ごみの減量・資源化について ~みんなで減らそうごみ10%!~

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ごみの減量・資源化について ~みんなで減らそうごみ10%!~ 神戸市環境局 平成30年度 ○私たちは、資源を有効活用し、ごみができるだけ発生しないくらしと社会を目指す必要があります。 ○どのようにしてごみを減らし、資源として活用するのか。そして、そのために私たちができることは何かを学んでいきましょう。

神戸市のごみ排出量の推移 ○まずは、神戸市のごみの現状を見てみましょう。このグラフは、神戸市のごみの排出量の推移です。 ○直近の平成29年度実績で、家庭ごみは29万7千トン、事業者から出るごみは19万4千トン、合計で49万1千トンです。 ○ピーク時の平成12年度は合計93万9千トンあり、市民一人当たりのごみの量は、政令指定都市の中でワースト1位でした。 ○平成29年度はピーク時に比べて、約半減し、市民一人当たりのごみの量も、政令指定都市の中で真ん中程度(ほぼ平均)となっています。ただ、まだ平均ですので、もっと減らすことは可能です。 ○従来(平成8年まで)神戸市の分別区分は、燃えるごみ・荒ごみの2分別でした。しかし、ごみ量が増え続けたため、新たな分別区分(6分別)を設けたり、ごみ袋の指定袋制度を導入することによって、市民の皆さんの分別意識の向上とともに、減量化への意識も高まり、ごみ量は減ってきています。

ごみが減った理由 国 市 神戸市ごみ 排出(収集)量 48%減 45万トン減 (H12 94万トン → H29 49万トン) ・家電等リサイクル法(品目別リサイクルルートの確立)  冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコン、パソコン等 国 製造・ 販売事業者 ・レジ袋削減、素材変更による軽量化、詰め替え商品の普及、  簡易包装等商品の減容化等 市 ① 缶・びん・ペットボトルの分別収集、6分別収集(H16.11~)      21% 11万トン減  (H15 53万トン → H19 42万トン)     家庭系ごみ処理量(焼却、埋立量) ② 家庭系指定袋・大型ごみ有料化  (H20.11~)      24% 10万トン減  (H19 43万トン → H21 33万トン)     家庭系ごみ排出(収集)量 ③ 事業系有料袋制、搬入手数料の改定 (19.4~)      31%  9万トン減  (H18 29万トン → H20 20万トン)       事業系ごみ排出(収集)量 ※側溝、直接搬入ごみ除く 廃棄された食品ロス ○神戸市のごみ量は、ピーク時(H12年度)に比べて半減しています。減った理由は、色々と考えられます。 ○国全体のごみ排出量も平成12年度がピークでした。それまでの日本は、戦後から、高度成長期、バブル期と経済が右肩上がりで、大量生産・大量消費に伴い、ごみの量も増加の一方でした。このままでは、天然資源の枯渇、資源採取に伴う自然破壊、廃棄物の大量発生による埋立処分場の問題など、環境に対するさまざまな悪影響が生じることになります。 ○転機は、平成12年の「循環型社会形成推進基本法」の公布です。大量生産・大量消費・大量廃棄社会から、3R(リデュース・リユース・リサイクル)の実施と廃棄物の適正処分による、循環型社会への転換となりました。  ※リデュース:ごみになるものを減らす。  リユース:繰り返し大切に使う。  リサイクル:不要になったものを資源として活用する。 ○神戸市では、分別収集を進め、今までごみとして処理されていたものを分別することによって、ごみを資源として活用するようになりました。また、平成20年から指定袋制を導入したこともあり、分別意識・環境意識の高まりから、ごみが減ってきています。 ・施策への理解・協力、排出抑制意識の高まり 市民・ 排出事業者

ごみ処理の流れ 2R(ツーアール) ごみとなる 出す 運ぶ 燃やすなど 埋める リサイクル 収集運搬 処理 処分 発生抑制 再使用 (発生) 出す (排出) 運ぶ (収集) 燃やすなど (中間処理) 埋める (最終処分) 発生抑制 再使用 リサイクル (再生利用) 廃棄された食品ロス ○ごみは出した後はどうなっているのでしょうか。ごみ処理の流れを見てみましょう。 ○左下に2Rとありますが、3Rのうち、リデュースとリユースを優先する考え方です。リサイクルが一番イメージしやすいですが、リサイクルをするにはお金とエネルギーが使われるため、まずは「ごみを発生させないリデュース」と「繰り返し大切に使うリユース」の取り組みを進めることが重要です。 ○発生したごみは、焼却施設で燃やす、選別施設で資源とごみを分ける、破砕施設で大きなごみを砕く(容積を減らす)といった工夫をすることで、最終的に埋める量は10分の1近くに減っています。 【皆さんへ質問】 リデュース(ごみとなるものを減らす)やリユース(繰り返し大切に使う)は、具体的にどのような取り組みがあるか考えてみましょう。(具体例:次ページ) お金(税金) エネルギー 2R(ツーアール)

