再臨主の路程 (1981年~1985年) 4 レベル3.

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再臨主の路程 (1981年~1985年) 4 レベル3

レーガンの選挙はきわめて苦しいものであった。71歳という高齢、既に1976年の選挙で敗北していること、俳優出身であり政治家としての実績がないこと、現職のカーター大統領には根強い人気があること、実に多くの点でレーガンが不利であることは明らかで、ほとんど全ての新聞は「カーター優勢」との論調であった。 ところが投票前日、1980年11月4日、文鮮明師は自ら創設した新聞社「NewsWorld」の朴普煕(パク・ポーヒ)社長に対して、「レーガン地滑り的勝利(Reagan landslide)」という記事を大きな活字で大々的に書くよう命じた。朴社長は仰天した。常識で考えれば、レーガンが勝つ見込みもない状況でそんな記事を書いたら新聞社は世間の笑いものになって廃刊に追いやられる。腹を決めた朴社長は文師の指示した通りの記事を出すに当たって、社員たちに対して「明日、潔く殉教新聞になりましょう。最後の新聞を勇敢に作ってください」と語た。 しかし、文師の予言は現実のものとなった。その新聞を手にしたレーガンの映像が、時差のある米国全土の開票に少なからぬ影響を与えてレーガンが奇跡的に圧勝したのである。驚いた米国の記者数百名がNewsWorld社に押し寄せ、いかにしてレーガンの勝利を予測したのかを朴社長から聞き出そうとした。その時、朴社長はレーガン勝利について文師から聞いたこと、文師自身は神から知らされたということを述べた。(人類史の大真実より)

子女の路程 文先生は、21年路程における父母の責任を果 たされた。その勝利圏を子女に相続させる新しい時代が出発した。そのために、子女が歩む公式路程の道を示されたのが「ホームチャーチ(家庭教会)」摂理である。 「ホーム・チャーチというのはいったい何でしょうか。先生が世界的に勝利した、あらゆる氏族、民族、国家的基準を統合して縮小した、世界を代表した縮小基盤であるというのです。それは世界の主権を縮小した基盤であり、世界の人類を縮小した基盤であり、各民族を縮小した基盤です。ですから、ここにおいて勝利した場合には、カイン圏の家庭ばかりでなく、民族、国家、世界にまで通ずるというのです。 」 年頭標語 1979年「家庭教会 天国実現」 1980年 「家庭教会 天国基地」 1981年「家庭教会は私の天国 1982年「家庭教会勝利」 1983年「家庭教会は我々の定着地」 1984年「祖国統一」 「万物とそれから人々、それから父母、それから神様。だから、ホーム・チャーチを通さずしては、真の父母と天の神様と一体化する平面基準を果たし得ないから、その基盤を通過しない者は天国に行かれない。‥‥ホーム・チャーチをレバレンド・ムーンが80年代に発表したということは、これは福音の中でも人類の福音である。」

父母の路程 子女の路程 主権(神・父母) 荒 野 4 0 年 路 程 21年路程 父母 国民(子女) 家庭教 会摂理 子女 国土(万物) 実体的カナン復帰 荒  野  4  0  年  路  程 子女様御聖婚 三大祝 福完成 メシヤ  21年路程 父母 国民(子女) 1945 1960 1981 1985 88  家庭教  会摂理   還故郷 氏族メシヤ 子女 世界 国家 人類 国土(万物) 家庭     万物復     帰摂理 キリスト教牧師らによる拉致・監禁始る 国際ハイウェイ提唱 教会員4000名以上が拉致・監禁される

国際ハイウェイ 1981年11月、第10回科学の統一に関する国際会議の中で、文先生は国際ハイウェイ建設の構想を提唱された。それは日本と韓国をトンネルで結び、中国からアジア、ヨーロッパ、アフリカへ、さらにはアメリカ、南米へと続く世界的な国際ハイウェイで、これを通 して東西問題、南北問題などの解決をはかり、地上天国において人体における血管のような役割を果 たすものである。特に、島国日本にとって東アジアと連結されることが、将来の命運を左右することであった。12月には日本で委員会が発足し、まず日本から大陸に向けて、日韓トンネルの掘削工事が開始された。一方で、共産党やマスコミは、批判し嘲笑った。

