校内研修プログラム 研修1 ~外国語教育についての理解を深める~ 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 校内研修プログラム 研修1 ~外国語教育についての理解を深める~ これから、「校内研修プログラム 研修1 ~外国語教育についての理解を深める~」を始めます。
校内研修プログラム 研修1 ~外国語教育についての理解を深める~ 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 校内研修プログラム 研修1 ~外国語教育についての理解を深める~ 研修のめあて ① 学習指導要領改訂の趣旨を理解する。 ② 外国語活動・外国語科の目標、育てる資 質・能力を確認する。 本日の研修のめあては、2点です。 ① 学習指導要領改訂の趣旨を理解する。 ② 外国語活動及び外国語科の目標及び育てる資質・能力を確認する。 配布資料は、3点です。 ①スライド資料 ②「小学校学習指導要領解説外国語編」及び「外国語活動編」から、 「外国語活動・外国語の目標」の学校段階別一覧表 ③演習シート(演習シート例)
校内研修プログラム 研修1 ~外国語教育についての理解を深める~ 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 校内研修プログラム 研修1 ~外国語教育についての理解を深める~ 研修の流れ ①〔講義10分〕 ・学習指導要領改訂の背景 ・外国語活動・外国語科の目標 ②〔演習30分〕 ・外国語活動・外国語科で育てる資質・能力 ③〔振り返り5分〕 本日の研修の流れは、御覧の通りです。
研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 学習指導要領改訂の背景 ○ グローバル化の急速な進展 ➡外国語によるコミュニケーション能力の向上が 課題 ○ 平成20年改訂の学習指導要領 ➡小・中・高等学校で一貫した外国語教育の 実施 はじめに、外国語教育に関する【学習指導要領改訂の背景】についてです。 (スライド資料を御覧ください) 平成32年度から、小学校5・6年生で外国語科、3・4年生で外国語活動が全面実施となります。 来年度平成30年度から、2年間の移行期間が始まります。 小学校における外国語教育の重要性が、ますます高まることになります。 今回の外国語科導入には、いくつかの背景があります。 まず、 ○ グローバル化の急速な進展 により 外国語によるコミュニケーション能力の向上が課題 が指摘されました。 ○ 平成20年改訂の(現行)学習指導要領 では、 小・中・高等学校で一貫した外国語教育を実施することとしました。
研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 学習指導要領改訂の背景 ○ 平成23年度から第5・6学年に外国語 活動を導入 〔成果〕 ・児童の高い学習意欲 ・中学生の外国語教育に対する積極性の向上 ・英語の音声に対する感受性の向上 そして、 ○平成23年度から第5・6学年に導入された現在の外国語活動 では、 〔成果〕として、 ・児童の高い学習意欲 ・中学生の外国語教育に対する積極性の向上 ・英語の音声に対する感受性の向上 が認められるという指摘がありました。
学習指導要領改訂の背景 ○ 平成23年度から導入の外国語活動 〔課題〕 ・日本語と英語の音声の違いや英語の発音と綴りの 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 学習指導要領改訂の背景 ○ 平成23年度から導入の外国語活動 〔課題〕 ・日本語と英語の音声の違いや英語の発音と綴りの 関係、文構造の学習において課題がある。 ・児童の抽象的な思考力が高まる高学年の段階で、 より体系的な学習が求められる。 ・学年が上がるにつれて児童生徒の学習意欲に課題 が生じるといった状況がある。 ・学校種間の接続が十分とは言えない状況がある。 一方、 〔課題〕として、 ・日本語と英語の音声の違いや英語の発音と綴りの関係、文構造の学習において課題がある ・学年が上がるにつれて児童生徒の学習意欲に課題が生じるといった状況がある ・児童の抽象的な思考力が高まる高学年の段階で、より体系的な学習が求められる ・学校種間の接続が十分とは言えず、進学した後に、児童はそれまでの学習内容が十分に理解できていなかったり、教師は指導方法等を発展 的に生かしたりすることができない実態がある 点が挙げられました。
