【視点2】社会構造の変化とグローバル化と 文化の変容 7-12回

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情報科指導法Ⅰ 第 15 回 模擬授業と総括. 自由利用マーク 文化庁 2003 年~ プライバシーマーク.
キー・コンピテンシーと生きる 力 キー・コンピテンシー – 社会・文化的,技術的道具を相互作用的に活用する力 – 自律的に行動する力 – 社会的に異質な集団で交流する力 生きる力 – 基礎・基本を確実に身に付け,いかに社会が変化しようと, 自ら課題を見つけ,自ら学び,自ら考え, 主体的に判断 し,行動し,よりよく問題を解決する資質や能力.
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【視点2】社会構造の変化とグローバル化と 文化の変容 7-12回 【視点2】社会構造の変化とグローバル化と 文化の変容 7-12回 7.情報通信技術とコミュニティの変化     ~地域社会と機能別コミュニティ 8.インターネットコミュニティの特性 9. グローバル化と国際化     ~デジタルディバイドと社会の分断 10.文化のグローバル化と地域化 11.英語による情報と文化の支配 12.英語による情報と文化の支配2

情報文化3/4回目 情報通信技術とコミュニティ 情報文化3/4回目 情報通信技術とコミュニティ 2009/4/28,5/12 7. 情報通信技術とコミュニティの変化 文化 culture 社会を構成する人々によって習得・共有・伝達される行動様式ないし生活様式 言語・習俗・道徳・宗教・制度など 個別文化は独自の価値を持つ       文化の基盤となるコミュニティ(地域共同体)の変化 地域コミュニティ 機能別コミュニティ インターネットコミュニティ   4. グローバル化 辞書の情報の定義  情報文化では、辞書の情報の定義の範囲より広い 辞書の文化の定義  情報文化では、辞書の文化の定義の範囲より広い 情報文化における情報と文化の捉え方を次に示す

地域社会 地域社会 約 12,300,000 件 2017/6/1 &NPO 約 777,000 件 &ボランティア 約 682,000 件 地域社会     約 12,300,000 件 2017/6/1 &NPO 約 777,000 件 &ボランティア  約 682,000 件 地縁関係に基づく集団が形成する、仕組みや関係性の総体である。 →地理的な枠組みが基本

地域コミュニティ 地域コミュニティ 約 5,450,000 件 &NPO 約 2,010,000 件 地域コミュニティ 約 5,450,000 件 &NPO      約 2,010,000 件 &ボランティア 約 1,550,000 件 住民相互の交流が行われている地域社会、あるいはそのような住民の集団を指す。Wikip.:一般的な意味 住民の集団を指す傾向が強い(地域における活動集団) 地域社会と地域コミュニティ ほとんどの場合置き換え可能であるが、無意識に使い分けられている傾向がある。

情報文化3/4回目 情報通信技術とコミュニティ 情報文化3/4回目 情報通信技術とコミュニティ 2009/4/28,5/12 1.コミュニティ community 共同体 コミュニティ 生活の共同性がいちじるしい社会集団 原始共同体,村落共同体というように歴史学的概念として使われることが最も多い 。 住民の手段。町内会。 society 社会 ソサエティ 394,000(2016),870,000(2015)  ソサイエティ 381,000(2016),1,390,000(2015)  複数の人びとが持続的に一つの共同空間に集まっている状態,またはその結びつき。 人を全体としてとらえた社会/市民社会(自発性) コミュニティとの対比で考える方が考えやすい インターネットコミュニティの概念には 工業社会の変化も含まれる(少し飛躍がある)

アソシエーション association  機能社会 コミュニティと対置する概念 【R.M.マッキーバー,1917】 いろいろな関心にもとづいて成立する利害関係的集団 【松原治郎,世界大百科事典2版】

インタネット上の社会にはコミュニティが使用される インターネットコミュニティ 共同性がいちじるしい 1,050,000 件(2017), 438,000(2016) 2,820,000件(2015), 142,000(2014) インターネットソサエティ 約 257,000 件(2017), 379,000(2016) 387,000件(2015), 2,350(2014) 国際的なインターネット関係者の集まり 持続的に一つの共同空間に集まっているソサエティ ではない

