「コミュニケーション力」 「児童生徒との信頼関係づくり」について学ぶ校内研修 を高めよう!

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Presentation transcript:

「コミュニケーション力」 「児童生徒との信頼関係づくり」について学ぶ校内研修 を高めよう! (実施のお知らせ) 信頼される教職員であるために必要な適切に児童生徒と関わる力 「コミュニケーション力」 を高めよう! 子供と信頼関係を深めるには、どんな聴き方や伝え方ができると いいのだろう。 研修日時 ○月○日(○)  ○○:○○~○○:○○  場所 ○階○○○室 対象(例) ( 全員 ○年団 ○○課 教職○年以下 希望 )研修

方法研修 「コミュニケーション力向上パッケージ」 <児童生徒との信頼関係づくり> 【60分研修】 ○ねらい 子供との信頼関係を深めるための教職員のコミュニケーション力の向上を図る。 【講義・演習準備物】 ○4201_スライド資料  (研修担当者の進行原稿) ○4202_研修資料(提示用)  (プロジェクター等で投影) ○4203_研修資料(配付用) ○4204_ワークシート  ・資料①(A4で印刷)   ・資料②(A5で印刷)      ○事前準備 前 ※ペアでの活動があります。4(又は6)人の偶数編成のグループにしてくだ  さい。奇数になった場合、協議は三人組で、ロールプレイング等については、  一人を観察者とし、役割をローテーションして行うようにしてください。 ※教職の経験年数が偏らないようにグループを組んでください。 ※あらかじめ、グループごとに、司会を決めて研修を始めてください。 【事前にすること】 ・研修資料(配付用)を全員に配付してください。 ・資料①、②を全員に配付してください。 研修実施上の留意点(研修担当者の方へ) ・進行原稿は研修の進め方例ですので、内容が変わらないように留意し、研修担当者が話しやすいように文章を変えてください。 ・研修時間に余裕があれば、協議時間を増やしたり、協議内容を発表したりするなど、柔軟に対応してください。 ・研修後には、集めた資料②を職員室に掲示したり、一覧にしたものを配付したりして、職員全員が共通理解できるようにしてください。 -2-

○スライド資料(進行原稿)の流れ ○スライド資料(進行原稿)の見方 形式 概要 所要 経過 時間 時間 説明 研修内容を確認する 1分/1分 所要 経過 時間 時間 説明 研修内容を確認する 1分/1分 協議 信頼できる先生とは、どんな先生か話し合う 6分/7分 演習・講義 上手な聴き方について 17分/24分 講義・演習 上手な伝え方について 27分/51分 講義 まとめ 1分/52分 協議・発表 チャレンジ! 子供にかける「前向きになれる言葉」 8分/60分 スライドはPowerPoint®プレゼンテーションソフトを使用して作成しています。 PowerPoint®は米国Microsoft Corporationの登録商標です。 ○スライド資料(進行原稿)の見方 ≪スライド17、18で1分≫  思いや気持ちが子供に届くには、どのような伝え方がよいのでしょう。ここでは、特に学校生活の中で多く行われる「ほめる」「叱る」を取り上げて考えていきます。★ (  ) スライドに費やす時間の目安です。 スライドの進行原稿です。 説明する際に気を付けることや、補足情報です。 「★」は、アニメーションやスライドの切り替えのタイミングになります。 スライド18 (  ):(  ) ~ (  ):(  ) スライド番号 実施時間予定時刻を記入できます。 流れの説明です。読む必要はありません。 -3-

