第3章 原因②過去のやり方にこだわりつづける 3班 加藤、日野、二村、萩原、高橋 2016年11月16日
~伝統的な知恵と、一貫性を守ろうとするプレッシャー~ この章では↓ なぜ考えることもせずに前例に頼ってしまうのか、組織の記憶の刷り込みがいかに両刀の 剣であるのかを検証。どうすれば過去に頼りすぎる体質を改めることが出来るかを考察。 1節 前例にならえ ~伝統的な知恵と、一貫性を守ろうとするプレッシャー~ Q.なぜ考えるかわりに前例に頼ってしまうのか? ⇨A.ⅰライバルも同じことをしているから ⅱ過去の行動を尊重しなければならないから ⅲ前例にならっている方が楽だから 例)カルフォルニア州南部にある小児科病院
~両刀の剣としての強い文化~ ⇨あらゆる決定を一からやり直すことはできない。とはいえ、すべてを過去に頼るのも賢 明ではない。 社会に認められるユニークな会社とは… 組織の文化や価値観が確立されている会社。つまり、ある程度の連続性を持ち、同じ やり方を踏襲している。 例)ヒューレット・パッカード、サウスウエスト航空、スターバックスetc しかし 新しい知識を行動に移そうとすると、前例がじゃまになる。
やり方にしがみつく 例)教科書P85 フレッシュ・チョイス Q 前例にならうのは良いことであるか? A 前例の使い方次第! 使い方を誤ると… ・知識を行動や決定に活かす邪魔 ・学ぶ能力を奪う ➡変化の兆しを感じるとかたくなに今までの やり方にしがみつく 例)教科書P85 フレッシュ・チョイス ☆前例は一つの前例であるので、参考にしながらも自ら考え行動することが大切。
3-2 歴史に救われ、そして足元を救われたサターン 3-2 歴史に救われ、そして足元を救われたサターン サターン部門‥ゼネラルモーターズ(GM)の一部門。小型車の開発、生産を行 う。 サターン部門が帯びたユニークな使命と、採用した選考基準 他部門への知識の共有 アメリカ国内で開発、生産された車を販売 事業に関する全ての調和によって、得たものの共有をしつつ、世界をリードする 車を目指す 企業文化に適合する従業員を選ぶことが第一 今までと違う環境 結果、特徴的な手法で発足したサターン部門は、世界的な従業員定 着率を記録、更に市場が落ち込むまで売り上げを伸ばし続けた。
サターンの人々は過去に執着するように… →自分で作った歴史に縛られる結果に ユニークだった故に問題も。 ×採用する戦略の違いから、使命である情報の共有が十分に出来ない。 ×成功を収めたサターン部門の人々が、GMの一員でありたいと願わなかった。 ×GMがサターン部門に冷たかったという不信感があった。 →互いに学び合い、共に努力し、知識を実行に移すのは不可能 サターンの人々は過去に執着するように… 成功した過去の手法に固執し、新しく生まれたより効率的な生産方式を実践し ない。 独自性に誇りを持ってしまった。 変化を感じるものは全て退けてしまう。 →自分で作った歴史に縛られる結果に
3-3 過去にこだわるのは、人間の弱さのせい <歴史の重みで組織が自由に動けない理由> 会社が独自性を強く主張し、新しいものに「わが社はなじまない」と抵抗 過去の路線から逸脱しないこと、過去の誤りを認めないことなどが強いプ レッシャーになっている 認識の回路を閉鎖し、あいまいなものを回避する ①時間のプレッシャーを感じるとき ②ひどく疲れたとき ③肉体的な苦痛や恐怖を感じているとき ④知識を凍結したことで評価されたとき
→ 暗黙の了解となっている事項を一つひとつ検討しなおす 全ての決定が暗黙の了解や過去を参考にし、再検討されずに行われる 将来の行動を、いちいち過去に照らして判断しようとする 暗黙の理論の影響を逃れるには….? → 暗黙の了解となっている事項を一つひとつ検討しなおす