大宮ソニックシティー 足利赤十字病院 外科 戸倉英之

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は じ め に 『連携パス』とは、地域のかかりつけ医と手術を行った施設の医師が、あなたの治療経過を共有できる「治療計画表」のことです。『連携パス』を活用し、かかりつけ医と大阪府立成人病センターの医師が協力して、あなたの治療を行います。  病状が落ち着いているときの投薬や日常の診療はかかりつけ医が行い、専門的な治療や定期的な検査は成人病センターが行いますので、ちょっとしたケガや日常の相談は、まずかかりつけ医にご相談ください。必要に応じて成人病センターを受診していただきます。また、緊急を要する場合で休日や夜間
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症例展示の要旨 ( A ) 氏名 (ローマ字) 所属 平成 年 月 日 提出 タイトル 治療前資料採取日 年 月 日 歳 か月 男・女
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2017.12.2 大宮ソニックシティー 足利赤十字病院 外科 戸倉英之 乳癌学会 関東地方会 教育セミナー”治療” 2017.12.2    大宮ソニックシティー                足利赤十字病院 外科 戸倉英之

症例 1 44歳:女性 3ヵ月前から左乳房腫瘤を自覚。徐々に増大し、 1ヵ月前から出血を伴うようになり精査加療目 的で当科受診 既往歴:特記すべきことなし 家族歴:乳癌、卵巣癌なし 閉経前

① Luminal A 局所進行乳癌 治療は 左乳房6時に9㎝ 弾性硬、境界明瞭 皮膚浸潤を伴う 腫瘤を触知 腋窩リンパ節触知 針生検:浸潤性乳管癌 ER(100%)、PgR(100%)、HER2(2+)、FISH(-)、Ki-67 (15%) T4bN1M0 Stage ⅢB 遠隔転移なし ① Luminal A 局所進行乳癌  治療は

経過 ② ホルモン療法継続期間は LH-RHa + TAM 投与にて、腫瘍軽度縮小 腋窩リンパ節縮小 滲出液消失 ホルモン療法を選択した理由は当日説明します LH-RHa + TAM 投与にて、腫瘍軽度縮小 腋窩リンパ節縮小 滲出液消失 ② ホルモン療法継続期間は

手術 ③ 術後補助療法は 左乳癌(T4bN1M0) Bt + Ax (レベルⅡ) 術後病理診断:乳頭腺管癌 g,f,s,t=6.0cm,ly1,v1,n=3/11,NG2 ER(100%),PgR(100%) HER2(2+),FISH(-),Ki-67(15%) ③ 術後補助療法は

症例 2 66歳:女性 3週間前から左乳房腫瘤を自覚し、近医受診。 乳エコー施行し、左乳癌疑いにて精査加療目 的で当科紹介受診 既往歴:高血圧、高脂血症、糖尿病 家族歴:乳癌、卵巣癌なし 閉経後

左乳房3時に2㎝ 弾性硬、境界不明瞭 な腫瘤を触知 腋窩リンパ節触知せず 針生検:浸潤性乳管癌 ER(80%)、PgR(30%)、HER2(2+)、FISH(-)、Ki-67(30%) T1N0M0 Stage I 遠隔転移なし

手術 ① 術後補助療法は 左乳癌(T2N0M0) Bt + SLNB 術後病理診断:硬癌 g,f,t=2.5cm,ly0,v0,n=0/1,NG3 ER(80%),PgR(30%) HER2(2+),FISH(-),Ki-67(30%) ① 術後補助療法は

症例 3 44歳:女性 半年前から右乳房腫瘤を自覚。徐々に増大し、 1ヵ月前から疼痛を伴うようになり精査加療目 的で当科受診。2年前の検診で異常なし。 既往歴:特記すべきことなし 家族歴:乳癌、卵巣癌なし 閉経前

所見 触診: 右1時 腫瘍径3㎝ 境界明瞭 表面粗造 弾性硬 MMG: 右1時に境界明瞭な高濃度腫瘤影 乳エコー: 右1時 腫瘍径3㎝ 境界明瞭 表面粗造 弾性硬 MMG: 右1時に境界明瞭な高濃度腫瘤影 乳エコー: 右1時 分葉状 比較的境界明瞭 内部低エコー 

経過 ① 術式は ②フォローアップの仕方 ③ 追加切除は 鑑別診断: → 線維腺腫、葉状腫瘍、充実腺管癌など VAB施行:    →  線維腺腫、葉状腫瘍、充実腺管癌など VAB施行:    →  線維腺腫または、葉状腫瘍 ① 術式は ②フォローアップの仕方 ③ 追加切除は