全体蕩減 父母(再臨メシヤ)と子女(人類)が一体化できなっかったため、蕩減の道をを行かざるを得なかったのが荒野40年路程である。40年がサタン分立の期間であるゆえ、最後の3年間が始る1983年4月に、文先生は決意を促す特別のみ言を語られた。 「この三年間は全体蕩減。‥‥先生が全体的蕩減条件を立てて、サタンから勝利的基盤を得て、それを縮小して、君たち万民ともどもが、それを成し得るような環境的勝利圏を授けるためのものがホーム・チャーチである。」 「今が先生が立っている復帰摂理において最後の終着点です。歴史的な蕩減条件として韓国、日本、アメリカ、ドイツなど四大国家を一つにまとめて祭壇に上げておき、神様の前に祭祀を捧げる歴史的な仕事をしています。これが最初で最後です。これを勝利すれば天国が出発します。‥‥」 「これを成し遂げれば、ここで完全蕩減を成し遂げることができます。‥‥この全体蕩減は、全体復帰完成を目標としています。四大国家を蕩減復帰すれば、‥‥個人、家庭、氏族、民族、国家的な蕩減基準まで立てた基台の上で、このような世界蕩減基準を立てて、新しい天国の伝統的出発点を築けば、そこから地上天国が出発するようになります。 このように、歴史的に怨讐国家である四カ国が集まって、その真ん中に神の国の伝統的中心点を立てて出発します。このようになれば、地上天国は遠くありません。地上天国はすぐ近くに近づいてきたということが、はっきりと分かりましたね。」                                (「全体蕩減」のみ言 1983.4.3)

1983年は、大韓航空機の撃墜事件、北韓によるラングーン爆弾テロ事件など、特に韓半島をめぐり、緊迫した事件が起きていた。三年間のうち最も厳しい年である二年目の1984年を迎える前に、文先生は神から、12月中に韓国の八カ都市において勝共大会をするようにとの啓示を受けられた。 「‥‥十二月は誰にとっても忙しく、慌ただしい時です。韓国において、このような大会が十二月に開かれるというようなことは、これまで一度もなかったことです。韓国の政府も信じないし、ここにいる統一教会の幹部たちでさえ、「大会はいけません」とみな反対したのです。‥‥統一信者が先生に対して信仰を保ち得なかったのです。韓国の幹部たちは、なぜ十二月に大会を開催すべきでないかを、あれこれと説明しましたが、先生はそれをすべて一蹴しました。先生は小さなノートを取り出して見せ、「この大会は神からの命令だとここに書いてある。だから必ず成功する」と言いました。」      荒野40年路程 父母 父母 1945 85 88 子女 子女  家庭教  会摂理 荒野40年路程の最後の3年間に父母と子女が一つになる摂理がなされたが、またも父母と子女が一体化できなかた。学者たちは父母を従順に支えたが、統一教会の責任者たちの不一致はサタンの讒訴条件となってしまった。

「今回、韓国での勝共大会のために、先生は72カ国の学界の指導者を招待しました。世界平和教授協議会の72人の議長団はイエス様の72人の弟子を代表するものでした。彼らは最高の知識人たちであります。国家の首班までも指示することのできる、その国においては最高の立場にある彼らを、「韓国に来てください」と要請しました。何のためなのか理由は説明しませんでした。そこで彼らは何のためか分からないままに、とにかく行けば何だか分かるだろうと考えて、信仰をもってやって来たのです。 シカゴで開催された「(第12回)科学の統一に関する国際会議」に参加した彼らは、11月29日にシカゴを発って帰途に就きました。先生は12月3日韓国に向けて出発したのですが、その時空港で指示したのです。それを聞いた時、それらの学者のうち三分の一はまだ自分の国へ到着してもいませんでしたが、先生が北韓の獄中で十二弟子を見つけたのと同じように、信仰をもって韓国まで先生を慕って来た忠実な学者たちでした。 韓国に来てから何をしたかといえば、共産主義を防御する世界的な宣言をしたのです。彼らがソウルの金浦空港へ着いた時、何のために自分はここに来たのか知らなかったのです。‥‥」 「今回の韓国における勝共大会は、歴史的かつ世界的なものです。これによって共産主義に対する全く新しい方向性が与えられることになったからです。韓国の既成教会は、レバレンド・ムーンが勝共大会を開催するということを聞いた時、‥‥彼らは困ってしまいました。もし反対すれば、人々から「共産主義に賛成するのか」と言われるので、今回ばかりは、‥‥反対できませんでした。韓国政府も、この12月に大会をするなんて大きな誤りだ、大きな体育館を借りたところで、半分はガラ空きになるだろう‥‥と考えていたのでした。‥‥南北を統一することができるのは、統一教会とレバレンド・ムーンだけだと国民は知っていましたが、それを示すことになりました。」