○スライド資料(進行原稿) スライド1 ( ):( )~( ):( ) スライド2 ( ):( )~( ):( ) スライド3 ≪スライド1で1分≫  それでは、校内研修を始めます。  今日は、子供との信頼関係を深めるための教職員のコミュニケーション力の向上を図ることをねらいとして研修していきたいと思います。★ (  ):(  )~(  ):(  ) スライド2 ≪スライド2~4で6分≫  まず、「信頼できる先生とは、どんな先生か話し合う」から始めます。★ (  ):(  )~(  ):(  ) スライド3 《スライド2~4で6分》  先生方が中学生の頃、困った時に相談しようと思った先生は、どんな先生でしたか?配付資料の吹き出しに、いくつか書いてください。時間は1分です。始めてください。(「担任の先生」や「顧問の先生」のような先生の立場を記入するのではなく、先生の態度やふるまいを記入するようにしてください。) (1分経過)  時間がきました。今、書かれたことを、グループ内で共有してください。司会の先生、全員が発言できるよう進行をお願いします。時間は2分です。始めてください。 (2分経過)  ありがとうございました。どんな先生だったか、共有したことを教えてもらえますか? (1、2人の先生に尋ねる。適宜コメントを入れる。)  ありがとうございました。★ 個人思考 (  ):(  )~(  ):(  )  「子供の話を誠実に聴いている先生」「思いや気持ちが子供に届いている先生」に関わる発言を覚えておいてください。スライド4で紹介します。 グループ協議 残り30秒です。 ★・・・アニメーション/スライドの切り替え(クリック、下矢印キー、右矢印キー) -4-

スライド4 ( ):( )~( ):( ) スライド5 ( ):( )~( ):( ) ≪スライド2~4で6分≫  先生方から出された意見は、大きく二つのことにまとめられると思います。  一つ目は★「子供の話を誠実に聴いている先生」、二つ目は「思いや気持ちが子供に届いている先生」です。例えば、先ほど先生方から出た意見も、○○は「子供の話を誠実に聴いている先生」、□□は「思いや気持ちが子供に届いている先生」と言えますね。(○○や□□は、グループ協議や発表で出された意見を紹介してください。)  この二つは、★「上手な聴き方」「上手な伝え方」ができる先生と言い替えることができます。  つまり、子供たちから信頼され、よりよい関係を築くことのできる教職員とは、「聴き方」や「伝え方」といった、コミュニケーションをとることが上手な先生ということではないでしょうか。★ (  ):(  )~(  ):(  )  配付資料の空欄に「上手な聴き方」「上手な伝え方」と記入してもらってください。 ○○の例 ・顔を見て、うなずきながら聴いてくれる先生 ・理由や気持ちを聴いてくれる先生 ・大人の理屈を押し付けない先生 ・最後まで話を聴いてくれる先生 □□の例 ・いつも励ましてくれる先生 ・やる気を起こさせてくれる先生 ・自分を信じてくれる先生 ・誰にでも公平に接する先生 スライド5 ≪スライド5~7で7分≫  こちらは、ここからの研修内容です。  それでは、★まず、「上手な聴き方」について考えていきましょう。★ (  ):(  )~(  ):(  ) ★・・・アニメーション/スライドの切り替え(クリック、下矢印キー、右矢印キー) -5-

スライド6 ( ):( )~( ):( ) スライド7 ( ):( )~( ):( ) ≪スライド5~7で7分≫  演習を通して、「上手な聴き方」を考えていきます。お近くの先生と二人組になり、子供役と先生役を決めてください。 (ペアができたら、進め方を説明します。)  子供が「先生、うちの親が勉強、勉強ってうるさくて、嫌なんだよね。」と話しかけてきました。  まず、状況①を30秒行います。先生役は、「あと5分で提出物を点検しなければならないため、子供の話を親身になって聴くことができない」状況を想定して応答してください。例えば、相手を見ないとか、作業を止めずに聞くとか、生返事をするなど、アドリブで演じてください。(準備ができたら)それでは、どうぞ。 (30秒経過)  時間がきました。ありがとうございました。  次は、先生役と子供役を交替して、状況②を30秒行います。先生役は、「反抗的な態度をとる子供の指導を済ませた直後で、気持ちが高ぶっている」状況を想定して応答してください。例えば、顔つきや声色が怒っているとか、足や腕を組むとか、偉そうな相づちを打つ等、アドリブで演じてください。(準備ができたら)それでは、どうぞ。  時間がきました。ありがとうございました。★ (  ):(  )~(  ):(  ) 演習 あと10秒です。 演習 あと10秒です。 スライド7 ≪スライド5~7で7分≫  いかがだったでしょうか。「子供役をして感じたこと」と、「どんな聴き方をしてもらいたかったか」を配付資料に書いてください。時間は1分です。始めてください。 (1分経過)  時間がきました。今、書いたことについて、先ほどのペアの方と共有してください。時間は1分です。始めてください。  時間がきました。ありがとうございました。★ 個人思考 (  ):(  )~(  ):(  ) ペア協議 残り15秒です。 ★・・・アニメーション/スライドの切り替え(クリック、下矢印キー、右矢印キー) -6-

