オークションについての問題点 中京大学 風神ゼミ　　発表者 11月26日　 場所：中京大学

現在、私たちの生活上さまざまな取引が存在しているが、近年パソコンの普及により間接的な取引であるオークションについて述べてみたい。 ネットオークションについて 現在、私たちの生活上さまざまな取引が存在しているが、近年パソコンの普及により間接的な取引であるオークションについて述べてみたい。

オークションの普及により、私たちの生活はよ り便利になり、わざわざ店に出向いて買いに行 く手間が省けたり、業者でなくても売ることがで きたり、最近まで中古ショップに安く引き取られ ていた品などが、需要者に売られることで売り 手は高く、書いては安く買える等のメリットが上 げられる。

ここでネットオークションの歴史について１９９５ 年にアメリカで始まり、１９９９年９月に日本でヤ フージャパンが始めた。 ここでネットオークションの歴史について１９９５ 年にアメリカで始まり、１９９９年９月に日本でヤ フージャパンが始めた。 現在、ネットオークション事業を 展開している Ｙａｈｏｏ・楽天などに焦点を当て て調べていく。

オークションの流れ 利用登録 商品を探す オークションをはじめるために必要な利用登録をする カテゴリ（ジャンル）をたどったり、キーワードで検索したりして、欲しい商品を探す 入札 落札完了 落札できたら出品者と支払い方法や発送方法など相談し決定させ、代金の支払いと商品の受け取りが済んだら、出品者を評価して、取引完了 商品情報をチェックして買うことを決めたら入札、一番高い価格で入札した人が落札できる

次に出品の流れです。 出展　Copyright(c) 　初心者のためのヤフーオークション講座

前述のとおり オークションはとても便利なものであるといえるが・・・ 新たに問題点もあらわに なってきているのである。 以上のようにしてオークションは成立するのである。 前述のとおり オークションはとても便利なものであるといえるが・・・ 新たに問題点もあらわに なってきているのである。

インターネットオークションに関するトラブル例 新品未開封と記載された商品を購入したが商品には 傷があり付属品も足りないなど、明らかに中古品で あった。 インターネットオークションで洋服を落札し全額支払っ たが、届かないため返金を要求したら、一部返金され たのみで連絡が取れなくなった。 落札商品に関して、出品者と落札者の感覚の不一致 によって商品の価値が変動した。 たとえば・・・ｓｔ

なぜそのような事態に陥るのかというと・・・ Ｗｅｂ上での顔も知らない相手との取引による 信頼感の薄さ。 Ｗｅｂ上での顔も知らない相手との取引による 信頼感の薄さ。 実際に手にとって商品を購入するわけではな いので、商品に対するイメージに誤差が生じて いる。 詐欺被害のみの補償であるのか？調べよう　聞かれたら。自分たちのはすべてのトラブルに対応していく案について考えていく。

オークションの構造上・・・ 取引の複雑さが 要因となり このような事態が生じている！！

インターネットオークションでの 　トラブルは出品者と落札者の 　情報の非対称性から生じており、 　こういったトラブルの解消は 　利用者の信頼度を高め、 　新規の利用者の獲得の一因にもなると考えられる。

ここでネットオークションに関する トラブルの現状を確認する 利用するデータは・・・ 警察庁発表の ①インターネットオークションに関する相談受理件数 ②インターネットオークションを利用した犯罪の検挙数 ③ネットワーク犯罪の検挙数に占める 　　ネットオークション詐欺の割合 11/9/11

①インターネットオークションに関する相談受理件数（警察庁）http://www. npa. go ①インターネットオークションに関する相談受理件数（警察庁）http://www.npa.go.jp/cyber/statics/index.htmlより作成 ここで・・・ トラブルについてグラフで表現してみよう。 警察庁のデータから・・・

②インターネット犯罪（詐欺のうちオークションを利用したもの）の 検挙数（警察庁）http://www. npa. go ②インターネット犯罪（詐欺のうちオークションを利用したもの）の 　　検挙数（警察庁）http://www.npa.go.jp/cyber/statics/h22/pdf01.pdfより作成

③ネットワーク犯罪の検挙数に占めるネットオークション詐欺の割合（警察庁）http://www. npa. go ③ネットワーク犯罪の検挙数に占めるネットオークション詐欺の割合（警察庁）http://www.npa.go.jp/cyber/statics/h22/pdf01.pdf をもとに作成

