日作成
青山学院大学 万代記念図書館 広報活動事例紹介
岐路に立つ文科系の大学基礎教育 少人数教育と多人数教育の 二極化へ SS研 明治大学 石川幹人.
大学入門講座の 実施に向けて ●桑折範彦   
学力向上の課題と今後の具体的な取組 【 今後の具体的な取組 】 学力調査 【 課 題 】 ①授業での理解力の向上 ②家庭学習への意欲化
日本の英語教育 c 奥田波奈.
Endnoteの使い方~AMS雑誌用~ 稲津 將 北海道大学 大学院理学研究院.
中央図書館図書課 IL³プロジェクトチーム/三橋 雅之 秋山 緑
国際政治経済特殊研究Ⅷ 飯野光浩 ガイダンス.
富山国際大学 現代社会学部 新2年生 2010年度前期 オリエンテーション
メディアル教育内容を含む 初級物理学の最適化IT教材開発
Ⅱ 訪問介護サービス提供プロセスの理解 Ⅱ 訪問介護サービス提供プロセスの理解.
相互評価システムの開発と大学情報科目における利用 柴田好章(名古屋大学大学院) 小川亮(富山大学教育学部)
フィールドスタディ後の 教育と報告書作成 東洋大学 国際地域学部 子島進 秋谷公博.
情報教育の推進について 神奈川県立川崎北高等学校.
初年次教育における 授業手法改善の効果と限界 ー流通科学大学の事例ー
兵庫教育大学における 文献探索指導        ー現状と課題ー 兵庫教育大学附属図書館情報サービス係       高 階 時 子.
e-learningを利用した看護大学大学院・継続教育システムの 構築と評価
総合科目「学生による授業評価 アンケート」(マークシート方式)
情報系大学生の将来目標に関する 情報共有システムの構築と活性化方法
2010年度 コンピュータリテラシー クラス:  B1 講義日: 前学期 月曜日7時限.
図書館と 情報スキルアップ教育 ―情報検索講習会報告と今後の展望―.
学科組織・学科教育カリキュラム・ 化学実験教育・入学前教育、等
情報科教育法第3回 普通教科「情報」の構成 理学部数学科 清 水 克 彦.
地域社会論 第1回その1 授業の概要 10月2日.
主体的学習を支援するWebCTの利用 情報センター 菊沢正裕.
いかにしてモチベーションの高い 学生を育てるか
基礎看護の授業を通して思考力,判断力,表現力,技能を育成する指導方法の工夫改善についての研究
「CHN情報交換会と資料の展示」 に関するアンケート結果 参加人数:78 アンケート回答人数:65
○○小学校 情報モラル校内研修会.
聴覚障害学生高等教育支援ネットワークの構築に向けて
統計検定をとろう(瀬田学舎で) (日) 瀬田学舎内で団体特設会場受験を開催
2004年6月3日 第2分科会 国際競争力のある人材育成.
新学習指導要領説明会 技術・家庭(技術分野) 内容の数が2から4へ  ・改善の基本方針  ・内容の解説  ・指導計画の作成.
岩手県立大学における授業評価結果を反映する 履修計画支援システムの開発
地域・社会貢献をするために人として必要な資質
ICT活用指導力向上のための ICT教育研修と校内研修
新入生ガイダンス-情報科目 総合情報基盤センター 准教授 永井孝幸.
私立大学図書館協会 研修分科会 第5回 レファレンス研修 「レファレンスと学修支援」 大学図書館支援機構(IAAL)                         寺尾 隆 1.
図書館員のためのインターネット ~ インターネットの基礎知識 ~
組織論による特色ある カリキュラムの理論と実際 第11回 特色あるカリキュラムづくりの理論と実際 兵庫教育大学大学院 教授
企画広報研究分科会PRG.04 No.6-2 東京家政大学狭山図書館 2004年11月24日作成
長崎市① 長崎市における平和学習スポット (社)長崎県観光連盟.
平成23年度山梨県図書館大会 平成23年10月28日 都留市YLO会館 都留文科大学 日向良和
教育センターにおける エネルギー環境教育講座実施の実態 ( 川村先生)
概要.
経済情報処理ガイダンス 50分用ガイダンス。時間があれば、後半ログオンして操作させる。 神奈川大学 経済学部.
資料の探し方ガイダンス 図書館キャラクター 「わらづと君」 2012年5月31日 茨城大学図書館.
デジタルアーカイブ専攻 コア・カリキュラム構成の設定と学習内容・行動目標 デジタル・アーキビスト の養成 育成する人物像 入学前課題
情報処理基礎A・B 坂口利裕 横浜市立大学・商学部
理論研究:言語文化研究 担当:細川英雄.
平成16年度大学情報化職員基礎講習会 「これからの教育・研究支援と その体制」
関西大学の取組紹介 小林 至道 (関西大学 教育推進部 特任助教) 関西大学・津田塾大学主催 シンポジウム
 認定社会福祉士(医療分野)       制度について 2010年3月30日 (社)日本医療社会事業協会   笹岡 眞弓.
「知識労働者のための継続教育の実験」 発表者:前田紳詞
企画広報研究分科会PRG.05 No.1-2 東洋学園大学流山図書館 2005年4月27日作成
松山大学学生意識調査 ~一般基礎演習と経済基礎演習は必要なのか~
満足度調査の結果を 業務改善計画に活かす ~鈴木信行~
福井県立大学 菊沢 正裕 大教室授業における グループ学習の効用 福井県立大学 菊沢 正裕
看護学生への喫煙教育による認識の変化からみた禁煙支援
情報処理技法(リテラシ)II 第1回:オリエンテーション 産業技術大学院大学 情報アーキテクチャ専攻 助教  柴田 淳司 パソコンの基本操作.
医療科学B演習のおさらい 杏林大学医学図書館 医療科学B.
2008年度 JASRAC寄附科目 「現代社会と著作権」
情報スキル活用 第1週    ガイダンス.
学校における教育の情報化の推進と校内研修の企画運営
Presentation transcript:

平成19年度「特色ある大学教育支援プログラム」(特色GP) 「教育の場」としての 図書館の積極的活用 -図書館の持つ教育力を教育に活かす- 明治大学 

1.取組の動機と背景 ① 導入教育の場 学習能力の底上げ 教育効果の向上 ② 人材育成の場 「知識基盤社会」における知力を備えた ① 導入教育の場     学習能力の底上げ     教育効果の向上 ② 人材育成の場     「知識基盤社会」における知力を備えた     強い「個」の創出

2.取組の具体的内容 (4) ○ フリーツアー ○ 出前講義 ○ 各種ガイダンス

(1) 学部間共通総合講座 「図書館活用法」 ・ 選択科目の正課授業 (学部間共通総合講座) ・ 2単位付与(半期、14回) (1) 学部間共通総合講座    「図書館活用法」 ・ 選択科目の正課授業   (学部間共通総合講座) ・ 2単位付与(半期、14回) ・ 教員と図書館員の協働授業 

2007年度和泉(前期) ① 大学図書館への招待 ⑧ 新聞・雑誌情報の探し方(1) 【実習】 ② インターネット講習 ⑨ 赤字は教員担当、黒字は図書館員担当 ① 大学図書館への招待 ⑧ 新聞・雑誌情報の探し方(1)         【実習】 ② インターネット講習 ⑨ 新聞・雑誌情報の探し方(2)         【実習】 ③ 明大図書館の施設・蔵書・サービス ⑩ 書物の愉しみ ④ 図書の探し方(1)            【実習】 ⑪ レポート・論文の書き方     ⑤ 図書の探し方(2)            【実習】 ⑫ インターネット情報の探し方                                【実習】 ⑥ 図書の歴史と図書館 ⑬ 様々な文献の取り扱い方                ⑦ 図書による情報の探し方 ⑭ 図書館と著作権

(2) ゼミツアー ・ 教員からの要望 ・ ゼミ、授業時間内に実施 ・ 出席回数に カウント ・ オプショナル性 (事前打合せ) (2) ゼミツアー ・ 教員からの要望 ・ ゼミ、授業時間内に実施 ・ 出席回数に  カウント ・ オプショナル性  (事前打合せ) ・ 教員のフォロー 参加者実数の紹介

(3) 図書館活用法 デジタルコンテンツ 2006年度より公開、現在6コンテンツ 学部間共通総合講座「図書館活用法」の予習・復習 (3) 図書館活用法   デジタルコンテンツ 2006年度より公開、現在6コンテンツ 学部間共通総合講座「図書館活用法」の予習・復習 履修していない学生、卒業生 一般社会人も活用できる

