敗れた敵、サタン 2019年第1期8課2月23日
黙示録12章はイエス様の降誕から終末時代まで の歴史の概要です。それはサタンこそが教会が 面してきた全ての問題の根源であることを表わ しています。 イエス様は私たちが見れない現実を理解する ことが出来るように御自身を示されます。霊的 な闘いがあり、私たちはサタンが神様を害する ために用いる人質なのです。 神様は最も多くの人々を救い、彼らをその王国 に連れて行くために必要なことは全てされて おられます。神様の戦略とサタンの戦略は全く 異なっています。 サタンのキリストに対する戦い: 女と竜 地球に投げ落とされたサタン サタンの教会に対する戦い: 地上の戦い 残りの者たちとの戦い 終末時代のサタンの戦略
黙示録12:1-5の象徴はどのように解釈されるべきでしょうか? 女と竜 「女は男の子を産んだが、彼は鉄のつえをもってすべての国民を治めるべき者である。この子は、神のみもとに、その御座のところに、引き上げられた。」 (黙示録 12:5) 黙示録12:1-5の象徴はどのように解釈されるべきでしょうか? 女 神様の教会 (コリント第二 11:2; 雅歌 6:10) 義の太陽、キリストとして装い (マラキ 4:2) 月の上。神様の言葉に基づいてキリストの 栄光を現わす。 竜 サタン (黙示録 12:9) その尾は欺瞞の道具である。 (イザヤ 9:14-15) 彼は天使の3分の1をだまし地に投げ落とした(黙示録 12:4) 男の子 鉄の杖で支配されるイエス様 (黙示録 19:15) 彼は崇められるために天に連れられた。 (使徒行伝 2:33) サタンは最初からメシヤを滅ぼそうと待っていました。ヘロデとローマを用 いましたが、滅ぼせませんでした。 (マタイ 2:13-16; ヨハネ 19:6; 黙示録 12:5)
「さて、天では戦いが起った。ミカエルとその御使たちとが、龍と戦ったのである。 龍もその使たちも応戦したが、」(黙示録 12:7) 地球に投げ落とされたサタン 「さて、天では戦いが起った。ミカエルとその御使たちとが、龍と戦ったのである。 龍もその使たちも応戦したが、」(黙示録 12:7) サタンが天で反逆したとき、彼は「闇の鎖」に投げ 入れられた。 (イザヤ 14:12-15; ペテロ第二 2:4) 彼は創造されたばかりの世界を 試みようとし、エバを誘惑する ことに成功した。彼は「古い 蛇」となった。(創世記 3:1-6) 神様は彼に地の代表として天に 入ることを許されました。 (ヨブ記 1:6; 2:1) イエス様の死から、彼は天に入 ることを拒まれています。天使 と堕落していない世界ではサタ ンの性質についてはもう疑いは ありません。(黙示録 12:9-12) サタンは敗北しましたが、地球とその住民を限られた 範囲で支配することを許されました。
地上の戦い 「しかし、女は自分の場所である荒野に飛んで行くために、 大きなわしの二つの翼を与えられた。そしてそこでへびから のがれて、一年、二年、また、半年の間、養われることに なっていた。 」 (黙示録 12:14) サタンは天から追放されたとき怒り、神様が最も 愛しておられるもの:教会を攻撃することで神様 に害を加えようとしました。(ゼカリヤ 2:8) 龍が純潔な教会を攻撃する ために用いた水は背信した 教会が立っているのと同じ 水、回心していない群衆で す。 (黙示録 12:15; 17:15) 神様に忠実である者たちは迫害され、特に紀元438 年から1798年(1260年間)はそうでした。 彼らは人のあまり住んでいない地域(荒野)を避け どころとしました。例えばワルデンセスの人々や清 教徒の父たちはそうしました。