各企業の対策の効果が 出てきているといえる！！ これらのデータから 　ネットオークショントラブルに関する 　相談件数などは減少傾向にはあるといえる。 　それは 各企業の対策の効果が 出てきているといえる！！

企業の対策の具体例をあげてみる Ｙａｈｏｏ：ヤフーオークション補償 不正利用探知システムを導入し ２４時間３６５日パトロール 　　　　　　　不正利用探知システムを導入し 　　　　　　　２４時間３６５日パトロール 楽天：楽オクあんしん補償サービス

各企業が実施している対策の 補完になるような対策があれば、 インターネットオークションはさらに 信頼でき、安心して 利用できるのではないか 11/9/11

私たちの提案

まず、①の案について 買ってから何年、使用状況の明確化 商品の大きさ、ｃｍ単位で表示 著しく優良な文言をつけるときには 根拠を記載させる 　　根拠を記載させる 何か問題が起きたときの違約金、契約解除な どの特約の義務付け

画像の枚数、角度の設定（ブランドの真偽の判断がつく ように） 商品に対する「表現」のルール化 「新品同様」や「美品」など曖昧な表現を避けさせる

落札者への品物の情報が 詳細になれば・・・ 状態の確認の手助けになる。 安易な詐欺の予防になる。 詐欺にあいたくない、商品の状態がわからない ここでインターネットオークション未利用の人の理由を考えてみる。 落札者への品物の情報が 詳細になれば・・・ 状態の確認の手助けになる。 安易な詐欺の予防になる。 詐欺にあいたくない、商品の状態がわからない 　という意見は裏を返せば 　「心配」が緩和されれば利用者が増えるということ したがってネットオークション市場自体の安全性が認 知されれば利用者数の伸びが期待できる。

このような規則は本当に有効なのかを求める A：インターネット利用者 B：インターネットオークション未利用者の割合 A×B＝インターネットオークション 　　　　　　未利用者数 11/9/11

C：インターネットオークション未利用者数 D：商品の情報の不明確さを理由とした 未利用者の割合 C×D＝商品情報の不明確さを理由とした 　　　未利用者の割合 C×D＝商品情報の不明確さを理由とした 　　　　　　未利用者数 11/9/11

この式に当てはめるデータ 総務省の調査（2005年）ではインターネット利用者の約半 数（４４％）の人がインターネットオークションを利用していな い。 また、未利用者（２００４年１２月から２００５年３月）の理由で 「詐欺やその損害が心配だから」が５４．８％ 「実際の商品の程度が分からないから」が 　　４５．６％を占める（N＝1,192複数回答） 調査会社の消費者モニターからインターネット人口に合わ せて年代別・地域別・性別のランダムサンプリングを 　行うことで回答者を抽出した。 調査期間は2005 年3 月、有効回答数は2,692 サンプル である。 出典　http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/statistics/051003ecom.pdf#search='「平成16 年度電子商取引に関する実態・市場規模調査

２００５年のインターネット利用者数は ８５２９万人そのうちパソコン、携帯電話及びPHS、携帯 情報端末利用者は8368万人 インターネットオークション未利用者（C）は ８３６８万人（A）×４４％（B）＝３６８１．９２万人 　　　　　　　　　　　　　≒３６８２万人となる。

　このうち４５．６％が商品情報への不信感（D）から 　インターネットオークションを利用していないことになる 。 　３６８２万人（C）×４５．６％（D）＝１６７８．９９２万人 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　≒１６７９万人

もしこの年度からこの案が適用され 　機能していたら・・・ 最大で１６７９万人の 利用者の増加が 見込まれたと予測できる！！

Ｙａｈｏｏ！ＪＹＡＰＡＮ２０１１年第二四半期決算短信より 二つ目の案としてサイト利用料を設けることを提案する 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※特に今回は最大手であるヤフオクに照準をしぼります。 Ｙａｈｏｏ！ＪＹＡＰＡＮ２０１１年第二四半期決算短信より 平成22年７～９月→ 平成23年７～９月 ・取扱高　1,566→1,611（億円） 　落札単価　4,723→4,911（円） 　落札率12～13％ 　　　　　　　　　　　　　　　　出典Yahoo! JAPAN - IR関連情報.mht

