ケースメソッドとは?? 久保 知一研究室 個別ゼミ訪問会 2009/10/13(火) 久保 知一研究室第3期生 小林 真大 要アニメーション 久保 知一研究室 個別ゼミ訪問会 2009/10/13(火) ケースメソッドとは?? 久保 知一研究室第3期生 小林 真大 (挨拶・自己紹介 10秒くらい) 皆さんには、久保ゼミの活動内容を良く知ってもらうために、今日は、「ケースメソッド」の様子を見学をしてもらおうと思っています。 久保ゼミでは、より実践的な経営・マーケティングの知識を身につけるために、ケースメソッドという学習方法を採用しています。 ただ、ケースメソッドって言われても、いまいちピンと来ないと思います。 ですので、ケースメソッドについて理解を深めてから、その様子を見学してもらおうと思います! 要アニメーション
ケース(Case) 「ケースメソッド」のケースとは、企業について詳細に書かれたレポートのことを指します。 ここのロゴにあるように、P&Gやスターバックスといった有名企業が、実際に体験したことが書かれているのが特徴です。 ケースメソッドでは、ただ単にマーケティングに関する知識を、教科書を使って勉強するのとは異なり、 実際のこれら企業の経営者の立場に立って、 自ら考えながらマーケティングを学んでいくので、より実践的な知識が身に付きます。
ケースに書かれているのは、その企業の歴史から、扱っている商品、財務状態、組織の雰囲気となどの現状の様子、問題点、経営者の悩みなどが書かれています。
進め方 ケースメソッドの進め方として、まずケースを読み、その企業の経営者の悩みを把握するところから始まります。 原因の 発見 解決策の 提案 進め方 ケースメソッドの進め方として、まずケースを読み、その企業の経営者の悩みを把握するところから始まります。 次にその悩みの原因を発見し、それに対しての解決策を提案するという流れで進めていきます。 といっても、イメージしにくいと思いますので、お医者さんの例を使って説明したいと思います。 まず、お医者さんは、診察を通じて、患者さんがどんな症状を抱えているのかを把握します。 ここでは、この男性は最近、眩暈がひどいという悩みを抱えています。 悩みを把握したら次に、その原因を探っていきます。 お医者さんは、レントゲンを撮るなどして、原因を突き止めます。ここで原因は、首の骨にありました。 そして原因を発見したら、どのように治すかといった解決策の提案をします。 この場合、手術をする、または塗り薬で治すといった解決策があげられます。 ケースの流れについて、なんとなく雰囲気をつかめたと思いますので、次は 患者さんではなく、ある経営者をつかって説明したいと思います。
Why??? iPodの売れ行きがよくない… 悩みの 把握 解決策の提案 原因の 発見 このおじさんは、みなさんも良く知っているipodで有名なappleの社長です。 このおじさんの最近の悩みは、最近、ipodの売れ行きがよくないということです。
A班 B班 C班 携帯音楽プレーヤーを持ってますか? 原因の 発見 解決策の提案 悩みの 把握 おじさんの悩みの把握後、原因を追及します。 原因は、いくつか考えられました。 競合のSONYのウォークマンがデザインと音質を改良し、 それが原因で、お客さんが奪われたのではないかという意見。 あるいは、iPhoneを販売した事により、今までiPodを買っていたお客さんまでもが、 Iphoneを買ってしまった。それが原因で、ipodの売上が減少したのではないかという意見。 また、アンケート調査から、ipodやウォークマンに代表される携帯音楽プレーヤーを 既にほとんどの人が持ってしまっていることがわかりました。 よって、買ってくれるお客さん自体が減ったために、販売台数が減少したのではないかという意見。 このように、考えられる原因はいろいろあります。 企業の悩みの原因は、レントゲンのようにはっきりと発見することができないために、 人によって考える原因が異なることが多いです。
A班 C班 B班 iPhoneを 発売中止!! デザイン 改良!! iPodに 新機能!! 解決策の提案 原因の 発見 悩みの 把握 原因を発見したら、解決策を考えます! 各班は自分たちが考える原因に対しての解決策を提案します。 例えば、A班はSONYに対抗してデザインを改良すべきと、過激なC班は、iPhoneを販売中止にすべき など解決策を提案します。 また、ケースメソッドでは、解決策を提案するだけではなく、それに対して質問を投げかけられます。 そ A班 C班 B班
iPhoneを発売した方が会社の売上はUP!! 解決策の提案 原因の 発見 悩みの 把握 質疑応答のシーン iPhoneよりも、 iPodの方が利益率が良い!! iPodをたくさん 売るべき!! iPhoneを発売した方が会社の売上はUP!! しませんか? ・・・・・・ 提案 A班B班に対して iPhoneの発売によって、ipodの売り上げは確かに減少するかもしれません。 しかし、iPhoneにより会社の売上が増加するなら、販売中止にする必要はないんじゃないですか?? それに対して、、、、、応えられないと、C班の立場は弱くなります。 しかし、iphoneよりもiPodの方が、利益率(1個当たりのもうけ)が良いので、 iPhoneよりも、iPodの方をたくさん売った方がより会社のもうけは増える!! といったように質問に対して反論する事が出来れば、逆に評価はあがります。 ピンチはチャンスといった感じです。 このようにケースメソッドでは、良い解決策を提案するだけではなく、 手痛い質問に対して、的確に答えられるかも重要となってきます。 これは、実際のビジネスの現場でも必須の能力だと思われますので、 こういった能力も身につけられるのもケースメソッドの特徴です。 質疑応答 A班 C班 C班 C班 iPhoneの 発売中止!!
ケースメソッド ・マーケティングの知識 ・問題発見力・解決力 ・プレゼン力 ケースメソッドでは、得られる能力をまとめますと、 経営者の立場に立ち、自ら考えることで生きたマーケティングの知識を身につけられること! その企業の抱える、問題点を発見し、解決する力、 そして、解決策の提案や質疑応答といったプレゼンテーション能力、 この3つの能力を鍛えることができます
今回、見学して頂くのは、 auのケース そして、今回、実際に見学していただくのは、ケータイ電話会社のauのケースです。
普段は市販のケース使用しますが、 今回このauのケースは、久保ゼミのメンバーが立命館大学との合同ゼミで使用するためにわざわざ作りました。 HPに見れるので、興味のある方はぜひ見てください!! この写真はその時のものです。様々な方と学術的な交流を活発に行うのも久保ゼミの特徴です。
内容について
auらしさ
今回の要点 このauのケース論点は、auの戦略を考えることです。 他社は、ホワイトプランや端末をシリーズ化するなどして成功を収めているが、 料金システム 新サービス 端末 このauのケース論点は、auの戦略を考えることです。 他社は、ホワイトプランや端末をシリーズ化するなどして成功を収めているが、 Auはどことなくぱっとしない! そこを、料金、サービス、端末、それぞれ新たなマーケティング戦略を取ることで、 Auの元気を出していこうという事です。
では、ご覧下さい!!