健康と温泉フォーラム オーガニックファームにおける心の健康づくり 保健農園ホテルフフ山梨の紹介 健康と温泉フォーラム オーガニックファームにおける心の健康づくり 保健農園ホテルフフ山梨の紹介 株式会社グリーンドック 春日 未歩子
運営母体 翠会ヘルスケアグループ 株式会社ジャパンEAPシステムズ 精神科医療機関・介護福祉施設 企業のメンタルヘルス対策 カウンセリングサービス 株式会社グリーンドック 自然環境を活用し 健康向上・予防に取り組む 保健農園ホテルフフ山梨
民事訴訟に連動し安全配慮義務違反訴追の動向 精神疾患による労働災害申請状況 民事訴訟に連動し安全配慮義務違反訴追の動向 11
自殺の原因 勤務問題の内容 2017年自殺者総数 21,321人 2016年増減率 -2.6% 年齢別増減率 ~19歳 9.0% 自殺の原因 勤務問題の内容 2017年自殺者総数 21,321人 2016年増減率 -2.6% 年齢別増減率 ~19歳 9.0% 職業別増減率 無職の学生・生徒 3.3% 被雇用者・勤め人 1.7% ©Japan EAP Systems 12
今、取り組むべきこと 過労死・過労自殺が、なぜ起きるのか? ⇒疲労がわからない ⇒本当に望んでいることが見えなくなっている 過労死・過労自殺が、なぜ起きるのか? ⇒疲労がわからない ⇒本当に望んでいることが見えなくなっている なぜ倒れるまで働いてしまうのか 視野が狭くなっている 誰もが幸せになりたいと思っているはず
ストレスと健康障害のメカニズム 大脳皮質 大脳辺縁系 視床下部 ストレッサー 自律神経系 内分泌系 免疫系 認知・評価 不眠症 不安障害 うつ病 高血圧・十二指腸潰瘍など 糖尿病・心筋梗塞など 感冒・気管支炎など 中枢神経系 (神経伝達物質 の生成と伝達) 疲労 達成感でごまかせる 生体機能の調整は、自律神経によって1000分の1秒単位で行われている 睡眠中も動いている ヒトヘルペスウィルス 疲労していると唾液中に増える
つながりを取り戻す こころとからだのつながり 人とのつながり 魂とのつながり 自然とのつながり 日常の刺激の遮断が必要 「リトリート(Retreat)」 逃避や避難するといった意味 頭だけ、身体だけ、ではなく 人との安心できるつながりを持つには、頼ることができるかどうか、本音で語れるかどうか 自分の本当に望んでいることがわかるか インタービーイング 相互依存 自分ひとりだけでは生きていけない
保健農園ホテルフフ山梨の特徴 精神科医療機関が母体 企業のメンタルヘルスを行っている メンタルヘルスのプロ集団 Greendock,Inc 保健農園ホテルフフ山梨の特徴 精神科医療機関が母体 企業のメンタルヘルスを行っている メンタルヘルスのプロ集団 ⇒こころの健康についての技術を持つスタッフが監修 施設内の散策路が森林セラピーロードとして認定 地元の食材を用い、安全な野菜中心の料理を提供 販売は、HP、ブランド力のある旅行サイト。 広報:健康にいい旅行ということでの女性誌に定期的に掲載。 医療ツーリズム特集の番組取材。 医療機関の確かな経験に基づいた 予防的な視点を持つ 心身の健康向上のための宿泊施設 8
心身の健康向上・疾病予防の 6つの視点をもつ宿泊スタイル 睡眠リズム 食事 運動 感覚活用 リラクセーション コミュニケーション 睡眠 起床時間・消灯時間の設定 テレビを置かない 食事 食事時間の設定 安全な野菜を中心にしたバランスの 取れた食事 運動 森林セラピー、ヨガなどの自律神経を 整える効果のある運動プログラム 感覚活用 農業体験、アートセラピーなどの五感 を活用するプログラム リラクセーション ゆっくり入浴 静かな時間を過ごすことができるよう さまざまなスペースがある からだの健康 からだの健康、こころの健康をトータルに整える場所。 特に自律神経を整えるためのプログラムを用意。 こころの健康 コミュニケーション 自然との交流、自分自身との交流 地元の人との交流