どんどん増加する参加者数 　　　　　　　　　　　　　↓ 平成22年７～９月→ 平成23年７～９月の 月間ユニークブラウザ数 (ユニークブラウザ数とは一ヶ月の利用ＩＤ数) 36.92→39.57（百万ブラウザ） さらに売上高も増加傾向にある

まずは、全商品を補償したときにかかる金額を計算していく 先ほどの第二四半期決算短信より 1,611（億円）÷ 39.57（百万ブラウザ）＝ 40.7円 という値が導き出され、 これは全商品を全額補償したときの一人当たり 割り振られた金額である。

・・・・計算上はすべての落札物を保障するとしても一人 当たり40.7円ほど支払えば十分に可能といえる。 　　　　　　　　　　　　　　　　　↓ ところで40.７円といえば落札単価の0.8％にしかすぎな い金額である。 Ｙａｈｏｏの利用料金として 　月間保険料（サイト利用料として）として 　最低40.７円を課金することはそう難しくない。

うたい文句に 利用者数増加！！ さらなる事業拡大にもつながる。 そういった課金を義務化し、悪質な取引に対する保障費 用として補填すれば、 　安全保障を うたい文句に 利用者数増加！！ さらなる事業拡大にもつながる。

この対策案を 他企業の対策と比較して有効か考える 　　　　　　 楽天オークションが実施している 対策内容について触れる チェック

楽天ではヤフオクと違い出品者には出品量が加算され ないが、落札者側に落札料金の３％が落札手数料として 差し引かれる。 差し引かれた３％を元手に楽天自体が入金金額を一度 保管し、商品の発送が確認でき次第出品者に入金すると いうシステムをとっている。

入金しても商品が届かないと いった悪質な被害を防ぐこと ができている！ ・・・・・以上のシステムにより 入金しても商品が届かないと いった悪質な被害を防ぐこと ができている！

実際にＹａｈｈｏに対策案のひとつとしてやっていただきた いことを提示してみよう それは・・・・ ヤフオク利用における閲覧者（この場合は利用者と同義 ）が月額一律１５０円を支払うことにより初めてサイトを 利用できるようにする。

サイト利用料をお支払い済みですか？ ＹＥＳ！！ ＮＯ！！ 画像出展Ｙａｈｏｏより

先ほど掲示した150円導き出す 第二四半期決算短信より なぜ１５０円かというと・・・・ 競合である楽天の３％という金額を参考にし実際にヤフ オクでの平均落札価格の３％をとってみると・・・・ 第二四半期決算短信より 4,911円×０．０３＝１４７．３３円 となる。

１４７．３３円という金額は以前に出した 実際全額保証するときの単純にかかる金額の 一人当たりの金額である４０．７円を 越している金額なので、システム料金を差し引いたと 考えても十分に可能な金額である。 （実際楽天も実行しているため）

これによって増える最大収入は ３９．５７（百万）×（１５０－４０）（円） ＝約４３億５２００万円 である。

懸念される問題として月額使用量によって利用者が減る のではないかというものがあるが 落札単価が５０００円近く、さらに上昇傾向にある上に利 用者数も増加傾向にある。 したがって１５０円を払うのがいやで退会していく人数に おける損失やシステム料を差し引いても、安全性を求 める利用者の増加と５９億３５００万にも及ぶ月額使用 料が上回るというように考えられる。 もし利用者が半数になって３０億近くの月額使用料が入り込んでくる

さらに利用者減少の対策案として ヤフオク自身も１５０円でできることをユニークに伝えるこ とさえできれば１５０円徴収することも問題なく行えるよ うになるといえる。 具体例としては・・・・

こんなことに１５０円を使っている現代人 仕事の休憩に飲む飲み物１２０～１５０円 ↓ 毎日のことです。一日ぐらい気分転換で食堂のお茶を飲 んでリラックスというのも悪くないのでは？ 駐輪代１日１００円 現代人は運動不足になりがちなのでたまにはウォーキン ぐはどうでしょうか？

缶ビール1缶１００～２００円 ↓ 毎日お酒を飲む人！飲みすぎは体によくないです。１日 くらい健康のために肝臓を休めるのはどうでしょうか？ などといったことを促すことによって１５０円というものの 価値がどれくらいかと理解でき、ヤフオク利用の利点 に対する対価としては悪くない値段であるという認識に することが可能である。

サイト利用料をお支払い済みですか？ 可決 ＹＥＳ！！ ＮＯ！！ 画像出展Ｙａｈｏｏより