プロジェクト研究 道徳を通して培う情報モラル プロジェクト研究 道徳を通して培う情報モラル 心豊かなコミュニケーション力を はぐくむ情報モラル教育の在り方 -道徳の教材開発を通して- 取り扱い上の注意 ・ファイルの再配布はご遠慮ください。 ・本プレゼンテーションを使用しての情報発信(教育雑誌等への投稿)は,ご遠慮ください。 ・本プレゼンテーションの著作権は,佐賀県教育センター「道徳を通して培う情報モラル」研究委員会に帰属します。 ・本プレゼンテーションについてのご意見をお寄せください。 ・動作環境については,パワーポイント2002以上を推奨します。 ・2007.3月 佐賀県教育センター 情報モラル研究委員会 1
研究のねらい 情報ツールは手軽なコミュニケーション手段 コミュニケーションにおけるトラブルが増加傾向 低年齢層にまで普及 判断力不足に起因 ●コンピュータやインターネット,携帯電話等の情報ツールは手軽なコミュニケーション手段として普及しています。特に最近では,携帯用ゲーム機にもコミュニケーション機能が付加されており,低年齢層にまで普及してきているといえると思います。 ●そのような中で,子どもたちの一部では,チャットやメール,掲示板への書き込みなどコミュニケーションにおけるトラブルが増加傾向にあります。それらのトラブルは,ネットワークマナーが身に付いていないことや情報モラルが問われる場面での判断力不足に起因するものが少なくありません。 ●情報モラル教育については,文部科学省の情報教育の枠組みの中に「情報社会に参画する態度」として位置付けられています。しかし,子どもたちへの指導が情報化の進展に追いついておらず,対症療法的な指導で根本的な解決にはなっていないのが実情ではないでしょうか。 ●そこで,佐賀県教育センターでは,プロジェクト研究として,道徳を通して培う情報モラル研究委員会を立ち上げ研究を進めてきました。 コミュニケーションにおけるトラブルが増加傾向 対症療法的な指導 情報化の進展 2
道徳を通して培う情報モラル研究委員会 ※ 研究委員会は,平成18年度松下研究開発助成を受けています。 ●ここで,研究委員会についてご説明します。 ●研究対象を小学校中学年・高学年および中学生とし,県内の小中学校でこのように授業実践や実態調査を行いました。 ●研究期間は,2か年。 ●研究組織としては,情報教育の立場から2人,道徳教育の立場から2名の計4人の教育センター所員が理論研究を行い,各小中学校の先生方6名に研究委員を委嘱し,教材開発と授業実践を行ってまいりました。 ●研究成果の発信については,3月から4月になりますが,佐賀県教育センターのWebサイトで公開するとともに研究報告書を県内小中学校に1部ずつ配布,リーフレットを県内小中学校全教職員に配布する予定です。 ●なお,本研究は,平成18年度の松下研究開発助成を受けています。 ※ 研究委員会は,平成18年度松下研究開発助成を受けています。 3
研究のねらい 道徳的な実践力 道徳的な判断力 道徳的な心情 相手の立場に立った コミュニケーション力 特別活動 総合的な学習の時間 コミュニケーション力 特別活動 総合的な学習の時間 ●すなわち,「道徳の時間」において,情報モラルに関わりのある道徳的価値の自覚を深めるための教材を開発,実践し ●道徳的心情や判断力,実践力を育成しながら, ●技術・家庭科や特別活動,総合的な学習の時間などを使って,ルールやマナーの指導を行うことで, ●情報ツールによる相手の立場に立ったコミュニケーション力をはぐくむことができる。 ●そして,情報モラル教育がより確かなものになる。 という流れになります。 道徳的な実践力 道徳的な判断力 技術・家庭科 道徳的な心情 4
