古代イラン神話の再発見 استوره ها حیات دوباره می یابند

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古代イラン神話の再発見 استوره ها حیات دوباره می یابند 平成21年8月8日(日) استوره ها حیات دوباره می یابند 古代イラン神話の再発見 Jamshid Jamshidi, M.D., Ph.D. この発表は本年8月8日に大阪大学箕面キャンパスで開催された第6回関西イラン研究会に紹介されました。 IEで閲覧する場合、編集画面の表示「ノート」で格スライドの 説明テクストを見ることができる。

さて、古代神話が各社会の意識または文化の土台をつくり社会組織の進化に伴い宗教が形成し、やがて合理性ロゴスが出現すると専門家が見ている。ドイツ心理学者ユングが結論したように文化の基礎を作る神話の影響が集団意識として無意識領域または意識領域に永遠に残存し絶えず人の心理に作用する。私たちの心の奥深くに今なお潜んでいる神話を読みなし、その秘密の再発見に努力しなければならないという時代の要求を痛感するものである。現代のイラン社会によりふさわしい文化の構築の課題を考える際今こそもう一度原点に戻り古代神話の読み残されたまたはゆがめられた本来の秘密を発見し現代社会に役立てる一試みの見本を紹介し供覧したいと思う。 アーヴイン・ラズロ:カオスポイントー持続可能な世界のための選択、日本教文社

古代イランの神々 فروردین اردیبهشت خرداد تیر امرداد شهریور مهر آبان آذر دی بهمن اسفند کیوان میترا ماه اورمزد آناهیتا بهرام سپنتامینو وهومینو سپندارمذ ریم خور گش دی بمهر سروش رشن رام باد دی بدین دائنا آرد اشتاد آسمان زامیاد مارسپند آنگرامینو 古代イラン神話の三十の神々を示します。まだまだほかにも神が存在するが日本ほど八百万の神々は存在しない。曜日の7つの神が12か月の神に展開しこれらの神がそれぞれ星座(Zodiac)に対応する。そして30の日々の神々が誕生する。注目していただきたいことはAhura-Mazda(AM)が他の神と同列する神で木曜の神となっている。古代における神々の特徴が自由であり、多様性に富んだ仲良しの神々でありました。調和を徹底した多様性がやがて統一の根源に合流する。言いかえれば一者が他者になり他者が一者になるという原理のことである。古代イランの文化は一者または根源を種子(ボン=梵?)と考え、種子を鳥や火種やアシ(ヨシ)(ney=reed)で具現化したりFaravashiで表現したりしていた。後ほど説明しますが根源の種が展開能力を備えたまさに至高神である。このように根源を共有した神々の協力関係が古代イラン文化のパターンである。そういうことで、本日の話の主軸が種子の文化、鳥の文化になる。

Ahura-Mazda(Zorasterian) Amshaspandas ゾロアスター教=Zorasterianism ミトラ教=Mithraism マニ教(摩尼光仏 )=Manichaeism Suhrawardi’s Oriental Theosophy Ahura-Mazda(Zorasterian) Amshaspandas فارسی اوستائی جنس ویژگی آفرینش 1- بهمن وهومن (vohu manah) نرینه پندار نیک حیوان 2- آرمیتی(اسفند) اسپنتاآرمیتی (spenta armaiti) مادینه تقوا زمین 3- آشا(اردیبهشت) آشا واهیشا (asha vahishta) حقیقت- راستی آتش 4- خرداد هائوروَتات (haurvatat) کمال آب 5- شهریور خشتَرَه وایریا (khshathra vairya) اقتدار فلز 6-ا مرداد اَمِرتات (amaratat) جاودانی گیاه 古代イランの神々があとから発展した宗教文化に含まれていきますがその意義や役割あるいはその自由度に変化が起こります。古代イランの神々を含めた独創的な宗教がゾロアスター教のほかにミトラ教、マニ教そしてSohrevardiの神智学が知られています。時間の関係でここでゾロアスタ教のみの主な神Amshaspandaを紹介します。ゾロアスター教の原型にはAhura-Mazda(AM)を含んで AMと同等な神計七名ありました。AMはAmshaspandaを創造した後自己を創造しました。そして彼が仲間に向かって私たちを創造したのは誰なのかとたずねたと記述されている。しかしゾロアスター教ではAMが全知・全力の創造神としてピラミッドの頂点に位置づけられ唯一の正当な無限の光となり他の6つの神がAMの子分として登場させられました。神々の対等な立場がなくなりAMの命令がなければ彼らの存在価値もなくなります。AMを存在の頂点とした神学、天地誕生論、人生観、世界観等が新たに創案され古代本来の文化概念との異なった性格が強調されました。神を人間を初め全存在から分離させピラミッドの頂点に位置づけたゾロアスター教の誕生から古代イラン文化のゆがみが始まってと考えられています。

