・特別支援教育について ・発達障害等の特性 ・教育環境等の整備

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・特別支援教育について ・発達障害等の特性 ・教育環境等の整備
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・特別支援教育について ・発達障害等の特性 ・教育環境等の整備 ☆ 研修パックで支援力の向上 ☆ 支援を連携させる ワーク ショップ 理解しよう 支援しよう 支援力が向上する 支援の流れを共有する 支援の流れ7つのステップ 講義 支援の考え方を整理する 支援を考える3つの視点 講義 (研修が始まる前に表示するスライドです。研修パックの構成を確認できるようにしてあります。参加者が集まるまでしばらく表示してください。)     知識を得る ・特別支援教育について ・発達障害等の特性 ・教育環境等の整備 講義・疑似体験

☆ 研修パックで支援力の向上 ☆ 支援力が向上する 準備物 ・研修資料3ー2 「教育環境の整備(その2)」 ・筆記用具 ワーク 理解しよう 支援を連携させる ワーク ショップ 理解しよう 支援しよう 支援力が向上する 準備物 ・研修資料3ー2  「教育環境の整備(その2)」 ・筆記用具 支援の流れを共有する 支援の流れ7つのステップ 講義 支援の考え方を整理する 支援を考える3つの視点 講義 本日は「教育環境等の整備(その2)」の研修を行います。 ご覧のとおり準備物があることを確認してください。 講義・疑似体験     知識を得る ・特別支援教育について ・発達障害等の特性 ・教育環境等の整備     知識を得る ・特別支援教育について ・発達障害等の特性 ・教育環境等の整備 講義・疑似体験

教室環境づくり ①物の位置を決める ②刺激を少なくする ③活動の見通しを持たせる掲示 ④生活や学習のルールが分かる掲示 教育環境等の整備(その1)の研修から ①物の位置を決める ②刺激を少なくする ③活動の見通しを持たせる掲示 ④生活や学習のルールが分かる掲示 ⑤落ち着いて学習に取り組める座席配置 教室環境づくり 前回の教育環境等の整備(その1)の研修では,ユニバーサルデザインの視点を生かした教室環境づくりについて理解を深めていただきました。 しかし,全ての児童生徒が安心して生活できるようにするためには,物的な環境を整えるだけでは十分とは言えません。 今日の研修では,教室環境を構成するもう一つの重要な要素について取り上げます。 もう一つの要素とは,

教 師 私たち教師です。 全ての児童生徒が安心して生活するためには,私たち教師が適切に働き掛けていくことが大切ですね。

ユニバーサルデザインの視点 学級づくり 授業づくり 教室環境づくり 今日は,ユニバーサルデザインの視点に立った「学級づくり」と「授業づくり」について取り上げます。

「教育環境等の整備(その2)」 ユニバーサルデザインの視点 を生かした教師の働き掛けにつ いて理解を深める 研修C-Ⅱ 研修のめあて   ユニバーサルデザインの視点   を生かした教師の働き掛けにつ     いて理解を深める 今日の研修のめあては,「ユニバーサルデザインの視点を生かした教師の働き掛けについて理解を深める」です。 配付した研修資料も参考にしてください。

図1 ユニバーサルデザインの 視点を生かした学級づくり 個別支援 A B D E C はじめに,こちらの図1をご覧ください。 水色の円の部分は,学級全体の「過ごしやすさ」「学びやすさ」に配慮した指導・支援が及んでいる範囲を表しています。 この図では,DさんやEさんは,学級の中で何かしらの困難を抱えており,個別支援に重点が置かれていますね。 AさんやBさんも,場合によっては個別支援が必要な状況です。

図1 図2 学級全体に共通に役立つ支援になる 個別支援 個別支援 A B C D E A B C D E 図2では,DさんやEさんはもとより,AさんやBさんの感じている困難も視野に入れ,「どの児童生徒にとっても安心して学べる学級づくり」が行われたことを表しています。 Dさんには個別の支援が必要ですが,集団指導でもできることや分かることが増えています。 困難さを感じている児童生徒に対する支援の中には,周りの児童生徒にとっても役立つ支援がたくさんあります。 その児童生徒の理解できる方法や指示の出し方などを個別支援として行うのではなく,集団を意識して指導することで,学級全体に共通に役立つ支援になります。 学級全体に共通に役立つ支援になる