まずは2Rに取り組もう リデュース(ごみとなるものを減らす) リユース(繰り返し大切に使う)  ○食料品は食べきれる量だけ買う、食事は残さない  ○マイボトル・マイ食器・マイ箸を利用する(使い捨て容器等を使わない)  ○お買い物はマイバックで(レジ袋を断る)  ○シャンプーや洗剤は詰め替え用品を選ぶ  ○いらないものや無駄なものを買わない リユース(繰り返し大切に使う)  ○他の人が使わなくなったもの(服・自転車など)をもらって大切に使う  ○壊れたものを修理して長く使う  ○まだ使えるものでいらなくなったものはリユースショップなどに持っていく  ○たまにしか使わないものは、持っている人などに借りる ○リデュース、リユースには、このようなことが考えられます。まずは2Rに取り組みましょう。

そしてリサイクル なぜ、まずは2Rなの? リサイクル(不要になったものは資源として活用する)  ○缶・びん・ペットボトルや容器包装プラスチックの分別をしっかりする  ○新聞・雑がみ・ダンボールなどは、地域の資源集団回収に出す  ○パソコン・ゲーム機・カメラなどの小型家電は、回収ボックスに出す なぜ、まずは2Rなの?  リサイクルはとても大切な取り組みですが、リデュースやリユースに比べて、回収したものを運んだり、製品化するときに、電気・燃料などのエネルギーが多く必要で、お金もかかります。  ごみを減らすためにまずは、より環境にやさしいリデュースやリユースの2Rに取り組むことが重要です。

燃えるごみのゆくえ 焼やす 埋める 5万8千トン 発電 (市民1人 1,136円) ・大阪湾フェニックスセンター 埋立量 JICA研修  (2016年9月18日) 神戸市環境局資源循環政策課 燃えるごみのゆくえ 焼やす 埋める 発電 ・3か所の焼却施設(クリーンセンター)  焼却量    45万8千トン  焼却熱発電量    約6万世帯分約2億1千6百万kwh              (年間電力消費量)  売電収入17億4千万円               (市民1人 1,136円)  ・大阪湾フェニックスセンター  埋立量  5万8千トン  ・一部リサイクル(セメント原料)    472トン ○ごみ処理の流れをごみの種類ごとに見てみましょう。 ○燃えるごみは、市内3箇所のクリーンセンター(※)で燃やし、残った焼却灰を大阪湾フェニックスセンター(埋め立て処分場)に埋めたてます。(一部の灰はセメント原料にリサイクルしています) ※東クリーンセンター(東灘区)、港島クリーンセンター(中央区)、西クリーンセンター(西区) ○ごみを燃やす際に発生する熱を利用して、発電を行っています。また電気を売却して、収入を得ています。 ※フェニックス事業:近畿圏の168市町村が参画し、各市町村の連携による広域処理のことです。近畿圏では、内陸部において処分場確保が困難であることから、1981年に制定された「広域臨海環境整備センター法」に基づき、大阪湾に廃棄物の埋め立て処分場を作り、埋め立て後は港湾施設等として活用する事業「フェニックス事業」が行われています。 フェニックスの埋め立て処分場は、神戸沖以外にも、大阪市などに3箇所あります。 ※平成29年度実績 

燃えないごみのゆくえ 砕く 埋める リサイクル 埋め立て量 1万6千トン 焼却量 1万4千トン (市民1人 43円) ・布施畑環境センター  埋め立て量 1万6千トン ・クリーンセンター  焼却量    1万4千トン ・布施畑環境センター破砕選別施設  破砕処理量 2万4千トン  金属くずリサイクル量 3千トン  金属売却収入 6千6百万円         (市民1人 43円) ○燃えないごみは、布施畑環境センター破砕選別施設に運びこまれます。機械で、ごみを小さく砕き、「燃えるもの」「燃えないもの」「金属」に分けます。 ○「燃えるもの」はクリーンセンターへ運び・燃やし、「金属」は売却・リサイクルし、「燃えないもの」は土の中に埋めます。 ※布施畑環境センター:1972年に開設。埋め立て面積107ha、一般廃棄物の内陸処分場としては国内最大規模です。  ※平成29年度実績

