学生参画授業(中南米経済論)における学び

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社会学部 模擬授業 社会調査から見る日本社会 グラフからよみとれること 社会学科准教授 村瀬洋一  41 歳 東北大学大学院出身(行動科学専攻分野)  1997 年 10 月 立教大学社会学部に着任  専門分野 政治社会学、計量社会学、社会階層と社会意識  趣味 ドライブ、スキー、水泳、パソコンいじり.
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学生参画授業(中南米経済論)における学び 経済学教育学会第18回全国大会特別部会「学生とともに創る学びの創造」 学生参画授業(中南米経済論)における学び 第1部 本授業のアウトライン シニシズム*cynicism* (1)キニク学派の主張。現世に対して逃避的・嘲笑的な態度をとる。犬儒学派。シニスム。 (2)社会風習や道徳・理念などを冷笑・無視する生活態度をさす。犬儒主義。冷笑主義。シニスム。 2002年11月17日 長谷川伸(関西大学商学部) shin@ipcku.kansai-u.ac.jp

中南米経済論の沿革 商・文学部2-4回生向け通年・専門科目。 出席30-50名(履修100-150名)程度。 学生参画型で授業運営(2000年度以降)。 2002年11月17日 関西大学商学部長谷川研究室

学生参画型授業とは 授業(場)への参加を超えて, 授業(場)づくりに参加する 教師の教育的配慮のもとに, 受講学生が主体的に, 授業の企画・実施・伝承に参画する授業。 授業(場)への参加を超えて, 授業(場)づくりに参加する 林義樹『学生参画授業論』学文社,1994年。 2002年11月17日 関西大学商学部長谷川研究室

授業のPlan-Do-See 学生 Plan 授業前 設計・企画と準備・設営 学生 Do 授業中 授業の主催・運営 学生 See 授業後 評価・ふりかえり (クラス新聞) 2002年11月17日 関西大学商学部長谷川研究室

ラベルの活用:感想ラベル ワンセンテンスで感想をサッと書く。 学生全員が毎回の授業終了時に, 科目名と日付,学籍番号と名前を記入し, 中南米経済論2002年11月17日 商00-980 関大 太郎 まさかサトウキビから味の素ができるとは知らなかった。 参画文化研究会 複写シールラベル (1.1型) 学生全員が毎回の授業終了時に, 科目名と日付,学籍番号と名前を記入し, ワンセンテンスで感想をサッと書く。 2002年11月17日 関西大学商学部長谷川研究室

対話とふりかえり 感想ラベルの三段活用 作品 作成者 対話 感想ラベル 学生:個人 自分自身 1 感想ラベルコメント 教員 ⇆学生 2 感想ラベル 学生:個人 自分自身    やりとり 対話とふりかえり 1 感想ラベルコメント 教員 ⇆学生 2 クラス新聞 『中南米経済論新聞』 授業担当班 ⇆学生 3 学びのプロセス チャート 学生:個人 自分自身 2002年11月17日 関西大学商学部長谷川研究室

毎回の授業のコンセプト 授業担当班が発見したことの中で最も伝えたい発見を中心にして授業として組み立てる。 Before In 授業担当班の学びの旅路を辿りながら,発見を他の学生と分かち合い,味わう。 After クラス新聞の作成で対話しふりかえり,次回の授業での発表でクラスとしてふりかえる。 2002年11月17日 関西大学商学部長谷川研究室

われわれは何をしてきたのか ラテンアメリカを鏡として, ふりかえりを繰り返し, 学ぶことを学びながら, 自分をつくり, 仲間をつくり, 作品をつくってきた。 2002年11月17日 関西大学商学部長谷川研究室

関西大学商学部長谷川研究室 長谷川ゼミ(3-4回生) 基礎演習(1回生) http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~shin/ 長谷川ゼミ(3-4回生) 中国深セン市にある日系企業の中国支援施設・テクノセンター(日技城)でのインターンシップ・企業調査 基礎演習(1回生) 関大前商店街プロジェクト 2002年11月17日 関西大学商学部長谷川研究室