歯を削らなくても食べていける 歯科医院経営 補綴からメインテナンスへのシフト 岐阜県歯科医師会 社会保険委員会 P継診・P総診 歯を削らなくても食べていける 歯科医院経営 補綴からメインテナンスへのシフト 岐阜県歯科医師会 社会保険委員会
メインテナンス 算定医療機関 現状
算定医療機関数上位(郡市別) 不 破 郡 35.71% 関 市 33.33% 瑞 穂 市 30.77% 武 儀 郡 28.57% 不 破 郡 35.71% 関 市 33.33% 瑞 穂 市 30.77% 武 儀 郡 28.57% 瑞 浪 市 28.57% 美濃加茂市 28.57% 大 垣 市 26.51% : 岐 阜 市 22.03%
揖 斐 郡 0.00% 郡 上 郡 0.00% 土 岐 郡 0.00% 吉 城 郡 0.00% 大 野 郡 0.00% 算定医療機関数下位(郡市別) 揖 斐 郡 0.00% 郡 上 郡 0.00% 土 岐 郡 0.00% 吉 城 郡 0.00% 大 野 郡 0.00%
補綴治療とP継診・P総診 との比較例
補綴とP総診の比較例 2年間補管の縛りつき 毎月算定OK! 大臼歯Pd-FCK P総診(20歯以上) 再診料 40点 再診料 40点 大臼歯Pd-FCK P総診(20歯以上) 再診料 40点 再診料 40点 修復点数 707点 指導管理 110点セメント料 22点 歯周組織検査 200点 補 管 150点 歯周基本治療 60点 技工料金 - 280点 40点×5=200点 金属及び 合着材料料 -100点 同月のP処10点 合計 539点 < 620点
従来型のPの治療と P継診・P総診の比較
(従来型のP治療) 1年に1回の初診 初診料 270 270点 再診 40点×16 640点 オルソ 318点 初診料 270 270点 再診 40点×16 640点 オルソ 318点 基本検査 200×6 1200点 除石 (60+40×2)×2 280点 P管理 110×12 1320点 P処 10×14 140点 SRP(55×6+60×4+65×4) 830点 合計 4998点
1年目のP継診・P総診 初診料 270 270点 再診 40点 再診 40点×5 200点 P処 10点 オルソ 318点 P継診 100点 初診料 270 270点 再診 40点 再診 40点×5 200点 P処 10点 オルソ 318点 P継診 100点 基本検査 200×3 600点 基本検査 200点 除石(60+40×2)×2 280点 P管理 110点 P管理110×3 330点 P総診(620×8) P処10×5 50点 4960点 SRP(55×6+60×4+65×4)830点 合計 8298点
2年目のP継診・P総診 再診 40点 P処 10点 オルソ 318点 P継診 100点 基本検査 200点 P管理 110点 P総診 再診 40点 P処 10点 オルソ 318点 P継診 100点 基本検査 200点 P管理 110点 P総診 (620×11) 6820点 合計 7598点
1年に1回の初診(従来型のP治療) 4998点 1年目のP継診・P総診 8298点 2年目のP継診・P総診 7598点 1年に1回の初診(従来型のP治療) 4998点 1年目のP継診・P総診 8298点 2年目のP継診・P総診 7598点
メインテナンスのみでの 医院経営は?
レセプト1枚の平均点数 1212点 13年度岐阜県(社保:含老人) P総診 620点 ×2
Pメインテナンス 実 際
病状安定 病状不安定 P継診 治癒 P総診 従来型のP管理 最終の歯周組織検査 病状安定 病状不安定 P継診 治癒 P総診 従来型のP管理
病状安定とは ●歯周組織の多くの部分は健康を回復 ●一部分に病変の進行が停止し症状が安定してい るとみなされる深い歯周ポケットや、根分岐部 病変の残存や歯の病的動揺が認められる ●全身疾患や高齢など患者の状態により外科的治 療が行えない場合
●最終の歯周組織検査の結果、病状安定 と判定された場合に、病状の安定を維 持するための定期的な治療である 歯周疾患の メインテナンスとは ●最終の歯周組織検査の結果、病状安定 と判定された場合に、病状の安定を維 持するための定期的な治療である
P継診 (歯周疾患継続治療診断料) ⇒ 「検査」100点 社会保険事務局に届出が必要 メインテナンスの必要性を歯周組織検査で確認 メインテナンスが必要かどうかを診断する ⇒ 「検査」100点 社会保険事務局に届出が必要 メインテナンスの必要性を歯周組織検査で確認 メインテナンスに係る診断内容をカルテに記載 継続治療計画書(初回)を作成し患者に交付 メインテナンスが不要と判断された場合は、根拠をカルテに記載し、文書(最終)を作成し患者に交付 次回のP継診は1年以上経過後に算定
P継診 算定に入る前の3つの チェックポイント 1.初診日から3ヶ月以上経過しているかどうか 2.歯周治療を含めた一連の歯科疾患が終了してい るかどうか 3.最終の歯周組織検査から1ヵ月以上経過してい るかどうか
P総診 (歯周疾患継続総合診療料) 9歯以下 310点(210点) 10歯から19歯 450点(270点) 20歯以上 620点(360点) メンテナンスのための検査、指導、歯周基本治療を行う ⇒ 「再診」 9歯以下 310点(210点) 10歯から19歯 450点(270点) 20歯以上 620点(360点)
P総診の算定① P継診算定後月1回算定 病名は「P.P管理中」とする 歯周検査、歯周基本治療、指導管理等を行う P総診を算定した翌月から 4ヵ月以降の算定不可 歯周外科手術の算定不可
P総診の算定② 摘要欄に前回の算定日を記載 (○月○日 P継診又はP総診) P総診算定同日の再診料は算定不可 診療内容をカルテに記載 (○月○日 P継診又はP総診) P総診算定同日の再診料は算定不可 診療内容をカルテに記載 文書(途中)を作成し患者に交付した場合、指導管理のカルテ記載は省略可 歯周疾患以外の治療が必要な場合 摘要欄に疾患の状態を記載
P継診のポイント 歯周治療を含めた一連の歯科疾患が終了している
課 題
620点 満足 Skill↑
課 題 患者満足 算定要件
動機付けやPMTC等 歯周疾患の管理能力の向上 学術・医療管理・社保連携 患者さん101%の満足 動機付けやPMTC等 歯周疾患の管理能力の向上 学術・医療管理・社保連携
まとめ
かかりつけ歯科医機能発揮 歯周疾患治療の質の向上 患者数の増加 可処分所得の増加 メインテナンス導入 かかりつけ歯科医機能発揮 歯周疾患治療の質の向上 患者数の増加 可処分所得の増加 継続的に医院経営の安定に寄与