缶・びん・ペットボトルのゆくえ リサイクル 選別処理量 2万トン 引き渡し量 1万2千トン 売却収入3.7億円 〔内訳〕 ・資源リサイクルセンター  選別処理量 2万トン  引き渡し量 1万2千トン  売却収入3.7億円           (1人 7.8kg 241円)  〔内訳〕  アルミ缶  1,920トン 3億2千1百万円         (1人 1.3kg 210円)  スチール缶  1,515トン  4千9百万円           (1人 1.0kg 32円)   びん  4,624トン 売却されていません           (1人 3.0kg  0円)  ペットボトル  4,242トン  8千8百万円            (1人 2.8kg 52円) ○缶・びん・ペットボトルは、資源リサイクルセンターへ運びこまれます。異物を取り除き、アルミ缶・スチール缶・無色びん・茶色びん・その他色びん・ペットボトルに選別して、圧縮・成形のうえ民間のリサイクル業者に売却し、右図のものにリサイクルされています。 ※平成29年度実績

容器包装プラスチックのゆくえ リサイクル リサイクル量 7,987トン 収入 44,426千円 (1人 5.2kg 29円) ・民間選別施設 リサイクル量 7,987トン 収入 44,426千円 (1人 5.2kg 29円)  ※平成29年度実績 ○容器包装プラスチックについては、市内2ヶ所の民間選別処理施設に運び込まれます。選別・圧縮の上、民間のリサイクル業者に売却し、プランターやベンチなどにリサイクルされています。 ○ごみをしっかり分別することによって、このようにリサイクルをすることができるのです。 リサイクルによる削減エネルギー  灯油に換算すると、18リットル缶29万個分 CO2削減量は、自家用車2万9千台分 ※平成23年4月~9月実績データに基づくLCA分析による

市民・事業者の理解・協力(活発な地域・事業活動) 神戸市がめざす姿 《 基本理念 》 第5次計画期間 平成28年度~平成37年度 次世代へつなげる循環型都市“こうべ” 基本方針 1 基本方針 2 基本方針 3 むだをなくし、ごみを できるだけ出さない 暮らしの確立 (2Rの推進) 効率的で適正な 処理に向けた排出・ 分別ルールの徹底 若者から高齢者 まで幅広い市民や 全ての事業者に いきわたる情報発信 と行動の展開 ○神戸市では、平成28年3月に一般廃棄物処理基本計画を策定し、基本方針のもと、ごみの減量・資源化施策を推進しています。 ○市民相互のきずなや活発な地域活動といった神戸の特性を生かし、市民・事業者の協力の下、継続的な啓発に努めていきます。 ○デザインを工夫することで市民・事業者の取組み意識を高め、日々の具体的な行動に結びつく効果的な方法で施策を展開していきます。 「継続的な啓発」 「デザインの工夫」 日々の具体的な行動 市民・事業者の理解・協力(活発な地域・事業活動)

計画の将来目標(削減目標) (195,400トン→175,400トン) 10%削減 2025年度までに10%の削減を目指します。 ▶ 紙、古着・古布の回収促進 ▶ 缶・びん・ペットボトル、 容器包装プラスチックの分別徹底 ▶ 食品ロスの削減 10% 廃棄された食品ロス ○一般廃棄物処理基本計画では、ごみの削減目標を立てており、2025年度までに10%削減を目指すのが目標です。 ○家庭系ごみは、1人1日当たり排出量が500g/日(2013年度:平成25年度)を2025年度までに10%削減し、450gを目指します。 ○ごみの中身を見ると、紙など資源化可能なものが多く含まれています。分別の徹底や食べ残しといった食品ロスを削減することで10%削減の達成が可能です。 ○2017年度の実績は、家庭系ごみ1人1日当たり排出量は480g/日でした。(4%削減達成) ●家庭系ごみ1人1日あたり排出量(資源物除く) 50g/日                    (500g/日→450g/日)  ●事業系ごみの排出総量 20,000トン削減          (195,400トン→175,400トン)

