© Yukiko Abe 2013 All rights reserved 労働経済学 第1週 安部由起子 © Yukiko Abe 2013 All rights reserved
© Yukiko Abe 2013 All rights reserved 女性労働力の活用と日本経済 女性の労働力を活用することが、日本の経済成長には重要である Goldman-Sachsのレポート APEC Women and the Economy Summit The Global Gender Gap Index 2012 rankingsによれば、日本のランクは135か国中101位。 © Yukiko Abe 2013 All rights reserved
© Yukiko Abe 2013 All rights reserved 日本の女性就業率と国際比較 年齢階級別の就業率を計算 就業率の定義は、 (労働力率とは別の概念なので注意) 年齢階級別に計算する(年齢によって就業率が異なることが多いため)。 © Yukiko Abe 2013 All rights reserved
© Yukiko Abe 2013 All rights reserved 日本については、地域別にプロット 都市部:東京・神奈川・千葉・埼玉・京都・大阪・兵庫 (次ページ:青) 日本海側: 山形・新潟・富山・石川・福井・鳥取・島根 (次ページ:赤) それ以外 © Yukiko Abe 2013 All rights reserved
© Yukiko Abe 2013 All rights reserved 地域の区分:地図上で © Yukiko Abe 2013 All rights reserved
© Yukiko Abe 2013 All rights reserved 女性の年齢階級別就業率、2010年 データ出所:OECD, 総務省(国勢調査) © Yukiko Abe 2013 All rights reserved
© Yukiko Abe 2013 All rights reserved 女性就業率の地域差の大きさ 日本では女性の就業率が低いと捉えられているが、実は、日本海側地域においては、就業率が高いとされる国と同程度の就業率となっている。 国際比較と同程度の、国内における地域差が存在。 とりわけ、都市部において就業率が低い。 © Yukiko Abe 2013 All rights reserved
© Yukiko Abe 2013 All rights reserved 属性(学歴・配偶関係)別の状況 全国を6地域に分ける (1)東京近郊(埼玉・千葉・神奈川): Suburban Tokyo (2)東京: Tokyo (3)日本海側(山形・新潟・富山・石川・福井・鳥取・島根): Northern Coast (4)中部(岐阜・愛知・三重): Chubu (5)関西(京都・大阪・兵庫): Kansai (6)上記以外 : Other 学歴: 高卒または短大卒(Senior high school or Junior college)、大卒以上(University) © Yukiko Abe 2013 All rights reserved
© Yukiko Abe 2013 All rights reserved 学歴別・男女別の就業率の地域差 女性 男性 Abe (2013) 、データは2007年就業構造基本調査(総務省) © Yukiko Abe 2013 All rights reserved
© Yukiko Abe 2013 All rights reserved 子どもをもつ有配偶女性に限ると 就業率 正規雇用就業率 Abe (2013) 、データは2007年就業構造基本調査(総務省) © Yukiko Abe 2013 All rights reserved
© Yukiko Abe 2013 All rights reserved 日本における女性就業の地域差 日本海側の就業率が高いのは、子どもをもつ有配偶女性が正規雇用で働く割合が高いからである。 (スライドには示されていないが)無配偶女性や、有配偶女性の非正規雇用には、地域差は小さい。 © Yukiko Abe 2013 All rights reserved
なぜ日本海側では女性の就業率が高いのか?:仮説 男性の所得が低いから 3世代同居が多いから 保育所が整備されているから(日本海側地域には待機児童はいない) 女性が働く職場があるから 女性が働くことに地域社会が前向きだから 周りがみんな働いていると、それと違った行動はとりにくいから © Yukiko Abe 2013 All rights reserved