7つの教会への イエスのメッセージ 2019年第1期3課 1月19日
神様がどのようにアジアの(多くの教 会の中から)7つの特定の教会の資質 を将来の教会史を示すために用いられ たかは驚くべきことです。 メッセージはユダヤ式に対になってい ます。最初と7番目、2番目と6番目、 3番目と5番目、そして4番目は倍の長 さを持って(教会史の中の暗黒時代を 描写して)いました。 それぞれのメッセージが次のような構 造を持っていました。 エペソ ラオデイキア スミルナ フィラデルフィア ペルガモン「 サルデイス テイアテイラ イエス様が紹介されて いる 教会が評価されている 強さ 弱さ 助言 召しと約束 (*) (*) 最初の3つの教会は (1) 聞くようにとの召しと (2) 約束が与えられました。 最後の4つの教会は (1) 約束と (2) 聞くようにとの召しが与えられました。
ユスティニアヌスが法王に政治的 権威を与えるまで スミルナとペルガモンにある教会への メッセージ エペソ 31 100 スミルナ 323 ペルガモン 538 テイアテラ 1517 サルデイス 1798 フィラデルフィア 1844 ラオデキア … ヨハネの死まで コンスタンティヌスの回心まで ユスティニアヌスが法王に政治的 権威を与えるまで ルーターの改革まで 法王が 投獄されるまで 2,300日の終わり まで 最後まで
スミルナ 「スミルナにある教会の御使に、こう書き送りなさい。『初めであり、終わりである者、死んだことはあるが生き返った者が、次のように言われる。」(黙示録 2:8) スミルナの教会は殉教者の教 会です。 皇帝を拝むことを拒 む者は誰でも投獄され殺され ました。 クリスチャンはヨハネの死か らコンスタンティヌスの戴冠 までの、デイオクレテイアヌス とガレリウスの戴冠までの10 年間にわたり(303-313AD) 厳しく迫害されました。 イエス様はこの教会について は何の弱点も明示してはいま せん。彼は各世紀の クリス チャン達を励ました助言を与 えています。 「あなたの受け ようとする 苦しみを恐れ てはならない。 死に至るま で忠実であれ。 そうすれ ば、いのちの冠を 与えよ う。」(黙示録 2:10)
「鋭いもろ刃のつるぎを持っているかたが、次のように言われる。」 (黙示録 2:12) ペルガモン 「鋭いもろ刃のつるぎを持っているかたが、次のように言われる。」 (黙示録 2:12) ペルガモンにおいて、紀元前29年に生存 する皇帝が初めて崇拝された。そこでは、 アスクレピオスの神も崇拝されていた。 クリスチャン達はもし商業活動に携わる ことを望むのであれば皇帝に香を焚き 不道徳な儀式に参加しなければなりません でした。教会の中のある人々達(バラムや ニコライ派の人々)はそうすることが正し いと教えていました。イエス様は彼らに悔 い改めの機会を与えられます。もし、そう しなければ、彼らは彼の口から出る鋭い つるぎで罰せられます。 教会の強さは4世紀から6世紀にかけて 教義的にも霊的に衰えました。 彼らは 今日の私たちと同じく命のパン(隠れた マナ)を必要としていました。
テイアテイラにある教会へのメッセージ 「『燃える炎のような目と光り輝くしんちゅうのような足とを持った 神の子が、次のように言われる。」 (黙示録 2:18) テイアテイラでは、職人たちは同業者団体に所属 するために異教の神殿の儀式に携わらなければ なりませんでした。教会の指導者達は クリスチャン達に妥協を促しました。「彼らは 黙示録で「イゼベル」と呼ばれています。 中世の間、無知な群衆達は宗教的に熱心でしたが(2:19)、 教会の指導者たちはキリスト教の信仰を堕落させていました。 紀元538年に、帝国は彼らに権威を与えました。彼らはキリスト の執り成しを人間の執り成しに置き換え、救いは働きによって 獲得し買い求めることが 出来ると教えました。 しかしながら、ある人達は真実 を求めて従いました。 (例えば ワルデンセスの人々のように [2:24-25])。勝利を得る者たちに はイエスキリストの真の権威に より約束されています。