情報文化3/4回目 情報通信技術とコミュニティ 情報文化3/4回目 情報通信技術とコミュニティ 2009/4/28,5/12 2.コミュニティの変化 地域社会 特定の地理的な地域コミュニティ 1960年(昭和35年)以降地域社会の様相が変化 機能別コミュニティ 機能別社会の出現 地域社会(共同性)の弱体化 地域コミュニティ → 地域社会再形成を含む インターネットコミュニティ 情報通信技術が実現したコミュニティ バーチャルコミュニティ  電子コミュニティ/Webコミュニティ

情報文化3/4回目 情報通信技術とコミュニティ 情報文化3/4回目 情報通信技術とコミュニティ 2009/4/28,5/12 3. 地域社会 ① コミュニティーとしての地域共同体 自然的契機 (血縁,地縁など) にもとづいて成立する集団 地理的な枠組みが基本となる社会的共同体 地域社会, 村落共同体

地域社会 ② 構成員の意識 (1) 市民としての自主性と主体性と責任の自覚 自主性:自分の判断で実行する 主体性:自分の意志で行為を行う(行動の判断を含む) (2) 地域への帰属意識 (3) 共通の行動を行おうとする態度 春・夏・秋・神社の祭り、子供会、 運動会、正月行事 (4) 人々が一致して地域集団活動を展開させるとき力を発揮   災害復旧、ボランティア活動 【松原治郎,世界大百科事典2版】

情報文化2回目 情報通信技術の人間/社会への影響 情報文化2回目 情報通信技術の人間/社会への影響 2019/4/15 地域社会 ③ 地域共同体の特性 (1) 同じ場所に住んでいる個人や家族が生活を通じて幅広いコミュニケーションを行なっている 生産、消費、労働、教育、医療、祭りなど生活に必要な複数の機能を含む 相互扶助の意味が含まれる

情報文化3/4回目 情報通信技術とコミュニティ 情報文化3/4回目 情報通信技術とコミュニティ 2009/4/28,5/12 地域共同体の特性 (2)言語による対面のコミュニケーション 個-個のコミュニケーション 家族-家族のコミュニケーション (3)非言語表現による対面のコミュニケーション 表情、身振り、挨拶 言語によるトラブルが生じても人間関係が保持 (4)相手が特定できるコミュニケーション 個人・家族の情報 (5)継続性があるコミュニケーション

情報文化3/4回目 情報通信技術とコミュニティ 情報文化3/4回目 情報通信技術とコミュニティ 2009/4/28,5/12 4.機能別コミュニティ 産業革命以降社会機能が分化(工業社会) 生産、流通、消費、教育などの機能が分化 農業、漁業、林業、鉱業、金融、建設 サービス、医療、宿泊、行政、NPO、町会、同好会 機能に特化したコミュニティの出現 実態を伴った機能別コミュニティ 企業のような組織共同体の成立 機能的コミュニティ・関係的コミュニティ 多様なコミュニティへの参加

機能別コミュニティ マスメディアによる情報発信 遠隔の不特定多数の人に同一の情報を伝達 機能別コミュニティの活動を支える 非対面1方向コミュニケーションの成立 地縁・血縁の機能の弱体化 人と人とのコミュニケーションの減少 人間関係の希薄化、家族の孤立化 相互扶助・隣組の絆意識の希薄化

機能別コミュニティ インターネットコミュニティ 究極の機能別コミュニティ 時空間の制限から解放された機能別コミュニティ 次回(8回目)

情報文化3/4回目 情報通信技術とコミュニティ 情報文化3/4回目 情報通信技術とコミュニティ 2009/4/28,5/12 4.地域社会と国家と文化 国民国家 コミュニケーションの統一された場所 国とは複合的な民族から構成された国民国家 国民の概念 同じ文字を読む体験をとおして結びついた想像の共同体 言語文化の意識的な均質化 15世紀の印刷技術の発明(産業革命以前) 言語文化圏の確立に寄与 Morocco アラビア語+フランス語  インターネットはフランス語  文化はアラビア語で保持

民族国家 地域社会の延長は民族国家 文化の基盤となる社会

Q7 地域社会の特徴を5つ挙げてください

Q2-6 http://is.nuis.jp/ic/ Q2-6  http://is.nuis.jp/ic/ 項目別に記述 自分がどのような影響を受けていると考えるか 今後どう対応して行けば良いと考えるか 3回 情報技術から生みだされた新しい生活/行動様式  4回 情報技術が個人の情報処理行動に与える影響(4回目) 5回 情報技術から生みだされた新しい社会様式(5回目) 6回 人間と情報技術の役割

