Sumitoku.Y Kurose.Y Ono.S Onodera.A Yamasaki.Y

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保険需要曲線 保険加入時の健康診断のコストは保険金額の比例倍以上 or 以下 ⇒ <「逆選択」が生じやすいのは所得グループの所得は高い or 低い ? > 保険金額の高い保険に加入する個人の所得水準は高い or 低い?⇒ 以下 高い 加入時に健康診断が義務化されている保険の顧客の所得水準は高い.
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資本市場論 (9) 債券投資分析 - 金利の期間構造 - 三隅隆司 1. 短期金利と長期金利の関係 1990 年 12 月 1994 年 6 月 1992 年 4 月 1993 年 2 月 1996 年 6 月 1999 年 1 月 1994 年 1 月 日本銀行 HP のデータより作成 2 はじめに.
第8章 貯蓄,投資と金融システ ム 1.アメリカ経済における金融機関と市場 ( ↑ 日本経済でもほぼ同じ) 金融システムは、ある人の貯蓄と別の人の投資 を結びつける。投資の例として、 起業のための設備投資 住宅を購入する 金融システムは、金融市場と金融仲介機関の2 つのカテゴリーに分けられる 1 8.
2004/11/18hiroyuki moriya1 早稲田大学教育学部社会科学専修 現代社会研究4 ( マネー) 伝統的資産運用とオルタナティブ投 資 森谷博之 住商キャピタルマネジメント チーフストラテジスト オックスフォードファイナンシャルエデュケーション.
経常収支とは?  一国の国際収支を評価する基準の一つ。  この 4 つのうち、 1 つが赤字であっても他で賄え ていれば経常収支は黒字となる。 貿易収支 モノの輸出入の 差 所得収支 海外投資の収益 サービス収支 サービス取引額 経常移転収支 対価を伴わない 他国への援助額 これらを合わせたものが経常収支.
1 (第 14 週) 第5章 間接金融の仕組 み § 1 銀行の金融仲介機能 ( p.91 ~ 98 ) ① 仲介機能 ② 情報生産機能 ③ 資産転換(変換)機能 ④ 銀行貸付けにおける担保の役割 § 2 貸付債権の証券化とサブプライム問題 ( p.99 ~ 104 ) § 3 銀行以外の金融仲介機関.
金利、金融政策及び資金循環 金利の概念 金利体系 日本銀行の政策手段 資金循環. 金利の概念 金利とは:資金の貸借取引における資 金の価格である。 金利の機能:資金の配分や景気の調整。
1 第 6 週 § 2(決済システムの安定化政策)続 き 前回の講義で学んだこと: ◆ だれが通貨をどのように供給するか ◆ 振り込み、振り替えのしくみ ◆ 日銀当座預金の役割とは ◆ 銀行の行う信用創造とは ◆ 銀行取り付けの可能性とその実例 (テキスト対応範囲: p.23 ~ 31 )
短期均衡 (2) IS-LM モデル 財市場 IS 曲線 – 財市場の均衡 – 政府支出の増加,減税 貨幣市場 LM 曲線 – 貨幣需要,貨幣市場の均衡 – マネーサプライの増加 IS-LM モデル – 財政政策の効果,金融政策の効果 – 流動性の罠 – 実質利子率と名目利子率の区別 貨幣供給.
QE 出口戦略 利上げ先行型. 前提 主張 1 超過準備対策として利上げは有効である 主張 主張 1 超過準備対策として利上げは有効である 主張 2 保有資産の売却は経済に悪影響を与える 主張 3 利上げは経済の安定に寄与する 以上三点により、 QE 出口戦略利上げ先行 型を主張します.
第 6 章 金融政策と金融規制・ 金融監視政策の関係 07 BA 035 W 板津昌宏. 多くの中央銀行の金融政策の目的は 中央銀行はどの様な金融政策を行うべきか? 物価の安定を通じた経済の安定物価と雇用の安定 資産価格の安定を目的に掲げる国はな い.
08ba036z 入江 洋志. (1) 銀行の収益性の国際比較 資産収益率( ROA )、資本収益率( ROE )の両面において、 主要国平均を大きく下回る。 基礎的な収益力の弱さ.
第5章 活性化する国際分散投資 と 日本経済の影響. ネットとグロスの違い 資本移動の場合 日本 外国 100 億円 50 億円 ネットの資本移動 100-50=50億 円の黒字 グロスの資本移動 100+50= 150 億 円.
多々納 裕一 京都大学防災研究所社会システム研究分野
