林 倬史(HAYASHI,Takabumi)

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Presentation transcript:

林 倬史(HAYASHI,Takabumi)   2010年度 「多国籍企業論」講義予定 April 12, 2010 担当: 林 倬史(HAYASHI,Takabumi)  http://www.kokushikan  under construction

コースの紹介と概要 第1回 コースの紹介と講義の概要 第2回 多国籍企業とはなにか 第3回 企業はなぜ海外に進出するのか 第4回 多国籍企業と国際競争優位 第5回 主要な「多国籍企業の理論」: R.ハイマー、その他   第6回 主要な「多国籍企業の理論」: J.ダニング、その他 第7回 多国籍企業とグローバル競争優位性 第 8回 中間テスト 第 9回 多国籍企業のグローバル戦略 第10回 多国籍企業分析:サムソンはなぜ強い 第11回 多国籍企業分析:携帯電話の覇者(Qualcomm) 第12回 多国籍企業の持続的競争優位の源泉 第13回 多国籍企業のダイナミック・ケイパビリティ 第14回 BRICsと多国籍企業 第15回 多国籍企業論のまとめと再定義

多国籍企業と国際(グローバル)競争優位 (情報・知識を独占できない時代)                   基本コンセプト    21世紀 知識資本主義時代における    多国籍企業と国際(グローバル)競争優位             (情報・知識を独占できない時代) 競争環境:「加速化」「可変化」「広域化」       新たな競争戦略と競争優位性構築の必要性  グローバリゼーション時代と企業の存続   日本人だけ、特定の民族だけがいくら頑張っても  生き残れない時代

(1) 技術開発力・研究開発能力 知識のグローバルな分散化 (1) 技術開発力・研究開発能力 知識のグローバルな分散化 グローバルに競争優位性を持つ製品を開発するためには、国際的に分散化した頭脳(人材) をグローバルに活用することが不可避になってきた時代 War for Talent 人材の獲得を巡る熾烈な競争

Speedo ? sports science Australian Institute of Sports Global Open Innovation System sports science Australian Institute of Sports Welding by Ultrasonic Technology(超音波溶接技術) ペトラテックス社(Petratechs??)(PORTUGAL) Hydro Dynamics(流体力学) Air Resistance (空気抵抗)      NASA(US) Clothing Fabrics(生地) メクテックス(MechTechs??) (ITA) ? LZR Racer R Aero Dynamics(航空力学) University of Nottingham (UK) Thermal Dynamics(熱力学) Optical Solutions Inc. (US) Testing in the Water University of Otago (NZ) Zipper(ジッパー) YKK ( JPN) Nikkei Business, 7/7/08

Global R&D Networks by IBM Corp.:2005   In terms of the Number of US patents invented by Overseas Institutions to which Inventors belonged 31 Nationalities (2) CAN 90 AUS 2 SWE BEL TWN AUT DEN 1 (1) ITA 16 (1) SGP 2 (1) (2) (2) FRA 67 (1) (1) KOR 1 (1) (5) (7) (89) (1) (1) (1) ESP 9 (5) (4) (2) (4) (1) CYP (3) (32) (4) USA 5534 (1) (1) (2) IRE 2 (3) (72) (1) JPN 247 (80) (3) (1) (1) (3) (7) (1) (28) (38) DEU 96 (1) (40) (1) (2) (23) (8) (1) (15) BRA 1 (1) (4) ICL (3) (1) NZL 1 (1) (1) (1) UK 95 (1) ISR 74 IND 40 (1) (4) EGY (1) (4) (4) CZE (1) CHE 55 (1) CHN 25 (1) FIN MLY NLD POL (1) (1) Hayashi,T and serapio,M(2006)

(2) 本国本社従業員数 VS 海外従業員数  グローバリゼーションの時代に、 グローバル企業が生き残るためには、 本社の従業員(本社の国民)だけがいくら頑張っても生き残れない時代