「ないと困る」支援 あると便利で役に 立つ支援 図2 DさんやEさん 全ての児童生徒 個別支援 A B D E C このようにユニバーサルデザインの視点をもつことで,支援を必要とする児童生徒だけではなく,他の児童生徒の過ごしやすさと学びやすさの向上につながります。 まずは,個と集団を共に育むことを目指して,学級全体への指導・支援から考えましょう。

みんなが安心して過ごせる学級づくり 次に,「みんなが安心して過ごせる学級づくり」について考えてみましょう。 児童にとって「安心して過ごせる学級」とは,どのような学級でしょうか。 30秒くらい考えてみてください。 (30秒後)

みんなが安心して過ごせる学級づくり 授業が分かる 自分の気持ちを分かってもらえる みんなの役に立てることがある よさや頑張りを認めてもらえる 困った時に 助けてもらえる 友達と楽しく過ごせる 例えば,このようなことが挙げられるのではないでしょうか。 (目を通す時間をとる) この他にも考えたことがあれば発表してください。 (挙手があれば答えてもらう) (反応例) ありがとうございました。それも大事なことですね。 など 障害のあるなしに関わらず,誰もが「自分の力を発揮したい」「認められたい」という気持ちを持っています。 日頃から,児童生徒になるべく多くの肯定的メッセージを伝え,励ましの言葉を掛けていくことが大切ですね。

何度言ったら分かるの? どうしたらいいと思う?一緒に考えよう。 ここが間違っているよ。 ここまではできたね。 A先生 B先生 二人の先生の言葉掛けを比べてみてください。 B先生の言葉掛けは肯定的なメッセージとなっていますね。 A先生のような言葉掛けを繰り返していれば,児童生徒の自信を低下させてしまいかねません。 このように,同じ状況であっても教師のちょっとした言葉掛けの違いで児童生徒の受け止め方は大きく違ってきます。 教師の話し方について考えてみましょう。 ここまではできたね。

言葉掛けを変換してみましょう。 廊下を走ってはいけません。 ③の問題が終わらないと 遊べません この言葉掛けを児童生徒が受け止めやすい表現に変換してみましょう。 隣の人と交流してみてください。 (30秒程度)

廊下は歩きましょう。 ③の問題が終わったら遊びましょう。 言葉掛けを変換してみましょう。 廊下を走ってはいけません。 ③の問題が終わらないと 遊べません 否定的な表現では理解が難しい児童生徒は,肯定的な表現にすると具体的にどうすればよいかが理解できます。 また,特別な支援を必要としない児童生徒にとっても,肯定的な表現はやる気を引き出す効果がありますね。 ③の問題が終わったら遊びましょう。

運動着に着替えたら,廊下に並んで,みんなで体育館に行きます。 言葉掛けを変換してみましょう。 運動着に着替えたら,廊下に並んで,みんなで体育館に行きます。 では,このような言葉掛けはどうでしょうか。 (考える時間をとる)

1 運動着に着替えます。 2 廊下に並びます。 3 みんなで体育館に行きます。 言葉掛けを変換してみましょう。 運動着に着替えたら,廊下に並んで,みんなで体育館に行きます。 1 運動着に着替えます。 2 廊下に並びます。 3 みんなで体育館に行きます。 例えば,このように一文一動作で示すことは,一度にたくさんのことを覚えていられない児童生徒や,聞く力が弱く混乱してしまう児童生徒にとっては,理解の助けになります。

言葉掛けを変換してみましょう。 ちゃんと椅子に座りましょう。 では,この言葉掛けはどのように変換するとよいでしょうか。 (考える時間をとる)

背中をぴんと伸ばして座りましょう。 椅子に深く腰掛けましょう。 言葉掛けを変換してみましょう。 きちんと椅子に座りましょう。 このような具体的な表現が分かりやすいですね。

? 背中をぴんと伸ばして座りましょう。 椅子に深く腰掛けましょう。 言葉掛けを変換してみましょう。 きちんと椅子に座りましょう。 「きちんと」や「しっかり」「だいたい」「あっち」などの言葉は曖昧で,具体的にイメージすることが難しいことがあります。 誰が聞いても,同じイメージが持てる言葉を使うことが大切です。 ? きちんと  しっかり  もう少し だいたい  ここ  そこ  あっち