研究の目標 教材開発及び指導の在り方を探る 相手の立場 に立った コミュニケーション力 をはぐくむ 情報ツール を通した 相手の立場 に立った コミュニケーション力 をはぐくむ 情報ツール を通した ●よって,研究の目標は, ●道徳の時間において,情報ツールを通した相手の立場に立ったコミュニケーション力をはぐくむことのできる教材開発及び指導の在り方を探るという目標に設定しました。 教材開発及び指導の在り方を探る 5
本研究における道徳の時間の位置付け 第2年次の研究 各教科,特別活動並びに総合的な学習の時間等にルールやマナーの指導を行う。 第1年次の研究の問題点 ルールやマナーの指導と道徳的判断力育成の指導の位置付けが曖昧であった。 「道徳の時間」は,心を耕し道徳的判断力を育成する時間として再確認する。 ●ここで,本研究における道徳の時間の位置付けについてお話しします。 ●第1年次の研究では,道徳的判断力の育成とルールやマナーの指導の両方を同時に行い即時的な効果をねらった授業構成を考えました。 ●しかし,ルールやマナーの指導と判断力の育成の指導が曖昧であった点が課題として残りました。 ●よって,第2年次の研究では,各教科,特別活動並びに総合的な学習の時間等にルールやマナーの指導を行い,道徳の時間では心に訴える指導を行うというように道徳教育の役割を明確にしました。 第1年次の研究 道徳的判断力の育成とルールやマナーの指導の両方を同時に行い即時的な効果をねらった。 6
本研究における道徳の時間の位置付け 思いやりの心 を持って 前向きに 情報ツールを 使う心を耕す 道徳の時間では 心に訴える指導 自発的な気持ち ●すなわち,「道徳の時間」は心に訴える指導を行う。 ●道徳でもルールやマナーに関することを考えますが,「思いやり」「友情」等の内容項目を中心に実践しています。 ●本研究では,道徳の時間の後,子どもたちが,「~してはいけない」という気持ちよりも,自発的に「~していきたい」という気持ちになるような心情・意欲の高まりを考えています。 ●そして,心豊かなコミュニケーション力を育成する基盤となるように道徳の時間を位置付け,子どもたちが思いやりの心を持って前向きに情報ツールを使っていけるように心を耕すことをねらっています。 「~していきたい」 7
発達段階に応じた道徳教材の作成 授業実践・教材の有効性検討 「道徳の時間」の役割の明確化 研究の内容 ●研究内容は, ●情報モラルに関わりのある道徳的価値の自覚を深めるための発達段階に応じた道徳教材を作成し,授業実践する。 ●作成した教材を用いて授業実践を行い児童生徒の変容を分析することで教材の有効性を検討する。 ●心を耕すことを道徳でルールやマナーの指導を各教科等で授業実践し道徳の時間の役割を明らかにする。 という内容で進めました。 8
研究の実際 研究委員会発足 実態調査実施 授業実践 中間報告作成 方向性の再検討 実態調査実施 授業実践 研究成果発信 松下研究助成に応募 研究委員会発足 実態調査実施 授業実践 中間報告作成 方向性の再検討 実態調査実施 授業実践 研究成果発信 松下研究助成に応募 センター発表会 ●研究の第1年次である平成17年度は,手探りの状態からの出発でしたので,児童生徒の実態調査から始めました。 ●そして,文献研究を行い研究の方向性を検討するとともに道徳の時間における研究授業を3回実施しました。 ●授業実践は,11月に3本行い,1月に研究に弾みをつけようと松下研究開発助成に応募し,採用されました。 ●第2年次の4月に研究の方向性を再検討するとともに視察研修を行いました。 ●そして,大阪教育大学教育学部助教授である金光靖樹先生を招聘し,指導助言を受けながら研究を確かなものとしていきました。 ●今年度は,道徳,特別活動,技術・家庭科で授業実践を6本行い,計9本の実践と指導資料を4本作成しました。 講師招聘 センター発表会 視察 9