Avestan: Merego Saena= the bird Saena (鷲?、犬?コウモリ?ねずみ?孔雀?) sea of Fraxkard(Vourukasha)- Saena 木の種子が拡散され、Tir により 遠いところまで運ばれTishtry= Siriusと結びつき水(雨)が降られ、Bad(Vayo)によりあらゆるところへ運搬される。  Saena=     種子、     Tishtry,     雲、     雨(水)、 写真がペルセポリス宮殿の柱の先端に飾られていたいわゆる想像の鳥スイルムルグと思われる。2500年前のアケメネス時代ではスイルムルグがAMの象徴と見なされていたがゾロアスター教の聖典ではAMが至高神となりスイムルグはただの幸運の鳥に降格させられた。AMが創造した海Fraxkartに浮かんだ木の上に宿った精霊の鳥Saenaがスイムルグのことである。鳥が木の上に降りると木から無数の種が散ってTir神によって神聖な雨の星Tishtry(Sirius)まで運ばれTishtryと結びつくと雨が降られBaad(Vayo)神により遠方に投下させられるというような記述を認める。種もTir神やBaad神やTishtryの神もすべてスイムルグの側面あるいはそれぞれスイムルグの一顔にすぎなかった。スイムルグと種との関係が立派に残されている。古代ではスイムルグのことをSpanta Manu(種を巻く・増やす神)という意味です。 一方 (Saena)の外見を鷲や犬やねずみやコウモリや孔雀などと例え存在を縮小させた。実は古代におけるスイムルグSaenaはこれら生物の全てでありながら無名・無面の多様性を象徴した願望の至高神の概念に過ぎなかった。 さらに言語学的にはイランのKurd人 や トカリ人、ソグド人の言葉では種や種の房そして鳥をほぼ同等の意味で使っていた。 トカリ語では鷲のことをVa-shiと言い? クルド語ではkhoosheh(房) をVoh-shiという。 房の象徴の鳥スイムルグこそが現実誕生の種または根源の木であると見なされていた。しかしスイムルグ概念がササン朝ペルシャ時代におけるゾロアスター教の有力聖職者(Mubadan)により多いに歪曲された。 水の種を拡散した鳥(房) (神=خدا)=Spanta-manu

خود (xva) خوا = خدا خایه = خود =خدا در درون اصیل بودن Pahlavi= xvato=xvat Old Persian= h(uva) Pahlavi=xvataay Pazand=xvadaai خایه = خود =خدا  تخم = 存在の根源= در درون اصیل بودن از خود به ماند خود آفریدن 自己創出、自己組織化=種子 根源の種に具現化された鳥が神(Khoda=Khod=Khayeh)になる。神が存在の根源である。存在の根源である種(Fravashi=Faravahar)が自己創出、自己組織化の能力を有する存在の原動力である。まさにそれは(Khoda)である。 ペルシャ語では存在はhastiと言い種(hasteh)の派生語である。または種はペルシャ語でDANEH と言う。DANEHを発見し探求するのはDANESH, DANAEIとなり、DANEHの秘密を理解したものはDANESHMANDですね。種が神の性格を持ち、神のような振る舞いをし変容により進化する。種を発見し、育ち、展開させるのは人間の役目となっている。 存在のDNA

Adure goshasap: A Sasanian Goddess in Firetemple 神聖な火種の房を象徴する神Azargoshaspの姿である。ササン朝ペルシャ時代の拝火殿で発見されていた。九本の火種の松明を体に備えている。存在の根源、火種を守護する神です。住民の全ての火種がこの拝火殿で保管され保護されたといわれている。 AMが天地をベイゼー(睾丸、キンタマ)つまり種から創造したという。自分の意識や無限の光から火種を起こし火の身体を作り上げた。火の身体の頭から空、足から大地、毛からは植物、左手から神聖な牛、右手からは人間キュマルスを誕生させたといわれている。 Adure goshasap: A Sasanian Goddess in Firetemple