学習指導要領改訂の背景 中学校への接続を重視 ○中学年に外国語活動を導入(年間35時間) ○高学年に教科としての外国語科を導入 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 学習指導要領改訂の背景 ○中学年に外国語活動を導入(年間35時間) 「聞くこと」、「話すこと[やり取り]」、 「話すこと[発表]」 外国語に慣れ親しみ外国語学習への動機付けを高める。 ○高学年に教科としての外国語科を導入 (年間70時間) 発達の段階に応じて段階的に文字を「読むこと」、 「書くこと」を加えて総合的・系統的な指導を行う。 中学校への接続を重視 そこで、 ○ 中学年に外国語活動を導入(年間35時間)し、 ➡「聞くこと」、「話すこと[やり取り」、「話すこと[発表」の三つの領域を中心とした活動を通じて 外国語に慣れ親しみ外国語学習への動機付けを高める とともに、 ○高学年に教科としての外国語科を導入(年間70時間)し、 ➡発達の段階に応じて段階的に文字を「読むこと」、 「書くこと」を加えた五つの領域を通して総合的・系統的な指導を行う ことで、中学校への接続を図ることを重視することとしました。
学習指導要領改訂の要点 目標 〔現行〕 第5・6学年外国語活動 外国語を通じて、 言語や文化について体験的に理解を深め、 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 学習指導要領改訂の要点 目標 〔現行〕 第5・6学年外国語活動 外国語を通じて、 言語や文化について体験的に理解を深め、 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成 を図り、 外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながら、 コミュニケーション能力の素地を養う。 では、ここから、新学習指導要領の外国語活動・外国語科の目標について、確認しましょう。 現行の高学年における外国語活動の目標においては、コミュニケーション能力の素地を養うために、 ① 言語や文化に関する体験的な理解 ② 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度 ③ 外国語への慣れ親しみ の三つの事項を念頭に置いていました。
学習指導要領改訂の要点 目標 第5・6学年外国語科 第3・4学年外国語活動 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 学習指導要領改訂の要点 目標 第5・6学年外国語科 外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ、外国語による聞くこと、読むこと、話すこと、書くことの言語活動を通して、コミュニケーションを図る基礎となる資質・能力を次のとおり育成することを目指す。 第3・4学年外国語活動 外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ、外国語による聞くこと、話すことの言語活動を通して、コミュニケーションを図る素地となる資質・能力を次のとおり育成することを目指す。 今回の改訂では、どうでしょうか。 (資料2を御覧ください。こちらは、平成29年7月発行の学習指導要領解説外国語活動編及び外国語編より一部抜粋した、 「外国語活動・外国語の目標」の学校段階別一覧表です。) 外国語活動・外国語科の目標の前段について、比べてみましょう。 アンダーラインやマーカー等を引いてください。(2分程度)
学習指導要領改訂の要点 目標 第5・6学年外国語科 第3・4学年外国語活動 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 学習指導要領改訂の要点 目標 第5・6学年外国語科 外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ、外国語による聞くこと、読むこと、話すこと、書くことの言語活動を通して、コミュニケーションを図る基礎となる資質・能力を次のとおり育成することを目指す。 第3・4学年外国語活動 外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ、外国語による聞くこと、話すことの言語活動を通して、コミュニケーションを図る素地となる資質・能力を次のとおり育成することを目指す。 ○外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ、 ○外国語による●各領域における言語活動を通して、 ●5・6年生では、コミュニケーションを図る基礎 ●3・4年生では、コミュニケーションを図る素地 となる資質・能力を、三つの柱(1)「知識及び技能」、(2)「思考力、判断力、表現力等」及び(3)「学びに向かう力、人間性等」として、それぞれ詳細な目標を設定しています。
