建築構造演習 座屈実験(第1回) 鋼構造研究室
概略 目的 :弾性座屈と非弾性座屈の理論的座屈耐力を理解する。 評価 :出席 30% + レポート 70% 評価基準 (伊山担当分のみ) : 耐力推定の問題については、導出方法と推定耐力に配点する。 評価基準 (伊山担当分のみ) : 80以上: 優 70以上: 良 60以上: 可
鋼材と木材の座屈 講義日程 10月10日(第一週):座屈に関する理論、実験方法の講義 鋼材と木材の座屈 講義日程 10月10日(第一週):座屈に関する理論、実験方法の講義 講義後、記録シートおよび荷重ひずみ関係をダウンロードしておく 10月17日(第二週): 座屈実験準備(測定、記録、試験体製作) 講義後、最大耐力の推定 10月24日(第三週): 座屈実験(設置、載荷、観察、記録) 講義後、荷重ー変形関係ダウンロード 推奨:カメラ持参 各学生ごと レポート提出 提出日:11月30日(金)17時(時間厳守)
実験方法 材料試験(教員側で行う。) 座屈試験(諸君らが行う。) 短柱の圧縮試験を行い、応力ーひずみ関係を調べる。 ヤング率、タンジェントモジュラスが得られ座屈耐力の推定が可能となる。 座屈試験(諸君らが行う。) 試験体を作成し、圧縮試験を行い、計測、観察、最大荷重について調べる。
実験に用いる材料 材料と寸法 種類 材質 サイズ(公称値) 細長比(λ) A B C D 木材 つが 70mmx70mm 50 75 100 125 鋼 SS400 L-50x50x6 200 150
試験装置 操作盤 モーター ロードセル (荷重計)
材料試験 幅1:高さ3 の形状の試験体を圧縮して、 ひずみー応力度関係を得る。
ひずみの計測(ひずみゲージ) 木材用 鋼材用
ひずみゲージ 原理 電気抵抗小 電気抵抗大
ひずみ計測装置(データロガー)
材料試験で得られたデータは http://stahl.arch.t.u-tokyo.ac.jp/KOZOENSYU にアップロードされているので、各自ダウンロードして用いること。
座屈実験概要 セットアップ 制御装置 荷重 変位 データロガー 変位計 デジタル データ コンピュータ (記録) 変位
ナイフエッジの考慮 ナイフエッジがあるため、座屈長さ Lと、材料の長さ Leが異なる。 クロスヘッド 木材の場合 ナイフエッジの高さを 木材を切る。 ナイフエッジ (ピン接合を実現) 鋼材の場合 ナイフエッジの高さを Le に足して L を求め、 λ を求める。
マーキングの必要性 試験体のセンターリングのためのマーキング 横から見えるように側面に明記 強 弱 強軸・弱軸を明記
作業の手順 試験体製作 2週目 試験体設置 変位計設置 載荷・データ収集 データ整理、レポート作成 3週目 木材断面形状測定(高さ、幅) 木材試験体長さ計算(指定されたλに合うように) 木材切断(まっすぐ) 鋼材長さ計測、細長比計算 マーキング(センター、強軸・弱軸、グループ名) 試験体設置 変位計設置 載荷・データ収集 データ整理、レポート作成 2週目 3週目
レポート作成提出要領 幹事を中心に、グループごとレポート作成。 すべての実験結果について記述すること。 内容 概要 座屈理論 (理論式、導出方法など) 実験方法 (試験体形状、加力方法など) 実験結果 (最大耐力、変形形状、荷重変形関係など) 考察 (実験値ー理論値、誤差の理由、破壊性状など) 各自の感想 各学生 レポート提出 提出日 :11月30日(金)17時(時間厳守) 提出場所: 11号館6階エレベーターホールボックス