教育相談論 (教職科目) 第11講 2010年12月11日(土) 担当:岡田佳子 1 1
連絡 プリント4枚を前に取りに来てください。 出席管理システムは使用しません 前回休んだ方は、前にプリントをもらいに来てください。 2 2
課題の提出について しめきり12月25日(土) 25日にどうしても欠席する人は、 来週(12月18日)に提出しても構いません 3 3
前回の質問より グループワークをした後の振り返りは感想を聞くだけ? →もう一度、活動の目的を確認し、目的に対して自分が何を感じ、何を得たのかを確認するための大事な時間です。 一般的に大学生になると、これくらいのコミュニケーション力はついていて、そんなに対人関係が弱い人がいるようには思えないのですが、実際はどうなんでしょう? →前回の内容はかなり基礎的な力ですが、多かれ少なかれ大人でもコミュニケーションの問題はつきもの。 →対人関係に悩む人が多いからそういった類の本なども売れるのでしょう。 子どもの相手の仕事である以上うまくいかずに失敗してしまうこともあると思います。自分なら悩んでしまうと思います。先生はどうやって気分転換しますか? →最初からうまくできなくて当然。むしろ失敗、悩みの方が多いくらいです。今でも(>_<)。失敗したときに落ち込むだけでなく、どこを改善したらよいか、振り返る勇気をもつようにしています。 でも、落ち込みますよね、正直(笑) 4 4
今後のスケジュール(予定) 授業内容 備考 10月30日 第6講 不登校の理解と対応(1)―不登校の理解― 11月13日 第7講 不登校の理解と対応(2)―不登校への対応― レポート課題発表 11月20日 第8講 休講 補講日 11月27日 11月27日 第9講 開発的カウンセリングの実際(1) 12月4日 第10講 補講なし・レポート 12月11日 第11講 開発的カウンセリングの実際(2) 12月18日 第12講 障害のある児童生徒の理解と支援(1) 学習困難とその支援 12月25日 第13講 障害のある児童生徒の理解と支援(2) 行動調整の困難とその支援 1月8日 第14講 障害のある児童生徒の理解と支援(3) 対人関係の困難とその支援 1月22日 第15講 教場試験 注意 1月15日はセンター試験のため授業なし 5
第11講 開発的教育相談の実際(2) ― ソーシャルスキルトレーニング(SST)を体験してみよう 2 ― 6
プリント No.3の 資料1 「アサーション チェックシート」 最初に、いきなりですが・・・ 日頃のみなさんのコミュニケーションをふりかえるために、 簡単なアンケートをやってみてください。 プリント No.3の 資料1 「アサーション チェックシート」
終わった人は ○ 2点 △ 1点 × 0点 として縦に足して合計を出す
3つのタイプの自己表現 (No.1のプリント) a. 非主張的な自己表現 自分を抑えて相手を優先し、自分のことを後回しにする b. 攻撃的な自己表現 自分のことだけ考えて、相手を無視して自分を押し通す c. アサーティブな自己表現 自分を大切にすると同時に、相手のことも配慮する 資料2 アサーションの実例 を見てみよう
解説は後ほど いったんNo.1のプリントにもどります
ちょっと前回の復習 (プリントにはありません)
教師が行う教育相談では開発的教育相談が大事! 第3講の復習:教育相談の種類と担い手 治療的教育相談=「治すカウンセリング」 予防的教育相談 開発的教育相談=「育てるカウンセリング」 子どもたちの健全な成長・発達を促すための支援。教育の一環としての相談援助活動の側面。 年間を通した構成的エンカウンターグループの実施(人間関係づくり) ソーシャルスキルトレーニングの導入(対人関係スキルの向上) 教師が行う教育相談では開発的教育相談が大事!
ソーシャルスキル(social skill) 1.ソーシャルスキル教育とは? ソーシャルスキル(social skill) 人間関係に関する知識と具体的な技術やコツ (ソーシャル) (スキル)
3.ソーシャルスキルの種類 「基本の力」 「自分づくり」 「仲間づくり」 「集団づくり」 ・ルールを守る ・基本的な話す力 ・基本的な聴く力 ・基本的なあいさつ 基盤となる力 「共感性」 ・愛着心 ・感情の分化 「基本の力」 ・自己理解 ・セルフエスティーム ・ストレスマネジメント 「自分づくり」 「道徳性」 ・ルール ・規範 狭義のソーシャルスキル ・自己表現 ・他者理解(配慮・かかわり) 「仲間づくり」 ・問題解決 ・対立解消 ・協力 ・リーダーシップ 「集団づくり」
今日は、前回に引き続き、SST(ソーシャルスキルトレーニング)を皆さんに体験してもらいたいと思います。
今日のプリントに入ります
コミュニケーションが上手な人とは? (第4講の復習です) 話し上手と聴き上手 の2つの要素がある カウンセリングで重要なのは、まずは聴くこと。 でも・・・
自分も大切にしていい。 自分を表現してもいい。 いつも聴かねばならないのか? 聴くことは大事だけど、いつでも聴かねばならないという意味ではない。 相手を大切にしつつ・・・ もちろん 自分も大切にしていい。 自分を表現してもいい。
アサーション<自己表現>トレーニング 今日は・・・ ソーシャルスキルトレーニング(SST)の中で、よく行われている、「自己表現」の力を育てるSSTを実際にみなさんに体験してもらいたいと思います。 「自己表現」の力を育てるSST アサーション<自己表現>トレーニング
ソーシャルスキルとは? 「基本の力」 「自分づくり」 「仲間づくり」 「集団づくり」 今日はここ! ・ルールを守る ・基本的な話す力 ・基本的な聞く力 ・基本的なあいさつ 基盤となる力 「共感性」 ・愛着心 ・感情の分化 「基本の力」 ・自己理解 ・セルフエスティーム ・ストレスマネジメント 「自分づくり」 今日はここ! 「道徳性」 ・ルール ・規範 狭義のソーシャルスキル ・自己表現 ・他者理解(配慮・かかわり) 「仲間づくり」 ・問題解決 ・対立解消 ・協力 ・リーダーシップ 「集団づくり」
× ○ さわやかな自己表現 アサーションとは 英語の「assertion」 (訳)主張, 断言,自己主張, 自分の意見をはっきり述べること ○ さわやかな自己表現 「自分も相手も大切にした自己表現」 「自分の考え,欲求,気持ちなどを率直に,正直に,その場の状況にあった適切な方法で述べること」 日米の文化の違い
さらに詳しい説明 プリント No.1の裏側 資料3 今から、5分時間をとるので自分の該当箇所を中心に、資料を読んでみよう。
3つの自己表現で セリフをかんがえてみよう 4名でグループを作る(今日は自由) シナリオを1つ選ぶ 実際に前で演技します。立候補大歓迎! プリント No.2の裏側 資料4 4名でグループを作る(今日は自由) シナリオを1つ選ぶ 「非主張的」「攻撃的」「アサーション」の3つのパターンでその後のシナリオを作成する 実際に前で演技します。立候補大歓迎! (名簿からランダムに選ぶので、あたった方のグループは前で実際に演技する。時間の許す限りたくさんのグループに。)