誘導体化を用いた フッ素テロマーアルコールの高感度分析 ○竹峰秀祐 環境省 環境調査研修所.

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誘導体化を用いた フッ素テロマーアルコールの高感度分析 ○竹峰秀祐 環境省 環境調査研修所

目的 FTOHsを高感度に分析するために,末端の水酸基をダンシルクロリド(DNS)を用いて誘導体化し、LC/MS/MS(ESI)で分析する方法が検討され,底質試料に適用した例が報告されている。 本研究では,ダンシルクロリドを用いて大気試料中のFTOHs(4:2FTOH,6:2FTOH,8:2FTOH,10:2FTOH)の誘導体化分析法の検討を行った

方法 大気捕集 溶出 濃縮 誘導体化 濃縮乾固 再溶解 固相ロード 溶出 濃縮乾固 再溶解 LC/MS/MS(ESI) Sep-pak AC2 plus(400 mg/ 0.7 mL)※1、流量0.7 L/min,24 hr捕集 ACN 10 mL バックフラッシュ 窒素気流下,1mL 誘導体化 濃縮乾固 再溶解 DNS/DMAP混合溶液 200 μL添加 窒素気流下 DCM 1 mL 65℃,90分 固相ロード 溶出 濃縮乾固 Sep-pak Silicaカートリッジ (690 mg/1.6 mL) ※2 ヘキサン/ジクロロメタン=1/1 (V/V)溶液  8 mL 窒素気流下 再溶解 LC/MS/MS(ESI) ACN 1 mL ※1DCM 10 mL→ ACN 10 mLで洗浄し、窒素ガスを通気し溶媒を除去したものを使用 ※2DCM 10 mL→ HeX 10 mLで事前にコンディショニング

結果 混合標準液を誘導体化以降の操作を行い,検量線作成用の標準試料とした。結果,検量線は全分析対象物質ともR2 >0.995の良好な直線性を示した。 GC/MS(EI)での測定例では,検出下限は絶対注入量で数pg程度であるのに対し、今回の分析法では0.04 pg~0.07pgとなった。 回収率の範囲は,4:2FTOH: 35~86 %,6:2FTOH: 34~82 %,8:2FTOH: 30~100 %,10:2FTOH:31~70 %であった。回収率が大きくばらついており,実試料の場合,マトリクスの影響により誘導体化反応が安定していない等の可能性が考えられる。