今後の予定 7日目 11月 4日 口頭報告レポート押印 前回押印したレポートの回収 口頭報告の進め方についての説明 講義(4章),班で討論 2日目資料 今後の予定 7日目 11月 4日 口頭報告レポート押印 前回押印したレポートの回収 口頭報告の進め方についての説明 講義(4章),班で討論 8日目 11月11日 1回目口頭報告 9日目 11月18日 1回目口頭報告答あわせ,講義(5章) 10日目 11月25日 3・4章についての小テスト,講義(5・6章) 11日目 12月 2日 講義(6章の続き) 2回目口頭報告課題の発表 12日目 12月 9日 講義(6章の続き),班で討論 13日目 12月16日 2回目口頭報告 14日目 1月13日 2回目口頭報告の答あわせ,エンジンの効率 15日目 1月20日 小テスト,まとめ 16日目 1月27日 定期テスト 本日の課題 口頭報告の準備
気体を圧縮するとなぜ圧力が上がるか? 分子が隙間なく詰まるから? それは液体.(気体の体積は液体の体積の約1000倍) 分子間の距離が近くなるから? 分子間にバネはない.気体なので分子間力は無視できるほど小さい.しかも分子間力は基本的に引力. もとにもどろうとする力がはたらくから? 内壁に分子のぶつかる頻度が増える. →内圧が上がる.→内圧>外圧となる. →内圧=外圧となるまで膨張しようとする. ※ 分子には知性はないので「もとの状態」を覚えていて行動することはない! 狭いところに閉じ込められるから? 分子は狭いから広がろうとは思わない.
2日目資料 重り = 力学的周囲 宇宙 系 恒温槽 = 熱的周囲 P59 図4-3
DEmech 宇宙 w DEtherm q 力学的周囲 DEuniv = 0 系 DE 熱的周囲 系 DE DEK DEP DEel 2日目資料 DEmech 力学的周囲 宇宙 w DEtherm q DEuniv = 0 系 DE 熱的周囲 系 DE DEK DEP DEel T により 変化 (Tに比例) 分子集合 状態に より変化 電子 状態に より変化
理想気体を断熱圧縮させると 温度はどうなるか? 2日目資料 問題1 理想気体を断熱圧縮させると 温度はどうなるか? 圧縮しているのだから温度が下がる? P V = n R T 断熱だから温度は変わらない?
理想気体を断熱圧縮させると 温度はどうなるか? 2日目資料 問題1 理想気体を断熱圧縮させると 温度はどうなるか? DEmech 力学的周囲 宇宙 w DEuniv DEtherm q 系 DE 熱的周囲
2日目資料 断熱圧縮 おもりが下がると力学的周囲の エネルギー (DEmech)は減少 エネルギーの流れ 系 系の内部エネルギーDEは増加
2日目資料 断熱圧縮 ビデオ教材 断熱圧縮により発火も可能 → ディーゼルエンジン
圧縮 断熱 モデル図 断熱条件で気体を圧縮した場合 力学的周囲 熱的周囲 宇宙 系 エネルギー図 力学的周囲 w 系 q 熱的周囲 2日目資料 モデル図 断熱条件で気体を圧縮した場合 力学的周囲 圧縮 熱的周囲 宇宙 断熱 系 エネルギー図 力学的周囲 w 系 q 熱的周囲 DE mech E DE therm 宇宙 DE univ= 0 DEtherm = 0
- + + + 理想気体の断熱圧縮 DEmech w DEtherm q 力学的周囲 宇宙 DEuniv = 0 系 DE 熱的周囲 2日目資料 理想気体の断熱圧縮 - DEmech 力学的周囲 宇宙 + w DEtherm q DEuniv = 0 + 系 DE 熱的周囲 系 DE + DEK DEP DEel 分子集合 状態 T 化学反応
断熱圧縮と等温圧縮 特別な断熱材を使わずに断熱圧縮をすることができるか? 気体を圧縮する時に温度を一定にするためにはどうすればよいか?
理想気体を1atmの外圧下で断熱膨張させると温度が上がるか, それとも下がるのか? 2日目資料 P60 質問 4-3 理想気体を1atmの外圧下で断熱膨張させると温度が上がるか, それとも下がるのか? 注: 外圧をかけた状態で膨張させるためには減圧すればよい. 雲の発生実験 外圧一定だからw=0?