スライド8 ( ):( )~( ):( ) スライド9 ( ):( )~( ):( ) スライド10 ( ):( )~( ):( ) ≪スライド8~15で8分≫  もう、お気付きのことと思いますが、「聴く」とは、まず、相手に「私は聴いていますよ」ということが伝わることが大切です。そのように聴くことで、安心できる関係を築くことができます。つまり、「傾聴」の姿勢です。そこで、傾聴のコツをいくつか紹介します。  資料①を見てください。★ (  ):(  )~(  ):(  ) スライド9 ≪スライド8~15で8分≫  まず、「つながる言葉かけ」です。いきなり本題から始めるのではなく、相談に来た労をいたわったり、相談に来たことを歓迎する言葉かけ、心をほぐすような言葉かけを行います。★ (  ):(  )~(  ):(  ) スライド10 ≪スライド8~15で8分≫  次に、「受容」です。話を聴いていて、反論や批判をしたい気持ちになっても、そのことは脇に置いて、うなずいたり相づちをうったりして、子供の、そうならざるを得ない気持ちを推し量りながら聴きます。★ (  ):(  )~(  ):(  ) ★・・・アニメーション/スライドの切り替え(クリック、下矢印キー、右矢印キー) -7-

スライド11 ( ):( )~( ):( ) スライド12 ( ):( )~( ):( ) スライド13 ( ):( )~( ):( ) ≪スライド8~15で8分≫  そして、「繰り返し」です。子供がかすかに言ったことでも、こちらが同じことを繰り返すと、自分の言葉が届いているという実感を得て、子供は自信をもって話せるようになります。★ (  ):(  )~(  ):(  ) スライド12 ≪スライド8~15で8分≫  さらに、会話の間に、「言い換え」や「要約」をしたり、「明確化」したりして、子供の緊張をほぐしたり、心の整理を手伝ったりします。★ (  ):(  )~(  ):(  ) スライド13 ≪スライド8~15で8分≫  そして、最後は「支持」です。人は、自分を肯定されたり、認めてもらえたりすると、「これでよかったんだ」「やってみよう」というように、勇気づけられます。  では、「上手に聴くコツ」を、演習で確認してみましょう。★ (  ):(  )~(  ):(  ) ★・・・アニメーション/スライドの切り替え(クリック、下矢印キー、右矢印キー) -8-

スライド14 ( ):( )~( ):( ) スライド15 ( ):( )~( ):( ) ≪スライド8~15で8分≫  聴き方演習②です。今回は、子供役、先生役というロールプレイではなく、ペアの先生の「最近あった、ちょっと嬉しかったこと」や「ちょっと困ったこと」を聴きながら、資料①にある「上手に聴くコツ」を使って応答してもらいます。スライドをご覧ください。  まず、ペアでAとBを決めます。(スライド右下の水色の枠を示しながら)  1回目はAの先生が聴く役、Bの先生が話す役です。2回目は、入れ替わるのでどちらの方が先でも結構です。 (三人組は、お一人の先生が、2回とも聴く役になってください。)  では、ペアでA、Bを決めてください。 (決まったら)  それでは、A先生は資料①を用意して「最近あった、ちょっと嬉しかったことを教えてください。」の一言から始めて、B先生は自己開示できる範囲で嬉しかったことを話してください。あとは、1分30秒間アドリブで続けてください。では、どうぞ。 (1分30秒経過)  時間がきました。ありがとうございました。感想の交流は後ほど時間をとりますので、続けて演習をします。 ★ (  ):(  )~(  ):(  )  演習中は、様子を見て、「しっかり上手に聴くコツを使ってください。」「うなずき、相づちができてますねえ。」等、声をかけてください。 演習 残り30秒です。 スライド15 ≪スライド8~15で8分≫  役割を交替して(スライド右下のピンク色の枠を示しながら)2回目を行います。  B先生は資料①を用意して「最近あった、ちょっと困ったことを教えてください。」の一言から始めて、A先生は自己開示できる範囲で最近あった、ちょっと困ったことを話してください。あとは、1分30秒間アドリブで続けてください。では、どうぞ。 (1分30秒経過)  時間がきました。ありがとうございました。  さて、「上手に聴くコツ」を使って、「嬉しかったこと」「困ったこと」を聴いてもらう体験をしてもらいました。聴いてもらっている時、聴いている時に感じたことを、ペアの方と交流してください。時間は1分です。始めてください。 (1分経過)  どんな感想が出たか、少し聞いてみたいと思います。 (1、2人の先生に尋ねる。適宜、肯定的なコメントを入れる。)  ありがとうございました。★ 演習 残り30秒です。 (  ):(  )~(  ):(  )  演習中は、様子を見て、「しっかり上手に聴くコツを使ってください。」「うなずき、相づちができてますねえ。」等、声をかけてください。 ペア協議 残り15秒です。 ★・・・アニメーション/スライドの切り替え(クリック、下矢印キー、右矢印キー) -9-

