校内研修プログラム 研修1 ~外国語教育についての理解を深める~

Slides:



Advertisements
Similar presentations
1 課題の洗い出し. 2 1.本日の日程 ①開会の挨拶 日程説明 ( 5 分) ②自己点検 ( 10分) ③情報モラル指導の必要性(プレゼン) (20分 ) ④課題の洗い出し ( 10分) ⑤全体計画についての協議Ⅰ (15 分) ⑥全体計画についての協議Ⅱ (20 分) ⑦全体計画についての協議Ⅲ.
Advertisements

中学校 高校 小学校 「言語活動の充実」を意識した授業につ いて (対象者:小学校 178 名、中学校 68 名、高校 30 名の国語指導者、計 276 名) 児童・生徒、指導者の意識調査の結果 (単位 % ) 平成 21.
1.情報教育について 2 情報教育. 情報教育とは 児童生徒が自ら考え、 主体的に判断・表現・行動 児童生徒は主体的に学ぶ 「情報活用能力」を育成する教育.
1 第3回 英語教育推進委員会 資料 平成24年12月20日 福井県国際交流会館. 小中高一貫した英語教育 イング リッ シュ・ シャワー ○ 「イングリッシュ・デイ」の設定 オールイングリッシュの授業、授業以 外にもALTや英語教員が積極的に英 語で会話する日を設定 中学校 ○ 「イングリッシュ・シャワー」の継続.
言語教師としての 役割と認知 平成 21 年度教員免許状更新講習 3 共立女子大学 02/08/2009 笹島茂 1.
生 活 科 (小) 福島県教育委員会 平成20年度小・中学校教育課程研究協議 会. Ⅰ 改訂の要点 1 学年の目標の改善 (1) 目標 (3) を加え、四つに増やした。 (2) 文言を加え、一人一人の児童に育 つことを期待する認識を明確にした。 ① 目標 (1) 「地域のよさに気付き」 ② 目標 (2)
平成21年度小学校外国語活動中核教員研修 小学校外国語活動基本理念 ~新学習指導要領等について~
平成19年度 「長崎県国語力向上プラン」 地区別研修会
平成19年度長崎県国語力向上プラン地区別研修会
教育の情報化に関する手引のポイント 平成21年6月 平成21年度情報教育担当者研修
5 情報モラル教育 4.道徳や各教科等における  情報モラル.
日本の英語教育 c 奥田波奈.
徹底活用するための校内研修パッケージ これから、「子どもの学びを支えるヒント集2」を活用した校内研修を始めます。
日本の高校における英語の授業は 英語で行うのがベストか? 日本語の介在の意義
富山大学教育学部 附属教育実践総合センター 助教授 小川 亮
マイクロティーチング 演習 指導案作成 模擬授業発表
府内の小・中学校に普及 使える英語プロジェクト事業費 「習得」中心の授業
情報社会の影の部分の実態と 求められる情報教育
教職院 ナッキョン 奈良市高畑町 得意: 授業での「つかみ」
      特別支援学校 高等部学習指導要領 聴覚障害教育について.
日本の高校における英語の授業は英語でがベストか?
世界に発信!“京都”を伝えるムービー作成プロジェクト
第1回 英語教育推進委員会 資料 平成24年5月30日 福井県国際交流会館 1.
どこで、何を使って?(準備物と場の設定)
薩摩川内市小中一貫教育特区 (連携型) 平成18年4月~平成20年3月
平成20年度小・中学校教育課程研究協議会 国 語 科 (中) 福島県教育委員会.
情報科教育法第3回 普通教科「情報」の構成 理学部数学科 清 水 克 彦.
基礎・基本と活用する力を確かに育む学校の組織的な取組
徹底活用するための校内研修パッケージ これから、「子どもの学びを支えるヒント集2」を活用した校内研修を始めます。
新教育課程における英語教育に学校組織としてどのように取り組むか
教育課程研究集会資料 新学習指導要領の手引(総則・中) 徳島県立総合教育センター .
基礎看護の授業を通して思考力,判断力,表現力,技能を育成する指導方法の工夫改善についての研究
