大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻 博士前期課程 市原香織

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予防版 MDS-HC を用い た 介護予防マネジメント. 手順 ①予防版 MDS-HC によりアセスメントを する ② CAP を選定する CAP 選定表による CAP 選定 利用者の意向を反映した選定 ③詳細検討 CAP ガイドラインを用いて、 CAP 検討用 紙に整理 ④支援計画の作成.
介護支援専門員専門(更新)研修 研修記録シートは、研修受講前後で、各自の理解度を把握し、研修の学 習効果の向上と学習後のポイントを焦点化し、継続的な資質向上に役立てる目的として使用します。 このシートは 3 種類あり、それぞれ記入者が設定されています。 研修記録シート1(目標) 研修記録シート2(評価)
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元 淀川キリスト教病院ホスピス 現 大阪大学大学院保健学科保健学専攻 博士前期課程 市原香織
第3回はままつCDE研究会 アンケート集計結果
トピック1 患者安全とは 1 1.
治療法は主に手術、薬物療法、放射線治療があります。
はじめに 糖尿病の患者数も予備軍を含めて1600万人と増加しており、一方糖尿病専門医は3000人あまりとその診療能力には限界があります。糖尿病療養指導士はそのような中で必要不可欠な存在ではありますが、その資格の位置づけなど問題もあります。 現在約1万人の糖尿病療養指導士が活躍しており、第1回資格取得者は4年目を迎え5年の任期を目前とし、資格更新のために努力していると思われます。
事例要因分析から改善へ ~安全な与薬を目指して~ 全員で指差し呼称 ヨシ!!
がんの家族教室  第3回 緩和ケアには何が出来るのか? 愛知県がんセンター中央病院 緩和ケアセンター 下山 理史(医師) 松崎 雅英(薬剤師)
アンケート② 病棟体制.
在宅ホスピスケア実施におけるSTAS-Jの有用性
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Liverpool Care Pathway(LCP)日本語版の概要と開発経過
持参薬変更時の注意点 平成23年4月 日本薬剤師会.
高齢者の救急搬送に係る意見交換会 資料7 1 意見交換会開催に至る経緯と今年度の取り組み  平成26年度    病院連絡会議にて,高齢者の救急搬送に関して,患者及び家族の延命治   療の希望確認ができているかの課題提起がなされた。  平成27年度   (1)介護サービス事業者協議会主催研修会および施設ごとの講演会の開催.
問題解決技能トレーニング オリエンテーション資料
淀川キリスト教病院 がん診療センターがん相談支援室 市原香織
基調報告 「産婦人科勤務医の就労環境の実態 ー日本産婦人科医会調査から」
STAS-Jを1年半使用してみて 2006/11/05 聖ヶ丘病院ホスピス 挨拶: 聖ヶ丘病院ホスピスで看護師をしている小池と申します。
看護管理学特論 救急・集中治療領域における家族看護
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緩和ケアチームの立ち上げ ー緩和ケア医の立場からー
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LCP日本語版の使い方と プレテストの概要
模擬点検の手順 事前相談 資料点検 結果報告 点検内容相談
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第6回千葉県脳卒中連携の会 平成27年2月8日(日) 場所:アパホテル&リゾート東京ベイ幕張
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ルーブリック・チャート(評価) の活用と課題
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事前指示書作成における当院血液透析患者の現状意思調査
緩和ケアチームの立ち上げ (精神科医として)
高齢者の救急搬送に係る意見交換会 資料7-1 1  意見交換会開催に至る経緯  平成26年度    病院連絡会議にて,高齢者の救急搬送に関して,患者及び家族の延命治療 に関する意向確認ができているかという課題提起がなされた。  平成27年度   (1) 介護サービス事業者協議会主催研修会・施設ごとの講演会(救急課)                  
STAS導入を試みての 経過報告と今後の課題
ぜん息コントロールテスト(ACT) 患者のぜん息の重症度や改善の状態を把握する手段として、ピークフロー(メーター)の測定と共に、簡便なACT (Asthma Control Test) 法が有用である。 毎月1回5項目の質問に患者自身で回答(記入)させ、合計点数で患者のぜん息コントロール状態を評価する。(患者の評価が適正かどうかを医師が確認する。)
実習プログラミングシート 時間 実習課題(ねらい) 具体的実習内容 必要となる知識等 指導担当者の留意点 例) アセスメント演習 例)
私のカルテ 発熱性好中球減少に対する予防的G-CSF製剤使用のための地域連携パス(通称:G連携)
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大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻 博士前期課程 市原香織 第34回日本死の臨床研究会年次大会 ワークショップ1 看とりのケアにおけるクリティカルパスLCP LCP日本語版 ホスピスにおける導入の実際 大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻 博士前期課程 市原香織

