薬品分析学3.

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薬品分析学3

質問事項1 分析3では計算問題は無いのですか? 答:若干あります。 黒板灯がついていて見えにくかった 答:先週は消し忘れました。ごめんなさい。 教科書が売り切れ。 答:確認します。 PowerPoint書類を後で見ることができるようにして欲しい。 ノートを書くので精一杯で説明を聞くのが難しい。 答:WEB上でダウンロードできるように検討中。

質問事項2 全体的に理解できていない感じ 答:まずは大枠を理解すること。知識(或は物事の理解) には階層構造があることを理解していますか? 演習問題の模範解答が欲しい。 答:解答をつくれるものは出来るだけ作ってお渡しした いと思います。 スライドが見にくい。 答:最前列の席を空けたので、最前列で聴講して下さい。

宿題 ガスクロマトグラフィーに関する次の文章の正誤を答えなさい。間違っている場合は、 何が間違っているかも答えること。 × これは分配型なので誤り イオン交換樹脂は液体 クロマトグラフィーでは 用いられるが、ガスクロ マトグラフィーでは用い られない。 イオン交換の機構では イオン性化合物が精製 の対象であることと、イ オン性化合物はガス化 しにくいこととを考慮する と相性が悪いことが判る。 ◯ × × × 63Niを用いる 窒素の誤り。正確には含リン化合物、含窒素化合物に 特異的な検出法。

宿題 ガスクロマトグラフィーに関する次の文章の正誤を答えなさい。間違っている場合は、 何が間違っているかも答えること。 「大きい程」の誤り(後の講義で説明) × ◯ ◯ × 水素炎イオンか検出器はC-H結合をもつ化合物にのみ適用可能なため、 無機化合物は適用外

ガスクロマトグラフィーの構成 検出器は国試に頻出 ガス状物質なので取置き不可 カラム溶出直後その場検出 化合物を気化させる ため温度を上げる 移動相 化合物分離の場所 移動相ガスが変わっても GCの溶出順は不変 順相/逆相 吸着/分配

水素件イオン化検出器(FID)による有機化合物検出 ガスクロマトグラフィー:検出器 検出器(国家試験頻出項目) 教科書P209 表3-19 線源:3H, 63Ni (β線源) 学生実習 水素件イオン化検出器(FID)による有機化合物検出

tRの比較から同一化合物かどうか定性的評価が可能 定性分析・定量分析 教科書P209 図3-42 化合物Bの保持時間 化合物Aの保持時間 ピーク高さ 半値幅 化合物ごとに保持時間(tR)が異なる tRの比較から同一化合物かどうか定性的評価が可能

定性分析・定量分析 教科書P209 図3-42 化合物Bの保持時間 化合物Aの保持時間 ピーク高さ 半値幅 化合物ごとに保持時間(tR)が異なる tRの比較から同一化合物かどうか定性的評価が可能 ただしtRが偶然同じ別化合物の可能性は完全には否定できない 機構の異なる別のクロマトグラフィーでのtRの評価も必須

定性分析・定量分析 教科書P209 図3-42 化合物Bの保持時間 化合物Aの保持時間 ピーク高さ 半値幅 保持容量(VR) = tR•F F: 単位時間当たりの移動相(溶媒)の流速 (mL/min) VR: サンプルがカラムから溶出するまでの移動相(溶媒)体積

定性分析・定量分析 教科書P209 図3-42 化合物Bの保持時間 化合物Aの保持時間 ピーク高さ ピーク 面積 同一化合物では ピーク面積 ∝ サンプル量 (mol) 定量分析が出来る理由 ピーク高さ ∝ サンプル量 (mol)

クロマトグラムのピーク面積/ピーク高さを求めることが必須 定性分析・定量分析 定量分析 同一化合物 では ピーク面積 ∝ サンプル量 (mol) 定量分析が 出来る理由 ピーク高さ ∝ サンプル量 (mol) クロマトグラムのピーク面積/ピーク高さを求めることが必須 機械法 手作業 ピーク高さ 自動高さ計測 定規で測る ピーク面積 自動積分法 半値幅法 面積の概算値 を求める方法 ≈ = W0.5h× h

理論段数・理論段高さ 化合物Bの保持時間 化合物Aの保持時間 ピーク高さ 半値幅 理論段数 Nが大きい程ピークの半値幅が狭い = 分離度のよいカラム 理論段高さ カラム長(L)をNで割った理論段 一段当たりの高さ

保持比(質量分布比) 化合物Bの保持時間 化合物Aの保持時間 ピーク高さ 半値幅 または、質量分布比; キャパシティファクター 保持比

分離係数・分離度 化合物Bの保持時間 化合物Aの保持時間 ピーク高さ 半値幅 分離係数 分離度

シンメトリー係数 シンメトリー (symmetry) = 対称性 シンメトリー係数 (S):溶出ピークの対称性の指標 W0.05h S = 2f ピークは対称 なのが良い 対称の時: S = 1 テーリング時: S > 1 リーリング時: S > 1 テーリング:ピークの後ろ側がだらっとする リーリング:ピークの前側がだらっとする

演習 ガスクロマトグラフィーに関する次の文章の正誤を答えなさい。間 違っている場合は、何が間違っているかも答えること。 液体クロマトグラフィーに関する次の文章の正誤を答えなさい。間 違っている場合は、何が間違っているかも答えること。

宿題 半値幅法でピーク面積の概算値が計算できることを数学的に証明しなさい。 理論段数の式3-17 (P194) で、理論段数が大きくなる程ピークの半値幅が狭くなることを数学的に証明しなさい(予習項目)。