ごみ袋のデザインによる分別啓発 ・ごみ削減目標「10%削減」 目盛り線を入れて視覚化(燃えるごみ) ・ごみ削減目標「10%削減」 目盛り線を入れて視覚化(燃えるごみ)  ・分別徹底によるリサイクルの推進・事故防止  ・外国人へのごみ出しルール啓発 6か国語対応  (英語、韓国・朝鮮語、中国語、ベトナム語、スペイン語、ポルトガル語)  ごみ袋デザインイメージ ○ごみの減量や分別徹底によるリサイクルの推進のため、皆さんが日々使っている、ごみ袋のデザインを工夫し、啓発をしています。 ○具体的には、「燃えるごみ」の袋に、毎日のごみ量を目で意識して、ごみの減量に努めてもらうために、「10%削減」を目盛り線と、ごみを減らすため紙のリサイクル、食品ロスの削減のメッセージを入れています。 ○「缶・びん・ペットボトル」及び「容器包装プラスチック」の袋は、分別の推進とリサイクルの品質向上のために、リサイクルする物や分別のマークを大きなイラストやメッセージで表現しています。 ○「燃えないごみ」については、発火・爆発事故を防止するために、カセットボンベ(カセットコンロ用ガスボンベ缶)とスプレー缶(ヘアスプレー等ガスが入った缶)が他の物と袋を分けることをはっきりとイラストで表現しています。 ○すべてのごみの袋に外国人居住者でも分別を守っていただくために、英語、韓国・朝鮮語、中国語、ベトナム語、ポルトガル語、スペイン語の6か国語で表記しています。  平成29年7月から販売

ごみの中身は?~組成調査結果~ 調査対象 各区100世帯分程度 調査区分 燃えるごみ、燃えないごみ 調査対象 各区100世帯分程度 調査区分 燃えるごみ、燃えないごみ      缶・びん・ペットボトル、容器包装プラスチック ○指定袋のデザインを変更し、しっかり分別して出していただきたいと思っていますが、実際にごみは分別されているのでしょうか。 ○分別の状態や、ごみの状況を把握するため、年1回組成調査というものをしています。ごみの排出実態を把握して、適切なごみ処理計画の立案に活かしています。

燃えるごみ 組成調査グラフ 重量比 排出ルールどおり 67% 台所ごみ 30% 排出ルール違反 6% 容器包装以外の プラスチック 4% 段ボール 新聞紙 雑がみ 燃えるごみ 排出ルールどおり 67% 資源化可能 26% 排出ルール違反 6% 資源紙 17% 台所ごみ 30% その他 燃えるごみ 28% 容器包装プラスチック(汚れあり) 5% 燃えないごみなど  6% 缶・びん・ ペットボトル 古布 5% 容器包装以外の プラスチック  4% 重量比 容器包装 プラスチック (汚れなし)  4% 資源集団回収にだすピー! 容器包装プラチックにだしてね! 白色トレイ プラ製容器包装材 ○燃えるごみの中身を見てみると、リサイクルできる紙が17%、缶・びん・ペットボトル、容器包装プラスチックなどを含めると、資源化できるものが26%もありました。 ○手付かず食品・食べ残しといった食品ロスが5%あります。 ○ごみの減量・資源化のためには、分別の徹底や食べ残しといった食品ロスを削減することが重要です。 食品ロス 5% 食べ残し 手つかず食品 もったいないやん! 買物は計画的に!

台所ごみの水切りの徹底 割合 ・燃えるごみの約3割が台所から出る生ごみ(厨芥類)。 生ごみの内、7割から8割が水分。 効果  生ごみの内、7割から8割が水分。 効果 ・収集車の運搬効率が向上、CO2の排出削減ができる。  悪臭や腐敗防止にもつながる。 捨てる前にひと工夫!  ・生ごみの水切り方法  ① 乾いたものは、乾いたままにして捨てる(ぬらさない)。  ② 水分を含んだものは、水切りネットで体重をしっかり乗せて    ぎゅっとしぼる。または、乾燥させてから捨てる。 ○燃えるごみの中で約3割を占めているのが、台所から出る生ごみです。 ○生ごみのうち7~8割が水分です。水切りを一工夫することで、生ごみの量が減ります。また、悪臭や腐敗防止にもつながります。 ○ぜひ、生ごみを“ぎゅっとしぼる”ことを意識するよう、家族のみんなにも伝えてください。