古代イラン神話における天地論(誕生と進化) سیمرغ آب زمین گیاه جانور انسان تولد کما ل تخم آب تخم زمین تخم گیاه تخم جانور تخم انسان تخم سیمرغ 古代イランの文化では現実の出現過程を連続したサイクルと考えていたが言いすぎでなければ進化論と同等な論説ではないかと私は思う。現実の誕生がスイムルグの種から始まり、種のスイムルグに終わる。スイムルグの種によって水が出現し、水の種により大地が誕生し、大地の種により植物が出現し、植物の種により動物が生まれ、動物の種によって人間が誕生する。古代イラン文化では最初の人間がJamshidでした。Jamshidは自律を主張し、AM の預言者の受け入れ提案を拒否したため大変な眼に遭った有名な神話的な人物です。そして人間の種によって神スイモルグが誕生する。ちなみにペルシャ語で人々をMardomと言い=mar takhomで自己組織化により展開できる種という意味です。 古代イラン文化における天地の誕生論には注目に値する二つのポイントが含まれていると考えられる。一方存在の全てはバラバラではなく連結性を持っているということと、他方神が人間になり人間が神になるということである。神と人間が相互認知のなかで展開し進化する。いずれの原理が後からできた宗教には見られていない。文化の主人公である人間の運命を左右する大変基本的な大切な概念だと考えられる。

انسان حیوان گیاه زمین آب سیمرغ A+B+C+D+E+F انسان A+B+C+D+E حیوان A+B+C+D 精神 گیاه A+B+C 身体 زمین A+B 物質 آب A 古代の天地誕生論を少しい違った図式で表しますとこのスライドになる。高位のレベルが低位のレベルを含んで超える。高位ほど進化したものである。古代イラン文化では展開された天地論の性格が注目に値するものと考えている。低位を壊すと高位が存在できなくる。単純な物質水がなくなると生命の存在は危険にさらされる。人間を保護するため生態系を守らなければならないことになる。しかし高位を壊すと低位は存在を続ける。低位の領域が基本的な意義を持っている(水、火、土、風の4単素の重要性)。天地誕生の過程で生まれた6つの要素を三つに集約できますがやはり階層原理が有効でありる。精神性を守るため命を大切にしなければならないということになる。

عرصه های پیدایش زمان لازم برای هر عرصه 1. باد در 40 روز.........باد= وایو= سیمرغ= سائنا اول فروردین تا نهم اردیبهشت Medyozarm 2. آب در 55 روز..............خرداد از پانزدهم اردیبهشت تا هفتم تیر ماه Medyosham 3. زمین در 70 روز...........آرامیتی از سیزدهم تیر ماه تا بیستم شهریور Pedishah 4. گیاه در 25 روز.............امرداد از بیست و شش شهریور تا نوزده مهر Ayasrim 5. گاو(حیوان) در 75 روز...........گاو= گُش از بیست وپنج مهر تا نهم دی. Medyarim 6. انسان در 70 روز..........(پیدایش جمشید) از پانزده دی تا آخر سال Hamaspahmedim 天地の諸要素が誕生するために必要とする期間を示しています。6つの要素が一回完成するまで一年の期間を要する。格要素が必要とする期間が等しくないことに注目してください。完成した各領域の末イランでは祭が起こされ領域の誕生をお祝いすると同時に次ぎの領域の誕生にエネルギーを供養する意味も含まれていた。 面白いことに彼らの考えでは一年間でできた天地が永久的なものではなく毎年このサイクルが繰り返さなければならなかった。しかしサイクルの繰り返しが二次元的なものではなく三次元的なものでらせん状の性格を持っている。言い換えると天地が年毎に深まって進化する。

خدا به انسان می گوید: 神と人間の対話: دوست داشتنی بودم، تو مرا دوست داشتنی تر کردی، 好かれる者だったがあなたが私をより好かれる者に変えた。 زیبا بودم، تو مرا زیباتر کردی، 美しいだったがあなたが私をより美しい存在に変えた。 دلپسند بودم، تو مرا دلپسندتر کردی، 魅力的だったがあなたが私をより魅力的な存在に変えた بلند پایگاه بودم، تو مرا بلند پایگاه تر کردی. 至高だったがあなたが私をより至高な存在に変えた。 神と人間の対話から古代文化による天地の諸要素の進化が示唆される。

進化の深さ آفرینش کما ل 古代文化が理解した天地の深まりのサイクルを図式的に表している。古代天地誕生論が深みまたは三次元的な性格を有したことは理解できるでしょう。サイクル毎に格要素が進化する。人間が深まり神スイモルグの概念がより進化する。神と人間が一サイクル毎に相互理解を深め共に立派になる。古代文化では決して神と人間が別々の存在として考えられなかった。神と人間が共に生き共に発展する。