スライド16 ( ):( )~( ):( ) スライド17 ( ):( )~( ):( ) スライド18 ( ):( )~( ):( ) ≪スライド16で2分≫  相手の聴き方によって、感じ方が大きく違うことが体感できましたか。では、丁寧に話を聴くと、子供にどのような影響があるのでしょう。 ①まず、★何より、子供が「この先生は信頼できる」と感じます。 ②さらに、★言いたいことを言えて「すっきりした!」という「カタルシス」効果が得られます。 ③★傾聴・受容されることにより、「受け入れられた」という実感がわき、「自分はこれでいいんだ」と「自己受容」ができます。これは「情緒の安定」につながり、自発的に問題解決に向かう「意欲の向上」につながります。 ④そして、★今まで気付いていなかった自分の気持ちに気付く、「自己洞察」が促されます。  ここまで、子供との信頼関係を築いたり、深めたりするコミュニケーションとして、「上手な聴き方」について考えてきました。★しっかり聴くということは、子供の健やかな成長にとって、とても大切なんですね。★ (  ):(  )~(  ):(  ) スライド17 ≪スライド17、18で1分≫  では、次に、「上手な伝え方」について考えていきましょう。★ (  ):(  )~(  ):(  ) スライド18 ≪スライド17、18で1分≫  思いや気持ちが子供に届くには、どのような伝え方がよいのでしょう。ここでは、特に学校生活の中で多く行われる「ほめる」「叱る」を取り上げて考えていきます。★ (  ):(  )~(  ):(  ) ★・・・アニメーション/スライドの切り替え(クリック、下矢印キー、右矢印キー) -10-

スライド19 ( ):( )~( ):( ) スライド20 ( ):( )~( ):( ) スライド21 ( ):( )~( ):( ) ≪スライド19~21で5分≫  まずは、伝え方の「ほめる」についてです。具体的な例で考えてみましょう。  このような場面で、子供に、どのように声をかけて褒めますか?吹き出しに書いてみてください。時間は1分です。始めてください。 (1分経過)  どのように書かれましたか?(1、2人の先生に尋ねる。適宜、肯定的なコメントを入れる。)  ありがとうございました。★  必要があれば「ミニテストで100点」を学校の実態に合うよう置き換えてください。その際は、スライド20も修正してください。 (  ):(  )~(  ):(  ) 個人思考 スライド20 ≪スライド19~21で5分≫  では、このような伝え方はどうでしょうか。  先生は、「100点を取るなんて!(君は)すごいね。」と褒めています。  この褒め方の場合、まず、100点を取ったという結果や成果を褒めています。また、「君はすごいね」と対象者を褒めています。これを、「YOUメッセージ」と言い、「あなたは~だね。」というように「あなた(子供)」を主語にして伝える方法です。  このように褒める場合もありますが、これが続くと★子供は他者からの評価に価値を置くようになっていき、結果が出なければ褒められない、と思ってしまうようになりがちです。そして、褒められなければやらない、という態度につながっていくことがあります。★ (  ):(  )~(  ):(  ) スライド21 ≪スライド19~21で5分≫  一方、こちらの先生は、「毎日こつこつ頑張ったね!(私は)感心したよ。」と褒めています。  この褒め方の場合、まず、行為や過程を褒めて、「私は感心したよ。」と気持ちを伝えています。これを「Iメッセージ」と言い、「私」を主語にして伝える方法です。★「あなたの頑張りを見ていると、私も励まされるなぁ。」「ノートがきちんとまとまっているね。先生も見習いたいよ。」など、「あくまで話し手の意見」として伝えることで、押しつけられた気がしないので、相手に気持ちが届きやすくなります。  このような伝え方を続けると、★子供は行為そのものに価値を置くようになっていき、失敗しても、また頑張ろうと思えたり、結果が出ないかもしれないことに対しても、頑張ることが大切だという気持ちをもつことにつながります★ (  ):(  )~(  ):(  ) ★・・・アニメーション/スライドの切り替え(クリック、下矢印キー、右矢印キー) -11-