> 食品ロスの削減 ~深刻な現状~ 357万トン 289万トン 日本の「食品ロス」(2015) 約 646 万トン(※) 食品ロスの削減 ~深刻な現状~ 日本の「食品ロス」(2015) 約 646 万トン(※) 世界全体の食糧援助量(2015) 約 320 万トン > うち事業系 うち家庭系 357万トン 289万トン (※)国民1人1日あたり・・・食品ロス量 約139g(茶碗1杯のご飯の量に相当)   神戸市民1人あたり・・・年間12kg、12,000円分(事業系及び過剰除去を除く) 廃棄された食品ロス ○手付かず食品・食べ残しといった食品ロスが、家庭でも飲食業界でも大きな問題となっています。 ○日本で捨てられて食品は、年間646万トンにもおよび、世界全体の食糧援助量の2倍になっています。1人1日当たり茶碗1杯のご飯の量相当が捨てられています。 ○神戸市民一人当たり、年間12kg、12,000円相当分(※)の食品が作りすぎたり、賞味期限切れによって捨てられています。  ※1個80円のコロッケ(80g)で換算 〇食品ロスの現状を詳しく見ていきましょう。

食品ロスの削減 ~手付かず食品~ 夏季・冬季を通じて、生鮮野菜・生鮮果物・大豆加工品の廃棄が多い 【冬季】 【夏季】 食品ロスの削減 ~手付かず食品~ 廃棄された手付かず食品の分類(件数ベース) 【冬季】 【夏季】 (N=1,954) (N=866) ○手付かずで廃棄された食品のうち最も多かったのは「生鮮野菜」で、冬季3割強と夏季5割弱といった割合になりました。それに続くのが「生鮮果物」と、豆腐・納豆といった「大豆加工品」で、その3品目で全体の5割を超えています。 ○生鮮野菜のうち、冬季・夏季を通じて、きゅうり、レタス、キャベツ、もやしなどの廃棄が多い結果になりました。 夏季・冬季を通じて、生鮮野菜・生鮮果物・大豆加工品の廃棄が多い

食品ロスの削減 ~食べ残し~ 夏季・冬季を通じて、副菜やごはんの廃棄が多い 【冬季】 廃棄された食べ残し食品の分類(件数ベース) 【夏季】 食品ロスの削減 ~食べ残し~ 廃棄された食べ残し食品の分類(件数ベース) 【冬季】 【夏季】 (N=1,581) (N=798) ○一方、食べ残しは「サラダ・野菜・海藻・豆類」といった副菜とごはんが2大品目になっており、両者で4割を超える割合になっています。 夏季・冬季を通じて、副菜やごはんの廃棄が多い

食品ロスの削減 ~子ども・高齢者に多い~ 子どもがいる世帯と単身高齢者世帯は特に「食べ残し」が多い  ~子ども・高齢者に多い~ 子どもがいる世帯や単身高齢者世帯など、世帯毎の課題がわかった (g) 子どもの有無別の食品ロス発生回数 (回/4週) 手付かず食品 食べ残し 子どもあり 子どもなし 単身(高齢者なし) 単身(高齢者あり) 2人以上(子どもなし・高齢者なし) 2人以上(子どもあり・高齢者なし) 2人以上(子どもなし・高齢者あり) 2人以上(子どもあり・高齢者あり) 1人1日あたり食べ残し重量比較 (世帯構成別) ○食品ロスについて、世帯ごとの状況を見てみましょう。 ○特に「食べ残し」については、子どもがいる世帯と単身高齢世帯が、必要以上に多くの料理を作ってしまい、食べ残しが多くなる傾向があります。 ○ぜひ出された料理は残さず食べるようにしましょう。 子どもがいる世帯と単身高齢者世帯は特に「食べ残し」が多い

食品ロスの削減~ロスにつながる行動~ 手付かず食品 食べ残し 月2.0回 □家にあるものをうっかり買ってしまう 発生回数への影響 あてはまるものが いくつあるかな? □家にあるものをうっかり買ってしまう 月2.0回 手付かず食品 □数量限定・期間限定をよく買う 月1.2回 □閉店前の値引き商品をよく買う 月1.2回 □賞味・消費期限の長いものを買う 月0.8回 月0.16回 □常備している食品がある(1種類あたり) 食べ残し □賞味・消費期限の長いものを買う 月1.6回 ○これは、買い物行動と廃棄回数との関係です。 ○事前アンケートで買い物をするときの行動をお聞きし、その行動を取っている世帯と取っていない世帯で廃棄回数の差を調べました。 ○それによると、「家にあるものをうっかり買ってしまう」世帯では、そうでない世帯よりも手付かず食品で月あたり2回の廃棄回数の増につながっていました。 ○「数量限定・期間限定をよく買う」「閉店前の値引き商品をよく買う」場合も、手付かず食品の廃棄につながる傾向がうかがえます。 ○また、「賞味・消費期限の長いものを買う」世帯では、手付かず食品で月あたり0.8回の、食べ残しで月あたり1.6回の、それぞれ廃棄回数の増につながっていました。 □買物をしながら献立を考える 月0.8回 □閉店前の値引き商品をよく買う 月0.8回 月0.4回 □一週間程度の食品をまとめて買う ※回数は、1月(4週間)あたりの廃棄回数への影響