残りの者たちとの戦い 残りの子らー残りの者たちーは個人でも集団でもありえます。 終わりの時代には、 二種類の残りの者たちがいるでしょう。 「龍は、女に対して怒りを発し、女の残りの子ら、すなわち、神の戒めを守り、 イエスのあかしを持っている者たちに対して、戦いをいどむために、出て 行った。」 (黙示録 12:17) 残りの子らー残りの者たちーは個人でも集団でもありえます。 エリヤの時代には、 7000人の残された民が いました。彼らは個人的に忠実な人々でした。 ゼルバベルの時代に、 バビロンからエルサレムの戻った人々は残りの人々の一部でした。 終わりの時代には、 二種類の残りの者たちがいるでしょう。 その人々は神様の御心を 彼らの知り得る限り遂行し、彼らの個人的救い主としてイエス様にすがります。 人々のグループ、律法を 守りイエスのあかしをもつ 教会
残りの者たちとの戦い 残りの者たちは紀元1798年以降に現 れ、2つの特徴を持っています: 神様の律法を守ります。 「龍は、女に対して怒りを発し、女の残りの子ら、すなわち、神の戒めを守り、イエスのあかしを持っている者たちに 対して、戦いをいどむために、出て行った。」 (黙示録 12:17) 残りの者たちは紀元1798年以降に現 れ、2つの特徴を持っています: 神様の律法を守ります。 最後の争闘は神様を礼拝するか獣を礼拝するかに関しています。 それは最初の4つの律法、特に 安息日に関わっています。 (黙示録 14:7) 彼らはイエスキリストの証を持っています。 黙示録 19:10 は「イエスのあかしはすなわち預言の霊である」と説明しています。 1844年から、預言の霊はエレンG.ホワイトの書物と職務によって表されています。
終末時代のサタンの戦略 サタンは迫害と微妙な妥協を用い、異教の 習慣と哲学を教会の中に持ち込み、教会を 滅ぼそうとしてきました。 「その時わたしは、大きな声が天でこう言うのを聞いた、『今や、われらの 神の救と力と国と、神のキリストの権威とは、現れた。われらの兄弟らを 訴える者、夜昼われらの神のみまえで彼らを訴える者は、投げ落された。』」 (黙示録12:10) サタンは迫害と微妙な妥協を用い、異教の 習慣と哲学を教会の中に持ち込み、教会を 滅ぼそうとしてきました。 1798年から、彼は新しくー同時に古いー技法 (欺瞞)を用いています。例えば、進化論と 現代の心霊主義です。 サタンの欺瞞の働きは黙示録12:9と20:7- 10の一部です。その文脈の焦点は終末時代の 出来事です。 その働きは竜(現代の心霊主義)、海からの 獣(ローマカソリック教)、地の最上のもの (異端のプロテスタント教) [マルコ 13:22 参照]
E.G.W. (Testimonies for the Church, vol. 1, cp. 61, p. 302) 「ある者たちはこれらの不思議を神様からのものとし受け とめるでしょう。病人が私たちの前で癒され、奇跡が目の 前でなされるでしょう。私たちはサタンの欺瞞の不思議を より顕著に見せられる試練に備えられているでしょうか。 多くの魂が騙されてしまわないでしょうか?気をとられ、 多くの心は偽りの不思議を受け入れようとするでしょう。 私たちは皆、今、私たちが間もなく関わることになる戦い のため自身を武装しなければなりません。神様のみ言葉へ の信仰は祈りを持って学び、実際的に適応するとき、 サタンの力からの盾となりキリストの血によって私たちを 勝利者とするでしょう。」
「聖霊の全能の力は、悔い改めた一人一人の魂の防壁で ある。悔い改めと信仰をもってキリストの保護を求める 者が1人でも敵の権力下に陥ることを、キリストはおゆる しにならない。救い主は、誘惑と試みを受けている人た ちのそばにおられる。イエスといっしょなら、失敗も損 失も不可能も敗北もない。われわれは、われわれを強く してくださるイエスを通してすべてのことをなすことが できる。誘惑や試みがやってくる時、全部の困難を処理 するまで待たないで、あなたの助け手であるイエスを仰 ぎなさい。」 E.G.W. (The Desire of Ages, cp. 53, p. 490)