ISO 改訂に向けた意見 (Guidance on project management)

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受付番号 平成 23 年度 東北復興に向けた地域ヘルスケア構築推進事業 (被災地域における医療・介護周辺サービスの提供拠点整備の推進及び医療情報 等の共有システムの推進のための調査事業) 提案書 事業区分 イ-2:被災地における医療情報等の共有等を可能にするシステム の推進の調査事業 (被災地での地域医療提供体制の再構築のための情報通信技術の活用の在り方、
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1 ( 様式8 ) 提案書雛型ア 資料2 - 1 (提案者名を記載) ○○○○ 受付番号 ア.地域見守りサービス創出における調査 平成 23 年度医療・介護等関連分野における規制改革・産業創出実証事業 ( IT 等を活用した医療・介護周辺サービス産業創出調査事業) 提案書 (提案事業のタイトルを記載:
研修記録シートは、研修受講前後を通して、各自の理解度を把握し、研修による学習効果の向上と学習後の ポイントを焦点化し、継続的な資質向上に役立てる目的として使用します。 このシートは3種類あり、それぞれ記入者が設定されています。 研修記録シート1(目標) 研修記録シート2(評価) 受講者 管理者等 受講者.
地方航空路線活性化プログラム 提案書 提案名: ○○ 提案者: ○○ 代表者(提案責任者): ・組織名: ○○ ・住 所: ○○ ・担当者: ○○ ・連絡先: TEL 整理番号: 様式1.
1業務の実施方針等に関する事項 【 1.1 調査内容の妥当性、独創性】  事業の基本方針、目的及び調査内容 記述内容 ・仕様書を踏まえて、本事業の基本方針、目的について具体的に記述する。 ・仕様書を踏まえて、本事業の内容について具体的に記述する。 ・当局が提示した内容以外に、当該事業を効果的・効率的に実施するための新たな提案がある場合、その内容を具体的に記述する。
平成26年度「浪江町 タブレットを利用したきずな再生・強化事業(システム設計・開発)」 ( 様式6 ) 提案書雛型 (提案者名を記載) ○○○○ 受付番号 平成 26 年度「浪江町 タブレットを利用したきずな再生・強化事業(システム設計・開 発)」 企画提案書.
応募方法 STEP_1 新規事業提案シー ト 作成 所定のシート (P.4-P.9) を利用し、新規事業提案シートを作成してください。 適宜 P.10 以降の記入方法補足を参照してください。 STEP_2応募申込み 下記の応募申込フォーム URL より所定項目入力の上、ご応募してください。 ※共同(チーム)提案の場合は、代表者の方のみご応募ください。
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 「逆止弁」の要求仕様
プログラムNo.:論文タイトル(必ず書いてください)
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 破断試験の計測準備
(提案者名を記載) ○○○○ 平成22年度「医療情報化促進事業」 提案書 (様式8) 提案書雛型ア、イ及びウ
資料1-4 平成27年度 第1回技術委員会 2015年度技術委員会の目標と 検討項目(案)
第16回 テレワーク推進賞 応募フォーム 記入日 : 年 月 日 応募企業・団体 基本情報 企業・団体名称 業種 ふりがな 従業員数
ディスカッションの進め方 【1】 テーマの提示 (約5分) 【2】 ディスカッション(約30分)
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 原子炉建屋に対する外部事象の調査
プログラムNo.:論文タイトル 氏名1(所属1),氏名2(所属2),…
パッケージソフトウェア利用コンピュータシステム構築委託契約書 パッケージソフトウェア、OS、第三者ソフトウェアの使用許諾契約
□糖尿病モデル  □健康改善モデル  (あてはまるものに☑) 【事業名】 【代表団体名】 【記載上の留意点】
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 「熱流動解析および水素濃度解析」の要求仕様
構成管理 構成管理とは、ソフトウェア開発に於ける成果物をある時点で凍結し、 以降の変更を管理する事をいう
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【3.6 実証実験を進める上での課題、明らかにしたい事項】
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長期滞在型テレワークの誘致及び導入検討調査
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年度出版の著作賞のエントリーを募集します
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「北九州でIoT」 応募申込書 ≪申込者概要≫ ★は記載必須項目 ★選択テーマ 【 】(以下①~④のいずれかを記入してください)
「沖縄におけるスポーツサイエンスの拠点化に向けた
本フォーマットに従い、提案する研究開発の説明資料を作成してください。
「はじめてのADaM」 パブリックレヴューについて
専用サービス利用権譲渡承認請求書 受付年月日 平成 年 月 日 受付時間 午前・午後 時 分 受付管理番号 東日本電信電話株式会社
(提案事業のタイトルを記載:80文字以内) ○○○○○○○○○○○○ (提案者名を記載) ○○○○
「地域経済産業活性化対策調査(沖縄市が整備するアリーナ施設を核としたまちづくり等に関する基礎調査)」
(1)応募作品 企業名:******** 拠点名称:********** 住所:************** 申請登録番号:190101
事業区分: 課題調査事業 コンソーシアム等名称: ○○ 事業名: △△ 代表団体名: □□ 参加団体: ▲▲、■■ 協力団体: ●●、◎◎
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 電気・計装現地工事の施工設計(現場調査も含む)
1業務の実施方針等に関する事項 【1.1調査内容の妥当性、独創性】
専用サービス利用権譲渡承認請求書 受付年月日 平成 年 月 日 受付時間 午前・午後 時 分 受付管理番号 東日本電信電話株式会社
資料2-1 地球温暖化対策実行計画の改定について 1 地球温暖化対策実行計画の改定の必要性について 3
単独事業者での応募にあたっては、コンソーシアム等名称、参加団体の記入は必要ありません。 事業区分: 課題調査事業 コンソーシアム等名称:
1業務の実施方針等に関する事項 【1.1事業実施の基本方針、業務内容等】
資料提出の際には本ページを削除してください。 プレゼンテーション、およびプレゼンテーション資料に関する注意点
人工知能技術適用によるスマート社会の実現 ○○テーマ
研究開発名称 (対象とする技術のイラストや図) 提案者:○○株式会社 研究開発の概要 概算経費
本フォーマットに従い、提案する研究開発の説明資料を作成してください。
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 実機大収納缶の健全性確認試験の計画
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 薬品配管施工設計・保守点検架台製作
上位構造共通マネジメントシステム規格 May 6,2012 YONETO QM OFFICE.
<限定地域での無人自動運転移動サービス>
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 試験体の製作
(別紙1) 提案書雛型 令和元年度 沖縄型テレワーク実装推進調査 ー提案書ー                        (日付)                        (企業名)                        (連絡先等)
【1 事業の内容及び実施方法】 1.1. 事業内容(実施方法を含む) 3方向地震入力の検討条件の設定
調査項目:(事業環境/健康投資/品質評価から選択) コンソーシアム等名称:
第一種指定電気通信設備の機能の変更又は追加に関する計画へのご意見受付
研究開発名称 (対象とする技術のイラストや図) 提案者:○○株式会社 研究開発の概要 概算経費
第20回 テレワーク推進賞 応募フォーム (促進部門)
最近の中国動向(税に関して気をつけておきたいこと)
日本規格協会発行 定価8,500円 ISO22000:2018 解説本付き
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ISO 21500 改訂に向けた意見 (Guidance on project management) 2018年5月 プロジェクトマネジメント学会  標準化検討委員会

