骨粗鬆症
目 次 Index 骨の構造 骨の役割 骨粗鬆症とは 骨粗鬆症の原因 症状 骨粗鬆症になりやすい 摂取基準と摂取量 カルシウムを多く含む食品 目 次 Index 1 骨の構造 2 骨の役割 3 骨粗鬆症とは 4 骨粗鬆症の原因 5 症状 6 骨粗鬆症になりやすい 7 摂取基準と摂取量 8 カルシウムを多く含む食品 9 過剰摂取に注意 10 規則正しい生活を 11 予防 12 参考文献
骨の構造 1 骨膜 骨髄 海綿骨 皮質骨(緻密骨) 骨の表面を覆う。骨を保護するとともに、栄養を供給している。 骨幹の中心部や海綿骨の髄腔を満たしている柔らかい組織 海綿骨 骨の内部にある。海綿様の小腔(髄腔)を多数もつ薄い骨からなっている。 皮質骨(緻密骨) 骨の表層をしめる
骨の役割 2 心臓や脳などの臓器を包んで外部からの衝撃から守ってくれています。 カルシウムは全身の約99%が骨に存在します。カルシウムが体の中で不足したときには、骨から溶け出して、補います。 立っている時の体のバランスを保っています。 骨には骨髄と呼ばれる場所があり、そこでは赤血球、白血球、血小板など血液の成分を作っています。
約1100万人 骨粗鬆症とは 3 健康な骨 骨量が低くなった骨 骨粗鬆症とは骨に『す(鬆)』が入ったようなスカスカの状態になる。骨量は減少しもろくなり、骨折しやすくなる。患者数は日本総人口の約10% 約1100万人
骨量は成人をピークにして、年齢とともに減少していきます。 4 骨粗鬆症の原因 骨量は成人をピークにして、年齢とともに減少していきます。 骨量 特に女性は、もともと男性より骨量が少ないのに加え、閉経後は女性ホルモンの分泌低下により急激に骨量が低下する危険があります。 男性 女性 閉経 年齢 成人 高齢者 骨形成 骨吸収 < 骨粗鬆症
5 症状 腰痛 V 背が縮む 背骨や腰が曲がる 転んだだけでも 骨折しやすくなる
骨粗鬆症になりやすい 6 カルシウム摂取量が少ない 加齢 閉経後の女性 嗜好品の摂りすぎ 日光に当たらない生活 極端なダイエット 運動不足 喫煙
摂取基準と摂取量 7 カルシウムの食事摂取基準/推奨量(mg/日) 1~2歳 3~7歳 8~9歳 10~11歳 12~14歳 15~29歳 引用:厚生労働省 平成28年「国民健康・栄養調査」 カルシウムの食事摂取基準/推奨量(mg/日) 1~2歳 3~7歳 8~9歳 10~11歳 12~14歳 15~29歳 30~49歳 50歳以上 男性 450 600 650 700 1000 800 女性 400 550 750 引用:厚生労働省 2015年版食事摂取基準より抜粋
ビタミンDはカルシウムを効率よく吸収するために必要な成分です。 8 カルシウムを多く含む食品 牛乳 約220mg/カップ ヨーグルト 約150mg/個 プロセスチーズ 約125mg/個 ししゃも 約70mg 煮干し 約33mg/尾 桜えび 約60mg/大匙1 木綿豆腐 約360mg/丁 納豆 約45mg/個 干しひじき 約70mg/大匙1 チンゲン菜 約100mg/株 小松菜 約510mg/把 ビタミンDはカルシウムを効率よく吸収するために必要な成分です。 併せて、ビタミンDも摂取しましょう。
リンは摂りすぎるとカルシウムの尿中への排出を促進します。 塩分の摂りすぎも、カルシウムの排出を促します。 9 過剰摂取に注意 リンは摂りすぎるとカルシウムの尿中への排出を促進します。 塩分の摂りすぎも、カルシウムの排出を促します。
規則正しい生活を 10 アルコールを飲みすぎたり、たばこを吸うと、 カルシウムの吸収を妨げられ、尿への排泄を促すといわれています。 運動をすることで骨量の減少を小さくしたり、骨量を維持することができます。 骨に普段より少し力がかかることがポイント。 外出して歩くようにしたり、筋トレなどしてもよいでしょう。
予防 11 カルシウムを十分に摂りましょう リンの摂り過ぎには注意しましょう ビタミンDを摂りましょう 塩分の摂り過ぎには注意しましょう 骨粗鬆症は、咳やくしゃみをしただけで骨折することもあります。 中でも太ももの付け根の骨は転倒によって折れやすく、骨折すると数ヶ月かかります。 その間に知力が低下して痴呆が進行したり、寝たきりになることも。 カルシウムを十分に摂りましょう リンの摂り過ぎには注意しましょう ビタミンDを摂りましょう 塩分の摂り過ぎには注意しましょう アルコール・たばこに注意しましょう 運動をしましょう
参考文献 12 生活習慣病の防ぎ方、治し方 日本生活習慣病予防協会・新日本法規 病気予防百科 日本医療企画 生活習慣病の防ぎ方、治し方 日本生活習慣病予防協会・新日本法規 病気予防百科 日本医療企画 目でみるからだのメカニズム 医学書院