回答と解説.

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Lesson 19. 評価の指標 §B. ROC 曲線. 疾 患 +- 検 査 + a (真陽性) b (偽陽性) - c (偽陰性) d (真陰性)
1標本のt検定 3 年 地理生態学研究室 脇海道 卓. t検定とは ・帰無仮説が正しいと仮定した場合に、統 計量が t 分布に従うことを利用する統計学的 検定法の総称である。
統計解析第 11 回 第 15 章 有意性検定. 今日学ぶこと 仮説の設定 – 帰無仮説、対立仮説 検定 – 棄却域、有意水準 – 片側検定、両側検定 過誤 – 第 1 種の過誤、第 2 種の過誤、検出力.
第6回 適合度の検定 問題例1 サイコロを 60 回振って、各目の出た度数は次の通りであった。 目の出方は一様と考えてよいか。 サイコロの目 (i) 観測度数 : 実験値 (O i ) 帰無仮説:サイコロの目は一様に出る =>それぞれの目の出る確率 p.
1 章 データの整理 1.1 データの代表値. ■ 母集団と標本 観測個数 n ( または 標本の大きさ、標本サイズ、 Sample Size) n が母集団サイズに等しい時 … 全標本 または 全数調査 (census) 母集団 (population) 知りたい全体 標本 (sample) 入手した情報.
Lesson 9. 頻度と分布 §D. 正規分布. 正規分布 Normal Distribution 最もよく使われる連続確率分布 釣り鐘形の曲線 -∽から+ ∽までの値を取る 平均 mean =中央値 median =最頻値 mode 曲線より下の面積は1に等しい.
土木計画学 第3回:10月19日 調査データの統計処理と分析2 担当:榊原 弘之. 標本調査において,母集団の平均や分散などを直接知ることは できない. 母集団の平均値(母平均) 母集団の分散(母分散) 母集団中のある値の比率(母比率) p Sample 標本平均 標本分散(不偏分散) 標本中の比率.
2013/04/26.  初等統計学  ポール G. ホーエル ( 著 ), 浅井 晃 ( 翻訳 ), 村 上 正康 ( 翻訳 )  中古なら 1000 円程度.
生物統計学・第 4 回 比べる準備をする 平均、分散、標準偏差、標準誤差、標準 化 2015 年 10 月 20 日 生命環境科学域 応用生命科学類 尾形 善之.
4. 統計的検定 ( ダイジェスト版 ) 保健統計 2014 年度. Ⅰ 仮説検定の考え方 次のような問題を考える。 2014 年のセンター試験、英語の平均点は 119 点であった。 T 高校では 3 年生全員がセンター試験を受験したが、受験生の中から 25 人を選んで調査したところ、その平均点は.
放射線の計算や測定における統計誤 差 「平均の誤差」とその応用( 1H) 2 項分布、ポアソン分布、ガウス分布 ( 1H ) 最小二乗法( 1H )
Wilcoxon の順位和検定 理論生態学研究室 山田 歩. 使用場面 2 標本 離散型分布 連続型分布(母集団が正規分布でない時など 効果的) ただパラメトリックな手法が使える条件がそ ろっている時に、ノンパラメトリックな手法 を用いると検出力(対立仮説が正しいときに 帰無仮説を棄却できる確率)が低下するとい.
●母集団と標本 母集団 標本 母数 母平均、母分散 無作為抽出 標本データの分析(記述統計学) 母集団における状態の推測(推測統計学)
第4章 統計的検定 統計学 2007年度.
第4回 関連2群と一標本t検定 問題例1 6人の高血圧の患者に降圧剤(A薬)を投与し、前後の収縮期血圧 を測定した結果である。
数理統計学(第ニ回) 期待値と分散 浜田知久馬 数理統計学第2回.
様々な仮説検定の場面 ① 1標本の検定 ② 2標本の検定 ③ 3標本以上の検定 ④ 2変数間の関連の強さに関する検定
保健統計 橋本.
確率・統計Ⅰ 第11回 i.i.d.の和と大数の法則 ここです! 確率論とは 確率変数、確率分布 確率変数の独立性 / 確率変数の平均