研究の実際 情報ツールの使途 友達への伝達手段 悪口を見つけたときの行動 会ったことがないメル友への対応 アンケートメールへの対応 情報ツール使用に関する実態調査 情報ツールの使途 友達への伝達手段 悪口を見つけたときの行動 会ったことがないメル友への対応 アンケートメールへの対応 チェーンメールへの対応 ●児童生徒の情報ツール使用に関する実態調査は,第1年次と第2年次の2回行い,情報モラル教育において焦点化すべき内容について検討しました。 ●調査対象は,県内小中学校で小学生3年生~6年生の約1011名,中学生1128名です。 ●実態調査の対象者は,第1年次と第2年次で重複はありませんが,それぞれの調査結果を比較してみると,第1年次と第2年次で大きな差異は認められず,同様の傾向を示しました。 ●実態調査の項目は,このようになります。 ・情報ツールの使途 ・友達への伝達手段 ・悪口を見つけたときの行動 ・会ったことがないメル友への対応 ・アンケートメールへの対応 ・チェーンメールへの対応 10
研究の実際 情報ツール使用に関する実態調査 携帯電話を持っていますか。 友だちに何かを伝えたいとき,どうしますか。 あなたの悪口を書いたものを見つけました。仲のよいAさんが書いたと聞きました。 あなたならどうしますか。 メールでのやりとりを1か月ほどした相手から,「住所と電話番号を教えてよ。」というメールが来ました。あなたならどうしますか。 仲のよいCさんがアンケートに答えると豪華賞品がもらえるというのを見つけたので一緒に応募しようと誘ってきました。あなたならどうしますか。 Dさんから「まったく同じ文章を3人に送らないとあなたが不幸になる」という手紙(メール)が届きました。あなたならどうしますか。 「津波で被害にあった国へ募金を送るボランティア団体ですが,募金をしていただける方は,ここをクリックしてください。」というメールが来ました。 ●具体的にはこのような項目とし,情報ツールの使用実態から判断に悩む場合の行動などを質問しました。 11
研究の実際 携帯電話の使途 携帯電話 情報ツール使用に関する実態調査 「友達とのメール」が増える 「家族との連絡・メール」は,大きな変化がない。 携帯電話 友達とコミュニケーションを図る道具 ●携帯電話の使い方では,小学生,中学生ともに家族との連絡やメールにほとんど変化はありませんが, ●年齢が上がるにつれて,友達とのメールが増えることや,掲示板へのアクセスなど,情報ツールを使ったコミュニケーションの方法が多様化する傾向が見られました。 ●特に,小学校高学年を境に多様化し,携帯電話を友達とのコミュニケーションを図る道具として使う実態が見て取れます。 ●このようなことから,小学校低学年では心を耕すことを重視し,小学校高学年を境に情報モラルに関する指導を重視する必要があると考えます。 12
研究の実際 敢えて教える 会ったことがないメル友への対応 情報ツール使用に関する実態調査 情報モラルについての常識的な回答が見られる 中学生は小学生と比べて 個人情報を「教える」という 回答が多い 敢えて教える コミュニケーション (交際)範囲の広がり ●会ったことがないメル友への対応ですが,これは,知らない人から住所や名前を聞かれたらどうするか,いうなれば出会い系サイトを念頭においた質問項目ですが, ●このように「教えない」という常識的な回答が多い反面,小学生と中学生を比べると,中学生のほうが「教える」という回答が多いことに着目できます。 ●このことは,コミュニケーションの範囲を広げようとして,敢えて教えているようにもとることができ,交際範囲が広がっていく様子が見て取れます。 13