تخم جان تن خرد سیمرغ=فرَوَرَد 人間の階層構造:種のレベルからスイモルグまでの深層 تخم جان تن خرد سیمرغ=فرَوَرَد 種 身体 生活 知性 スイモルグ = تخم نو فرّه ارون یا آینه بئوذه یا بوی دئنا اَهو تن تخم کیومرث 人間の階層的な構造を紹介する。人間が種から生まれ成長し、やがて立派な木になり最終的に新しい神の種を生じる。人間が天地誕生過程における自分以下の低位の要素を含んで越えた最後の要素である。人間の体が水、大地の物質を含み(人間が死んだ後大地の神に保護される)、人間の命が植物・動物の生きる力を受け継いだ。人間の心、精神性(Xerad)が動物性を含めはそれをるかに超えた独自発展させた高次元の能力である。高い精神性を持ち合わせた人間こそ神の種を生じることができる。

(Pazand) Pahlavi(Sasanian): Senmurw= Sina-Mru スイムールグ(Ahura-Mazda)とお腹の中の娘、ラーム(RAM) (アナヒタ)、妻? アナヒタ:踊り子、 祭りや音楽の象徴 Partian(アスカ)時代にミトラ教が国家の宗教になり信者が増えるが逆にゾロアスター教が弾圧を受け信者の数が減少する。アスカ朝が滅びた後ササン朝ペルシャ時代に今度はゾロアスター教が盛んになったがスイムルグ文化が消滅しない。ササン朝ペルシャ時代からたくさんのスイモルグのモチーフが残っている。この銀のプレートが大変貴重な文化産としてロシアのPetrsburgのアルミタジュ美術館で保管されている。スイムルグのぶどう房が象徴的です。お腹の踊り子の身元については意見が一致しないが娘のRAMの説とスイモルグをAM自身と考えた場合踊り子はその妻ではないかとの説もある。 Sasanian era 7th AC, Armitage Museum, Russia

Modern Version of Simorgh=سیمرغ در شاهنامه 1. Shah-Name(940~1020AC)= 雨を降らす黒い雲、 Zal/Rostam を助けた鳥(神),Rostam=Roa-takhma Shah-Namehにもスイムルグが立派に登場する。スイムルグが雨を降らせる寸前の黒い雲のような姿で現れる。スイムルグと雨の関係がはっきりと描かれている。他にスイモルグが登場する意味の深い神話の人物サーム(SAM)の息子ザール(ZAL)の救助の物語である。ザールが生まれた時白髪(Albino)でした。当時代には王の息子が白髪ということで周囲から大変侮辱的と思われたため、サームが息子を鬼に食われるために山奥に捨てる。しかしスイムルグが息子を拾い山の天辺にある自分の洞窟のところで乳を飲まし育つ。サームがあとから後悔し息子を捜索する。このごろ息子ザールもすっかり大きくなったのでスイムルグが彼に自分の羽根一本をわたし困ったときこれを燃やしたら助けに行ってやると言い彼を親が見つかるところに放した。最後の分かれるとき一言、「生活経験から学べ」と言い残した。

多様性ー調和ー統一 وحدت در هم آهنگی تنوع 2. Farid-al-Din Attar(1146~1224AC): MantAeq al-taayr(鳥たちの会議) سیمرغ در منطق الطیر عطّار سیمرغ نماد: وحدت در هم آهنگی تنوع 多様性ー調和ー統一 スイムルグの最も近代的な概念が12世紀の詩人アッタールのMantheq lTair(鳥たちの会議)の中で紹介されている。簡単に紹介すると、街中の鳥たちがある日自分らの指導者あるいは王様を探しに旅立つ。空、陸、海をいくら探しても自分の思った指導者を見つからない。旅が長く続くにつれ鳥がつかれきって次ぎから次と脱落し、数が減っていく。最後に残った30羽の鳥たちが会議をした結果、自分らの外には指導者あるいは王様なんかは存在しない、私たちが結集し団結すれば皆自分らの王様であり自分らを指導できるものだ。 30羽の鳥は古代30の神々に対応し30という数字が多様性を表しスイムルグがこの多様性の統一のシンボルである。つまりこの話は連鎖の「多様性―調和―統一」の概念を極める。

با سپاس فراوان از شرکت و همراهی شما عزیزان ご静聴有難うございました。 انجمن دوستداران فرهنگ ایران و ژاپن 一羽の鳥として見えるのはスイムルグです。スイムルグは実在しない。30羽の鳥が調和・リズムをとればスイムルグ一者を形成する。 30羽の鳥:多者 30の色彩:多様性 30の結集:調和・リズム 30の統一=一者=スイムルグ 日本・イラン文化友の会

(Pazand) Pahlavi(Sasanian): Senmurw= Sina-Mru

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