スライド22 ( ):( )~( ):( ) ≪スライド22で7分≫  それでは、「伝え方」の演習①をしてみましょう。先ほどとは違う二人組でロールプレイングをしてもらいます。新たにペアを組んで、先生役とB子役を決めてください。 (決まったら)  状況はこうです。「先生は、毎朝通勤途中に、B子が苦手なマラソンの練習をしている姿を見かけていました。今日のマラソン大会でB子は見事完走することができました。」  さて、先生は、B子にどのように声をかけますか。  ロールプレイングを始める前に、少し考える時間をとります。  左の吹き出しに、先生役は、どのように声をかけるか、先ほどの『伝え方のポイント「ほめる」』を基に考えて書いてください。  B子役は、どのような理由で練習を頑張っていたのか、右の吹き出しの【例】を参考に考えて書いてください。  時間は1分です。お互いに見えないように書いてください。 (1分経過)  時間がきました。  では、ロールプレイを始めます。先生役の声かけから始めますが、B子役は、先ほど考えた「B子が練習を頑張っていた理由」に従って、アドリブで言葉を返し、会話を続けてください。(様子を見て)よろしいでしょうか。時間は1分です。先生役の声かけから始めてください。では、どうぞ。  ありがとうございました。  さて、伝え方「ほめる」を体験をしてもらいました。ほめる役、ほめられる役、それぞれが感じたことを交流してください。時間は1分です。始めてください。  どんな感想が出たか、少し聞いてみたいと思います。 (1、2人の先生に尋ねる。適宜、肯定的なコメントを入れてください。)  「結果」をほめることも当然あると思いますが、これからは、更に、努力してきた「過程」も併せてほめるということを意識して、子供たちに関わっていきましょう。★ (  ):(  )~(  ):(  ) 個人思考 演習 残り15秒です。 ペア協議 残り15秒です。 演習 残り15秒です。 ★・・・アニメーション/スライドの切り替え(クリック、下矢印キー、右矢印キー) -12-

スライド23 ( ):( )~( ):( ) スライド24 ( ):( )~( ):( ) スライド25 ( ):( )~( ):( ) ≪スライド23~25で5分≫  次は、伝え方の「叱る」についてです。これも、具体的な例で考えてみましょう。  このような場面で、子供に、どのように声をかけますか?吹き出しに書いてみてください。時間は1分です。始めてください。 (1分経過)  どのように書かれましたか?(1、2人の先生に尋ねる。適宜、肯定的なコメントを入れる。)  ありがとうございました。★  必要があれば「授業のチャイムが鳴っても、喋っている子供に」を学校の実態に合うよう置き換えてください。その際は、スライド24も修正してください。 (  ):(  )~(  ):(  ) 個人思考 スライド24 ≪スライド23~25で5分≫  では、このような伝え方はどうでしょうか。  先生は、「なに喋ってるんだ!授業が始まっていることが分からないのか。(君は)ダメだな。」と言っています。  「YOUメッセージ」で「なに喋ってるんだ!」と、子供の気持ちをくみ取らず否定し、さらに、「分からないのか。君はダメだな。」と対象者も否定しています。  このように叱られると、★『授業が始まるから「話の続きは後にしょう」って話してただけなのに…。私はダメな子だと思われている。』と、自己肯定感を下げてしまい、「次はちゃんとしよう、頑張ろう」という気持ちにはなりにくくなりますね。★ (  ):(  )~(  ):(  ) スライド25 ≪スライド23~25で5分≫  一方、こちらの先生は、「何かあったの?授業が始まったのに喋ってると、(先生は)困るなあ。」と言っています。  「何かあったの?」と、まず、気持ちをくみ取ろうとしています。そして、「授業が始まったのに喋ってると」と、行為に焦点を当て、「Iメッセージ」で、「先生は困るなあ。」と伝えています。★すると、「みんなに迷惑かけちゃった!一言でもやめとけばよかった。」と、行動修正につながりやすくなります。  ポイントは、気持ちは否定せず受け止めて、だけど、行為は叱る、ということです。★ (  ):(  )~(  ):(  ) ★・・・アニメーション/スライドの切り替え(クリック、下矢印キー、右矢印キー) -13-