食品ロスの削減 ~ 主な取り組み~ ■ 食品ロスダイアリーの取組推進 見える化・自覚化を促進、学習効果を期待 食品ロスの削減  ~ 主な取り組み~ ■ 食品ロスダイアリーの取組推進  見える化・自覚化を促進、学習効果を期待  地域団体の取り組みに対して助成 ■ 野菜の長持ち保存と使いきりの実践  少しの工夫で、おいしく食事して食品ロスをストップ ■ フードドライブの実施  小売店舗・地域団体において順次拡大  賞味期限確認のきっかけに   (実施例)     イオン市内全7店舗で毎月第2月曜から7日間    ダイエー5店舗で毎月第3月曜から7日間     コープこうべ市内全61店で年2回実施予定 ■ 食品ロス削減協力店とバイバイキャンペーン  事業者で発生する食品ロスを削減するための取組を推進 ○神戸市では、食品ロスを減らす様々な取り組みをしています。 ○食品ロスダイアリーは、実際に食品を捨ててしまったときに、捨てたものや量、それを入手した方法、捨てた理由などを記録していくものです。記録していくことで、食品ロスが自分自身の問題であることを認識できるので、続けていくことで、廃棄量を減少させることが期待できます。 ○野菜の長持ち保存も少しの工夫でできます。 ○市内のスーパー等では、フードドライブを実施しています。賞味期限まで1か月以上あり、使う予定のないものは、食べ物に困っている方への支援として提供していただくことが可能です。未開封のもので、賞味期限1ヶ月以上あり、常温保存、製造・販売者が表示され、成分・アレルギー表示があるものが対象です。 〇普段の生活の中で、ちょっとした工夫や心がけを行うことで食品ロスを減らすことができます。皆さんもぜひ取り組んでみてください。

資源集団回収活動 ~意義~ 毎日の暮らしの中で必ず出てくる「古紙」や「古着」をリユース・リサイクルするため、自治会などの地域住民団体が中心として集団回収を実施 ○燃えるごみの処理量を減らす ⇒二酸化炭素(CO2)の削減 ○紙の再資源化による木材伐採の抑制     ⇒森林など自然環境の保護 廃棄された食品ロス ○資源としてリサイクルできる紙が、燃えるごみに出されています。紙は「ごみ」として出さずに、分別して「資源」としてリサイクルしましょう。 ○資源としてリサイクルすることで、二酸化炭素の削減、森林などの自然環境保護につながります。 ○神戸市では、新聞紙・段ボール・雑紙・紙パックといった古紙や古着などをリサイクルする方法として、資源集団回収活動を行っています。 ○市では回収せず、地域団体やマンション管理組合が契約した業者が回収しており、市から地域団体等へ助成金が出されます。 〇現在、多くの地域で資源集団回収活動が行われています。 ○助成金による地域活動への支援    ⇒回収活動を通じた地域コミュニティの活性化

資源集団回収活動 ~古紙リサイクルの仕組み~ 何に生まれ変わるのか…? 段ボール 段ボール 厚紙 新聞 新聞 雑誌・雑がみ 印刷用紙 資源集団回収活動   ~古紙リサイクルの仕組み~ 何に生まれ変わるのか…? 段ボール 段ボール 厚紙 新聞 新聞 雑誌・雑がみ 印刷用紙 廃棄された食品ロス ○資源集団回収活動によって集められた古紙は、それぞれダンボールや新聞など色々なものへ生まれ変わります。 紙パック トイレットペーパー ティッシュペーパー