話す時の工夫(例) 立ち位置 話すタイミング 鉛筆を置いて,注目しましょう。 話の前置き 今から3つ話をします。 1つ目は・・・ 一斉指示は決まった場所で 話すタイミング 鉛筆を置いて,注目しましょう。 話の前置き 今から3つ話をします。 1つ目は・・・ 他にも,一斉の指示を出す時にはいつも同じ立ち位置で話すようにしたり,話の前置きをしてから話すようにしたりすると,注意を向けることが苦手な児童生徒も「今は話を聞く時だ」という心構えを持ちやすくなります。 また,言葉だけではなく,表情やジェスチャーなどを交えて話すことは,人の気持ちを推しはかることが苦手な児童生徒にとって,理解の助けとなり得ます。 言葉以外のメッセージ 表情  ジェスチャー アイコンタクト  など

全ての児童生徒が「分かる・できる」 授業づくり 教師の話し方 学習過程 発問・指示 板 書 教材教具 板 書 教材教具 研修資料では,全ての児童生徒が「分かる・できる」授業づくりの工夫として, いくつかの例が示されています。 こちらも授業づくりの参考にしてみてください。 では,次にこちらをご覧ください。

太郎さんは決まったことにしか興味関心を示さない。 A先生 集中力が持たないなあ。 児童生徒の姿を見て,A先生が何か言っています。 読んでみてください。 (誰かを指名して読んでもらってもよい) では,B先生はどうでしょうか。

太郎さんは決まったことにしか興味関心を示さない。 A先生 太郎さんは,好きなことには,強い関心を示すのね。 B先生 集中力が持たないなあ。 読んでみてください。(同じく,指名して読んでもらってもよい) 同じ児童の様子を見ても,先生によって捉え方が異なっていますね。 児童のつまずきに気付くことは大切ですが,B先生のように児童生徒を肯定的に捉えることができれば,支援の幅が広がります。 このように,児童生徒や状況を別の枠組みで捉え直すことを「リフレーミング」と言います。 太郎さんは,物事の切り替えは早いわね。

集中力する時間が短い 興味・関心の幅が狭い 先ほどの,A先生の太郎さんの捉えは,

集中力する時間が短い 切り替えが早い 興味・関心の幅が狭い 好きなことにエネルギーを使える このように捉え直すことができました。

次の児童生徒の姿をリフレーミングしてみましょう。  次の児童生徒の姿をリフレーミングしてみましょう。 落ち着きがない しつこい よく考えずに行動する では,このような児童生徒の姿をリフレーミングしてみましょう。 近くの人と交流して見てください。 (2分程度) 「落ち着きがない」はどのようにリフレーミングできましたか。 (「落ち着きがない」から順に,指名して答えてもらう) (反応例) なるほど,素晴らしいですね。 肯定的な見方ができていますね。 短所が長所に変わりますね。     など あきらめやすい

次の児童生徒の姿をリフレーミングしてみましょう。  次の児童生徒の姿をリフレーミングしてみましょう。 落ち着きがない 活発,活動的 しつこい 粘り強い よく考えずに行動する このように児童生徒を肯定的に捉えられると,そのよさを生かした支援方法が浮かんでくるのではないでしょうか。 児童生徒を褒める機会も増えますね。 すぐに決断できる あきらめやすい 物事に執着しない

次の状況をリフレーミングしてみましょう。  次の状況をリフレーミングしてみましょう。 15分しか集中できない 聞いたことを理解できない このような状況をリフレーミングすることも大切です。 近くの人と交流してみてください。 (1分程度) リフレーミングの例を示します。 (10問中)7問も間違えた

次の状況をリフレーミングしてみましょう。  次の状況をリフレーミングしてみましょう。 15分しか集中できない 15分なら集中できる 聞いたことを理解できない 目で見れば理解できる これと違った捉え方ができた方はいますか。 (挙手があれば答えてもらう) (反応例) なるほど,素晴らしいですね。 そのような見方もできますね。  など 「15分しか集中できない」ではなく「15分なら集中できる」という捉え方ができれば, 「1つの活動を15分以内にしよう」「15分経過したら,動きのある活動を取り入れよう」など の支援が浮かびますね。児童生徒のよさを生かす支援は,児童生徒にとっても無理なく取り組むことができます。 参考にしてみてください。 (10問中)7問も間違えた (10問中)3問はできた

これからは,児童生徒の特性や特徴に目を向けていこう! 今日は,ユニバーサルデザインの視点を生かした教師の働き掛けについて研修を行いました。 私たち教員が適切に児童生徒と関わる姿は,全ての児童生徒にとってのよい手本となるはずです。 互いに認め合い支え合える学級づくり,誰もが「分かる・できる」授業づくりを目指して,学校全体で取り組んでいきましょう。 これで「教育環境等の整備(その2)」の研修を終わります。