◇業界研究レポート 金融業界 SIGNAL.
第4章:資産価格とそのバブル P.115~137 08bc134k 畑 優花.
第1章 金融の基本的要素 Q.4~Q /5/6 棚倉 彩香.
世界ソブリンバブル衝撃のシナリオ 第8章国債バブル崩壊のシナリオ
日本郵政の現状と今後 田邉 藤山.
これだけでわかる日本の金融 第7章 金融市場でのプレイヤー
平成20年度決算から見る 今後のビジネスモデル メガバンク
労働市場マクロ班.
市場経済 金融市場メリット 需要と供給 2つの金融 経済循環 証券取引所・証券会社 資本主義経済 銀行
(第7週)第2章(3) 前回のおさらいとキーワード: ■ システミック・リスク ■ セーフティー・ネット ・ 競争制限的規制
金融コングロマリットの是非         肯定派     元田      柏嶋      松村.
藤女子大学人間生活学部 内田博 現代資本主義分析
マネーサプライを増やせ! 岩田・伊藤・浜田・若田部・勝間
第3章 実態経済に大きな影響を及ぼす金融面の動向
マッチング拠出は日本で発展するか ~肯定派~
金融市場ミクロ班.
現代の金融入門   -第1章 金融取引- 08BA210Y  一二三 春菜.
多々納 裕一 京都大学防災研究所社会システム研究分野
現代の金融入門 第5章 3節 企業統治の変質と再生
マネーサプライを増やせ! 岩田・伊藤・浜田・若田部・勝間
量的質的金融緩和は 日本にとってプラスか? 否定派.
第2章 バブル崩壊後における経済の長期停滞の原因をどうみるか
戦時中の高度成長期 高度成長期にはいくつかの制度がある。 一つ目は金融機関の専門化戦中に金融機 関が均質化したのとは著しくことなり、 高度成長期の金融制度は各金融機関ごと の分業主義に沿って組織化された。
再分配政策(3) 公共政策論II No.6 麻生良文.
「日本の証券・銀行における 金融リスクマネジメントの今後について」
東北地方の 二重ローン問題         10bd020p 小瀬村 愛子.
(第12週)第4章 直接金融の仕組み(2) §1 直接金融と間接金融(p.69~74):確認 ◆ 短期証券(約束手形、CPなど)
消費者金融は日本で成立するか? ――肯定派――
スペイン財政支援の是非 <否定派> 田中・棚倉・川村・石塚.
貯蓄税導入の是非 ~否定派~ 松村・田邉・川村・藤山.
第8回講義 文、法 経済学 白井義昌.
マクロ経済学 II 第9章 久松佳彰.
第7章 どのように為替レートを 安定化させるのか
平成26年度証券ゼミナール大会 第3テーマ 「中小企業における 資金調達の方策について」
金 融 統 計 金融市場の基本概念 金融統計の体系 マネーサプライ統計 金利統計 資金循環分析 証券投資分析.
(景気が良くなり)ハンバーガーの需要が拡大すると
金融の基本Q&A50 Q41~Q43 11ba113x 藤山 遥香.
直接金融と間接金融 ~今後日本はどうなるか~
4 国際通貨 1 国際通貨の基礎理論 2 国際通貨の機能と選択 3 管理通貨制度下の国際通貨 国際金融2002(毛利良一)
国際経済3 多国籍企業 6-1.直接投資と多国籍企業の現状 6-2. 多国籍企業と直接投資の理論 6-3. 多国籍企業とM&A・国際提携
開発金融論 第3章 銀行型システムか市場型システムか
電力自由化の是非 肯定派.
III 長期の実物経済.
Iduchi.M Ikehara.K Shi.T Ishige.H Uchida.E Ono.S
VARモデルによる分析 高橋青天ゼミ 製作者 福原 充 増田 佑太郎 鈴木 茜
前期ゼミまとめ スラックス経済.
III 長期の実物経済.
経済学とは 経済学は、経済活動を研究対象とする学問。 経済活動とは? 生産・取引・消費 等 なぜ、経済活動を行うのか?
VI 短期の経済変動.
金融政策と貸出金利 講義⑮ 目次 設備投資の変化要因 「市場金利」って何?!?! 借入金利とリスクプレミアム 市場金利と短期金利
日本の経常収支黒字  → 外国に失業輸出? 高齢化の進展 → 日本の国内貯蓄超過の減少         → 日本の経常収支黒字は減少へ.
元高の原因を追求    九州産業大学 金崎ゼミ 張 雷 徐 雲飛 .
第5章 貨幣と金融市場.
財務サイクルと情報フロー                田宮治雄.
航空輸送産業:参考資料 2002年度企業論講義 川端 望.
岩本 康志 2013年5月25日 日本金融学会 中央銀行パネル
Presentation transcript:

Sumitoku.Y Kurose.Y Ono.S Onodera.A Yamasaki.Y 金融班プレゼン Sumitoku.Y Kurose.Y Ono.S  Onodera.A Yamasaki.Y

テーマ 『市場が整備される事で 市場が活性化する』 (競争阻害要因が 改善もしくは緩和されること で効率的資源配分に近づく)       テーマ       『市場が整備される事で      市場が活性化する』   (競争阻害要因が        改善もしくは緩和されること で効率的資源配分に近づく)

競争阻害要因の定義 競争阻害要因    ⇒効率的資源配分を歪めるもの。 金融市場の活性化    ⇒市場において、より効率的な資源配分が     行われること。

金融市場プレゼン 昨年の金融班では間接金融から直接金融へ移行することが 望ましいという結論に至った。 しかし、直接金融への比重が高まっていない現状を考えると、 まず間接金融を整備したほうがよいのではないかという 観点から、主に銀行の貸出行動の競争を阻害する要因を述べ、 その要因が改善もしくは緩和される事で(市場の整備) より効率的に資金を供給でき、 実体経済に影響を与えることを考察を試みる。

プレゼンの流れ 銀行貸出市場から実物経済への影響 直接金融が伸びていない状態 伸び悩む原因 銀行市場を整備する必要性 郵便貯金の存在 日本固有の経済環境 銀行市場を整備する必要性 銀行貸出市場から実物経済への影響 市場の問題点:競争阻害要因 情報の非対称性→信用割当 プリンシパル・エージェント問題 シンジケートローン 競争阻害要因の改善と緩和 規制の問題 国債との競合性 預金の変化と銀行行動 シンジケートローン 金融市場活性化の実現

直接金融の推移と現状 直接金融の現状の説明 郵便貯金の存在 日本固有の経済環境

直接金融の推移と現状(図)

直接金融が伸び悩む要因(1) 郵便貯金の存在 ⇒事実上リスクが0 ⇒暗黙の政府保障 ⇒調達と運用を包括的に 見た金利設定がされて いないのでリスク対比 優位 ⇒家計はインセンティブ を投資信託や債権に感 じない。 平成12年度

直接金融が伸び悩む原因(2) 日本固有の経済環境 メインバンク制があったことにより、企業は運転資金を長期的に銀行から貸し出されていたため、このような安定した資金調達手段があるいじょう直接金融からの取得する必要を感じていなかったのではないだろうか。以前は情報の非対称性が以前ほどなかったためメインバンクは系列企業への長期的な関係を築いてきた。取引先企業の情報を蓄積してきている 企業が金融的な危機に直面すると役員派遣や追加融資などの手段によって企業の再建を図っていた。 メインバンク以外の金融機関もメインバンクの貸出行動の観察によって企業の情報を得、低コストによる情報非対称性の是正ができた。

間接金融の整備の必要性 金融自由化により間接金融から直接金融へ 傾いたものの、期待されるほどの成果を 上げるにはいたっていない。 そこで間接金融の環境を整備し、 資金供給を効率的に行えるようにすることで、 実体経済への活性化につながるのでは ないだろうか。

銀行の貸出市場における 情報の非対称性の問題 プリンシパルエージェント問題 信用割当の問題 信用割当の実証

プリンシパルエージェント問題 金融取引に関わる情報は不完全であるだけでなく 非対称的で、借り手と貸し手の間の情報量と正確 さなどが同じでない。不完全情報の場合では一般 的にすべての取引者が同じ情報量をもつことがな く、非対称性が生じる。それを解消するための情 報費用は効率的な資源配分を妨げる。