(4) そのほかに・・・ フリーツアー 出前講義 各種ガイダンス

3.さまざまな改善の工夫 (1) 教育効果の測定 (2) 「図書館活用法」授業内容の改善 (A) アンケート調査 (1) 教育効果の測定   (A) アンケート調査   (B) 「図書館活用法」レポート方式の改良 (2) 「図書館活用法」授業内容の改善   (A) 実習授業の重視と規模の適正化   (B) 内容の見直し

(3) 図書館活用法デジタルコンテンツの 作成・公開 (4) 「ゼミツアー」の充実 3. さまざまな改善の工夫 (3) 図書館活用法デジタルコンテンツの     作成・公開 (4) 「ゼミツアー」の充実

(1) 教育効果の測定 (A) アンケート調査 ① 「図書館活用法」 : 履修学生 最終講義時 ② ゼミツアー : 指導教員 ツアー実施時 (1) 教育効果の測定 (A) アンケート調査 ① 「図書館活用法」 : 履修学生     最終講義時 ② ゼミツアー    : 指導教員     ツアー実施時     年度末      

① 2006年度『図書館活用法』    授業評価アンケート

「図書館活用法」学生アンケート(2006年度)の結果(抜粋) 問 4 知的関心や知的刺激が与えられたか 問11 他の学生にすすめたいですか 問12 その後の図書館利用や学習に役立ちましたか

② 和泉図書館「ゼミツアー」 教員へのアンケート ② 和泉図書館「ゼミツアー」 教員へのアンケート 1 学習への動機付けに役立った  2 レジュメやレポートを作成する際,図書館所蔵の資料が活用されるようになった。 3 レポートや論文の質を高めることに大いに役立った

(B) 「図書館活用法」レポート方式の改良 ① 文献表の作成    (授業で学んだスキルと用いる,各3~5点)    ・ 図書の探し方     ・ 新聞・雑誌情報の探し方    ・ インターネット情報の探し方 ② 本文中に引用(最低2点の文献資料) ③ エッセイを執筆(考察を述べる)   

(2) 「図書館活用法」授業内容の改善 (A) 実習授業の重視と 規模の適正化 ・ 実習授業の拡大 ・ 少人数クラス編成 (2) 「図書館活用法」授業内容の改善 (A) 実習授業の重視と   規模の適正化 ・ 実習授業の拡大 ・ 少人数クラス編成   (実習授業をクラス分け)

(B) 内容の見直し

(3)図書館活用法デジタルコンテンツ 学内だけでなく、広く社会でも図書館利用の知識を共有し、役立ててもらうための試み 図書館ホームページからご覧下さい 大学HP  http://www.meiji.ac.jp/ 図書館HP  http://www.lib.meiji.ac.jp/

(4) 「ゼミツアー」の充実 (A) 教員との連携強化とオプショナル 性の重視 ・ 申し込み用紙の改善 オプショナルメニューの重視 (4)  「ゼミツアー」の充実 (A)  教員との連携強化とオプショナル 性の重視 ・ 申し込み用紙の改善     オプショナルメニューの重視 ・ 教員との綿密な事前の打合せ ・ 教授会でのアナウンス

(B) 出前講義 ・ 教員からの申込 ・ ゼミ、授業時間内に教室内で実施 ・ 出席回数にカウント ・ オプショナルメニュー ・ 教員のフォロー

(C) ゼミ非履修者への手当て(フリーツアー)

4.今後の展開-継続と改善 ・ 図書館員の専門性を高める研修体 制の確立 ・ リテラシー教育施設の拡充 ・ デジタルコンテンツの充実 ・ 図書館員の専門性を高める研修体 制の確立 ・  リテラシー教育施設の拡充 ・  デジタルコンテンツの充実 ・  アンケート調査を分析,公開し,パブ リットコメントを得るシステムの確立

自立した「個」の育成をめざして 図書館リテラシー 図書館の持つ教育力を 教育に活かす 図書館 教育 学生の学習支援 膨大な図書と情報 図書館の持つ教育力を  教育に活かす 図書館 膨大な図書と情報 快適な利用環境 図書館員の専門性 教育 学生の学習支援 教員の教育活動へのサポート 図書館リテラシー