統計的仮説検定 基本的な考え方 母集団における母数(母平均、母比率)に関する仮説の真偽を、得られた標本統計量を用いて判定すること。
統計学 11/13(月) 担当:鈴木智也.
代表値と散らばり.
標本の記述統計 専修大学 経済学部 経済統計学(作間逸雄).
ホーエル『初等統計学』 第5章 主要な確率分布
第9回 二標本ノンパラメトリック検定 例1:健常者8人を30分間ジョギングさせ、その前後で血中の
統計的仮説検定の考え方 (1)母集団におけるパラメータに仮説を設定する → 帰無仮説 (2)仮説を前提とした時の、標本統計量の分布を考える
Niigata Collge of Nursing A. Hashimoto
第2章補足Ⅱ 2項分布と正規分布についての補足
統計学 11/19(月) 担当:鈴木智也.
ホーエル『初等統計学』 第8章4節~6節 仮説の検定(2)
国試対策 橋本 .
母分散が既知あるいは大標本の 平均に関する統計的検定
応用統計学の内容 推測統計学(inferential statistics)   連続型の確率分布   標本分布   統計推定   統計的検定.
統計学 11/08(木) 鈴木智也.
正規性の検定 ● χ2分布を用いる適合度検定 ●コルモゴロフ‐スミノルフ検定
疫学概論 2段階スクリーニング Lesson 19. 評価の指標 §D. 2段階スクリーニング S.Harano, MD,PhD,MPH.
母集団と標本調査の関係 母集団 標本抽出 標本 推定 標本調査   (誤差あり)査 全数調査   (誤差なし)査.
Study Design and Statistical Analysis
藤田保健衛生大学医学部 公衆衛生学 柿崎 真沙子
母集団と標本:基本概念 母集団パラメーターと標本統計量 標本比率の標本分布
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第8回授業(5/29日)の学習目標 検定と推定は、1つの関係式の見方の違いであることを学ぶ。 第3章のWEB宿題の説明
応用統計学の内容 推測統計学(inferential statistics)   連続型の確率分布   標本分布   統計推定   統計的検定.
正規分布確率密度関数.
代表値とは 散布度とは 分布のパラメータ 母集団とサンプル
確率論の基礎 「ロジスティクス工学」 第3章 鞭効果 第4章 確率的在庫モデル 補助資料
食中毒と疫学調査の統計 ~2×2表~ 岡山理科大学 山本英二 2002/02/20.
2016年度日本疫学会スライドコンテスト受賞作品
確率と統計 メディア学部2008年後期 No.3 平成20年10月16日(木).
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早稲田大学大学院商学研究科 2014年12月10日 大塚忠義
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第4章 統計的検定 (その2) 統計学 2006年度.
代表値と散らばり.
母集団と標本抽出の関係 母集団 標本 母平均μ サイズn 母分散σ2 平均m 母標準偏差σ 分散s2 母比率p 標準偏差s : 比率p :
最尤推定・最尤法 明治大学 理工学部 応用化学科 データ化学工学研究室 金子 弘昌.
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情報の集約 記述統計 記述統計とは、収集したデータの分布を明らかにする事により、データの示す傾向や性質を要約することです。データを収集してもそこから情報を読み取らなければ意味はありません。特に膨大な量のデータになれば読みやすい形にまとめて要約する必要があります。
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確率と統計2007(最終回) 平成20年1月17日(木) 東京工科大学 亀田弘之.
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回答と解説

