授業者 (「私」が) 「校内委員会」とは,特別支援教育に関する校内委員会のことです。

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福岡県教育センター ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 研修担当の先生へ ※ ※ ※ ※ ※ ※
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福岡県教育センター ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 研修担当の先生へ ※ ※ ※ ※ ※ ※
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研修担当の先生へ ※演習をする前に!  校内研修で演習を計画されている場合に,活用いただけるスライドです。自校の取組の現状を踏まえて,研修の時期,テーマに応じて,演習のねらいや時間配分等を設定してください。 ※ ※ ※ 研修担当の先生へ ※ ※ ※ このスライドは,学びを支える3つの要素,校内委員会等との協働,関係機関・保護者との連携について学んだことを前提とした内容構成になっています。
基礎情報の収集・・・前年度の出欠席状況、配慮の必要性、長期欠席経験者への対応
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特別支援教育総合推進事業 特別支援教育 推進員 高等学校 1(新)特別支援教育総合推進事業【4,752千円】 県教育委員会 特別支援学校
・特別支援教育について ・発達障害等の特性 ・教育環境等の整備
Presentation transcript:

授業者 (「私」が) 「校内委員会」とは,特別支援教育に関する校内委員会のことです。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ 研修担当の先生へ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※  ・「校内委員会」とは,特別支援教育に関する校内委員会のことを指します。 学校によって,「特別支援委員会」「特別支援部会」など,呼び名は異なるため,このスライドでは,全て「校内委員会」としています。そのため,「校内委員会」のままで研修を進めると,何の組織を指すのか,伝わりにくいことが想定されます。 「校内委員会」としているところは,各学校の呼び名に合わせて,読み原稿を変更されることをお勧めします。 ・この研修では、スライド番号13までは全ての校種で活用いただけますが,スライド番号14以降は、小学校ではスライド番号14,中学校・高等学校ではスライド番号15,のように,校種によって提示するスライドを選んで御使用いただくものです。 ・本スライドの研修内容は,研究紀要p.10~p.11,p.16(小学校),p.17(中学校・高等学校)と対応しています。研究紀要を印刷される場合は,福岡県教育センターのホームページからダウンロードして使用してください。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※  それでは,「校内委員会等との協働」というテーマで研修を始めます。誰が校内委員会等と協働するのか。それは,★授業者である私たち一人一人です。★ 「校内委員会」とは,特別支援教育に関する校内委員会のことです。 学校によって,「特別支援委員会」「特別支援部会」など,呼び名は異なります。 福岡県教育センター

 「校内委員会」とは,校長のリーダーシップの下,全校的な支援体制を確立し,発達障がいを含む障がいのある児童生徒の実態把握や支援方策の検討等を行う組織です。  ※ 校長は,学校の規模や実情に応じて,  特別支援教育の方針を決めます。   そのため,校内委員会の構成員は,  学校によって異なります。  ※ 校内委員会は,障がいの有無を判断  する組織ではありません。障がいの有無の  診断は,医師が行います。 管理職 校内委員会 はじめに,言葉について確認をします。 校内委員会とは,校長のリーダーシップの下,全校的な支援体制を確立し,発達障がいを含む障がいのある児童生徒の実態把握や支援方策の検討等を行う組織です。★ 担任 特支Co 養護教諭

「校内委員会等」とは,校内委員会を含めた,既存の校内組織のことです。  「校内委員会等」とは,校内委員会を含めた,既存の校内組織のことです。  学校の組織図(例) ※ 校内組織も,学校の規模や実態  に応じて,名称や細かな役割は異な  ります。 ※ 校内委員会は,「特別委員会」の  中に位置付いています。 授業者 ※ ※ ※ ※ ※ ※ 研修担当の先生へ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※  読み原稿内の「  」内には,自校の校内組織をいくつか入れて,説明をしてください。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 校内委員会等とは,校内委員会を含めた,既存の校内組織のことをいいます。 本校なら,「   」「   」「   」などがあります。★ 特別支援教育に 関する校内委員会 文部科学省 学校における働き方改革特別部会(第11回) 配付資料2-4を参考に作成

例 「校内委員会等と協働する」とは? 〇〇な学校にしていきましょう。(学校経営方針・重点目標等) 管理職 〇〇な学校にしていきましょう。(学校経営方針・重点目標等) 全ての児童生徒の学びを支えましょう。(特別支援教育全体計画) 職員会議 3つの要素を授業に取り入れるために,学校として組織的に取り組むためには,授業者と校内委員会等がどのように協働していくのかを考えてみましょう。 例を基に,確認をしていきます。 年度初め,校長先生は,学校経営方針や特別支援教育全体計画,校内組織の概要などを示しながら 本校がどのような教育をしていくのかを説明されます。★