日本自動車メーカーの生産台数内訳(07) 輸出 (21.8%) 国内生産 海外生産 国内販売 トヨタ 4,226 4,309 2,666 1,587(24.3%) ホンダ 1,331 2,580 707 622(15.9%) 日産 1,179 2,252 646 721(21.0) スズキ 1,218 1,378 407 676(26.0) 三菱自 846 566 572 227 マツダ 996 291 803 254 ダイハツ 787 70 154 627 富士重工 476 109 252 226 8社計 11059(0.8) 11555(11.6) 6207(7.4) 4940(- 6.0) (21.8%)

日本製造業の海外生産比率 海外進出企業 全製造業 (見込み) 『わが国企業の海外事業活動報告書』

アクセンチュアの国別社員数 IND 37,000 2009~2010年には50,000人に増員予定 USA 33,000 FRA 4,700 UK 12,000 IND 37,000 USA 33,000 CHN 3,500 3,500 BRA 6,000 JPN 3,600 日経ビジネス July 14, 2008

組織(内部資源)・戦略・競争要因・競争環境 組織・経営資源・組織文化・組織能力 戦略 E.ペンローズ H.アンゾフ J.バーニー J.コリンズ R.ルメルト G.ハメル & C.プラハラード D. ティース C.ダーウィン K.マルクス A.チャンドラー M.ポーター R.Nelson & S.Winter 競争要因 競争環境(技術環境・市場環境)

21世紀型企業の競争優位の源泉 2つの能力(Capabilities) グローバルな規模での 知識創造能力・新製品開発能力・事業創造能力 多文化マネジメント能力 競争環境の変化に対応する Dynamic Capability グローバルな競争環境の変化

グロ-バル時代にモノカルチャー企業では生き残れない! クロスカルチャー企業だけが生き残るのだ!        『日経ビジネス』No.19,2001

異文化(多元的価値観)シナジーのメリット Cross & Trans Cultural Management の重要性               [多様性と創造性]      多様な視点          新しいアイデア    多様な解釈  Cross & Trans Cultural Communication 広い視野  多くの優れたアイデア 新たなコンセプト Cross & Trans Cultural Communication Cross & Trans Cultural Communication 的確な問題提起   多くの代替案   効果的な解決策   優れた意思決定 [選択肢の拡大]  創造性の増大  柔軟性の増大  問題解決スキルの増大 新たな文化と新たな価値観 Surprise(新鮮な驚き) & Empathy(共感) のメカニズム 高い生産性・大きなイノベーション効果

文化的多様性のデメリット *コミュニケーション・ミス *意見の不一致 *合意形成の困難さ *統一した行動が困難 Cultural Communication Gap          暖味さ     不正確さ     複雑さ 混乱の増大 Cultural Communication Gap     不信感の生成    ストレスの発生 同一文化圏同士の会話    一体感の欠如 *コミュニケーション・ミス   *意見の不一致 *合意形成の困難さ     *統一した行動が困難 低い生産性 ・ 低い効率 ・ 小さな効果

BRICs と 多国籍企業 いまなぜ BRICs か? BOP と 多国籍企業 VISTA BOP と 多国籍企業

World Income Pyramid 0.1 Billion People 2005:65 億人 $ 20,000 - a year $50 per day 2007: 67億人 2 Billion $ 2,000 a year $5 per day 1.2 Billion $2 per day $ 730 a year 1.6 Billion 60%-62% of the W.P 4 Billion $1 per day $ 365 a year 2.8 Billion 1.2 Billion 43% of the W.P Source: World Development Indicators 2005

質問: thayashi@kokushikan.ac.jp 講義の内容確認: http://www.(構築中) 成績評価と採点方法   期末の定期試験  中間テスト  毎回行うコメント・質問・アンケートの   提出状況と内容   定期試験(40%)   中間テスト(20%)   レポート(20%)   出席状況・コメント内容(20%) 質問: thayashi@kokushikan.ac.jp 講義の内容確認: http://www.(構築中)