試験結果 平均 93.5 歪度 -2.4 中央値 96.0 範囲 46.0 最頻値 - 最小 54 標準偏差 9.7 最大 100 分散 94.7 合計 8510 尖度 6.0 標本の大きさ 91

試験結果

1 (a)(b) 特徴 68–95–99.7 rule ⇒④ 正規分布⇒② Normal Distribution 左右対称の釣鐘状 μ±σの範囲に68% μ±2σの範囲に約95% μ±3σの範囲に約99.7% wikipedia.org

1 (c)(d) 仮説検定 年央人口⇒③ 帰無仮説 否定したい仮説 対立仮説⇒③ 証明したい仮説 国際標準は6月1日 1月1日 →12月31日のまんなか 日本は10月1日 理由 4月1日 ⇒3月31日の真ん中 国の会計年度

1 (e)(f) A:目の和が6⇒④ B:両方とも奇数⇒1/4 1-5 5-1 3-3 4-2 2-4 5通り/36通り 1-5 5-1 3-3 4-2 2-4 5通り/36通り 1-1 1-3 1-5 ....9通り 9/36=1/4

1 (g)(h) P(A∩B)⇒1/12 ③ P(A|B) ② 1-5 5-1 3-3の3通り 3/36=1/12 1-5 5-1 3-3の3通り 3/36=1/12 P(A|B)=P(A∩B)÷P(B) =1/12 ÷ 1/4 =4/12 =1/3

1-(i) 右に裾を引いた分布 ④ 平均 中央値(メジアン) 最頻値(モード)

1-(j) 2項分布 成功確率 p n= 100 p=0.2 平均=100×0.2=20 失敗確率 q=1-p 試行回数n 成功した回数X 確率変数 平均  μ=np 標準偏差 σ=√npq n= 100 p=0.2 平均=100×0.2=20

1-(k) 合計特殊出生率 一人の女性が一生に産む子供の平均数 特殊出生率とは?

新登録結核患者の半数以上は70歳以上の高齢患者 1-(l)⇒① 世界的に見て、日本は依然として結核中まん延国である。 罹患率(人口10万対) 18-20 高齢者施設 結核患者の高齢化 新登録結核患者の半数以上は70歳以上の高齢患者

【国試】 新聞⇒健康の指標をチェックしておく

2 ポイント⇒階級値 0-20 ⇒ 10 20-40 ⇒ 30 平均 44 最頻値 50 中央値 10番目と11番目 ⇒50 累積 7 17 ポイント⇒階級値 0-20 ⇒ 10 20-40 ⇒ 30 平均 44 最頻値 50 中央値 10番目と11番目 ⇒50 階級下限 階級値 頻度 累積 20 10 3 40 30 4 7 60 50 17 80 70 2 19 100 90 1

検査の理論

真の状態 (生検などの詳細検査の結果で決定) 感度・特異度 真の状態 (生検などの詳細検査の結果で決定) 陽性 陰性 検査 結果 真陽性 偽陽性 (第Ⅱ種の過誤) 陽性適中率 = 真陽性の数 ÷ 検査陽性の数 偽陰性 (第Ⅰ種の過誤) 真陰性 陰性適中率 = 真陰性の数 ÷ 検査陰性の数 感度 = 真陽性の数÷本当に陽性の人の合計 特異度 = 真陰性の数÷本当に陰性の人の合計

覚え方 ヨコリツ タテド 横率縦度

感度⇒0.904 特異度⇒1.000 感度=真陽性の数÷本当に陽性の人の合計 1219÷1348=0.904 特異度=真陰性÷本当に陰性の人の合計 3,823,638÷ 3,824,020 =0.999900105 =1.000

陽性適中率⇒0.761 陰性適中率 ⇒1.000 陽性適中率=真陽性の数 ÷ 検査陽性の数 1,219÷1,601 陽性適中率=真陽性の数 ÷ 検査陽性の数 1,219÷1,601 = 0.761399126=0.761 陰性適中率=真陰性の数 ÷ 検査陰性の数 3,823,638÷3,823,768=1.000

検査精度 検査精度=(真陽性+真陰性)÷全数 =(1,219+3,823,638)÷3,825,368=1.000

陽性尤度比 9052.533 陰性尤度比  0.096 陽性尤度比 =感度÷(1-特異度) = 陰性尤度比 =特異度÷偽陰性率 =

確率pとOdds 教科書p.165 Odds=p÷(1-p) p=Odds÷(1+Odds) Oddsから確率へ p=Odds/(1+Odds) =476.449/(1+476.449) =0.998

症例対照研究 Odds比=たすきがけ 発症 未発症 生肉喫食 16 8 生肉非喫食 24 32 アウトカム 腸管出血性大腸菌感染症 発症 未発症 暴露 非暴露 生肉喫食 16 8 生肉非喫食 24 32 因子暴露よって疾患発生率が何倍に増えたと定量的に表現