「真の家庭」の犠牲 「光州は、勝共大会の開かれた最後の八番目の都市です。これがサタンにとっては、先生を攻撃する最後のチャンスです。サタンは何とかして先生が韓国で成功するのを阻止しようと必死でしたが、既に先生は、勝利を確保するすべての条件を立ててしまっていました。 ‥‥このように、サタンの勢力が先生を攻撃する余地は全くなかったのですが、先生の子女たちは、統一教会の基準にあります。サタンの攻撃に興進様が相手になったのです。それをはっきり知らなければなりません。すべての大会が成功裏に終えようとする時でした。先生がちょうど講演の壇上に立つ時間だったのです。光州は、共産主義の地下組織が多く潜伏して、彼らに有利でした。当日、大会は十一時開会なのに、十時に会場の体育館は完全に超満員になってしまいました。共産主義者たちが入って来て活動する時間もなく、活動することもできないほどにいっぱいになってしまったのです。身動きもできないほどでした。工作隊員はあまり早く会場に到着して、人目につくようなことはしません。そこで開会の間際に会場に来たところが、光州の大会会場はもう既に超満員でした。そのようなことが自然に、先生を防御できる良い環境となったのです。 そこで、サタンは仕方なく先生の一番愛する息子を選んだのです。先生の生涯を通して、犠牲になったのはいつも二番目の息子や娘でした。2000年前、イエス様が十字架で亡くなりましたが、復活によって新しい霊界の城門が開きました。同様に、神は生命を捧げた興進様を復活させるでしょう。皆さんは興進様が行くことによって、これからどのようなことが起こるかということを知っていなければなりません。」

「真の家庭」の犠牲 「興進様の事故が起こった時、その車にはほかに祝福の子女が二人乗っていましたが、二人は生き返ったのです。これはとても良いことであると思います。今回、その事故の現場に行ってみましたが、‥‥(相手の)車は氷の固まりを避けようとして、ブレーキを踏んだところが、車は反転してセンターラインを越えてしまいました。そこへ興進様の車が突っ込んで行ったのです。普通このような場合には、運転手は無意識のうちに自分の身を守ろうとしてハンドルを切ります。しかし、興進様はあえてハンドルを右に切ったのです。どうして興進様は自分から突っ込んでしまったのか、これが問題なのです。‥‥運転をすれば自然にこちらに行くのにどうして反対側に行ったのか、これが問題なのです。」 「興進様は、コーナーに突っ込んだのです。それで助かった二人は、「自分たちを意識して、車をそちらに回した」と言うのです。その話を聞いて、どれほど有り難かったか分かりません。このように興進様が他の二人を助けるために、自らを犠牲にしたということは、世界のために自らを捧げたことを象徴するものです。興進様はそのように犠牲になる可能性を決して恐れませんでした。むしろ自ら、それを志願したのです。‥‥二人が生き残ることにより、民主世界と共産世界の道が開かれるのです。‥‥興進様はこの両世界が将来一体化するようになるために、自らを国家的蕩減基盤に立てて犠牲としたのです。」

「真の家庭」の犠牲 「神様は、地上を救うために、メシアを送りましたが、今日真の父母は、霊界を救うために、霊的世界を救うために、父母様の代わりに全権大使として愛の王者を送ったということを知るべきです。‥‥それで、二つの世界がつながるのです。堕落した世界は、堕落の愛の圏内に、原理結果主管圏内にあるために、真の父母の愛の因縁は、今までなかったのです。しかし、これが初めて霊界に出現したという、驚くべき事実を知るべきなのです。」 「今回の興進様によって、初めて国家基準の犠牲となりました。ですから、興進様は霊界において最高司令官となり、地上世界との間を自由に行き来することができるのです。それで、先生は興進様の死ぬ前に、「養子を探してあげる」と約束したのです。したがって、祝福を受けることができるのです。」 「興進様は統一教会に対する全ての責めを負って犠牲 になったのです。これによって、他の者がそれらの責め から解放されました。その恩恵は、我々統一教会の者ば かりでなく、自由世界と共産世界の人々にも及びます。 ですからすべての人々は興進様を愛さなければなりません。自分の生命を犠牲にして愛というタイトルを全世界の人々に残したので、皆さんも世界を愛することができるのです。‥‥興進様は先生の身代わりとなって行きました。」 地上のフンスク様と御聖婚

