ステッピングモータを用いた 移動ロボットの制御 T22R007 山岡 由尚
背景 ・道路標示をロボットを使い下書きなしで作図で きれば時間短縮や人員削減などの効率化が できる。
目的 ・紙に文字の輪郭を作図させる移動ロボットを作成す る。 ・ステッピングモータにより、簡単な制御で正確な軌道 が描けるので、駆動源として用いる。
構成図 モータドライバ 左ステッピングモータ 左タイヤ H8 マイコン バッテリ×3 モータドライバ 右ステッピングモータ 右タイヤ RCサーボ ペン 電池 バッテリ
移動ロボット 移動ロボット本体 H8マイコン [3052F--25MHz] モータドライバ×2(CSD2120-P)[オリエンタルモータ] ステッピングモータ×2( 4SQ-050BA34S)[DYNASYN] 電池 [006P] (9V) リチウムポリマーバッテリー(7.4V 1300mAh) ×3 リチウムポリマーバッテリー(7.4V 220mAh) RCサーボ(Micro 2BBMG)[GWS]
ステッピングモータ パルス信号により動く 200パルスでモータが1回転 ギア比1:3なので600パルスで車輪1回転 ・位置精度0.3mm/pulse
パルスと加減速の関係 ステッピングモータはパルスを送る間隔を徐々に変化させる事 により、加減速を行える。 T:車輪トルク r:タイヤ半径 T:車輪トルク r:タイヤ半径 m:車体質量 a:加速度 :加速時間 :角速度 パルス速度 定速期間 減速期間 加速期間 最大応答周波数: 自起動周波数: 時間
パルスと移動距離 r:タイヤの半径 x:移動距離 p:パルス数 ギア比:1:3 モータ1回転:200パルス r X X タイヤの図
パルスと旋回量 r:タイヤの半径 a:車軸間の距離の半径 x:移動距離 p:パルス数 θ:旋回角度 x θ a タイヤ 旋回図 θ[rad]をθ[deg]に変換 角度の変換式
円弧を描く場合 a:内輪までの距離 b:車軸間の距離の半径 c:外輪までの距離 d:円の半径 :内側車輪の比 :外輪の比 d a b c :内側車輪の比 :外輪の比 d a b c タイヤ
H8マイコン ・ステッピングモータのパルス列は加速度を元 に作製した加速テーブルとマイコン内のタイマーを使い出力する。 ・ステッピングモータのパルス列は加速度を元 に作製した加速テーブルとマイコン内のタイマーを使い出力する。 ・RCサーボはPWMモードを使用。
結論 ・使用電圧を上げ、モータの回転速度を上げた。 ・RCサーボでペンを上下させ、作図動作を 行えるようにした。 行えるようにした。 ・加速テーブルの式を求めた。 ・作図のための式(直線・旋回・円弧)を求めた。 ・上記の式を元にプログラムを作成し、 作図を行った。
展望 今回は小型の装置を使ったがもし大型の装置 を使うとするなら以下の2点を考える ・大型の機械では作図にはローラーはけ のようなものを使う。 ・機械を人が運べて、地面の凹凸があまり気に ならない程度の質量にする。