スライド26 ( ):( )~( ):( ) ≪スライド26で7分≫  それでは、「伝え方」の演習②をしてみましょう。先ほどの演習①の役割を入れ替わって行います。  状況はこうです。「イライラした様子のD男が教室のゴミ箱を蹴飛ばしました。」  さて、先生は、D男にどのように声をかけますか。  また、ロールプレイングを始める前に、少し考える時間をとります。  左の吹き出しに、先生は、どのように声をかけるか、先ほどの『伝え方のポイント「叱る」』を基に考えて書いてください。  右の吹き出しに、D男役は、どのような背景でイライラしていたのか、スライドの【例】を参考に考えて書いてください。  時間は1分です。お互いに見えないように書いてください。 (1分経過)  時間がきました。  では、ロールプレイを始めます。先生役の声かけから始めますが、D男役は、先ほど考えた「D男がイライラしていた訳」に従って、アドリブで言葉を返し、会話を続けてください。(様子を見て)よろしいでしょうか。時間は1分です。先生役の声かけから始めてください。では、どうぞ。  ありがとうございました。  さて、伝え方「叱る」を体験をしてもらいました。叱る役、叱られる役、それぞれが感じたことを交流してください。時間は1分です。始めてください。  どんな感想が出たか、少し聞いてみたいと思います。 (1、2人の先生に尋ねる。適宜、肯定的なコメントを入れてください。)  叱るときは、そうせざるを得なかった子供の気持ちを受けとめた上で、「行為」を叱るということを意識して、行動修正につなげるように関わっていきましょう。★ (  ):(  )~(  ):(  ) 個人思考 演習 残り15秒です。 演習 ペア協議 残り15秒です。 残り15秒です。 ★・・・アニメーション/スライドの切り替え(クリック、下矢印キー、右矢印キー) -14-

スライド27 ( ):( )~( ):( ) スライド28 ( ):( )~( ):( ) スライド29 ( ):( )~( ):( ) ≪スライド27~31で2分≫  ここまで「ほめ方」「叱り方」について考えてきましたが、大切なのは、子供が前向きになれるような伝え方をすることです。そのためには、「ほめる」「叱る」に関わらず、日頃から、次のようなポイントに気を付けましょう。★  日頃から感謝や共感を示すとき、「ありがとう」という言葉を、しっかり使っていきましょう。「人の役に立てた」ということを実感でき、自己存在感を高めることができます。★ (  ):(  )~(  ):(  ) スライド28 ≪スライド27~31で2分≫  そして、活動等の途中で「いいのができてきているね。」「集中していてすごいね。」などの声をかけたり、「最後までよくあきらめなかったね!」と結果より過程を承認したりすることで、努力したことに価値を置き、達成感や成就感をもつことができます。★ (  ):(  )~(  ):(  ) スライド29 ≪スライド27~31で2分≫  次に、「失敗は成功のもとだよ。次はできることから始めようよ。」などといった声かけにより、なぜ失敗をしたのかではなく、失敗をどう生かすかということに気付かせることができ、失敗を受容して、次、頑張ろうという意欲をもつことができます。★ (  ):(  )~(  ):(  ) ★・・・アニメーション/スライドの切り替え(クリック、下矢印キー、右矢印キー) -15-