Heガスを等温圧縮したときの内部エネルギー変化は,正・負・ゼロのいずれか.分子論的理由も添えて答えよ.ただし,Heガスは理想気体とする. 2日目資料 P50 例題3-1 Heガスを等温圧縮したときの内部エネルギー変化は,正・負・ゼロのいずれか.分子論的理由も添えて答えよ.ただし,Heガスは理想気体とする. 系 DE DEK DEP DEel T V 化学反応
DE mech, DEtherm,w ,q の符号は? 2日目資料 問題2 理想気体を等温圧縮したときの DE mech, DEtherm,w ,q の符号は?
- + - + 理想気体の等温圧縮 DEmech w DEtherm q 力学的周囲 宇宙 DEuniv = 0 系 DE 熱的周囲 2日目資料 理想気体の等温圧縮 - DEmech 力学的周囲 宇宙 w + DEtherm q - DEuniv = 0 + 系 DE 熱的周囲 系 DE DEK DEP DEel 分子集合 状態 T 化学反応
圧縮 等温 理想気体 モデル図 等温条件で気体を圧縮した場合 力学的周囲 熱的周囲 宇宙 系 エネルギー図 力学的周囲 w 系 q 熱的周囲 2日目資料 モデル図 等温条件で気体を圧縮した場合 力学的周囲 圧縮 熱的周囲 宇宙 等温 系 理想気体 エネルギー図 力学的周囲 w 系 q 熱的周囲 DE mech E DE therm 宇宙 DE univ= 0 DE = 0
圧縮 断熱 モデル図 断熱条件で気体を圧縮した場合 力学的周囲 熱的周囲 宇宙 系 エネルギー図 力学的周囲 w 系 q 熱的周囲 2日目資料 モデル図 断熱条件で気体を圧縮した場合 力学的周囲 圧縮 熱的周囲 宇宙 断熱 系 エネルギー図 力学的周囲 w 系 q 熱的周囲 DE mech E DE therm 宇宙 DE univ= 0 DEtherm = 0
定積 等温 モデル図 定積・等温条件で発熱反応が起こった場合 力学的周囲 熱的周囲 宇宙 発熱 系 エネルギー図 力学的周囲 w 系 q 2日目資料 モデル図 定積・等温条件で発熱反応が起こった場合 力学的周囲 定積 熱的周囲 宇宙 発熱 系 等温 エネルギー図 力学的周囲 w 系 q 熱的周囲 DE mech E DE therm 宇宙 DE univ= 0 DE mech= 0
2日目資料 エンタルピーとはなにか? (p61) 定義 P一定のとき 圧力一定のときエンタルピー変化=系の吸熱量 エンタルピー = 熱含量
2日目資料 力学的周囲 宇宙 P DV DH 系 DE 熱的周囲 P62 図4-6 定圧過程では
問題3 DH, PDV ,DE, DEel 300 K,1 atm の定温・定圧条件下において, という反応が起こったとき,以下の量の符号はどうなるか.ただし,この反応は発熱反応である. DH, PDV ,DE, DEel
DH= DE+ PDV DH=-99.2 kJ/mol PDV=-1.2 kJ/mol DE= DH- PDV =-98.0 kJ/mol 熱的周囲 系 DE 力学的周囲 DH P DV ? - - DH= DE+ PDV DH=-99.2 kJ/mol PDV=-1.2 kJ/mol DE= DH- PDV =-98.0 kJ/mol
様々なエネルギーの値の比較 (p64) 多くの場合 共有結合: 約500 kJ/mol → Eel 水素の燃焼熱: 約500 kJ/mol 2日目資料 様々なエネルギーの値の比較 (p64) 共有結合: 約500 kJ/mol → Eel 水素の燃焼熱: 約500 kJ/mol 水素結合: 約20 kJ/mol → Ep 水の蒸発エンタルピー: 40 kJ/mol ファンデルワールス力: 約1 kJ/mol → Ep アルゴンの蒸発エンタルピー: 6.5 kJ/mol PV仕事(300 K,1 atmで1 molの気体発生): 2.4 kJ/mol 分子運動のエネルギー(300 K,RTの値): 2.4 kJ/mol 多くの場合
2日目資料 エアコン(ヒートポンプ)のしくみ 冷房 圧縮機(ポンプ) 低圧 高圧 熱 熱 電気 エネルギー 室内:低温 膨張弁 室外:高温
エアコン(ヒートポンプ)のしくみ 暖房 室内 室内:高温 室外:低温 圧縮機(ポンプ) 高圧 低圧 熱 熱 電気 エネルギー 膨張弁 2日目資料 エアコン(ヒートポンプ)のしくみ 暖房 圧縮機(ポンプ) 室内 高圧 低圧 熱 熱 電気 エネルギー 室内:高温 膨張弁 室外:低温