はじめに ISOでは、2012年にISO21500(Guidance on project management)を発行しました。 ISO21500は、プロジェクトマネジメントに関わる国際標準規格として世界各国で活用されています。 現在ISO TC258において、ISO21500の改訂の検討作業が開始されました。今後3年を目処に 内容・構成の見直しを行い、新たなGuidance on project managementとして提供していく予 定となっています。 標準化検討委員会では、この改訂プロジェクトの立ち上げに際し、PM学会員の意見を集約し、 改訂の方向性に関する提案を行うことを計画しています。 提案は日本のTC258国内検討委員会にて審議され、承認されたものがISO TC258に提出され、 審議されます。 次ページ以降、現在ISO TC258が検討している改訂の方向性を提示します。これに対する会員 の皆様の意見、コメントをいただきたく、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。 2018年5月 標準化検討委員会 担当する国の地図を挿入します。

検討にあたって 現行のISO21500は皆様のお手元にあるもの、または、日本規格協会発行の該当規格をご参照下 さい。 検討項目毎に、会員コメント欄を設けています。コメントがある場合には該当欄に記入して下さい。 コメント欄が不足する場合には、ページの追加、またはファイルの添付にて対応して下さい。 コメント終了後は、ファイル名を以下のようにリネームし、下記の送付先まで送付して下さい。     ファイル名: ISO21500_PM学会会員番号_氏名.ppt      *添付ファイルがある場合は、上記ファイルと共に圧縮していただき、             ISO21500_PM学会会員番号_氏名.zip        で送付して下さい。     送付先:  iso21500rv@spm-hq.jp         なお、コメント欄に質問等、回答を要求されるコメントをいただいても回答できかねますので、ご了承い ただきますよう、よろしくお願いします。 担当する国の地図を挿入します。

1.改訂の目的について ・今回の改訂は、プロジェクトマネジメントに関連する用語と定義、コンセプト(役割と責任を含む)、およびベネフィットと成果に特に重点を置いた、高水準の記述を提供することを目的とする。 ・この改訂により、現行の標準では記述されていないプロジェクトマネジメントに関わる領域(プログラムマネジメントとの境界部分など)に対処するための規格も提供していく。 コメント  □ 支持する  □ 支持しない   □ 条件付で支持する  □ その他(        ) (対応するものを■として下さい) ------------------------------------------ (コメント) ・ 担当する国の地図を挿入します。