愛勝日 「死を通して興進様は霊界へ行きましたが、先生は死を通して霊界をつかみ、地上界もつかんで、愛の復活圏を設定します。もはや死は何の力ももたなくなりました。死亡圏と分かれるのです。ですから葬式も悲しみで行ってはなりません。それで興進様が地上から(黒板を使い説明)ここを通る時に、先生は特別な霊界と肉界とを中心とした式を行いました。その過程の話は複雑ですが、すべての蕩減条件を成して、「愛勝日」という日を宣布するために、死体を前にして、神様の愛のために闘いをしたのであります。これは何の話かというと、母や父が、死んだ我が子を思うよりは、神様の愛をもっと思って、死亡圏に勝つことのできる時であるというものです。 先生はあくまで神の摂理を中心として考え、行動します。それで病院で「統一式」を行いました。そして、この愛の勝利のゆえに、真の父母は本当に誇らしく思っていること、また、全霊界と地上界がそのために真の父母をたたえるであろうことを、神様に誓いました。この時、神様が見ても誇れる父母となり、霊界の先祖たちや、天使世界や聖徒、聖人すべてが誇ることができ、また地上世界の人々も、「なるほど、死亡圏を除去することのできる愛の権限をもっている方に間違いない」と、頭を下げることのできる勝利をしたのです。「愛勝日」とは、興進様の犠牲によって、真の父母が新しい基準に到達し、今後、その基準の上に前進して行くことを宣言した日です。‥‥先生は、お母様に対して、「涙を見せてはいけない。今は涙を流す時ではない。神様と人類にとって栄光の時なのだから……。私的な場所では母親として涙を流しても構わないが、特に葬儀の時間は、公的場であるから涙を見せないように……」と言ったのです。‥‥民族的、世界的な新しい愛の方向を立てることができたので、「愛勝日」という日(1984年1月3日)を宣布したのです。」 

愛勝日 「先生がそのようにして神様と一つになって「愛勝日」を宣布したという事実を皆さんは知っていなければなりません。皆さんの活動に反比例して、今後サタン世界は急速に崩れるでしょう。皆さんは今の三年間をみ旨のために夜昼なく走らなければなりません。死にそうになったら、"私は三年後に復活する"と考えなさい。イエス様は一人で復活したのですが、私たちは"三年後には国家的に復活する“と考えなさい。イエス様は三日間で個体復活を成したのですが、私たちは三年間で国家復活をさせるのです。何の話か分かりますね。私たちはその日に向かって進み大勝利を獲得するのです。アーメン。(アーメン)。  誰しもいつかは肉体が死にます。しかし皆さんはサタン圏内で死ぬのではなく、神の圏内で死ぬことになるのです。ですからこれからの葬式などすべての式は根本的にサタン世界と異なるのです。先生は葬式と埋葬の新しい伝統を樹立しました。もう皆さんは、この「愛勝日」がどれほど必要であるかを知りましたね。」 「この「愛勝日」の期間は、死んだ息子を側において、結婚式をする時以上の喜びの心情をもって神様を愛するという、心情圏を勝利せずしては越えることができないのです。それで先生は、興進様の葬儀の間は一滴の涙も流しませんでした。そして、朴先生が来て昇和式の報告をした時、初めて父親として泣きました。」

愛勝日 神の愛 人類 死 亡 圏 愛勝日 堕落歴史 昇華式 本然の霊界 父母 偽りの愛 真の愛 興進様 子女 愛勝日は、真の父母様が次男アベルの子女様をイサクの如く、サタン分立された聖なる祭物として捧げたことにより、神様が初めて、真の父母と真の愛で一つになった孫を取り戻すことのできた勝利の日である。私たちは子女様に続いて真の父母様と一つになれば昇華式を通して、死亡圏を突破して神の愛の懐に行くことができるようになった。 本然の霊界 「取って食べたら死ぬ」の戒めを破る 父母 愛勝日 偽りの愛 真の愛 死 亡 圏 興進様 子女 堕落歴史 昇華式 個人/家庭/民族/国家/世界/天宙 人類 「霊界にいるすべての霊人たちが、天国に入ろうとするには、地上で父母様の愛を受けて行かなければならないのです。」 「この「愛勝日」の期間は、死んだ息子を側において、結婚式をする時以上の喜びの心情をもって神様を愛するという、心情圏を勝利せずしては越えることができないのです。それで先生は、興進様の葬儀の間は一滴の涙も流しませんでした。」