資源集団回収活動 ~古着・古布のリユース・リサイクル~ 古着・古布のゆくえ 中古衣料 反毛 工業用ウエス 使用可能衣料 使用不能衣料  ~古着・古布のリユース・リサイクル~ 古着・古布のゆくえ 使用可能衣料 使用不能衣料 中古衣料 工業用ウエス 反毛 【国内市場】 リユースショップ 等 【海外市場】 アジア 等 ウエス メーカー フェルト メーカー 廃棄された食品ロス ○資源集団回収活動によって集められた古着・古布で、特に状態が良いものは、国内のリユースショップで販売されます。その他、そのまま衣類として使えるものは、アジア等へ輸出されます。 ○破れたものなど、そのまま衣類として使用できないものは、工業用のウエス(ぞうきん)や反毛に加工され、もう一度使われます。 ○古着・古布は、資源集団回収により951t、リサイクル工房に設置している回収ボックスにより5t回収し、リサイクルしています。   しかし、組成調査からの推計では、約1万tもの古着・古布が燃えるごみとして廃棄されています。 古着・古布回収実績(平成29年度)   資源集団回収 951t   リサイクル工房回収ボックス 5t ※推計では燃えるごみとして約1万t廃棄 自動車メーカー 印刷工場 鉄鋼・造船工場 自動車メーカー 住宅メーカー 家電メーカー

レジ袋の削減 レジ袋を削減したら・・・ ①ごみが減る:市内で年間約5億枚を使用 ②資源を節約:市民1人あたり年間約4ℓの原油を使用  ①ごみが減る:市内で年間約5億枚を使用  ②資源を節約:市民1人あたり年間約4ℓの原油を使用  ③地球温暖化を防止:二酸化炭素の発生を抑える さらに、環境(特に海洋)保全につながる 市内スーパーマーケットの約4割がレジ袋の無料配布を中止 国がレジ袋の有料化義務化(無料配布禁止等)を検討中 ○最近は、海洋プラスチックごみの発生抑制及び削減が国際的な課題となっています。レジ袋については、使用後にマイクロプラスチックという微細なプラスチックが海洋汚染を引き起こす可能性が指摘されています。 ○市内で年間約5億枚のレジ袋が使用されていますが、これは毎日1人1枚のレジ袋を使用している計算になります。 ○Lサイズ1枚あたり10.4ミリリットルの原油が使われているため、これを市内消費量に換算すると市民1人あたり年間約4リットルに相当すると考えられます。 ○プラスチックごみの減量、天然資源の保護や環境汚染の防止のために、レジ袋削減は重要な取り組みです。みなさんも買い物へ行く際は、マイバックを持参し、レジ袋は断りましょう。

小型家電リサイクル~神戸市の取り組み~ リサイクルボックスによる拠点回収を実施 平成2017年度(29年度) 再資源化状況 金 銀 銅 鉄 設置場所   市役所・区役所、スーパーマーケットなど        (市内約50か所) 投入口    縦30cm×横40cm×奥行35cm程度 対象品目   パソコン・タブレット端末、携帯電話・ス         マートフォン、ラジオ、デジタルカメラ、        ビデオカメラ、音楽プレイヤー、ゲーム機        、時計、電卓、電子辞書など リサイクルボックス 平成2017年度(29年度) 再資源化状況 (単位:kg) 廃棄された食品ロス ○パソコン、タブレット端末、携帯電話、スマートフォンなどの小型家電には、金・銀・銅など、様々な有用金属が使われています。 ○有用金属の資源化促進のため、市内各所にリサイクルボックスを設置し、小型家電の回収事業を実施しています。 ○小型家電を廃棄する際には、ぜひリサイクルボックスへの投入をお願いします。 金 銀 銅 鉄 アルミ 0.62 2.94 750.64 7,043.58 706.00

さいごに 次世代につなげる循環型都市“こうべ”のために「ごみ10%削減」を目指し、減量・資源化に取り組んでいます。 「1人1日50グラム」の削減にご協力をお願いいたします。 ○学んだことを日々の行動で実践し、ごみを減らすこと、またごみと資源の分別を徹底することによって、ごみ10%削減に取り組んでいただきたいと思います。