学習指導要領改訂の要点(演習) 研修テーマ 外国語活動・外国語科で 育てる資質・能力を比較する 〔方法〕 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 学習指導要領改訂の要点(演習) 研修テーマ 外国語活動・外国語科で 育てる資質・能力を比較する 〔方法〕 1 3つのグループに分かれ、担当を決める。 (1) 「知識・技能」 (2) 「思考力・判断力・表現力等」 (3) 「学びに向かう力・人間性等」 2 目標から育てる資質・能力を比較する。 3 それぞれの特徴をまとめる。 グループ(20分)➡全体(10分) それでは、演習を行います。 演習テーマは、「外国語活動・外国語科の育てる資質・能力を比較する」です。 (方法例) 1 3つのグループに分かれ、担当を決める。 (1) 知識・技能 (2) 思考力・判断力・表現力等 (3) 学びに向かう力・人間性等 2 目標から育てる資質・能力を比較する。 3 それぞれの特徴をまとめる。 (形態例) ・グループ交流(20分) ・全体交流(1グループ2分×③=約6分+α)
学習指導要領改訂の要点(参考) 資質・能力「知識・技能」 第5・6学年外国語科 第3・4学年外国語活動 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 学習指導要領改訂の要点(参考) 資質・能力「知識・技能」 第5・6学年外国語科 (1) 外国語の音声や文字、語彙、表現、文構造、言語の働きなどについて、日本語と外国語との違いに気付き、これらの知識を理解するとともに、読むこと、書くことに慣れ親しみ、聞くこと、読むこと、話すこと、書くことによる実際のコミュニケーションにおいて活用できる基礎的な技能を身に付けるようにする。 第3・4学年外国語活動 (1) 外国語を通して、言語や文化について体験的に理解を深め、日本語と外国語との音声の違い等に気付くとともに、外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しむようにする。 (5・6年) ・中学年の外国語活動で外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませたことを踏まえ「読むこと」、「書くこと」を加え、教科として段階を進めたものである。 ・初めて外国語に触れる中学年の外国語活動において音声面を中心としたコミュニケーションの体験を通して、外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しんだことを生かし、高学年の外国語科では、中学校で身に付けるべき実際のコミュニケーションにおいて活用できる技能の基礎的なものを身に付けることとなる。 (3・4年) ・音声中心で学んだことが、中学校の段階で音声から文字への学習に円滑に接続されていないなどの課題を踏まえ、「日本語と外国語との音声の違い等に気付く」を「知識及び技能」に追加し、これをこれまでの活動と統合的に体験することで、段階的に高学年の外国語科や中・高等学校における外国語学習につながるようにした。
学習指導要領改訂の要点(参考) 資質・能力「思考力・判断力・表現力等」 第5・6学年外国語科 第3・4学年外国語活動 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 学習指導要領改訂の要点(参考) 資質・能力「思考力・判断力・表現力等」 第5・6学年外国語科 (2) コミュニケーションを行う目的や場面、状況などに応じて、身近で簡単な事柄について、聞いたり話したりするとともに、音声で十分に慣れ親しんだ外国語の語彙や基本的な表現を推測しながら読んだり、語順を意識しながら書いたりして、自分の考えや気持ちなどを伝え合うことができる基礎的な力を養う。 第3・4学年外国語活動 (2) 身近で簡単な事柄について、外国語で聞いたり話したりして自分の考えや気持ちなどを伝え合う力の素地を養う。 (5・6年/3・4年共通) ・「身近で簡単な事柄」とは、児童がよく知っている人や物、事柄のうち簡単な語彙や基本的な表現で表すことができるものを指している。 