研究の実際 不幸の手紙への対応 幸福の手紙への対応 無視する メールを 送る 児童生徒の道徳的判断力をはぐくみたい 情報ツール使用に関する実態調査 無視する 不幸の手紙への対応 幸福の手紙への対応 児童生徒の道徳的判断力をはぐくみたい ●仲の良い友達からもらうチェーンメールへの対応については, 「幸福の手紙」の場合は,「不幸の手紙」よりも「メールを送る」という回答が多いことから「幸福」と「不幸」の感じ方の違いが影響していると推測されます。 ●そして,「不幸の手紙」では,小学生と中学生を比較すると,中学生のほうが「手紙を送る」という回答が多いことに着目できます。 ●このことは,情報モラルは身に付いているが,面白半分や好奇心で送ってしまう様子が伺われ,知識・理解は身に付いているが,匿名性の高い状況下の判断力が不足しているものと思われ,児童生徒の道徳的判断力をはぐくむ必要があると考えます。 メールを 送る 14
ルールやマナーの指導 即時的な指導 心を耕すこと 道徳的判断力の育成 研究の実際 発達段階に応じた指導資料 情報モラル教育 中学校段階 ルールやマナーの指導 即時的な指導 コンピュータスキルの習得 ●以上のことから,指導資料の作成に当たっては, ●学年が進むにつれてルールやマナーの指導の時間が多くなるような考え方で進めました。 ●すなわち,小学校低・中学年段階では,道徳的判断力育成の基となる心を耕す時間が多くなり,小学校高学年・中学校段階ではコンピュータスキルの習得に合わせてルールやマナーの指導が増えるという考え方になります。 ●ただし,ここでいうルールやマナーの指導は即時的な指導をねらったものであり,判断力の育成については,逆に学年を追うごとにむしろ多くしていきたいという気持ちがあります。 ●しかし,限られた指導時間においては,このような形にならざるをえないのかなと思っています。 ●低学年・中学年のうちから,将来を見据えた指導を行い,ネットワークの向こう側にいる見えない相手を考える気持ちが,ゆくゆくは間接的に情報モラルにつながっていくということを考え方で,小学校・中学校の発達段階に応じた指導資料を作成する必要があると考えました。 心を耕すこと 道徳的判断力の育成 道徳以外 道 徳 小学校段階 15
研究の実際 授業実践・指導資料 学 年 小3 小4 小5 小6 中1 中2 中3 教科 ・ 領域 道 徳 (道 徳) 特 活 (特 活) 学 年 小3 小4 小5 小6 中1 中2 中3 教科 ・ 領域 道 徳 (道 徳) 特 活 (特 活) (総 合) 技・家 ( )は指導資料のみ作成 ●そこで,本研究委員会で,作成した指導資料はこのようになります。 ●特に道徳の授業実践を全学年で行い,心を耕すことに重点を置きました。しかし,前述のように即時的な効果をねらった指導も必要であると考え, ●ルールやマナーの指導についても, ●特別活動や,技術・家庭科で授業実践を行い指導資料を作成しました。 16
研究の実際 指導したい情報モラルと道徳の内容項目 ●授業実践に当たっては,表のように指導したい情報モラルを抽出し,道徳の内容項目を関連付け,道徳の授業実践を行い指導資料を作成しました。 ●その際,配慮すべき事項として,道徳においては,心を耕すことに重点を置き, ●道徳以外の教科でルールとマナーの指導を実践することにしました。 ●発達段階に応じた指導資料作成を念頭に置きましたので,小学校中学年では,道徳の指導資料を中心に,小学校高学年・中学生では,道徳の授業実践に加えて,道徳以外の授業実践も行い指導資料を作成しました。 17
研究の実際 授業実践(中学校・3年・道徳) ●ここで,第2年次の授業実践の中から,実践を紹介します。 18