例 「校内委員会等と協働する」とは? と,言われても・・・ 全ての児童生徒の学びを支えるために,授業に3つの要素を 取り入れましょう。 管理職 全ての児童生徒の学びを支えるために,授業に3つの要素を 取り入れましょう。 職員会議 と,言われても・・・ 何からしたら いいのかな? 今の授業と 何が違うの? 校長先生からの,全ての児童生徒の学びを支えるために,3つの要素を授業に取り入れましょう,という提案を受け, 個々の教員が個別に解釈して取り組もうとすると, ★何をどのようにしたらよいのか,考え方が分からなくなったり,新しいことを始めなければならないと不安を感じたりしてしまいます。★ 学級担任 担任

例 「校内委員会等と協働する」とは? 協働 学習環境づくりについて 教務部 職員会議 児童生徒への接し方について 研究部 学級担任 授業者 生徒指導部 児童生徒への接し方について 研究部 UDの視点を生かした授業づくりについて 協働 学級担任 授業者 学年主任 担任 学習規律, 人権教育 の実施 そこで,★授業者は校内委員会等と協働をします。 校内委員会等は,それぞれの組織の目標に基づいて機能していますので, その取組の中に,3つの要素が含まれていないか,もう一度見つめてみます。 例えば,教務部が,★全ての児童生徒にとっても学びやすくするために,学習環境づくりについて提案をしているとします。 3つの要素が含まれていないか,という点から見つめてみると,ユニバーサルデザインの視点の要素が含まれていると考えることができます。 生徒指導部が,★児童生徒への適切な接し方や仲間づくりの在り方について提案しているとします。 ここには,合理的配慮・適切と思われる配慮や,学級の支持的風土の要素が含まれていると考えることができます。 現在の校内組織の取組を3つの要素を中心に新たにつくり変えることではありません。 ★現在の取組の中に,3つの要素が含まれていないか,見つめ直してみるということです。★ 校内 委員会 個別の支援の検討・評価

例 「校内委員会等と協働する」とは? 今月の生活目標は「言葉遣いに気を付けよう」です。 授業中も,互いを尊重する言葉掛けを 教師も児童生徒も意識しましょう。 生徒指導部 協働 協働 学級担任 授業者 ホームルームで こうしてみよう 明日の授業で こうしてみよう 私たち教職員は,校内組織のいずれかに必ず属していますので,取組を職員会議で提案しようとするとき,授業に取り入れられる方法などがある場合は, その方法も併せて全体に提案すると,★授業者一人一人が意識して取り組むことができ,学校全体としての取組につながります。★ 担任

? 校内委員会 ユニバーサルデザインの視点や, 学級の支持的風土については 校内組織の取組からヒントを得られそう。 でも,支援を要する児童生徒への 合理的配慮・適切と思われる配慮は,    どうしたら・・・ ただ,支援を要する児童生徒への合理的配慮・適切と思われる配慮については,担任一人の見立てや気付きなどからでは,支援すべき内容を判断することが難しいためどのようにすればよいのか,疑問が残ります。 児童生徒の困難さに気付いたときには,校内委員会や学年で支援を検討することが望ましいです。★ 校内委員会

③校内委員会(特別支援教育に関する委員会) 気付きから校内委員会への接続の例 ①担任(教科担当者)等の気付き ・ 保護者からの相談  ・ 学校生活での観察 共有 ②学年会等での協議 ②教育相談 〈担任,特支Co,学年主任等〉 〈担任,特支Co,本人・保護者〉 支援の方向性,保護者の考えなど 学級・学年での配慮,支援など ここで,担任の気付きから校内委員会に接続する手順の例を示します。 ★担任等は保護者からの相談や日常の学校生活の観察による気付きを基に,教育的ニーズの把握に努めます。 ★学年会等において,担任等の気付きの内容を共有するとともに,児童生徒への配慮や支援の内容について協議をします。 ★同時に,特別支援教育コーディネーターへ相談し,支援の方向性を協議して,本人・保護者との話合いから,詳細な状況や考えなど,さらなる情報を収集します。 このときの相談内容や協議内容は,★常に共有しておくことが大切です。 ★そして,このような連携を経て集めた情報を基に,さらに,学校全体でどのような支援に取り組むかを 話し合うために,特別支援教育コーディネーターを中心に,校内委員会での協議へと進めていきます。★ ③校内委員会(特別支援教育に関する委員会)

校内委員会(特別支援教育に関する委員会)での検討 個別の教育支援計画 指導計画の作成 ① 支援を要する児童生徒の共通理解 合理的配慮 適切と思われる配慮 ② 必要な支援の検討 ④ 実行できる      支援の検討 管理職 養護教諭 特支Co 担任 いつ 校内委員会 誰が これを受けて,校内委員会では,次のような動きをします。 ★まず,支援を要する児童生徒に関して,担任や特別支援教育コーディネーターが集めた情報を提示して,校内委員会のメンバーで共通理解を図ります。 ★次に,児童生徒の実態に応じた合理的配慮・適切と思われる配慮等,必要な支援について多角的に検討します。 ★そして,支援を要する児童生徒の目指す姿について,短期的,及び中・長期的な目標を検討します。 ★その上で,一貫した継続性のある指導を行っていくために,実行できる支援について検討を行い, ★いつ,だれが,何をするのかを明確にした  ★個別の教育支援計画及び指導計画の作成につなげていきます。★ 何を ③ 短期,中・長期的な目標を検討