III.情報技術から生みだされた 新しい生活様式/行動様式(文化) ~利便性の追求と時空間の拡大 情報文化2回目 情報通信技術の人間/社会への影響 2019/4/15 III.情報技術から生みだされた 新しい生活様式/行動様式(文化) ~利便性の追求と時空間の拡大 1.利便性の追求 2.時空間の拡大 3.忙しい行動様式(生活様式) 4.情報の発信ができる行動様式 5.膨大な情報が利用できる行動様式 6.人間関係の希薄化 7.脳機能の拡大 8.生涯学習 9.考える時間の増加 10.クラウドソーシング

情報文化2回目 情報通信技術の人間/社会への影響 情報文化2回目 情報通信技術の人間/社会への影響 2019/4/15 Q. 3回目 Q1  「情報技術から生みだされた新しい行動様式」の中で、自分自身が最も大きな影響を受けている様式を2つ選択し、影響をうけるようになった理由を考察しなさい。 Q2 選択した様式から具体的にどのような影響を受けていると思われるか考察しなさい。 Q3 今後,影響を受けているそれらの様式にどのように向き合っていけば良いと考えられるか記述しなさい。 Q4  取り上げた以外で自分が影響を受けている新しい生活様式や行動様式があれば記述してください。

IV.情報技術が個人の 情報処理行動に与える影響 ~選択行動と情報の断片化 情報文化2回目 情報通信技術の人間/社会への影響 2019/4/15 IV.情報技術が個人の 情報処理行動に与える影響 ~選択行動と情報の断片化 1.選択行動 2.画一化情報の利用 3.思考・情報の断片化 4.皮相的な判断 5. ランキング情報の利用 6.外付け脳 ・7.人工知能 ・8.ライフログ ×考える ×知識ベース

Q. 4回目 Q1 「情報技術から生みだされた新しい情報処理行動様式」の中で、自分自身が最も大きな影響を受けている様式を2つ選択しなさい。 1.選択行動 2.画一化情報の利用 3.思考・情報の断片化 4.皮相的な判断 5. ランキング情報の利用 6.外付け脳 Q2 選択した2様式からそれぞれ具体的にどのような影響を受けていると思われるか記述しなさい。 Q3今後,影響を受けているそれらの様式にどのように向き合っていけば良いと考えられるか記述しなさい。

V.情報技術から生みだされた 新しい社会様式 ~社会の効率化と管理/監視社会 情報文化2回目 情報通信技術の人間/社会への影響 2019/4/15 V.情報技術から生みだされた 新しい社会様式 ~社会の効率化と管理/監視社会 新らしい社会様式 1.効率を優先した社会 2.管理社会 3.監視社会 4.情報公開 5.ビッグデータの利用

Q1 新しい社会様式は受け入れざるを得ない状況です。個人としてどのように新しい様式に向き合えば良いと思われるか、以下から1項目を選んで対応を記述してください。 1.効率を優先した社会 2.管理社会 3.監視社会 4.情報公開 5.ビッグデータの利用 6. 番号法 Q2 隣の人と相談してQ1、Q2の対応策を、両者が納得できる内容に修正しなさい。Max3人 取り上げた項目が一致しない場合は、相手からコメントをもらって修正してください。 Q. 5回目

情報文化2回目 情報通信技術の人間/社会への影響 情報文化2回目 情報通信技術の人間/社会への影響 2019/4/15 VI. 人間と情報技術の役割 情報技術(コンピュータ)が人に優る点 演算:情報処理速度 演算:処理エラーが無い 記憶:大量の記憶 人間にしかできないこと 目的や意志を持つこと 判断すること 学習すること・考えること 創造すること コンピュータは処理手順を書けないと作業ができない

情報文化2回目 情報通信技術の人間/社会への影響 情報文化2回目 情報通信技術の人間/社会への影響 2019/4/15 Q. 6回目A Q1 情報技術が私たちの生活様式や行動様式(3回目)/情報処理行動(4回目)/ 社会様式(5回目)に大きな影響をもたらしています。人間と情報技術の役割を考慮して、今後情報技術とどのように向き合っていけば良いと考えますか? 可能な限り、「自分・考える・知識・複数」のキーワードを含めてください。 Q2 情報技術がさらに進歩すると10年後どのような社会になっていると思いますか?将来の社会で重要になると思われる個人の能力や知識をあげてください。