Group D
目次 1.まとめ 2.財務比率分析などで気が付いた違い 3.しまむら 経営者の視点 4.しまむら 投資家の視点 5.ファーストリテイリング 経営者の視点 6.ファーストリテイリング 投資家の視点
1.まとめ
1.まとめ 経営者の視点としては・・・ 甲乙つけがたい 投資家の視点としては・・・ ファーストリテイリング
2.財務比率分析などで気が付いた違い
2.財務比率分析で気が付いた違い
しまむらは国内・地方がメイン、ファーストリテイリングは都市部がメインで海外も展開 2.財務比率分析などで気が付いた違い 安全性はしまむらが高い。 資本効率性・収益性はユニクロが高い。 しまむらは国内・地方がメイン、ファーストリテイリングは都市部がメインで海外も展開 IRに対する姿勢が違う 社外取締役の数 ファーストリテイリング5/6 vs しまむら 2/6 表にして、違いを見せる。同じことをいうことになるので・・・
3.しまむら 経営者の視点
3.しまむら 経営者の視点 – 経営理念
構成比率 貸借対照表(しまむら) 百分比 51.8% 12.0% 4.0% 5.5% 0.8% 0.0% 13.3% 0.6% 30.8% 構成比率 貸借対照表(しまむら) 勘定項目 百分比 流動資産 51.8% 流動負債 12.0% 現金預金 4.0% 仕入債務 5.5% 売上債権 0.8% 短期借入金 0.0% 棚卸資産 13.3% 1年以内に返済予定の長期借入金、社債、転換社債など 0.6% 有価証券 30.8% 固定負債 1.2% 固定資産 48.2% 長期借入金 有形固定資産 36.3% 社債・転換社債 無形固定資産 0.3% 純資産 86.8% 投資その他資産 11.6% 株主資本 86.1% 繰延資産 その他の包括利益累計額 0.7% 総資産 100% 負債・純資産 ※201年度決算(2016年2月期)を表示。 10
構成比率 貸借対照表(ファーストリテイリング) 構成比率 貸借対照表(ファーストリテイリング) 勘定項目 百分比 流動資産 75.1% 流動負債 25.1% 現金預金 30.5% 仕入債務 15.6% 売上債権 3.8% 短期借入金 0.4% 棚卸資産 22.3% 1年以内に返済予定の長期借入金、社債、転換社債など 有価証券 0.0% 固定負債 8.3% 固定資産 24.9% 長期借入金 1.4% 有形固定資産 11.1% 社債・転換社債 無形固定資産 5.9% 純資産 66.6% 投資その他資産 株主資本 52.3% 繰延資産 その他の包括利益累計額 12.2% 総資産 100% 負債・純資産 ※2015年度決算(2015年8月期)を表示。 11
安全性分析 長期支払能力(しまむら) 定義 自己資本比率 負債比率 固定比率 固定長期適合比率 営業CF対固定負債比率 2014年2月期 安全性分析 長期支払能力(しまむら) 定義 2014年2月期 2015年2月期 2016年2月期 自己資本比率 86.6% 86.8% 負債比率 15.5% 15.2% 固定比率 56.6% 55.3% 55.6% 固定長期適合比率 54.9% 54.0% 54.8% 営業CF対固定負債比率 309.0% 417.7% 564.5% 12
安全性分析 長期支払能力(ファーストリテイリング) 安全性分析 長期支払能力(ファーストリテイリング) 定義 2013年8月期 2014年8月期 2015年8月期 自己資本比率 63.3% 62.3% 64.5% 負債比率 54.6% 57.6% 51.8% 固定比率 46.2% 44.5% 38.5% 固定長期適合比率 39.7% 39.2% 34.1% 営業CF対固定負債比率 105.9% 133.1% 139.6% 13
3.しまむら 経営者の視点 – 国内・地方重視 海外売上比率: 1% 高い地方への依存: SMBC日興レポート P7 3.しまむら 経営者の視点 – 国内・地方重視 海外売上比率: 1% 海外に進出していなく、地方が多い。→安定志向 高い地方への依存: SMBC日興レポート P7 国内、地方を重視した安定した経営 14
4.しまむら 投資家の視点
4.しまむら 投資家の視点 – ROE 分析 ROEが低い。①ROSが低いから②財務レバレッジが低いから vs FR
構成比率 ②貸借対照表(しまむら) 百分比 51.8% 12.0% 4.0% 5.5% 0.8% 0.0% 13.3% 0.6% 30.8% 構成比率 ②貸借対照表(しまむら) 勘定項目 百分比 流動資産 51.8% 流動負債 12.0% 現金預金 4.0% 仕入債務 5.5% 売上債権 0.8% 短期借入金 0.0% 棚卸資産 13.3% 1年以内に返済予定の長期借入金、社債、転換社債など 0.6% 有価証券 30.8% 固定負債 1.2% 固定資産 48.2% 長期借入金 有形固定資産 36.3% 社債・転換社債 無形固定資産 0.3% 純資産 86.8% 投資その他資産 11.6% 株主資本 86.1% 繰延資産 その他の包括利益累計額 0.7% 総資産 100% 負債・純資産 ※201年度決算(2016年2月期)を表示。 17