まとめ 教材の有効性の検証 97%の生徒がねらいに到達 きちんと理由付けがなされているか。コミュニケーシンをとる手段としての携帯電話の特性を理解している。 理由付けはなされていないが,コミュニケーションの特性を理解している。 分類できない 97%の生徒がねらいに到達 自分の経験と照らし合わせ,今後の自分の生き方について展望を記述している。 資料への共感・感想を記述している。 携帯電話を拾ったから等,端的な視点で記述している。 ●大阪教育大学の金光靖樹助教授の指導により,ワークシートの記述を分類することで教材の有効性を検証しました。 ●ワークシートの記述のみで評価する危険性もありますが,今回作成した指導資料の有効性を何とか検証したいという考えで行いました。 ●特に先ほど紹介しました実践9(JR事故)の事例では,主題に即したねらいの評価で,全体の77%が達成しており概ね良好な結果でした。 ●また,情報モラルの授業として見た場合も全体の97%が達成しており良好な結果であったと判断しました。 ●生徒たちは,対面コミュニケーションと携帯電話によるコミュニケーションの違いを感じることができていたと判断します。 19
まとめ 道徳の時間の手立て・役割 道徳的判断力の育成 本来の道徳のねらいが達成できない 中心発問と情報モラルに関する発問の比重の置き方 第一年次 課 題 第二年次 道徳的判断力の育成 ルールやマナーの指導 即時的な効果をねらい両方を同時に行おうとした 本来の道徳のねらいが達成できない 情報モラルの内容を直接扱う ゆくゆくは情報モラルにつながる心情を高めるような発問を工夫 その時間の道徳のねらいを達成 ●ここで,もう一度,道徳の時間の手立て・役割についてまとめてみます。, ●第1年次の研究では,道徳の時間に情報モラルの内容を直接扱ってしまうと,本来の道徳のねらいが達成できないのではないかという課題が残りました。 ●それは,即時的な効果をねらい,道徳的判断力の育成とルールやマナーの指導の両方を同時に行おうとしたからだと考えました。 ●よって,第2年次の研究では,道徳の時間は,あくまでもその時間の道徳のねらいを達成することを目的とし,その中でゆくゆくは情報モラルにつながる心情を高めるような発問を工夫することにしました。 ●その際,中心発問に対して情報モラルに関する発問にどのくらい重きを置くかは,児童生徒の実態から指導者が判断する必要があると考えます。 ●例えば,情報ツール使用の実態であるとかトラブルの事例などです。 ●このような手立てを行うことで,本来の道徳の時間のねらいを達成しながらも,情報モラルを培う授業になったのではないかと考えています。 中心発問と情報モラルに関する発問の比重の置き方 児童生徒の実態から指導者が判断 20
まとめにかえて 情報教育の体系化イメージ 引用:高等学校学習指導要領解説 情報編 開隆堂 ●情報教育は,情報活用能力の育成が目的であり,小学校から高等学校まで系統的・体系的に実施するようになっています。 ●そして,図のように,情報活用能力は 「情報活用の実践力」 「情報の科学的な理解」 「情報社会に参画する態度」の三観点にまとめられており, ●情報モラルは,「情報社会に参画する態度」に位置付けられ,指導することとなっています。 ●昨年8月でしたか,文部科学省から出されました「情報教育に係る学習活動の具体的展開について」の中にも,情報モラルの指導が強調されていたことからも情報モラルの指導の充実が急務であると考えます。 ●佐賀県では,一昨年になりますが,このような「コンピュータを利用する際のルールとマナー」という指導資料が小学校向けに出されました。 ●本研究は,その後を受けて,学校現場ですぐに使える指導資料の充実を図るという目的で研究を進めてきた次第です。 情報教育の体系化イメージ 引用:高等学校学習指導要領解説 情報編 開隆堂 21
おわりに ●人と人とのコミュニケーションには様々な方法があると思います。 ●これからの情報化社会で生きていく子どもたちにとっては,情報ツールによるコミュニケーションがますます増えてくることと思います。 ●コミュニケーションの基本は相手の気持ちになって考えるということです。子どもたちが,情報ツールによるコミュニケーションや対面コミュニケーションのそれぞれの特性を理解し,時と場に応じて適切に活用しながら,豊かな人間関係を築いていくことを期待しています。 22