校内委員会 ユニバーサルデザインの視点や, 学級の支持的風土については 校内組織の取組から, 合理的配慮・適切と思われる配慮は, 校内委員会で検討した内容から 授業に取り入れられそう! このようにして,校内委員会を機能化することも,学校全体で取組を進めていく大切なポイントです。★ 校内委員会

ある例を基に, 既存の校内組織を3つの要素で 整理するイメージをもってみましょう。 それでは,ここから,ある例を基に既存の校内組織を3つの要素で整理するイメージをもってみましょう。★

それぞれの校内組織の取組 3つの要素で整理 管 理 職 その他の校内組織 管 理 職 特別支援教育に関する 校内委員会 その他の校内組織 管 理 職 特別支援教育に関する 校内委員会 その他の校内組織 管 理 職 特別支援教育に関する 校内委員会 その他の校内組織 ・学校経営方針・重点目標の設定 ・特別支援教育全体計画       ・・・・・ ・学校経営方針・重点目標の設定 ・特別支援教育全体計画       ・・・・・ 【★合理的配慮・適切と思われる配慮】 教務部  ・学習環境 進路指導部  ・進路指導 研修部,研究部  ・授業づくり 生徒指導部等  ・生徒指導,生活指導 学年部  ・学年に応じた取組 教科部  ・教科に応じた取組 ・支援の引継ぎ ・支援を要する児童生徒の ・実態把握 ・支援を要する児童生徒に ・ついての支援内容や ・方法の検討 ・関係機関との連絡調整 ・ケース会議 ・学級担任への助言 ・支援の引継ぎ ・支援を要する児童生徒の実態把握 ・支援を要する児童生徒の支援内容 ・方法の検討 ・関係機関との連絡調整 ・ケース会議 進路指導部 ・個別の指導計画を基にした ・進路指導 生徒指導部,生徒支援部 ・児童生徒への適切な ・接し方に関する研修 それぞれの校内組織の取組 3つの要素で整理 【●ユニバーサルデザインの視点】 教務部 ・学習環境について共通理解 研修部,研究部 ・授業づくりについて共通理解 ・学級担任への助言 ・UDに関する資料提供 スクリーンに示すような校内委員会及び校内組織があるとします。 ★それぞれが役割を担い,取組を行っていますが,それらを3つの要素で整理してみます。★ ここからさらに,校内委員会等との協働による授業づくりのイメージを見てみます。★ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 研修担当の先生へ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ここからは,校種に応じてスライドを選択し,御活用ください。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※  【◆学級の支持的風土】 ・学級担任への助言 学年部 ・学習規律について共通理解 ・人権教育の計画的な実施

※ ※ ※ ※ ※ ※ 研修担当の先生へ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ こちらのスライドは,「小学校」用です。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※  これは,3つの要素を授業に取り入れるイメージです。 ★左側の表は,校内の既存の組織を3つの要素で整理した例です。 上から順に,合理的配慮・適切と思われる配慮,ユニバーサルデザインの視点,学級の支持的風土で整理しています。 ★右側が1単位時間の授業の準備や,本時の流れだとします。 ★真ん中は,授業者の考え方の例です。 例えば,★道徳科を中心に,ユニバーサルデザインの視点を生かした授業づくりを校内研修で取り組んでいたとします。 授業者は,★そこで提案があった,シンプルやビジュアルの視点を生かして,★場面の状況を把握しやすくするために,構造図や表情図を使うことをやってみようとした場合,★3つの要素のうちの,ユニバーサルデザインの視点を取り入れた,と考えることができます。 これは,ほんの一例です。★

※ ※ ※ ※ ※ ※ 研修担当の先生へ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ こちらのスライドは,「中学校・高等学校」用です。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※  これは,3つの要素を授業に取り入れるイメージです。 ★左側の表は,校内の既存の組織を3つの要素で整理した例です。 上から順に,合理的配慮・適切と思われる配慮,ユニバーサルデザインの視点,学級の支持的風土で整理しています。 ★右側が1単位時間の授業の準備や,本時の流れだとします。 ★真ん中は,校内の動きや学年,教科との共通理解を経て,授業者がどのように考えたのかを示す例です。 例えば,★校内委員会で困難さのある生徒への合理的配慮を検討したとします。 担任は,合理的配慮の具体について,★授業でその生徒にかかわる先生たちに伝えます。 このようにして,授業をする先生は,★合理的配慮・適切と思われる配慮を取り入れることができる,と考えます。 これは,ほんの一例です。★

福岡県教育センター 今回は,3つの要素を取り入れた授業づくりのための「校内委員会等との協働」について, 学びました。 校内委員会を中心に,既存の校内組織との協働による授業づくりに向けた取組を3つの要素で整理することで,授業者は,3つの要素を授業の中に取り入れやすくなります。 以上で研修を終わります。 福岡県教育センター