例えば、学校の友達や先生、家族などコミュニケーションを図っている相手、身の回りの物や自分が大切にしている物、学校や家庭での出来事や日常生活で起こることなどが考えられる。 中学年の外国語活動で身近で簡単な事柄について音声で十分にコミュニケーションを図っておくことが、高学年以降の外国語学習の動機付けとなり、更に話題を広げてコミュニケーションを図ることにつながっていく。 (3・4年) ・中学年の外国語活動では、伝え合う力の素地を「外国語で聞いたり話したりして」と、「聞くこと」、「話すこと[やり取り]」及び「話すこと[発表]」の三つの領域を通して養うこととしている。 (5・6年) ・高学年の外国語科では、「聞くこと」、「読むこと」、「話すこと[やり取り]」、「話すこと[発表]」、「書くこと」の五つの領域を通して養うこととしている。これは、中学年で初めて児童が外国語に触れることに配慮したものである。
学習指導要領改訂の要点(参考) 資質・能力「学びに向かう力・人間性等」 第5・6学年外国語科 第3・4学年外国語活動 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 学習指導要領改訂の要点(参考) 資質・能力「学びに向かう力・人間性等」 第5・6学年外国語科 (3) 外国語の背景にある文化に対する理解を深め、他者に配慮しながら、主体的に外国語を用いてコミュニケーションを図ろうとする態度を養う。 第3・4学年外国語活動 (3) 外国語を通して、言語やその背景にある文化に対する理解を深め、相手に配慮しながら、主体的に外国語を用いてコミュニケーションを図ろうとする態度を養う。 (3・4年) ・「言語やその背景にある文化に対する理解を深め」としたのは、学習の対象となる外国語のみならず、日本語も含めた様々な言語そのものへの理解や言語の背景にある文化に対する理解を深めることを求めている。そのような理解が、高学年の外国語科で、対象となる外国語の背景にある文化に対する理解の深まりへとつながる。 (5・6年) ・「外国語の背景にある文化に対する理解を深める」ことは、その言語を適切に使うことにつながる。また、言語を学ぶことは、その言語を創造し継承してきた文化や、その言語を母語とする人々の考え方を学ぶことでもある。 ・高学年の外国語科では、「読むこと」、「書くこと」も扱うことから、コミュニケーションを図る対象が必ずしも目の前にいる「相手」とは限らないことから、「他者」としている。 ・「配慮しながら」とは、例えば「話すこと」や「聞くこと」の活動であれば、相手の理解を確かめながら話したり、相手が言ったことを共感的に受け止める言葉を返しながら聞いたりすることなどが考えられる。 ・「相手に配慮しながら」としたのは、初めて外国語に触れることや、中学年の児童の発達の段階から常にコミュニケーションの対象となるのは、目の前にいる相手と限定したことからである。 (5・6年/3・4年共通) ・「主体的に外国語を用いてコミュニケーションを図ろうとする態度」とは、単に授業等において積極的に外国語を使ってコミュニケーションを図ろうとする態度のみならず、学校教育外においても、生涯にわたって継続して外国語習得に取り組もうとするといった態度を養うことを目標としている。
校内研修プログラム 研修1 ~外国語教育についての理解を深める~ 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 校内研修プログラム 研修1 ~外国語教育についての理解を深める~ 研修の振り返り ① 学習指導要領改訂の趣旨を理解する。 ② 外国語活動・外国語科の目標、育てる資 質・能力を確認する。 本日のめあては、 ① 新学習指導要領改訂の趣旨を理解する。 ② 外国語活動及び外国語科の目標及び育てる資質・能力を確認する。 でした。 (ペアで今日の振り返り)2分 (研修担当者より 例) ・新学習指導要領が現行と比べて、「何が」「どのように変わったのか」が分かること。 ・必要に応じて「解説」を精読し、深く理解すること。 が大切です。 ☆新学習指導要領が現行と比べて、 「何が」「どのように変わったのか」が分かること。 ☆必要に応じて「解説」を精読し、深く理解すること。
校内研修プログラム 研修1 ~外国語教育についての理解を深める~ 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 校内研修プログラム 研修1 ~外国語教育についての理解を深める~ 以上で、研修を終わります。