裁判とダンベリー収監 アメリカでは、宗教団体の財産は最高責任者の名義で管理されるのが普通 で、統一教会もその資金を文鮮明先生の名義で銀行に預金していたが、1981年10月に、文先生名義の預金の利息について納税申告を怠っていたという脱税容疑で、ニューヨーク州連邦地方裁判所に起訴された。また、その預金担当神山威氏も起訴された。 教会側は裁判長による裁判を希望したが、裁判所はそれを一方的に拒否して、一般の陪審員による陪審裁判を強制した。しかも検察官が指定した通訳の不手際によって、神山氏は偽証罪に問われた。文先生が有罪ならば、アメリカの多くの宗教団体が脱税で罪に問われなければならない。背景に、フレーザー委員会以降、文先生をアメリカから追い出したい勢力があった。 1984年5月14日、アメリカの連邦最高裁は文先生の上告申請を却下した。先生は国外に出てしまわれれば、服役の必要はなくなる。しかし文先生はアメリカの罪を償うため、ダンベリーの刑務所へ入っていく決意をされたのである。5月16日には、そのようなアメリカの罪を許す愛の基準を立てられ、愛天日を宣布された。 収監される前日の7月19日、文先生は声明を発表された。 「‥‥私はいかなる罪も犯していないにもかかわらず、政府権力の濫用と宗教的迫害の犠牲にされています。全米の何千名もの牧師たちが、私に対する政府の迫害に反対し、『宗教の自由』の名にかけて、私とともに一週間入獄するという宣誓をしています。もし、アメリカを霊的眠りから覚醒させるという神の目的にかなうならば、私はアメリカの監獄に喜んで入るつもりです。‥‥」

ダンベリー刑務所 7月20日の午後11時、文先生と神山威氏は、コネチカット州にあるダンベリー連邦刑務所に収監された。文先生は、 64歳の若くないお体で生涯6回目の牢獄に入られたのである。 部屋は電話ボックスの隣で、ボックスにはほうきやモップ、バケツなどが置いてあり、またT型のほうきで押されてきたゴミがいつも置きざりにされてあった。夏には扇風機の風でゴミやほこりが舞い上がるのである。先生はそのような所を率先して清掃された。食堂にも使い終った汚いぞうきんがたくさん入れられたバケツのところに行き、1枚1枚きれいに洗って積み上げておかれた。するとそれを他の人が使ってまたバケツに捨てていくのである。先生は64歳なので係官は「もう掃除はしなくてもいい」と言っても、先生はすべての掃除をされた。また先生が語られたみ言の本を毎日神山氏と読まれながら、感動して涙された。夜12時過ぎに休まれ、3時には目を覚まされて祈られた。そして囚人たちがファーザーと呼んで慕ってくるようになり、徐々に伝道していかれたのである。 監獄の人々が文先生を尊敬するようになった事が新聞の風刺漫画にもなった。

真の母である文夫人は毎日、ダンベリーを訪ねていかれた。 「先生がダンベリーに入って何をしたかというと、1985年2月1日を中心として霊界と肉界がふさがれてしまったのを、門を開けておくということをしました(開天日)。先生はダンベリーにいて、お母様はイースト・ガーデンで特別な祈祷をするのです。これで門を開くのです。誰がこの門を閉まるようにしたのかというと、堕落した父母がしたので、この門を開けるのもすべて復帰された父母様の使命です。」 脱税の罪を着せられた文先生がダンベリー刑務所に収監中に、キリスト教の聖職者たちが「同苦の会」を創り立ち上がった。その不当さに抗議して、共に(手錠をはめて)牢獄に入ろうと意思表明したのである。

刑務所からの摂理 文先生はダンベリー刑務所の中から、全米30万人の牧師たちに統一原理のビデオテープと説教集などを配布された。そして統一原理セミナーに参加するよう呼びかけた。その結果 、4万名がセミナーに参加し、7000名以上の牧師たちが38回にわたり、太平洋を渡り、日本と韓国の統一教会を訪問した。特に、釜山のボンネッコル聖地、涙岩で天を仰ぎ聖霊に満たされて祈る牧師たちの姿は、感動的なものであった。宗教・教派の壁を越えてこのようなことが起こったのは、歴史上初めて現れた奇跡であった。 長男の孝進様がダンベリーを訪ねる 「このようにバアル神に屈しなかった(北朝イスラエルの)七千の群れがあったというのです。‥‥ですから、イエス様の時代においても同じく七千名の群れを立てて、再び収拾しようとしましたが、そのような群れがイエス様の前に現れなかったのです。ユダヤ教もできなかったし、イスラエルの国もできなかったので、イエス様は十字架にかけられたのです。そのように今日も、七千名の群れが残っているというのです。それで、先生がダンベリーの牢獄に入って、七千名の牧師たちを呼び集める計画をしたのです。」 アメリカの足元である中米が共産化されつつあった。レーガン大統領は共産化したニカラグアの反政府軍であるコントラへの援助をしようとした。しかし、その法案が民主党が与党の議会では成立しない。そのような時、文先生は、アメリカがやらなければ私がやると決断されて、1985年の6月6日付のワシントン・タイムズを通 じて、コントラに対し、1400万ドル援助することを発表した。このことを通して、アメリカ国会もついに動いたのである。