1 提案授業について      平成24年度 小学校外国語活動研修講座.
大切にしたいこと(実践編) 小学校外国語活動で 岐阜県教育委員会 学校支援課
教育課程研究集会資料 小学校における外国語活動について 平成21年1月5日 徳島県立総合教育センター.
平成30年度 小中学校体育担当責任者会 新学習指導要領について     (小学校 体育).
小中連携を進めるために! 外国語教育における 三つのステップと大切にしたいこと 岐阜県教育委員会 学校支援課
ワークショップ型研修の進め方 .
 小学校外国語活動で    大切にしたいこと(指導の重点編) 岐阜県教育委員会 学校支援課.
【演習】 アクティブ・ラーニングの 視点を取り入れた 授業をデザインしよう
演習1 英語ノートを使った          ICTによる授業.
徹底活用するための校内研修パッケージ これから、「子どもの学びを支えるヒント集2」を活用した校内研修を始めます。
思考力・判断力・表現力等の育成に向けて 平成20年12月26日 徳島県立総合教育センター.
学習指導要領改訂の方向性 これから、「学習指導要領改訂の方向性」についてお話しします。.
第60回 北海道小学校長会教育研究 宗谷・稚内大会
小中連携の視点 児童生徒の学びの連続性の視点
演習3 英語ノートを使ったTTによる授業 それでは、この演習で体験したことをふまえて、TTでのコミュニケーション活動において大切なことを振り返ってみましょう。
中学校保健体育科 1 改訂の趣旨及び要点 新学習指導要領の趣旨を踏まえた授業づくり 改訂の基本的な考え方 目標の構成の改善 内容の構成の改善
平成15・16・17年度 田辺市教育委員会指定研究校 『情報化社会を生きる児童の育成』
新しい学習指導要領 小学校学習指導要領改訂, 移行措置等について
単元の学習地図で目指す「深い学び」 ~「知識の構造化」の視点を取り入れた学習~
資料「裁判例に見る体罰」を引用した 体罰事故防止研修 埼玉県教育委員会
柏市立土南部小学校 教諭 西田 光昭 情報モラル指導 やれば変わるきっかけに 柏市立土南部小学校  教諭  西田 光昭
「21世紀型コミュニケーション力の育成」研修モジュール A1 概要解説モジュール
IT活用のメリットと活用例 校内研修提示資料.
平成23年度 大阪府学力・学習状況調査の結果概要 大阪府教育委員会
生きる力を育む国語教育 説明的文章の読解を通して 鹿沼市立南摩中学校                 坂井清貴.
小中連携・一貫教育による確かな学力の育成
福岡県教育センター ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 研修担当の先生へ ※ ※ ※ ※ ※ ※
小学校プログラミング教育  校内研修<ステップ1> これから小学校プログラミング教育に関する〈ステップ1〉の校内研修を始めます。
図15-1 教師になる人が学ぶべき知識 子どもについての知識 教授方法についての知識 教材内容についての知識.
文脈 テクノロジに関する知識 教科内容に関する知識 教育学 的知識
教育課程研究集会資料 平成20年12月26日(金) 言語活動の充実 徳島県立総合教育センター .
福岡県教育センター ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 研修担当の先生へ ※ ※ ※ ※ ※ ※
教育課程研究集会資料 新学習指導要領の手引(外国語科) 徳島県立総合教育センター .
教育課程研究集会資料 新学習指導要領の手引(生活科) 徳島県立総合教育センター .
Kinjo-Gakuin Univ. © 2007 Motohiro HASEGAWA
2019年度 すべての教職員のための授業改善研修 本研修の背景とねらい
平成20・21年度 国立教育政策研究所・教育課程研究センター指定
学習指導要領の改訂 全国連合小学校長会 会長 大橋 明.
Presentation transcript:

校内研修プログラム 研修1 ~外国語教育についての理解を深める~ 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 校内研修プログラム 研修1 ~外国語教育についての理解を深める~ これから、「校内研修プログラム 研修1 ~外国語教育についての理解を深める~」を始めます。

校内研修プログラム 研修1 ~外国語教育についての理解を深める~ 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 校内研修プログラム 研修1 ~外国語教育についての理解を深める~ 研修のめあて ① 学習指導要領改訂の趣旨を理解する。 ② 外国語活動・外国語科の目標、育てる資 質・能力を確認する。 本日の研修のめあては、2点です。 ① 学習指導要領改訂の趣旨を理解する。 ② 外国語活動及び外国語科の目標及び育てる資質・能力を確認する。 配布資料は、3点です。 ①スライド資料 ②「小学校学習指導要領解説外国語編」及び「外国語活動編」から、 「外国語活動・外国語の目標」の学校段階別一覧表 ③演習シート(演習シート例)

校内研修プログラム 研修1 ~外国語教育についての理解を深める~ 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 校内研修プログラム 研修1 ~外国語教育についての理解を深める~ 研修の流れ ①〔講義10分〕 ・学習指導要領改訂の背景 ・外国語活動・外国語科の目標 ②〔演習30分〕 ・外国語活動・外国語科で育てる資質・能力 ③〔振り返り5分〕 本日の研修の流れは、御覧の通りです。

研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 学習指導要領改訂の背景 ○ グローバル化の急速な進展 ➡外国語によるコミュニケーション能力の向上が 課題 ○ 平成20年改訂の学習指導要領 ➡小・中・高等学校で一貫した外国語教育の 実施 はじめに、外国語教育に関する【学習指導要領改訂の背景】についてです。 (スライド資料を御覧ください) 平成32年度から、小学校5・6年生で外国語科、3・4年生で外国語活動が全面実施となります。 来年度平成30年度から、2年間の移行期間が始まります。 小学校における外国語教育の重要性が、ますます高まることになります。 今回の外国語科導入には、いくつかの背景があります。 まず、 ○ グローバル化の急速な進展 により    外国語によるコミュニケーション能力の向上が課題 が指摘されました。 ○ 平成20年改訂の(現行)学習指導要領 では、   小・中・高等学校で一貫した外国語教育を実施することとしました。

研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 学習指導要領改訂の背景 ○ 平成23年度から第5・6学年に外国語 活動を導入 〔成果〕 ・児童の高い学習意欲 ・中学生の外国語教育に対する積極性の向上 ・英語の音声に対する感受性の向上 そして、 ○平成23年度から第5・6学年に導入された現在の外国語活動 では、 〔成果〕として、 ・児童の高い学習意欲        ・中学生の外国語教育に対する積極性の向上           ・英語の音声に対する感受性の向上 が認められるという指摘がありました。

学習指導要領改訂の背景 ○ 平成23年度から導入の外国語活動 〔課題〕 ・日本語と英語の音声の違いや英語の発音と綴りの 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 学習指導要領改訂の背景 ○ 平成23年度から導入の外国語活動 〔課題〕 ・日本語と英語の音声の違いや英語の発音と綴りの 関係、文構造の学習において課題がある。 ・児童の抽象的な思考力が高まる高学年の段階で、 より体系的な学習が求められる。 ・学年が上がるにつれて児童生徒の学習意欲に課題 が生じるといった状況がある。 ・学校種間の接続が十分とは言えない状況がある。 一方、 〔課題〕として、 ・日本語と英語の音声の違いや英語の発音と綴りの関係、文構造の学習において課題がある ・学年が上がるにつれて児童生徒の学習意欲に課題が生じるといった状況がある ・児童の抽象的な思考力が高まる高学年の段階で、より体系的な学習が求められる ・学校種間の接続が十分とは言えず、進学した後に、児童はそれまでの学習内容が十分に理解できていなかったり、教師は指導方法等を発展 的に生かしたりすることができない実態がある 点が挙げられました。