はじめに LCPの導入によって ・看取りの時期に必要なケアを見直し, 必要なケアを見落としなく提供できる 淀川キリスト教病院ホスピスは,従来から看取りの ケアをホスピスケアにおける重要なケアと位置づけ て実践してきた. そのため,LCPという看取りのパスの導入を検討し た際,新たにパスが必要なのだろうか,今まで行っ てきたケアとどのように違うのだろうか、パスによっ てケアの個別性が損なわれることがないだろうか疑 問を感じた. LCPの導入によって ・看取りの時期に必要なケアを見直し,  必要なケアを見落としなく提供できる ・より適切な看取りのケアの提供につな   がる

LCP日本語版パイロットスタディ 対象施設:淀川キリスト教病院ホスピス, 聖隷三方原病院ホスピス 対象施設:淀川キリスト教病院ホスピス,          聖隷三方原病院ホスピス  対象患者:各施設に入院中の患者20名、  計40名にLCP日本語版を使用した 使用日数:平均3.3日 最短1日~最長19日 パイロットスタディの結果を基に,現在の LCP日本語版Ver.1が確定された

発表内容  LCP日本語版の導入の準備と実際  LCP日本語版パイロットスタディ 後の看護師へのアンケート調査の  結果

LCP日本語版の導入の準備 1.LCPの導入に関するコアメンバーを決定する 通常の病棟業務の中に組み込むため,導入にあ たっての問題点などないか検討する

LCP日本語版の導入の準備 3.学習会を開催する 昼のカンファレンスや日勤終了後等、学習会を数 回行い、スタッフ全員が参加できるようにする 学習会でのスタッフの意見を参考に、コアメン バーで病棟での使用手順書を作成する 5.LCP日本語版を開始する            最初は1事例からでも!

LCP日本語版の導入の実際 1.LCP開始と終了の基準 医師からでも看護師からでも開始はできる 例:予後1週から数日の状況で使用基準を満 たしているか医師,リーダーナース,受け 持ち看護師の3者で合意のもと開始する. 終了後は死亡時,またLCP開始後に患者の 状態が改善した場合は中止を決定する. 2.スタッフへのLCP使用患者の申し送り

LCP日本語版の導入の実際 3.記入方法 記入の分担:看護師のみ or 看護師と医師で分担 記入の時間  例:継続アセスメントの時間は、看護師のラウンド 時間に合わせた.  4時間毎(6時-10時-14時-18時-22時-2時)  12時間(10時-22時)

LCP日本語版の導入の実際 4.使用上の疑問や問題点への対応 例:スタッフが疑問に思ったこと,困ったこと等を自由に書き出せる用 紙などを作成して記入してもらう.コアメンバーで解決策を検討し手 順書に追加する. 日付 問題点 3/6 意識が低下している患者の病状認識をどのように確認したらよいか 3/10 決められたアセスメントの時間以外に起こった症状は記録しなくてよいのか. 3/12 宗教/スピリチュアルな支援の評価が難しい.何を基準に達成と評価したよいのか判断に迷う. 3/14 家族の昼間の様子から,患者の死に対して心の準備ができているといは評価できなかった.夜間に家族は不在だが,その時の評価はどうすればよいか.