4.しまむら 投資家の視点 (ROSが低い理由) 短期思考 地方・国内重視のため 長期思考 マクロ環境に対する対応 人口減少、地方衰退⇒ストーリーが見えない ROEが低い。①ROSが低いから②財務レバレッジが低いから vs FR 営業時間を延ばす マクロ環境に対する対応 - 人口減少、地方衰退ーストーリーが見えない。(長期視点)
■一人当たりGDPと衣服・フットウェア消費の関係性 衣服・フットウェア需要の推移 2005 2008 2010 2011 2012 2013 2014 CAGR:'10-'14 US 326.6 335.4 335.8 354.6 370.1 378.6 385.7 3.5% EU19 322.0 407.9 360.4 381.2 346.4 355.4 359.7 -0.1% EU28 434.7 545.7 480.2 512.2 476.9 492.0 508.1 1.4% Japan 89.1 92.7 103.2 118.3 120.2 105.4 100.6 4.1% ※OECD統計に基づき作成。単位はBIL US dollars。CAGRは現地通貨ベース。 ■一人当たりGDPと衣服・フットウェア消費の関係性 ※円の大きさは衣料消費総額 19
5.ファーストリテイリング 経営者の視点
5.ファーストリテイリング 経営者の視点
5.ファーストリテイリング 経営者の視点
5.ファーストリテイリング 経営者の視点 5兆円
5.ファーストリテイリング 経営者の視点 HPの小売と時価総額のコピペ M&A
5.ファーストリテイリング 経営者の視点 <対策> 国内でのe-commerce 海外展開(アジア、アメリカ) 5.ファーストリテイリング 経営者の視点 戦略としてのe-commerceと海外展開 <対策> 国内でのe-commerce 海外展開(アジア、アメリカ)
5.ファーストリテイリング 経営者の視点 懸念① 5.ファーストリテイリング 経営者の視点 懸念① <海外売上高> 海外利益率 有報のP84で海外で利益率が低い。 日本58%(OP ratio 15%)、中国12%、その他海外30% (海外OP ratio 7.2%, グローバルブランド 4.9%)
クロスセクション分析①(資産) ※2015年度決算(2015年8月期-2016年3月期)を表示。 27
時系列分析①(資産、ファーストリテイリング) 28
6.ファーストリテイリング 投資家の視点
クロスセクション分析 ROS ※2015年度決算(2015年8月期-2016年3月期)を表示。 30 30
クロスセクション分析 収益性 ※2015年度決算(2015年8月期-2016年3月期)を表示。 31 31
時系列分析 利益率(ファーストリテイリング) 時系列分析 利益率(ファーストリテイリング) 32 32
時系列分析①(資産、ファーストリテイリング) 33
マクロ環境への打ち手としてはあっている。 今後国内マーケットが緩やかになる中での対策 6.ファーストリテイリング 投資家の視点 <今後の懸念点> マクロ環境への打ち手としてはあっている。 今後国内マーケットが緩やかになる中での対策 中国マーケットでの対応 今後も継続してヒット商品が生まれるか? 国内・海外の比率 IRがうまい。中国への対応。マクロ環境への打ち手はあっているが、中国マーケットだけは心配。国内が緩やかになるのが見えているが・・・。
まとめ
経営者の視点 ファーストリテイリング しまむら 経営方針 成長志向 グローバル展開 投資家目線での経営 独自の堅実経営方針 地域に根差した安定経営 従業員・地域を大事 どちらの経営方針も十分理解できる
投資家の視点 ファーストリテイリング しまむら Good わかりやすいIR 経営課題の認識と打ち手がマッチしている⇒成長戦略が明確 経営者のカリスマ性 安定感にあふれた平均以上の経営力 Bad 経営指標をグローバルトッププレイヤー並みに改善してほしい IRが不十分 経営課題が不明で打ち手も不明⇒今後の成長が判断できない ファストリテイリングのほうが魅力的!!
中長期の経営戦略を明示してほしい 投資家視点での要望(しまむら) 国内人口減少・高齢化への対応 海外展開の方針 財務戦略、特にキャッシュの使い道 明示できないなら、株主還元すべし MBOも検討すべき