「『神の七つの霊と七つの星とを持つかたが、次のように言われる。わたしはあなたがたのわざを 知っている。すなわち、あなたは、生きていると いうのは名だけで、実は死んでいる。」 (黙示録 3:1) サルデイスにある教会へのメッセージ サルデイスは安全な都市と考えられていまし た。何故なら到達しえない丘の上にあった からです。そのため、その市の怠慢な住民 たちは見守ることをしませんでした。 1517年に改革は真実を高く掲げました。 不幸なことに、1565年から1740年の間に、 改革されていた教会は形式的な活気のない 教会に落ちぶれてしまいました。 清教徒の父たちはヨーロッパで失われた自由を享受するため にアメリカに逃れました。イエスキリストは私たちの霊的 生活を妥協させることをしないように警戒しつつ、成長する ようにと励ましています。 彼は私たちに霊的崇高 さを求め私たちの信仰 を純潔に保つよう求め られます。 彼は私たち に白い衣を与えようと しておられます。
フェラデルフィアにある教会へのメッセージ 『聖なる者、まことなる者、ダビデのかぎを持つ者、開けばだれにも閉じられることなく、閉じられればだれにも開かれることのない者が、次のように言われる。」 (黙示録 3:7) フィラデルフィアは紀元17年に地震によって破壊され、 テイべりウスにより建て直された小さな都市でした。 ユダヤ人たちはそこのクリスチャンたちを悩まし ました。 18世紀末までには大いなる宗教的リバイバルが始 まっており、19世紀半ばまで続きました。 キリストの再臨が主要な話題となることが予言されてい ました。 (3:10) この教会に対する譴責はありません。しかし、天の聖所 の新しい真理である「開かれた戸」が新たに垣間見られ ます。 私たちは私たちの持っている物を 大切にするようにと励まされて います。イエス様は彼の品性を私 達のうちに置かれ、私たちは彼と ともに永遠に生きることになりま す。
ラオデイキアのクリスチャン 信仰 (1 ペテロ 1:7) 金 救いと義 (イザヤ 61:10) 白い衣 霊的理解力 (エペソ 1:17-18) 目薬 「『アアメンたる者、忠実な、まことの証人、神に造られたものの根源である方が、次のように言われる。」 (黙示録 3:14) ラオデイキアは商業と高価な黒 い羊毛、フィリジアの目薬によ り裕福でした。街の近くのヒエ ラポリスには温泉が湧いて いました。その水は水道を 通して街に供給されていました。 この教会については何も 良いことが書かれていま せん。イエス様は私たち の個人的な霊的生活を 知っておられ彼から必要 なものを何でも求める ように励まされています。 彼は今も私たちの心の戸 を叩いておられます。 もし私たちが彼を中に入 れ彼とともに住まうので あれば、彼の王座に共に 座ることでしょう。
もしあなたが勝利されるのであれば、イエス様は約束されています。 命の木の実を与えられる。 2番目の死から私たちを守られます。 マナと新しい名前の書かれた白い小さな石を与えられます。 あなたの業を最後まで保たれます。明けの明星と国々の主権を与えられます。 白い衣を着せられます。そして命の書から名前が消されることは ありません。父なる神様の前にあなたを認められます。 神様の神殿の柱となさり、あなたは永遠に彼とともにあるでしょう。そして神様の名前があなたに書かれることでしょう。 彼が勝利されたのであなたも共に王座に座るでしょう。
「光の子らと闇の子らとの闘争は いまも続いています。キリストの名を 呼ぶ者達は彼らの努力を弱める無気力 を払いのけ、彼らの上に委ねられた 重大な責任を果たさなければならない。 これを行う皆が彼らのうちに神様の力 が表されることを期待することが 出来る。神の息子、この世の贖い主が、 彼らの 言葉と働きの中に現わされ、 神様の御名が崇められるでしょう。 E.G.W. (The Sanctified Life, cp. 4, p. 41)