スライド30 ( ):( )~( ):( ) スライド31 ( ):( )~( ):( ) スライド32 ( ):( )~( ):( ) ≪スライド27~31で2分≫  最後に、「あれ、前より字がきれいになったなあ。」「昨日より一つ多く問題が解けたね。」といった、少しでも成長が見られた部分は逃さず認めましょう。小さな成功でも認められることで、自信をもつことができます。★ (  ):(  )~(  ):(  ) スライド31 ≪スライド27~31で2分≫  このような「前向きになれる」伝え方をすることにより、周りの評価に左右されて行動するのではなく、何かに取り組んでいること自体に価値を置き、何事にも、自分でできることから、少しずつ挑戦しようとする心が育っていきます。★ (  ):(  )~(  ):(  ) スライド32 ≪スライド32、33で1分≫  今日のまとめです。★ (  ):(  )~(  ):(  ) ★・・・アニメーション/スライドの切り替え(クリック、下矢印キー、右矢印キー) -16-

スライド33 ( ):( )~( ):( ) スライド34 ( ):( )~( ):( ) スライド35 ( ):( )~( ):( ) ≪スライド32、33で1分≫  ここまで、「教職員のコミュニケーション力」について考えてきました。今日の学びを生かすのは、子供を指導する場面や、相談等で子供の話を聴くという場面に限りません。子供との、ちょっとした会話の中で、また、授業中や部活動(クラブ)の指導中など、あらゆる場面に共通して大切なことです。  子供との信頼関係を築くために、まずは常日頃からの、よりよいコミュニケーションを大切にしていきましょう。★ (  ):(  )~(  ):(  ) スライド34 ≪スライド34~37で8分≫  今日の研修の最後です。★ (  ):(  )~(  ):(  ) スライド35 ≪スライド34~37で8分≫  「前向きになれる言葉」は心に残ります。先生方も、今まで自分にかけられた前向きになれる言葉を、心の中に一つ、二つ、もっているのではないでしょうか。すぐに思い浮かばなければ、今日の研修の中でかけられた言葉や、心に残っている本や映画の言葉でも、格言でもOKです。心に残る、前向きになれた言葉を、上の四角に書いてみてください。時間は1分です。始めてください。 (1分経過)  時間がきました。では、グループの方と、言葉やエピソードを共有しましょう。司会の先生、進行をお願いします。時間は3分です。始めてください。 (3分経過)  ありがとうございました。今、共有した言葉が学級(HR)にあふれるとよいですよね。★ 個人思考 (  ):(  )~(  ):(  ) グループ協議 残り30秒です。 -17-

スライド36 ( ):( )~( ):( ) スライド37 ( ):( )~( ):( ) ≪スライド34~37で8分≫  配付している資料②を出してください。  最後に、子供たちに、気持ちが前向きになれるようにかけてみようと思う言葉を、四角の中に書いてください。先ほど、グループの先生に紹介した言葉でもよいし、グループの先生方から聞いた言葉を参考にして、新たに決めても構いません。時間は1分です。始めてください。 (1分経過) 何人かの先生に聞いてみましょう。 (2、3人の先生に尋ねる。適宜、肯定的なコメントを入れる。)  ありがとうございました。★ 個人思考 (  ):(  )~(  ):(  ) スライド37 ≪スライド34~37で8分≫  校内研修終了の前に、先ほど書いていただいた、資料②を回収します。 (回収ができたら)  皆さんの「チャレンジ!」を見える化し、改めてお示しします。今後に生かしていきましょう!  以上で、校内研修を終わります。ありがとうございました。  研修後には、集めた資料②を職員室に掲示したり、一覧にしたものを配付したりして、職員全員が共通理解できるようにしてください。 (  ):(  )~(  ):(  ) ★・・・アニメーション/スライドの切り替え(クリック、下矢印キー、右矢印キー) -18-

