ISO 21500 改訂に向けた意見 (Guidance on project management) 2018年5月 プロジェクトマネジメント学会 標準化検討委員会
はじめに ISOでは、2012年にISO21500(Guidance on project management)を発行しました。 ISO21500は、プロジェクトマネジメントに関わる国際標準規格として世界各国で活用されています。 現在ISO TC258において、ISO21500の改訂の検討作業が開始されました。今後3年を目処に 内容・構成の見直しを行い、新たなGuidance on project managementとして提供していく予 定となっています。 標準化検討委員会では、この改訂プロジェクトの立ち上げに際し、PM学会員の意見を集約し、 改訂の方向性に関する提案を行うことを計画しています。 提案は日本のTC258国内検討委員会にて審議され、承認されたものがISO TC258に提出され、 審議されます。 次ページ以降、現在ISO TC258が検討している改訂の方向性を提示します。これに対する会員 の皆様の意見、コメントをいただきたく、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。 2018年5月 標準化検討委員会 担当する国の地図を挿入します。
検討にあたって 現行のISO21500は皆様のお手元にあるもの、または、日本規格協会発行の該当規格をご参照下 さい。 検討項目毎に、会員コメント欄を設けています。コメントがある場合には該当欄に記入して下さい。 コメント欄が不足する場合には、ページの追加、またはファイルの添付にて対応して下さい。 コメント終了後は、ファイル名を以下のようにリネームし、下記の送付先まで送付して下さい。 ファイル名: ISO21500_PM学会会員番号_氏名.ppt *添付ファイルがある場合は、上記ファイルと共に圧縮していただき、 ISO21500_PM学会会員番号_氏名.zip で送付して下さい。 送付先: iso21500rv@spm-hq.jp なお、コメント欄に質問等、回答を要求されるコメントをいただいても回答できかねますので、ご了承い ただきますよう、よろしくお願いします。 担当する国の地図を挿入します。
1.改訂の目的について ・今回の改訂は、プロジェクトマネジメントに関連する用語と定義、コンセプト(役割と責任を含む)、およびベネフィットと成果に特に重点を置いた、高水準の記述を提供することを目的とする。 ・この改訂により、現行の標準では記述されていないプロジェクトマネジメントに関わる領域(プログラムマネジメントとの境界部分など)に対処するための規格も提供していく。 コメント □ 支持する □ 支持しない □ 条件付で支持する □ その他( ) (対応するものを■として下さい) ------------------------------------------ (コメント) ・ 担当する国の地図を挿入します。
2.ISO21500の構成について ・現在のISO21500はプロセスベースである。3章がコンセプト、4章がプロセスを記述する構成となっている。 ・改訂の目的を踏まえ、高水準な記述を提供することに重点をおき、改訂版ISO21500は、プロセスベースではなく、説明ベースの記述とする。説明ベースとは、現状の個別プロセスによる記述を割愛し、解説を要する事項を個別に説明するということである。 ・このことは、ISO21503(プログラムマネジメント)やISO21504(ポートフォリオマネジメント)が説明ベースでプロセスベースではないことにも整合できる。 ・現在書かれているプロセスグループと入出力テーブルの説明は、付録として転載することを検討する。 コメント □ 支持する □ 支持しない □ 条件付で支持する □ その他( ) (対応するものを■として下さい) ------------------------------------------ (コメント) ・ 担当する国の地図を挿入します。
3.プロジェクトのスコープについて コメント ・現在のISO21500はプロジェクトのスコープとして、Deliverables/Outputsを作成するまでの記述となっている。 ・改訂版ISO21500は、成果(outcomes)やベネフィット(benefits)に関する記述も含めるべきである。 ・ただし、組織や、プログラム、ポートフォリオとの相対的位置付けを明確にすべきである。特に、プログラムにおけるベネフィットマネジメントとプロジェクトにおけるベネフィットマネジメントの違いを明確にすべきである。 コメント □ 支持する □ 支持しない □ 条件付で支持する □ その他( ) (対応するものを■として下さい) ------------------------------------------ (コメント) ・ 担当する国の地図を挿入します。
4.プロジェクトマネジメントの役割の記述について ・現在のISO21500はプロジェクトマネジメントに関わる役割が、明確には記述されていない。「3.8 ステークホルダー及びプロジェクト組織」の中で、いくつかの役割について述べているだけである。 ・現行、明示的に説明があるのは、プロジェクトマネージャ、プロジェクトマネジメントチーム、プロジェクトチームのみである。 ・改訂版ISO21500では代表的な役割については、記述することを提案する。 ・具体的には、プロジェクトスポンサー、プロジェクトボード又はステアリングコミッティー、デシジョンメーカー、ワークパッケージマネージャー、チームメンバなどである。 コメント □ 支持する □ 支持しない □ 条件付で支持する □ その他( ) (対応するものを■として下さい) ------------------------------------------ (コメント) ・ 担当する国の地図を挿入します。
5.プロジェクトライフサイクルの記述について ・現在のISO21500のプロジェクトライフサイクルの記述は、ハイレベルで概要ベースの記述となっている。また、「プロジェクトライフサイクルは、プロジェクトの開始から終了までに期間にわたる。」という記述があり、プロジェクトの前後の活動に関する記述が含まれていない。 ・現行レベルのハイレベルな概要説明で良いが、時間ベースであること、開始と終了が定義されていること、直接関連するプロジェクトの前後の活動を含んでいること、各フェーズの開始時にデシジョンゲートを有するフェーズで構成されていることであることについても言及すべきである。 コメント □ 支持する □ 支持しない □ 条件付で支持する □ その他( ) (対応するものを■として下さい) ------------------------------------------ (コメント) ・ 担当する国の地図を挿入します。
6.サブジェクトの追加について ・現在のISO21500では、サブジェクトグループはプロセスグループと共に定義されており、「サブジェクト別にプロセスを集めたグループ」と定義されている。これはプロセスをPMに関わるサブジェクト毎にカテゴライズしたものである。 ・改訂にあたり、「プロセスベース」から「説明ベース」に構成を変更する方向としている(項番2)。このことは改めてサブジェクトの定義を明確にする必要があることを意味している。 ・定義を明確にした上で追加すべきサブジェクトを検討すべきである。 -Sustainability; health and safety; security; and environment; -Benefit management; etc. コメント □ 支持する □ 支持しない □ 条件付で支持する □ その他( ) (対応するものを■として下さい) ------------------------------------------ (コメント) ・ 担当する国の地図を挿入します。
7.ISO21500の読者について コメント ・現行は以下が対象読者となっている。 -シニアマネージャ、プロジェクトスポンサー -シニアマネージャ、プロジェクトスポンサー -プロジェクトマネージャ、プロジェクトマネジメントチーム、プロジェクトチームのメンバ -国家又は組織の規格の開発者 ・以下を追加する。 -ポートフォリオやプログラムに関わる要員 -プロジェクト、プログラム、ポートフォリオマネジメントに関わる研究者 コメント □ 支持する □ 支持しない □ 条件付で支持する □ その他( ) (対応するものを■として下さい) ------------------------------------------ (コメント) ・ 担当する国の地図を挿入します。
8.その他 ISO21500改訂に関連し、前記のトピックス以外にコメントがある場合は以下にご記入下さい。 コメント ・ 担当する国の地図を挿入します。