平成17年度 第2回三重県CALS/EC地域研修会

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平成17年度 第2回三重県CALS/EC地域研修会 三重県県土整備部公共事業情報化プロジェクト

ー 議 題 ー 1.電子納品(目的・活用)について 2.解説『三重県CALS電子納品運用マニュアル(案)』 3.電子納品媒体作成の実務 ー 議 題 ー 1.電子納品(目的・活用)について 2.解説『三重県CALS電子納品運用マニュアル(案)』 3.電子納品媒体作成の実務 4.電子納品~これまでの留意点~ 5.実証実験を終えて 6.質疑応答

1.電子納品(目的・活用)について 1-1

『電子納品』とは ■これまで紙で納品されていた成果品を、 ■定められたルールに従って、 ■電子データをCDに格納して納品すること。    ・調査、設計、工事各段階の最終成果品    ・写真、図面、書類 ■定められたルールに従って、    ・国の策定する「電子納品要領・基準(案)」    ・「三重県CALS電子納品運用マニュアル(案)」 ■電子データをCDに格納して納品すること。    ・デジタル写真データ    ・ワープロデータ    ・CADデータ 等々 1-2

『電子納品』の目的 ■CALS/EC(公共事業のIT化)で、情報を電子データ化する最も基本となる取組 ■電子納品の目的は、公共事業の各事業段階で利用している資料を電子化し、共有・再利用すること。 ■現場業務の効率化 1-3

『電子納品』の活用 ■情報の共有 ■情報の再利用 ・県公共事業情報の一元的なデータベース ・全県情報を地図・キーワードで閲覧、入手する。    ・県公共事業情報の一元的なデータベース    ・全県情報を地図・キーワードで閲覧、入手する。    ・調査、分析、計画への活用 ■情報の再利用    ・維持管理の効率化    ・紛失や劣化に対する保存性の向上    ・緊急時、改修時における有効活用 1-4

集 約 知りたい情報を「キーワード」と「地図」から探しだす。 特徴 キーワードで検索 地図で見る ・ ・ ・ ・ 文字情報 位置情報 県民      知りたい情報を「キーワード」と「地図」から探しだす。 特徴 キーワードで検索 地図で見る 過去の工事を 名前で調べたい ある位置周辺の工事 を確認したい ・ ・ ・ ・ 文字情報 位置情報 情報提供 入札情報 集 約 県民 GISデータ化 汎用ファイル形式化 入札情報サービス 電子納品 既存紙文書等 個別専用業務システム 1-5

『電子納品』の効果 ■ペーパーレス、省スペース ■事業執行の効率化 ■品質の向上    資料授受を容易にするとともに、保管場所の省スペース化を実現する。 ■事業執行の効率化    資料の再利用性を向上させることで、効率的な事業執行を実現する。 ■品質の向上    事業全体の情報を電子的に共有化・伝達が実現することによって、情報の「伝達ミスや転記ミスなどを低減し、公共事業の品質向上を実現する。 次に「電子納品」の効果ですが、(読む) 1-6

三重県の導入スケジュール 「三重県CALS/ECアクションプログラム」より 1-7 対象業務 対象範囲 H16 H17 H18 H19 工 事 デジタル 工事写真 3千万円以上 3千万円未満 2千万円以上 2千万円未満 工事完成図書 業務委託 全件 実施 実証実験 実施 実証実験 試行 実施 実証実験 実施※注 試行 実施※注 試行 実施※注 実施 ※注 工事完成図書の電子納品については対象案件に関する測量、設計業務等の成果品が電子納品されている    ことが前提です。 1-7

『電子納品』となる案件 ■「業務委託」の仕様書 ・業務委託共通仕様書(H16.7)   ・業務委託共通仕様書(H16.7)     「特記仕様書に電子納品の定めがある場合、又は監督員の指示、又は承認を受けた場合は『三重県CALS電子納品運用マニュアル(案)』に基づき成果品を電子記録媒体にして提出することとする。」   ・特記仕様書の記載内容     例)測量業務条件一覧表 1-8

■「工事」の仕様書 ・公共工事共通仕様書(H16.4改訂)   ・公共工事共通仕様書(H16.4改訂)      「特記仕様書に電子納品の定めがある場合、又は承認を受けた場合は『三重県CALS電子納品運用マニュアル(案)』に基づき成果品を電子記録媒体にして提出するこのとする。」   ・工事特記仕様書(条件明示一覧表) 1-9

電子納品要領・基準(案) ■国の要領・基準、ガイドラインを準用する。   ・要領・基準は、フォルダ構成、ファイル名の付け方、ファイル形式、管理情報の記述内容等々、電子媒体への格納方法を規定している。   ・ガイドラインでは、具体的な実施方法や留意点等を明記している。 【国土交通省版】  ・土木設計業務等の電子納品要領(案)  ・工事完成図書の電子納品要領(案)  ・CAD製図基準(案)  ・デジタル写真管理情報基準(案)  ・測量成果電子納品要領(案)  ・地質・土質調査成果電子納品要領(案)   ※「電気通信編」「機械設備編」あり。 【国土交通省官庁営繕部】  ・営繕工事電子納品要領(案)  ・建築設計業務等電子納品要領(案)  ・建築CAD図面作成要領(案) 【農林水産省農村振興局】  ・設計業務等の電子納品要領(案)  ・工事完成図書の電子納品要領(案)  ・電子化図面データの作成要領(案)   ・測量業務成果電子納品要領(案)  ・地質・土質調査成果電子納品要領(案)   ※「電気通信編」あり。 【国土交通省港湾局】  ・CAD図面作成要領(案) 【各省庁】電子納品運用ガイドライン(案)、事前協議用ガイドライン(案)等々 1-10

三重県CALS電子納品運用マニュアル(案) ■国土交通省ほか各省庁が策定する電子納品要領・基準(案)に準拠することを基本とします。 ■三重県で使用する際の適用方法と、独自の要求事項を規定しています。 1-11

本日ご説明する情報の入手先について ■「三重県のCALS/EC」のホームページ     http://www.pref.mie.jp/JIGYOS/gyousei/cals/ ・三重県CALS電子納品運用マニュアル(案) ・事前協議用チェックシート ・基準点一覧表(三重県様式) ・これまでの質問と回答  ■国土交通省国土技術政策総合研究所     http://www.nilim-ed.jp/ ・電子納品要領・基準(案)等 ・電子納品チェックシステム ・電子納品に関するQ&A 1-12