学習指導要領改訂の背景 中学校への接続を重視 ○中学年に外国語活動を導入(年間35時間) ○高学年に教科としての外国語科を導入 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 学習指導要領改訂の背景 ○中学年に外国語活動を導入(年間35時間)  「聞くこと」、「話すこと[やり取り]」、 「話すこと[発表]」 外国語に慣れ親しみ外国語学習への動機付けを高める。 ○高学年に教科としての外国語科を導入                       (年間70時間)  発達の段階に応じて段階的に文字を「読むこと」、 「書くこと」を加えて総合的・系統的な指導を行う。 中学校への接続を重視 そこで、 ○ 中学年に外国語活動を導入(年間35時間)し、 ➡「聞くこと」、「話すこと[やり取り」、「話すこと[発表」の三つの領域を中心とした活動を通じて 外国語に慣れ親しみ外国語学習への動機付けを高める とともに、 ○高学年に教科としての外国語科を導入(年間70時間)し、 ➡発達の段階に応じて段階的に文字を「読むこと」、 「書くこと」を加えた五つの領域を通して総合的・系統的な指導を行う ことで、中学校への接続を図ることを重視することとしました。

学習指導要領改訂の要点 目標 〔現行〕 第5・6学年外国語活動 外国語を通じて、 言語や文化について体験的に理解を深め、 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 学習指導要領改訂の要点 目標 〔現行〕 第5・6学年外国語活動  外国語を通じて、    言語や文化について体験的に理解を深め、   積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成 を図り、   外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながら、 コミュニケーション能力の素地を養う。 では、ここから、新学習指導要領の外国語活動・外国語科の目標について、確認しましょう。 現行の高学年における外国語活動の目標においては、コミュニケーション能力の素地を養うために、 ① 言語や文化に関する体験的な理解 ② 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度 ③ 外国語への慣れ親しみ の三つの事項を念頭に置いていました。

学習指導要領改訂の要点 目標 第5・6学年外国語科 第3・4学年外国語活動 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 学習指導要領改訂の要点 目標 第5・6学年外国語科  外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ、外国語による聞くこと、読むこと、話すこと、書くことの言語活動を通して、コミュニケーションを図る基礎となる資質・能力を次のとおり育成することを目指す。 第3・4学年外国語活動  外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ、外国語による聞くこと、話すことの言語活動を通して、コミュニケーションを図る素地となる資質・能力を次のとおり育成することを目指す。 今回の改訂では、どうでしょうか。 (資料2を御覧ください。こちらは、平成29年7月発行の学習指導要領解説外国語活動編及び外国語編より一部抜粋した、 「外国語活動・外国語の目標」の学校段階別一覧表です。) 外国語活動・外国語科の目標の前段について、比べてみましょう。 アンダーラインやマーカー等を引いてください。(2分程度)

学習指導要領改訂の要点 目標 第5・6学年外国語科 第3・4学年外国語活動 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 学習指導要領改訂の要点 目標 第5・6学年外国語科  外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ、外国語による聞くこと、読むこと、話すこと、書くことの言語活動を通して、コミュニケーションを図る基礎となる資質・能力を次のとおり育成することを目指す。 第3・4学年外国語活動  外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ、外国語による聞くこと、話すことの言語活動を通して、コミュニケーションを図る素地となる資質・能力を次のとおり育成することを目指す。 ○外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ、 ○外国語による●各領域における言語活動を通して、 ●5・6年生では、コミュニケーションを図る基礎 ●3・4年生では、コミュニケーションを図る素地 となる資質・能力を、三つの柱(1)「知識及び技能」、(2)「思考力、判断力、表現力等」及び(3)「学びに向かう力、人間性等」として、それぞれ詳細な目標を設定しています。