2.ISO21500の構成について ・現在のISO21500はプロセスベースである。3章がコンセプト、4章がプロセスを記述する構成となっている。 ・改訂の目的を踏まえ、高水準な記述を提供することに重点をおき、改訂版ISO21500は、プロセスベースではなく、説明ベースの記述とする。説明ベースとは、現状の個別プロセスによる記述を割愛し、解説を要する事項を個別に説明するということである。 ・このことは、ISO21503(プログラムマネジメント)やISO21504(ポートフォリオマネジメント)が説明ベースでプロセスベースではないことにも整合できる。 ・現在書かれているプロセスグループと入出力テーブルの説明は、付録として転載することを検討する。 コメント  □ 支持する  □ 支持しない   □ 条件付で支持する  □ その他(        ) (対応するものを■として下さい) ------------------------------------------ (コメント) ・ 担当する国の地図を挿入します。

3.プロジェクトのスコープについて コメント ・現在のISO21500はプロジェクトのスコープとして、Deliverables/Outputsを作成するまでの記述となっている。 ・改訂版ISO21500は、成果(outcomes)やベネフィット(benefits)に関する記述も含めるべきである。 ・ただし、組織や、プログラム、ポートフォリオとの相対的位置付けを明確にすべきである。特に、プログラムにおけるベネフィットマネジメントとプロジェクトにおけるベネフィットマネジメントの違いを明確にすべきである。 コメント  □ 支持する  □ 支持しない   □ 条件付で支持する  □ その他(        ) (対応するものを■として下さい) ------------------------------------------ (コメント) ・ 担当する国の地図を挿入します。

4.プロジェクトマネジメントの役割の記述について ・現在のISO21500はプロジェクトマネジメントに関わる役割が、明確には記述されていない。「3.8 ステークホルダー及びプロジェクト組織」の中で、いくつかの役割について述べているだけである。 ・現行、明示的に説明があるのは、プロジェクトマネージャ、プロジェクトマネジメントチーム、プロジェクトチームのみである。 ・改訂版ISO21500では代表的な役割については、記述することを提案する。 ・具体的には、プロジェクトスポンサー、プロジェクトボード又はステアリングコミッティー、デシジョンメーカー、ワークパッケージマネージャー、チームメンバなどである。 コメント  □ 支持する  □ 支持しない   □ 条件付で支持する  □ その他(        ) (対応するものを■として下さい) ------------------------------------------ (コメント) ・ 担当する国の地図を挿入します。

5.プロジェクトライフサイクルの記述について ・現在のISO21500のプロジェクトライフサイクルの記述は、ハイレベルで概要ベースの記述となっている。また、「プロジェクトライフサイクルは、プロジェクトの開始から終了までに期間にわたる。」という記述があり、プロジェクトの前後の活動に関する記述が含まれていない。 ・現行レベルのハイレベルな概要説明で良いが、時間ベースであること、開始と終了が定義されていること、直接関連するプロジェクトの前後の活動を含んでいること、各フェーズの開始時にデシジョンゲートを有するフェーズで構成されていることであることについても言及すべきである。 コメント  □ 支持する  □ 支持しない   □ 条件付で支持する  □ その他(        ) (対応するものを■として下さい) ------------------------------------------ (コメント) ・ 担当する国の地図を挿入します。

6.サブジェクトの追加について ・現在のISO21500では、サブジェクトグループはプロセスグループと共に定義されており、「サブジェクト別にプロセスを集めたグループ」と定義されている。これはプロセスをPMに関わるサブジェクト毎にカテゴライズしたものである。 ・改訂にあたり、「プロセスベース」から「説明ベース」に構成を変更する方向としている(項番2)。このことは改めてサブジェクトの定義を明確にする必要があることを意味している。 ・定義を明確にした上で追加すべきサブジェクトを検討すべきである。   -Sustainability; health and safety; security; and environment; -Benefit management; etc. コメント  □ 支持する  □ 支持しない   □ 条件付で支持する  □ その他(        ) (対応するものを■として下さい) ------------------------------------------ (コメント) ・ 担当する国の地図を挿入します。

7.ISO21500の読者について コメント ・現行は以下が対象読者となっている。 -シニアマネージャ、プロジェクトスポンサー   -シニアマネージャ、プロジェクトスポンサー   -プロジェクトマネージャ、プロジェクトマネジメントチーム、プロジェクトチームのメンバ   -国家又は組織の規格の開発者 ・以下を追加する。   -ポートフォリオやプログラムに関わる要員   -プロジェクト、プログラム、ポートフォリオマネジメントに関わる研究者 コメント  □ 支持する  □ 支持しない   □ 条件付で支持する  □ その他(        ) (対応するものを■として下さい) ------------------------------------------ (コメント) ・ 担当する国の地図を挿入します。

8.その他 ISO21500改訂に関連し、前記のトピックス以外にコメントがある場合は以下にご記入下さい。 コメント ・ 担当する国の地図を挿入します。