「生えたかどうか確認できない」とのことでした。 とげとげシート 細胞培養実験 2006/07/04 まるやま 6/26のミーティングの際にいただいた「とげとげシート」上に細胞を培養してもらいました。 培養(しようと)したのは・・・ ・M-1細胞(ねずみの腎臓) ・上皮型 ・サイズ20μm程度 です。 結果は・・・ 「生えたかどうか確認できない」とのことでした。 理由) 1)上部から照明を当てる光学顕微鏡がなかった。 2)持ち運んでいるうちに、培養液をシャーレの蓋に飛ばしてしまった。 →培養中止。 再チャレンジと、他のラボでも培養をお願い中です。
4)金属は捨てにくい。 研究室では、樹脂orガラスはよく捨てるが、金属ゴミはほとんど扱わない。 樹脂の方がよい。 仕方ないので、使ってみた感想を聞きました。↓ 1)シートが分厚過ぎる。 シートの部分だけ高くなってしまうので、 シート上部まで覆うように細胞を蒔くと、大量の培地が必要。コスト大。 1‘)シートのある所、ない所で段差が大きすぎる。 細胞は、シートとそれ以外の所を横断する形では増えられない。 (シート上の細胞はシートの上だけでしか増えない。) 2)シャーレ上でガタつく。 持ち運んだ時に動く。ズレる。 3)光学顕微鏡で観察できない。 下部から透過して照明を当てることができない。 4)金属は捨てにくい。 研究室では、樹脂orガラスはよく捨てるが、金属ゴミはほとんど扱わない。 樹脂の方がよい。 ほとんど「言いがかり」のように思えるものもありますが・・・ 今更ながら、工学(丸山)と生物の人の間の深い深い溝を感じました。 例) ・普段、樹脂製品を使用しているため、高温で滅菌するという選択肢を思いつかなかった。 ・「実験の様子を写真に撮って」→「鉄は光を通さないからそんなもの撮れない」(写真=顕微鏡写真)
仮に細胞が増えていても、肉眼程度では見えないとのことでした。