学習指導要領改訂の要点(演習) 研修テーマ 外国語活動・外国語科で 育てる資質・能力を比較する 〔方法〕 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 学習指導要領改訂の要点(演習) 研修テーマ 外国語活動・外国語科で 育てる資質・能力を比較する 〔方法〕  1 3つのグループに分かれ、担当を決める。   (1) 「知識・技能」 (2) 「思考力・判断力・表現力等」   (3) 「学びに向かう力・人間性等」  2 目標から育てる資質・能力を比較する。  3 それぞれの特徴をまとめる。      グループ(20分)➡全体(10分)   それでは、演習を行います。 演習テーマは、「外国語活動・外国語科の育てる資質・能力を比較する」です。 (方法例) 1 3つのグループに分かれ、担当を決める。   (1) 知識・技能 (2) 思考力・判断力・表現力等   (3) 学びに向かう力・人間性等 2 目標から育てる資質・能力を比較する。 3 それぞれの特徴をまとめる。 (形態例) ・グループ交流(20分) ・全体交流(1グループ2分×③=約6分+α)  

学習指導要領改訂の要点(参考) 資質・能力「知識・技能」 第5・6学年外国語科 第3・4学年外国語活動 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 学習指導要領改訂の要点(参考) 資質・能力「知識・技能」 第5・6学年外国語科 (1) 外国語の音声や文字、語彙、表現、文構造、言語の働きなどについて、日本語と外国語との違いに気付き、これらの知識を理解するとともに、読むこと、書くことに慣れ親しみ、聞くこと、読むこと、話すこと、書くことによる実際のコミュニケーションにおいて活用できる基礎的な技能を身に付けるようにする。 第3・4学年外国語活動 (1) 外国語を通して、言語や文化について体験的に理解を深め、日本語と外国語との音声の違い等に気付くとともに、外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しむようにする。 (5・6年) ・中学年の外国語活動で外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませたことを踏まえ「読むこと」、「書くこと」を加え、教科として段階を進めたものである。 ・初めて外国語に触れる中学年の外国語活動において音声面を中心としたコミュニケーションの体験を通して、外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しんだことを生かし、高学年の外国語科では、中学校で身に付けるべき実際のコミュニケーションにおいて活用できる技能の基礎的なものを身に付けることとなる。 (3・4年) ・音声中心で学んだことが、中学校の段階で音声から文字への学習に円滑に接続されていないなどの課題を踏まえ、「日本語と外国語との音声の違い等に気付く」を「知識及び技能」に追加し、これをこれまでの活動と統合的に体験することで、段階的に高学年の外国語科や中・高等学校における外国語学習につながるようにした。

学習指導要領改訂の要点(参考) 資質・能力「思考力・判断力・表現力等」 第5・6学年外国語科 第3・4学年外国語活動 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 学習指導要領改訂の要点(参考) 資質・能力「思考力・判断力・表現力等」 第5・6学年外国語科 (2) コミュニケーションを行う目的や場面、状況などに応じて、身近で簡単な事柄について、聞いたり話したりするとともに、音声で十分に慣れ親しんだ外国語の語彙や基本的な表現を推測しながら読んだり、語順を意識しながら書いたりして、自分の考えや気持ちなどを伝え合うことができる基礎的な力を養う。 第3・4学年外国語活動 (2) 身近で簡単な事柄について、外国語で聞いたり話したりして自分の考えや気持ちなどを伝え合う力の素地を養う。 (5・6年/3・4年共通) ・「身近で簡単な事柄」とは、児童がよく知っている人や物、事柄のうち簡単な語彙や基本的な表現で表すことができるものを指している。 例えば、学校の友達や先生、家族などコミュニケーションを図っている相手、身の回りの物や自分が大切にしている物、学校や家庭での出来事や日常生活で起こることなどが考えられる。 中学年の外国語活動で身近で簡単な事柄について音声で十分にコミュニケーションを図っておくことが、高学年以降の外国語学習の動機付けとなり、更に話題を広げてコミュニケーションを図ることにつながっていく。 (3・4年) ・中学年の外国語活動では、伝え合う力の素地を「外国語で聞いたり話したりして」と、「聞くこと」、「話すこと[やり取り]」及び「話すこと[発表]」の三つの領域を通して養うこととしている。 (5・6年) ・高学年の外国語科では、「聞くこと」、「読むこと」、「話すこと[やり取り]」、「話すこと[発表]」、「書くこと」の五つの領域を通して養うこととしている。これは、中学年で初めて児童が外国語に触れることに配慮したものである。

