北大理 修士課程1年 富樫 智章 北大理 加藤 幾芳 北海道教育大 酒井 源樹 2004.3.22~24@RCNP

Slides:



Advertisements
Similar presentations
Searching supersymmetry in radiative B meson decay 石田 裕之 ( 島根大 ) @Flavor physics workshop 12月8日 共同研究者:波場直之、髙橋亮 ( 島根大 ) 中家剛 ( 京都大 ) 、清水康弘 ( 工学院大 ) To be.
Advertisements

生体情報を利用したオンライン認証システムに関する研 究 情報工学科 大山・山口・小尾研究室 学士課程4年田中 丈登.
ステレオ画像を用いた距離測定 小山高専 坪田 真延. Ⅰ. 概要  平行にずらした 2 つのステレオ画像を用いて 対象(人)物までの距離認識を行う。 図 1.1. 左から見た対象 ( 人 ) 物図 1.2. 右から見た対象 ( 人 ) 物.
Excel による アンケート調査・分析のための テンプレートシートの作成 氏名:山本泰裕 ゼミ名:飯田ゼミ 2009 年度卒業研究発表会資料.
問題解決~分解すること~ 主幹・金山英嗣.
BRIEF: Binary Robust Independent Elementary Features
A Q R QR分解とは? → × ◆QR分解 QTQ = I (単位行列) ◆応用例 ◆主な計算方法 n m 今回はこの方法に注目
コスメ商材の実績① AD Topic Menu 注目度の高い動画広告<ワラムー>を実施 約15万クリック 約15,000クリック
5個の数字0,1,2,3,4から異なる3個を選んで3桁の整数を作る。
PF-ARフロントエンド部における冷却水流量計に関する評価
W e l c o m ! いい天気♪ W e l c o m ! 腹減った・・・ 暑い~ 夏だね Hey~!! 暇だ。 急げ~!!
JAVA.
単色X線発生装置の製作 ~X線検出器の試験を目標にして~
応用編:地震波形を使って震源を決めてみよう
第6章 ユニフィケーション解析 ユニフィケーション解析とは?
酒井哲郎:海岸工学入門,森北出版 第3章(pp.27-36)
クラスター変分法による 超新星爆発用 核物質状態方程式の作成
大阪教育大学大学院教育学研究科 総合基礎科学専攻 中窪 仁
研究の背景 緒言 オゾンの効果 ①除菌 ②脱臭 ③脱色 食品衛生 室内空間を快適にする 水を透明にする 利用した製品は多数ある.
*大気の鉛直構造 *太陽放射の季節・緯度変化 *放射エネルギー収支・輸送 *地球の平均的大気循環
健やか親子21中間評価のための 母性健康管理指導事項連絡カード認識率調査 ~自由記載分析~
主成分分析と因子分析 による競馬の勝因の研究
【第1回展開】 乗法公式3分間トレーニング すばやく! 正確に!.
Ⅰ 孤立イオンの磁気的性質 1.電子の磁気モーメント 2.イオン(原子)の磁気モーメント 反磁性磁化率、Hund結合、スピン・軌道相互作用
水の官能試験による おいしさの相関について
コンパイラ(9) 情報工学科5年 担当 河田 進.
公共経済学 20. 労働所得課税.
強震動予測手法に用いる ベンチマークテスト その1:概要
公共経済学 21. 労働所得税.
宇宙磁気流体・プラズマシミュレーション サマーセミナー ~三次元MHDコードの作成〜
RPC:Remote Procedure Call Protocol Specification
原子核物理学 第8講 核力.
【事前課題1】時系列比較分析 (別添1) C社の比較貸借対照表 平成X年3月31日現在
ミンコフスキー時空間 双曲筒 s2= x2+y2ーc2t2 双曲皿 s2= c2t2+y2ーx2 世界円筒 静止 s2 =x2+y2
せん断力図(SFD)と 曲げモーメント図(BMD)
メンバー 梶川知宏 加藤直人 ロッケンバッハ怜 指導教員 藤田俊明
逐次伝達法による 散乱波の解析 G05MM050 本多哲也.
独立成分分析 (ICA:Independent Component Analysis )
(昨年度のオープンコースウェア) 10/17 組み合わせと確率 10/24 確率変数と確率分布 10/31 代表的な確率分布
2次元系における超伝導と電荷密度波の共存 Ⅰ.Introduction Ⅱ.モデルと計算方法 Ⅲ.結果 Ⅳ.まとめと今後の課題 栗原研究室
公共経済学 三井 清.
東海地震が発生したときの、名古屋市のライフラインを確保する方法について
心臓機能障害(ペースメーカ等植え込み者)の 診断書・意見書を作成される医師の皆さまへ
C07016加藤俊宏 C07017小出健太郎 C07018小澤博司 C07019後藤明 C07020今野一輝
背景 課題 目的 手法 作業 期待 成果 有限体積法による汎用CFDにおける 流体構造連成解析ソルバーの計算効率の検証
中点連結定理 本時の目標 「中点連結定理を理解する。」
福島第一原発事故による放射能汚染測定器の開発
課題1.
○○大学(○○県○○市) ※大学等名フォントはMeiryoUI、20ポイント
ベイジアンネットワーク概説 Loopy Belief Propagation 茨城大学工学部 佐々木稔
NPO教育の現状と課題 山内直人.
~目次~ Ⅰ.動作環境 Ⅱ.ファイルのダウンロード Ⅲ.システムのインストール Ⅳ.初期設定 Ⅴ.アンインストール
電子モンテカルロシミレーション 相互作用 近似 輸送方法 Last modified
タンパク質-リガンド複合体への共溶媒効果の系統的解析
公共経済学 三井 清.
格子ゲージ理論によるダークマターの研究 ダークマター(DM)とは ダークマターの正体を探れ!
大阪府子どもの生活に関する実態調査 今後の集計・分析について
井垣・加藤 河野・野田 林・古田 水野・三原・宮下
「少数粒子系物理の現状と今後の展望」研究会
JNNS-DEX-SMI-玉川 公開講座 「交換モンテカルロ法とその応用」
博士たちの愛する円周率 徳山 豪 東北大学 “PI” that professors love
ハイパー核物理分野から見た K原子核物理へのコメント
Brueckner-AMDの軽い原子核への適用
追加資料③ 岸本 祐二.
わかりやすいパターン認識 第6章 特徴空間の変換 6.5 KL展開の適用法 〔1〕 KL展開と線形判別法 〔2〕 KL展開と学習パターン数
大阪市立大学 孝森 洋介 with 大川,諏訪,高本
追加資料① 岸本 祐二.
探究科スライド 教材No.12.
typeG ④ 結果振返 ワークシート   月   日 (    )    年   組    番  名前                           
軽い原子核の3粒子状態 N = 11 核 一粒子エネルギー と モノポール a大阪電気通信大学 b東京工業大学
Presentation transcript:

北大理 修士課程1年 富樫 智章 北大理 加藤 幾芳 北海道教育大 酒井 源樹 2004.3.22~24@RCNP 最近の現実的核力を用いた                 ATMSの計算 1.Introduction 2.Formalism of ATMS 3.Results 4.Summary & Future work 5.Monte Carlo Integral & QRN 北大理 修士課程1年 富樫 智章   北大理         加藤 幾芳 北海道教育大      酒井 源樹 2004.3.22~24@RCNP

1.Introduction Motivation : 核構造におけるテンソル相関を調べる + 現実的核力を用いた計算 Motivation : 核構造におけるテンソル相関を調べる + 現実的核力を用いた計算 テンソル相関 と 短距離相関 を扱える枠組が必要 → ATMS† に注目 This Work : 4He g.s の binding energy の計算 ・ ベンチマークテストとの比較 ・ 5He、6He へのステップ  † Y.Akaishi,M.Sakai,J.Hiura,I.Shimodaya,& H.Tanaka                       Prog.Theor.Phys.56 (1974) 6-53

2.Formalism of ATMS Ⅰ.G‐matrix calculation

Ⅱ.2‐body correlation function

Ⅲ.Correlation function Ⅲ.Correlation function the multiple scattering theory

Ⅳ.Wave function ※ Introduction of parameter

( Exp Binding en.(MeV):-28.3 ) Application to  4He g.s ( Exp Binding en.(MeV):-28.3 ) ・Interaction: Argonne v8’ ( no coulomb force ) ( For comparison with benchmark test† ) ・ATMS parameter: ※ Euler-ATMS ⇒ † Phys.Rev C 64 (2001) 044001 H.Kamada et al. ※ S.Maeda,Y.Akaishi,H.Tanaka Prog.Theor.Phys.64 (1980) 1315-1333 etc

3.Results Argonne v8’ ATMS E‐ATMS※ Faddeev† BE(MeV) -21.1 -22.6 -25.9 Kinetic(MeV) 86.4 90.4 102.4 V(MeV) -107.5 -113.0 -128.3  Vc -49.7 -54.4 -55.3  Vt -55.2 -55.6 -68.3  Vls -2.6 -3.0 -4.7 S prob(%) 89.1 89.7 85.7 P prob(%) - 0.4 D prob(%) 10.9 10.3 13.9 R.M.S(fm) 1.53 1.54 1.48 ※ Presented by H.Morita (Sappro Gakuin Univ.) † Phys.Rev C 64 (2001) 044001 H.Kamada et al.

4.Summary & Future work ★ This work results → 4.Summary & Future work ★ This work results → ・ATMSの枠組では、エネルギー、  P、D‐wave成分が足りないなど、   benchmark‐testとのconsistencyが得られなかった。 ・しかし、ATMSをModel計算 と見なせば、十分な値が出て いると考えられる。 ☆ Future work → ・baseに Slater‐determinant を使用 ・2 particle-2 hole state の追加 ・On shell correlation function の見直し ⇒  5He、6He への適用 

5.Monte Carlo Integral & QRN 5.Monte Carlo Integral & QRN Monte Carlo積分 ・サンプリング:一様乱数 rn ・積分値: QRN† ・サンプリング:qn ・積分値: † Prog.Theor.Phys.56(1974) 121 H.Tanaka & H.Nagata

今回 Monte Carlo積分とQRNの収束性を調べた ・Research1: 9次元Gauss積分 QRNパラメターセット1: QRNパラメターセット2: ・Research2: ATMSの4HeのBinding Energy ATMS parameter:

Summary ・Monte Carlo積分もQRNもSampling数1e+6 以上において十分に収束し、ATMSの計算にお いても3ケタの精度が保証されていることがわかっ た。