40年荒野路程勝利 統一教会と、キリスト教会と、アメリカを中心とする民主世界が一体化し、荒野路程終結のための勝利基準が立てられた。そして、8月15日を越えた16日に「一勝日」が宣布された。 「一勝日」は、韓国で祝福子女四十日修練会を無事に終えて帰ってきた孝進様を歓迎する式典で宣布されました。40年前にキリスト教が人類の代表として失った基台を文先生が見事復帰された。子女(人類)の代表として、メシヤ家庭の長子が言うに言えない愛の試練を受けざるをえなかった孝進様が悩みを乗り越え父母の元に戻ってこられた日でもあった。すべてが一つになり勝利した。真の父母様は孝進様を抱かれ涙の祈祷をされた。祝祷のあと聖水式を挙行され、長子権の確立を宣布された。聖水式には父母様と子女様たちが全員参加なさり、食口たちを代表して十二名が十二支派を代表して参席、聖水を飲んだ。 父母 父母 25歳 65歳 40年 子女 子女 文先生は、1985年8月20日に釈放された。その日の夜、「神と自由のバンケット」が開催され、全米から60以上の教派から2000名の牧師と聖職者が参加した。そこで文先生は「神のみ旨」と題して講演された。ついに再臨主とキリスト教の代表者が握手と抱擁で一つになる場面 は、まさに荒野路程を終結させるにふさわしい情景であった。

40年荒野路程勝利 (米国クリスチャン・ボイス議長) もし、ジェファーソンやワシントンらが今生きていたら、今回の文先生の事件をどのように見るでしょうか。彼らはきっと、この裁判で文先生を支援した40以上の団体と同じように、政府をしかったはずです。陪審員ではなく、裁判官による裁判を文先生が求めたにもかかわらず拒絶したことや、政府が教会のことに首を突っ込んだことに対し、彼らは裁判官をはじめ政府の者たちをしかりつけたことでしょう。そして、この不当な扱いを受けた文先生のために、祈りに参加したことでしょうし、‥‥政府側に真っ向から立ち向かったことでしょう。1985.8.20

ワシントンタイムズの摂理 米国の裁判闘争の中で1982年5月、文先生はワシントンタイムズを創設された。 (米国ナショナル憲法研究センター創立者) 文先生は、神に命じられ、この国に信仰を教えにやってきました。そして、もし私たちが身を低くするならば、神様は私たちの祈りを聞いて下さり、罪を赦し、この国を癒して下さることを教えに来たのです。もう一つ、私をひきつけるのは、その先生の方法、計画です。先生は、まず有力な新聞が一つほしい、真実を伝える新聞がほしいと言われました。ですから先生は、1億5千万ドルから2億ドルの資金を投入して「ワシントン・タイムズ」社を創立しました。この新聞社は、今では全国紙になろうとしています。私の息子は、ホワイトハウスで働いていますが、「ワシントン・タイムズ」紙は今や米国で最も広く読まれている新聞だと証言しています。 1985.8.20 世界中の教会員からの献金が礎となった 大統領が最初に読む朝刊と言われ、ホワイトハウスの政策に摂理的方向性を与えた。

祝   福 1982年7月 2075組 アメリカで挙行された2075双祝福は、キリスト教2000年の歴史を蕩減復帰していくための祝福であった。この祝福には、日本から多くの優秀な女性が参加した。 1982年10月 6000組 ソウルでの6000双祝福は、人類歴史6000年の解放という、深い摂理的な内容が込められて行われた。10月14日は、真の御父様が北韓の興南強制労働収容所から解放された記念日でもある。 2075組国際合同結婚式(マディソンスクウェアガーデン)

引用文献・サイト 「真の御父母様の生涯路程」(光言社) 統一教会Webサイト 歴史編纂委員会Webサイト 人類史の大真実Webサイト 再臨主を中心とする復帰摂理Webサイト