学習指導要領改訂の要点(参考) 資質・能力「学びに向かう力・人間性等」 第5・6学年外国語科 第3・4学年外国語活動 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 学習指導要領改訂の要点(参考) 資質・能力「学びに向かう力・人間性等」 第5・6学年外国語科 (3) 外国語の背景にある文化に対する理解を深め、他者に配慮しながら、主体的に外国語を用いてコミュニケーションを図ろうとする態度を養う。 第3・4学年外国語活動 (3) 外国語を通して、言語やその背景にある文化に対する理解を深め、相手に配慮しながら、主体的に外国語を用いてコミュニケーションを図ろうとする態度を養う。 (3・4年) ・「言語やその背景にある文化に対する理解を深め」としたのは、学習の対象となる外国語のみならず、日本語も含めた様々な言語そのものへの理解や言語の背景にある文化に対する理解を深めることを求めている。そのような理解が、高学年の外国語科で、対象となる外国語の背景にある文化に対する理解の深まりへとつながる。 (5・6年) ・「外国語の背景にある文化に対する理解を深める」ことは、その言語を適切に使うことにつながる。また、言語を学ぶことは、その言語を創造し継承してきた文化や、その言語を母語とする人々の考え方を学ぶことでもある。 ・高学年の外国語科では、「読むこと」、「書くこと」も扱うことから、コミュニケーションを図る対象が必ずしも目の前にいる「相手」とは限らないことから、「他者」としている。 ・「配慮しながら」とは、例えば「話すこと」や「聞くこと」の活動であれば、相手の理解を確かめながら話したり、相手が言ったことを共感的に受け止める言葉を返しながら聞いたりすることなどが考えられる。 ・「相手に配慮しながら」としたのは、初めて外国語に触れることや、中学年の児童の発達の段階から常にコミュニケーションの対象となるのは、目の前にいる相手と限定したことからである。 (5・6年/3・4年共通) ・「主体的に外国語を用いてコミュニケーションを図ろうとする態度」とは、単に授業等において積極的に外国語を使ってコミュニケーションを図ろうとする態度のみならず、学校教育外においても、生涯にわたって継続して外国語習得に取り組もうとするといった態度を養うことを目標としている。

校内研修プログラム 研修1 ~外国語教育についての理解を深める~ 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 校内研修プログラム 研修1 ~外国語教育についての理解を深める~ 研修の振り返り ① 学習指導要領改訂の趣旨を理解する。 ② 外国語活動・外国語科の目標、育てる資 質・能力を確認する。 本日のめあては、 ① 新学習指導要領改訂の趣旨を理解する。 ② 外国語活動及び外国語科の目標及び育てる資質・能力を確認する。 でした。 (ペアで今日の振り返り)2分 (研修担当者より 例) ・新学習指導要領が現行と比べて、「何が」「どのように変わったのか」が分かること。 ・必要に応じて「解説」を精読し、深く理解すること。 が大切です。 ☆新学習指導要領が現行と比べて、   「何が」「どのように変わったのか」が分かること。 ☆必要に応じて「解説」を精読し、深く理解すること。

校内研修プログラム 研修1 ~外国語教育についての理解を深める~ 研修1 P18~21 プレゼンテーション画面 校内研修プログラム 研修1 ~外国語教育についての理解を深める~ 以上で、研修を終わります。