信用割当の問題(1) ・逆選択の問題 ・モラルハザードの問題     ↓ 銀行の貸付金利の硬直性

信用割当の問題(2) 右下がりの貸出需要関数 貸出利子率の硬直性 貸出需給ギャップが発生   ⇒超過需要  ↓  信用割当の問題

信用割当による影響 投資水準に与える影響は貸出利子率ではなく 信用に依存している 信用割当を受ける企業のエージェンシー          コストの増加をもたらす 中小・零細企業の資金調達への影響

信用割当の改善 情報の非対称性を改善することは困難である 銀行の供給関数を右方シフトさせるような 要因を働かせる  要因を働かせる よって、市場の整備と銀行のシステムの健全化、  及びサービスの多様化が重要となってくる。

国債 デフレ長期化に伴い、国家の保証を受け た国債は銀行より利回りの面で有利 ○金利変動リスクの増大 ○資金ポジションの圧迫 ○預金との競合 ○資金ポジションの圧迫  ○預金との競合   ○証券業務の拡大

預金残高の変化 銀行の資金調達において預金は重要な財源 銀行の資金調達において預金は重要な財源                                情報の非対称性という問題があるため、資金 調達のために余分なコスト(エージェンシー コスト)が発生する。                               預金減少                 →エージェンシコストの発生        ⇒貸出の減少

銀行規模による預金の影響の変化 エージェンシーコストは、情報の非対称性に 起因するため銀行の知名度、規模などに影響                     例)比較的知名度の低い小規模の銀行はエー ジェンシーコストが高くなり、預金が減少す ることで大幅に貸出が減少する。

不良債権 90年代に発生した不良債権→ 担保の資産価値が予期しない下落したことが原因 下落が銀行の資産選択に影響 (貸し出し審査体制の厳格化など)  →借り手の選別、安全な資産へのシフト →銀行側に情報のない新規顧客がダメージ           ↓ 新規顧客の資金調達方法が制限され、 設備投資支出計画削減につながる。

規制 ・事前的規制 ①参入規制 ②銀行の退出促進 ・事後的規制 BIS(自己資本比率規制)

事前的規制の与える影響(1) 参入規制(根拠) 銀行業への新規参入が競争圧力を通じて既存の収益をも圧迫。 銀行のモニタリング機能を阻害する  ⇔競争力から隔離された状態では競争制限的結託により社会厚生 が損なわれる可能性あり 情報技術革新の成果、金融商品開発力などの 競争によりモニタリング能力に差別化が測られれば、 資金調達者にとっては選択の幅が広がることになる。

事前的規制の与える影響(2) 銀行の退出規制 淘汰された場合の社会的摩擦問題 市場規律によって本来淘汰されるべき銀行が護送船団形式に 銀行の退出規制                              市場規律によって本来淘汰されるべき銀行が護送船団形式に よって残留したことにより、効率性・安定性を損なう。                                                淘汰された場合の社会的摩擦問題                   ⇒中央銀行による最後の貸し手機能                  ⇒預金保険制度の継続的な改善を支柱とした   セーフティーネット整備

事後的規制の与える影響 BIS規制                                       金融は現在では国際化の渦中にあり相互依存性は高まる傾向にある。日本で 起きた問題はすでに日本国内のみにとどまらず世界経済へ影響することも 考えなければならない。                    ⇒自己資本比率規制の導入(リスク調整済み自己資本比率は分母にリスクウ ェイトを考慮した総資産分子にTIER-Ⅰ(資本勘定を主とした基本的項目) TIER-Ⅱ(有価証券含み益45%とした補完的項目)TIER-Ⅲ(準補完的項目) である。                                                                       TIER-Ⅱは株式を多く保有している日本の金融機関を考慮したもの。 株式を多く保有しているので、株価下落時の自己資本比率下降への影響が でやすく、民間向けの貸し出しなどを減少させる行動をとりやすい。

シンジケートローン シンジケートローンの利点 大規模な貸出の際に多数の銀行が協 調するため、貸出しを行う際に銀 行側のリスクが分散できる。        ↓   リスクが低くなるため、  貸出先のない余剰資金を  貸し出せる。そのため  市場の活性化につながる。                      近年拡大する傾向がある

金融市場まとめ 銀行の貸出行動の競争を阻害する要因を、改善もしくは緩和 される事でより効率的な資源配分を達成させることができる ↓                    ↓            実体経済の活性化につながる

今後に向けて リスク管理                 住宅金融公庫                  日銀の国債買取