第3回 商法Ⅰ
前回の内容 ガイダンス 法律(商法・会社法)をいかに身近に感じるか 会社とは? 多角的な視点
商法の基本 「30分で理解する会社法・商法の基本構造」 教科書9~16頁 1 商法と民法(9頁) 2 商法とは(9~10頁) 商法の基本 「30分で理解する会社法・商法の基本構造」 教科書9~16頁 1 商法と民法(9頁) 2 商法とは(9~10頁)
商法のための民法入門 1 公法と私法 国家 vs 国民 縦の関係 税金徴収 刑事責任
商法のための民法入門 1 公法と私法 国家 vs 国民 刑事責任の追及 タクシーの運転手 タクシーの客
商法のための民法入門 1 公法と私法 私人 vs 私人 対等な者同士の横の関係 権利・義務の形で規律
商法のための民法入門 1 公法と私法 私人 vs 私人 タクシーの運転手 タクシーの客 横の関係 権利義務の形で規律 加害者 被害者
商法のための民法入門 2 基本的ルールブックとしての民法 商法のための民法入門 2 基本的ルールブックとしての民法 私人 vs 私人 要件 効果 権利義務の変動
商法のための民法入門 3 特別ルールとしての商法 商法のための民法入門 3 特別ルールとしての商法 商法 企業に関する特別ルール 民法 基本的ルールブック
第1編 総則(商法1~32条)(236頁) 商法は,「商」,すなわち,商事に関する法律です。 第1編 総則(商法1~32条)(236頁) 商法は,「商」,すなわち,商事に関する法律です。 企業とは,一定の計画に従い,継続的な意図をもって営利行為を実現する独立の経済単位を示しています。
第1編 総則(商法1~32条)(236頁) 商法の基本概念 第1編 総則(商法1~32条)(236頁) 商法の基本概念 商法は,企業に関する法律ですが,企業関係はその主体である「商人」とその活動内容を構成する「商行為」とによって成り立っています
商法の特徴 営利性 商人の利益保護 多数の集団的・反復的取引 外観主義 取引の安全性 一般大衆の保護 公示主義
考えてみよう! Aさんは海外に出張に行ったとき,貴重な時計を見つけ買った。帰国後,友人Bがどうしても譲ってほしいとのこと・・購入価格の2倍で譲ることにした。Aさんはこの経験から,出張のたびに,貴重な品物を購入し国内で売って,一儲けをしようと考えた。
個人的な売買 民法 販売店・卸売業者 商取引は大量かつ反復的 円滑・迅速に処理する必要 商法
どのような行為が商行為になるか? いかなる者が商人 確定する必要 いかなる行為が商行為
商人 商行為 固有の商人 擬似商人 自己の名をもって商行為を業とする者 絶対的商行為(501条) 営業的商行為(502条) 付随的商行為(503条) 商行為 固有の商人 擬似商人
=商行為をする者 商人 固有の商人 擬制商人
商行為って何? 誰がやっても 1回だけで商行為 商人 絶対的商行為 商業的商行為 営業として反覆し続け ることで商行為
商行為って何? Bさんからお金を借りて開業資金にしよう 借金のお願い 商人でないBさん 今から商人となるAさん