生徒指導校内研修パッケージを活用した校内研修実施後のアンケート調査の御協力について(依頼) 事 務 連 絡 校内研修担当者  様 岡山県総合教育センター 生徒指導部 生徒指導校内研修パッケージを活用した校内研修実施後のアンケート調査の御協力について(依頼)  この度は、生徒指導校内研修パッケージを活用した校内研修を実施していただき、ありがとうございました。  生徒指導部では、校内研修実施後のアンケート調査の結果を基に、研修パッケージの改善と、新たな研修パッケージを開発していく予定です。  つきましては、校内研修担当の先生で以下のように回答していただき、返信をお願いいたします。 【校内研修実施直後】 ○別紙1:アンケート 兼 返信用紙 を記入して、FAXで返信してください。 【校内研修実施から約1か月後】 ○別紙2:アンケート 兼 返信用紙 を記入して、FAXで返信してください。 ※FAX番号(0866-56-9125)  なお、FAXは付紙等なしで、そのまま御返信ください。 この件に関する連絡先 岡山県総合教育センター生徒指導部 研究担当  〒716-1241 岡山県加賀郡吉備中央町吉川7545-11 TEL 0866-56-9105 /FAX 0866-56-9125

件名:校内研修実施後アンケートの送付について 別紙1 ※FAXは付紙なしで、そのままご返信ください。 件名:校内研修実施後アンケートの送付について (返信はFAXでお願いします。) 送信先  岡山県総合教育センター生徒指導部 行き   FAX(0866-56-9125) 送信元  (                )学校 記入者氏名(                  )  担当係(いずれかに○を付けてください。)  ・生徒指導担当 ・校内研修担当 ・その他(                   )                     ・実施日   年  月  日 ・参加人数        人 【方法研修】コミュニケーション力向上パッケージ        <児童生徒との信頼関係づくり> ≪研修のねらい≫  子供との信頼関係を深めるための教職員のコミュニケーション力の向上を図る  校内研修を振り返って、①~⑤の各問いに該当する選択肢の番号を○で囲んでください。 【選択肢の基準】  1.そう思う   2.おおむねそう思う   3.あまりそう思わない   4.そう思わない ①本日の研修は、今日的な生徒指導課題や学校ニーズに合って  いましたか。 ②本日の研修内容は適当でしたか。 ③本日の研修方法は適当でしたか。 ④本日の研修成果は、明日からの生徒指導に生かせそうですか。 ⑤本日の研修のねらいは達成できましたか。 ⑥その他、研修パッケージ全体の構成等、お気付きのことがありましたら、ご自由にお書き  ください。 1 - 2 - 3 - 4 1 - 2 - 3 - 4 1 - 2 - 3 - 4 1 - 2 - 3 - 4 1 - 2 - 3 - 4  ご協力ありがとうございました。

件名:校内研修実施から約1か月後アンケートの送付について 別紙2 ※FAXは付紙なしで、そのままご返信ください。 件名:校内研修実施から約1か月後アンケートの送付について (返信はFAXでお願いします。) 送信先  岡山県総合教育センター生徒指導部 行き   FAX(0866-56-9125) 送信元  (                )学校 記入者氏名(                  )  担当係(いずれかに○を付けてください。)  ・生徒指導担当 ・校内研修担当 ・その他(                   )                     ・実施日   年  月  日 ・参加人数        人 【方法研修】コミュニケーション力向上パッケージ        <児童生徒との信頼関係づくり> ≪研修のねらい≫  子供との信頼関係を深めるための教職員のコミュニケーション力の向上を図る  校内研修実施後の1か月を振り返って、①~⑤の各問いに該当する選択肢の番号を○で囲んでください。 【選択肢の基準】  1.そう思う   2.おおむねそう思う   3.あまりそう思わない   4.そう思わない ①実施した研修の内容について、教職員個々の生徒指導力が  向上したと感じますか。 ②実施した研修の内容について、組織的な生徒指導力が向上  したと感じますか。 ③実施した研修の内容について、未然防止の取組の理解  が深まったと感じますか。 ④職場の同僚性が向上したと感じますか。 ⑤校内研修実施後、約1か月経過して、児童生徒の様子がよ  くなってきていると感じますか。 ⑥お気付きのことがありましたら、ご自由にお書きください。 1 - 2 - 3 - 4 1 - 2 - 3 - 4 1 - 2 - 3 - 4 1 - 2 - 3 - 4 1 - 2 - 3 - 4  ご協力ありがとうございました。