LCP使用手順書 1.予後1週間〜数日と医師との合意の上で判断し、リーダーがLCPの導入を決定して下さい。導入したらリーダーデスクのリストに記入して下さい。 2.初期アセスメントはその時の状態を、メンバーが記入して下さい。 3.経時の記入は4間毎の記入では、ラウンドの時間と合わせて    6時-10時-14時-18時-22時-2時として下さい。    12時間毎の記入は10時-22時として下さい。時間が前後してもかまいません。 4.4時間毎、12時間後との用紙は1日1枚必要です。旧紙チャートの棚に場所を作っています。看取り後もその棚に入れてください。 5.記入に迷ったこと、疑問点はその場所に理由を書いた付箋を貼っておいて下さい。 6.疑問点・不都合があれば“LCP使用にあたっての疑問・困った点” の用紙をリーダーデスクに置いていますので記入ください。 【追加事項】 *かかりつけ医への連絡は“いいえ”です。バリアンスですが全例連絡は特にしないので、分析の記入いりません。 *遺族へのリーフレットは、当院では後日すずらんの会の案内なので、“いいえ”です。バリアンス分析は“後日発送”で結構です。 *しんどさの増強、痛み、喘鳴など事前にPRN等の使用で避けれたバリアンスはVに○をする。避けられなかったバリアンスはVのみ。 *意識低下している患者、看取り前に認知障害がある患者などは、元々、理解していても、今が昏睡であれば昏睡にチェックして下さい。 *決められた時間以外でも、その前後で起こった症状や問題となったことは、バリアンスとして時間を書いて記入をする どうぞよろしくお願い致します、何かあれば市原まで!

看取りのケアが継続的に見落としなくできる LCP日本語版の導入のポイント 看取りに向けてスタッフの足並みが揃う 看取りのケアが継続的に見落としなくできる LCP開始のタイミングを見逃さない 病棟スタッフの負担の軽減 ・LCPの記入方法がわからず困っていないか,LCP の使用によって業務に支障がないか,コアメンバー からスタッフに声掛けをする. LCP導入のメリットが実感できるような働き掛け ・患者・家族ケアの個別性はバリアンスとして評価で きる ・LCPを使用した事例を振り返り,目標達成の状況 から看取りのケアの改善に向けた検討が行える. ・コアメンバー自身が実感したLCPのメリットを, 病棟スタッフにフィードバックする.

LCP日本語版の有用性 :看護師へのアンケート調査

LCP日本語版の有用性 :看護師へのアンケート調査結果 患者・家族ケアに関する有用性 質問項目 有用だと思う(%)  LCPの開始により患者が看取り期であることを確認できる 85  初期アセスメントで患者のケアの見直しができる 74  初期アセスメントで家族へのケアの見直しができる 66  継続アセスメントにより患者へ適切な治療やケアが行える  継続アセスメントにより家族へ適切なケアが行える 69  症状コントロールが改善する 67  看取り後に家族に適切なケアを行える 56

LCP日本語版の有用性 :看護師へのアンケート調査結果 看取りのケア全般に関する有用性 質問項目 有用だと思う(%)  継続したケアが提供できる 69  一貫したケアを行うことができる  ホスピス・緩和ケア病棟で通常行うケアが見落としなく行える 59 その他の有用性 質問項目 有用だと思う(%)  教育的効果 看取り期のケアの経験が少ない看護師への教育につながる 71 看取り期のケアが適切に行えている確信になる 53   記録時間の    短縮 看取り期の記録がLCPのみであれば記録時間が短縮する 64

LCP日本語版の有用性

LCP日本語版の有用性 看取りのケアの向上のつながる LCPの開始 患者の状態 看取り 予後が1週~数日 医療チームでのケアの目標の達成状況を評価し、ケアの改善策の検討する 医療チームで患者が看取りの時期であることを共通認識できる 初期アセスメントで患者と家族のケアの見直しができる 継続アセスメントで患者と家族に適切な治療やケアが行える 看取り後に家族に適切なケアが行える 看取りのケアの向上のつながる ・見落としがない、 一貫したケアを継続して提供できる ・症状コントロールが改善する

今後の活用に向けて 使用時期の見直し:ゆとりを持って開始時期を検討す る 院内の記録物としての取り扱い:院内記録委員会の承 認を得て、紙媒体のLCPを電子カルテに取り込む ケアの評価:チームカンファレンスでLCPを用いて、 ケアの目標の達成状況などの再評価する 教育への活用:新しく配属になったスタッフへの教育、院内 での研修に組み込む ホスピス・緩和ケア病棟以外での使用の検討