クイズ① Q1.市民1人が家庭から一日で出すごみの量はどれくらいでしょうか? (燃えるごみ・燃えないごみ・大型ごみの合計)    (燃えるごみ・燃えないごみ・大型ごみの合計)   (1) おにぎり1個分(約100g)    (2) おにぎり5個分(約500g)    (3) おにぎり10個分(約1000g) Q2.神戸市のごみ量は一番多い時(平成12年)と比べてどれくらい     減ったでしょうか?   (1)約5分の1(-20%)   (2)約3分の1(-33%)   (3)約半分(-50%) Q3.燃えるごみの中で、重さの割合で一番多いものは何でしょうか?   (1) 生ごみ   (2) リサイクルできる紙   (3) リサイクルできるプラスチック A1.正解は、「(2) おにぎり5個分(約500グラム)」です。 解説: 神戸市では、平成37年(2025年)までにごみを-10%(50グラム)削減する目標を立てて、減量化とリサイクルに取り組んでいます。 なお、1年間では、176キログラムとなります。内訳は、燃えるごみ165キログラム、燃えないごみ7.6キログラム、大型ごみ2.8キログラムです。 A2:正解は、「(3)約半分(-50%)」です。 家庭から出るごみと事務所から出るごみを合わせて、平成12年(2000年)では939,247トンでしたが、平成29年(2017年)では490,885トンと約半分(-48%)に減少しました。 特に家庭から出るごみは、平成12年(2000年)、全国の大都市(政令市)の中で最も多かったですが、市民のみなさんの減量や分別へのご協力により大きく減らすことができました。 A3:正解は、「 (1) 生ごみ」です。 台所から出る生ごみが30%、リサイクルできる紙(汚れていないもの)17%、リサイクルできるプラスチック(汚れていないもの)4% となっています。 ※平成29年度実施家庭系組成調査より

クイズ② Q4.無駄なものを買わないなどごみとなるものを減らすことを何と言う? (1) リデュース (2) リユース (3) リサイクル   (1) リデュース   (2) リユース   (3) リサイクル Q5.食べずにそのまま捨てられた食品(手つかず食品)や食べ残して     捨てられた食品(食べ残し)である食品ロスは、年間、家庭から どれくらい出ている? (1) 市民1人あたり3kg (2) 市民1人あたり6kg (3) 市民1人あたり12kg Q6.次のうちリユースの取り組みはどれでしょうか?   (1) インターネットオークションで不要になったものを売る   (2) マイバッグを使う   (3) 使い切れなかった食材を別の料理に使う A4:正解は、「(1) リデュース」です。 解説: リデュースとは、不要となる物の「発生」を減らすこと、リユースとは、使う人が替わって、そのままの形で再び使われること、リサイクルとは、加熱して溶かすなどして、原料に戻して作り変えることを言います。 たとえば、使い捨ての紙コップを使わず、ガラスのコップを使うことや、レジ袋を受け取らずマイバッグを使うなどもリデュース(発生抑制)になります。 割りばしではなく、洗って繰り返えし使える箸を使うことや中古品の販売・使用はリユース(再使用)になります。 アルミ缶やびんを溶かして再び缶やびんに作り変えることは、リサイクル(再生利用)になります。 リサイクルには分けて、集めて、溶かして、作りかえる時に多くの手間やエネルギー、お金が必要です。神戸市では、リサイクルに比べて環境により優しい、リデュースとリユース(2R)の取り組みを優先的に推進しています。 A5:正解は、「(3) 市民1人あたり12kg」です。  1グラム1円(コロッケ1個80グラム、80円に換算)とすると、12,000円に相当します。 食品ロスを出さないために、冷蔵庫の中や食品在庫を確認しましょう! 値段が安いからといって、食べ物を買いすぎないようにしましょう! 料理は食べ切れるだけ作り、余った食材は別の料理にアレンジして残さず食べましょう! A6.正解は、「(1) インターネットオークションで不要になったものを売る」です。 解説:   「 2. マイバッグを使う」、「 3. 使い切れなかった食材を別の料理に使う」は、リデュースの取り組みです。

データ 10 神戸 481g ●家庭系ごみ1人1日あたり排出量(資源物除く)平成28年度実績 (政令指定都市比較) 順位 都市名 ごみ量※ 広島 354g 2 大阪 356g 3 京都 360g 4 札幌 388g 5 熊本 411g 6 横浜 416g 7 新潟 457g 8 川崎 北九州 466g 10 神戸 相模原 481g 順位 都市名 ごみ量※ 12 浜松 485g 13 仙台 489g 14 岡山 491g 15 名古屋 493g 16 千葉 494g 17 さいたま 496g 18 堺 512g 19 福岡 517g 20 静岡 547g 神戸市は、家庭ごみ1人1日当たりの排出量(資源物を除く)については、政令指定都市の中で10位となっている。 ※ごみ量は、環境省一般廃棄物処理実態調査(平成28年度)を基に1人当たりごみ排出量を参考値として算出