2泊3日のスケジュール例 3日目 2日目 1日目 7時 朝・プログラム 7時 朝・プログラム 「坐禅」 「マインドフルネス・ヨガ」 7時 朝・プログラム 「マインドフルネス・ヨガ」 8時 朝食 10時 農園づくり 7時 朝・プログラム 「坐禅」 8時 朝食 9時 LSC 自律神経測定 11時 チェックアウト 12時 昼食 フリータイム オプションプログラム 森林セラピーなど 17時 夕・プログラム 「無極功」 18時30分 夕食 20時 星空観賞など 23時 消灯 15時 チェックイン LSC 自律神経測定 17時 夕・プログラム 「からだバランス」 18時30分 夕食 20時 暖炉で読書 23時 消灯
自己肯定感を高める自然の過ごし方 からだ+こころ+自然=全体感 過去でもなく、未来でもなく、「今」を感じること そのために、感覚を活性化する過ごし方をする からだ+こころ+自然=全体感 個性を大事にする →自然の多様性に思いをはせる 自分の個性をキャッチして、長所・短所を受け入れる 距離感を大事にする → 一人で過ごす時間と、コミュニケーションを取る時間 のバランスを考える 自然の力を活かす → 太陽、雨、空気、水、土、森、植物、動物、一日の時間の流れ、 季節を感じられるようにする
積極的な予防行動につなげる 自分の心身の状態に気づく ↓ 自分の心身を大事にしたいという思い どんなことをすると自分を大事にできるか? 自分のいいところも 悪いところも認める あるがまま ↓ 自己肯定感を高める 自分の心身の状態に気づく ↓ 自分の心身を大事にしたいという思い どんなことをすると自分を大事にできるか? さまざまな体験を通して自分に合った方法を見つける 普段の生活の中でもできることを持ち帰る 新しい行動の 動機づけと 今すぐできる方法
滞在型の効果 調査参加者 男女50名(女性31名,男性19名)が参加 調査時期 2014年6月から9月 調査参加者 男女50名(女性31名,男性19名)が参加 調査時期 2014年6月から9月 調査参加者を旅行群(n = 17),研修群(n = 16), 統制群(n = 17)に無作為に割り当て
研究方法 【旅行群】 都内近郊から山梨県内の宿泊施設に移動し,宿泊型余暇を体験 事前に用意されたプログラムに参加 当該施設の専門スタッフが提供 【研修群】 都内にて,教育研修を集団で受講 効果的なストレス対処法(レクチャー&ヨガ)に関するもの およそ1時間半 【統制群】 都内にて、調査の趣旨説明のみ
結果① PANASのポジティブ情動得点では,旅行群において, 事前(M = 16.79)に比べて直後(M = 20.36)の得点が高く(p < .01) また直後に比べて一週間後(M = 16.43)の得点が低かった(p < .01) ⇒旅行群においてのみポジティブ情動得点に変化が確認
結果② 職業性ストレス簡易調査表によるストレス得点では, 研究成果は、日本国際観光学会論文集と 2015年5月にマレーシアのクアラルンプールで開催された 21th Asia Pacific Tourism Association Annual Conferenceにて発表 ベストペーパー賞に選ばれました 結果② 職業性ストレス簡易調査表によるストレス得点では, 旅行群において事前(M = 15.57)に比べて直後(M = 9.93)の得点が低く, また直後に比べて一週間後(M = 15.5)の得点が高かった ⇒旅行群においてのみ,旅行直後はストレスが下がっていた
森林セラピーの効果 神経・精神系 交感神経↓副交感神経↑ 感情・気分の改善(POMS) 森林 ストレスホルモン↓ 内分泌系 アドレナリン 神経・精神系 交感神経↓副交感神経↑ 感情・気分の改善(POMS) 内分泌系 免疫系 NK活性↑ 抗がんタンパク質↑ がん・感染症予防(乳がん・前立腺がん死亡率↓) ストレスホルモン↓ アドレナリン ノルアドレナリン コルチゾール うつ状態の改善に有効
ビジョン 「今・ここ」 体験 メンタルヘルスを高め 「未来の健康をつくる」 WHO「メンタルヘルスなくして健康なし」 メンタルヘルスを高め 「未来の健康をつくる」 WHO「メンタルヘルスなくして健康なし」 「日本人の休日への意識を変える」 「本来の自分を再確認する」 自然の中で自分らしさに気づける関わり方 効果的な休息になるようコーディネート 自分を大事にできるような方法を持ち帰ってもらう 「今・ここ」 体験