ワークライフバランス ~働く女性がキャリアアップのしやすい社会を目指す~

Slides:



Advertisements
Similar presentations
男女平等社会の実現 10 月 23 日 下田ゼミ 4 年 河内健介. 論文構成 序章 男女平等社会とは? 序章 男女平等社会とは? 第一章 女性の社会進出 第一章 女性の社会進出 第二章 男女格差の現状 第二章 男女格差の現状 第三章 男性の育児休業取得 第三章 男性の育児休業取得 第四章 男女平等社会実現へ.
Advertisements

大きな政府と 女性の社会進出について 平田 彩貴. 他の先進国との比較 ※仕事と家庭の両立度 … OECD が作成した指標で標準化されている指数のこと。 1) 託児所・育児施設の利用率 2) 政府の保証する育児休業 3) 民間の雇い主が自発的に与える育児休業 4) フレックスタイムでの就業の程度 5)
1.管理職を対象とした配付書式 自社の育児休業の取得条件や部署名を記入して配付してください。 有期契約労働者(パート・派遣・契約社員)の産休・育休取得について 産休(産前・産後休業)は、法律に基づき全ての有期契約労働者が取得できます 育休(育児休業)は、一定の要件を満たす有期契約労働者が取得できます.
第 15 章ケース紹介 どらみ 1. 目次 ワークライフバランスの概要 事例紹介 2 ワーク・ライフ・バランス( WLB )とは 3 個人の働き方や企業の制度を見直すことで、 ワークとライフを共に充実 → 個人も企業も HAPPY !! 個人の働き方や企業の制度を見直すことで、 ワークとライフを共に充実.
Japan Medical Association 17 Ⅰ‐ 3 ) 出産・育児休業の現状と問題点.
1 マツダにおける ワーク・ライフ・バランス推進に向けた 取組み マツダ株式会社 人事労政部 吉浦.
女性医師等就労支援事業事務局 清水 薫子 女性医師就労の問題点 ホームページ URL:
神奈川県理学療法士会における 自宅会員及び休会会員に対する就業に関する アンケート調査 公益社団法人 神奈川県理学療法士会 会員ライフサポート部 ○ 西山昌秀,寺尾詩子、清川恵子、大槻かおる、萩原 文子 大島奈緒美、杉山さおり,久保木あずみ.
少子高齢化 高橋香央里 加藤裕子 松本結 海老澤優.
第6章 労働時間管理 労働サービスの供給量とタイミングの管理
ワーク・ライフ・バランスの実現と 働き方改革 ~WLB5ヵ年プログラムと取り組みの進捗について~
1節 企業福祉の目的 <福利厚生> ・ 法定福利費・・・企業が負担する社会保険料 ・ 法定外福利費・・・企業独自で設定

出産や育児のためのお休み(産前・産後休業、育児休業)を取得できます
企業における母性健康管理体制の現状と課題についてお話いたします。
安心して好きな仕事ができますか? E040070   内林武生.
グローバル化に対応した 日本の雇用制度改革
HOW TO ポジティブ・アクション宣言 宣言までの手順.
2.非正規従業員の活用 非正規従業員の雇用量と構成 非正規雇用・・・雇用期間に定めのある(有期契約)労働者
国と熱海市における人口ビジョン・総合戦略の構成(イメージ)
厚生白書 職場における子育て支援 学校とその他の教育の場 971221 波多野宏美.
第9章 従業員の生活支援 C班  今西・鈴木・出山・藤野・大木・山口.
企業様向け セミナー (株)ママココ ウーマンズ・ワークライフ 大阪市中央区玉造
女性の就業機会拡大に関する調査報告書 (概要)
男性理学療法士及び作業療法士の育児休業取得から見えてくるもの
3.労働時間の弾力化と課題 ◇新しい労働時間制度の導入◇ ◇弾力的な労働時間制度とは◇ 1987年、93年、98年
(C)2011女性にやさしい職場づくりナビ.
産める国フランスの子育て事情 ~出生率はなぜ高いのか~
第 1 章 企業経営と人事労務管理 C班 大木・藤野・山口・今西・鈴木・出山.
働 く 女 性 の 現 状 雇用者数の推移 ○ 平成27年の女性雇用者数は2,474万人。
連合大阪 政策・男女平等・広報・教育G 永野 有紀
若者はいま -新しいライフスタイルを求めて- 労働調査協議会
管理職(上司)向け 妊娠期~復職後までの制度対象者に対する主な対応
日本の就職、失業問題と雇用保険  湯澤脩平.
ワークライフバランス 「仕事と家庭の調和」 ~女性活躍の展望~
株式会社 〇〇〇〇 質問、相談は○○課まで 担当:○山、□田 マタニティハラスメントを防止するために
ワークライフバランス ~働く女性がキャリアアップのしやすい社会を目指す~
お金を使う ①お金はどこからやってくる?.
(一社)大学女性協会新潟支部研究発表 新潟県内の中小企業における 労働環境調査 ~女性活躍の状況に関して~
4節 ブラック企業やブラックバイトにいかに対処すべきか
2018/11/9 第7章  非正規従業員と派遣労働者 E班 岩橋・片山・高倉・水上・森下.
大阪大学一般事業主行動計画 一般事業主行動計画の策定について 一般事業主行動計画策定年月日 一般事業主行動計画策定の計画期間
~労働サービスの供給量とタイミングの管理~ B班・木村・田中・西山・小川・大平
出産や育児のためのお休み(産前・産後休業、育児休業)を取得できます
E社 管理職に向けた制度周知用パンフレット
 脱・フリーター社会                                      京都大学橘木研究室         
リリーフバンク制度 尼崎市版 登録者募集! あなたの技術・知識を ぜひ市役所で活かしませんか? ☆登録を募集するのって
女性活用の「組織」「自分」へのメリットを理解する
宣言署名、御連絡先を記入の上労働局にお送りいただければ、HP上に登録いたします。
取得例 (夫婦で取得したパパ・ママ育休プラスの場合)
本音に密着!! ワーク・こころ・バランス    明治大学商学部 小川ゼミナール  インナー班.
女性の活躍推進企業実態調査 課題①「働きやすさ、WLB」
晩婚化・非婚化の解決に向けて 岩橋 加藤 渡邉 彌富 橘 保田
(C)2011女性にやさしい職場づくりナビ.
社員育成 ~企業変革における社員教育の重要性と戦略との適合性~
5章 労働時間管理 B班 大下内・平野・兵藤・すまだ・渡辺.
おおさかQネット 「女性就労促進」に関するアンケート 調査結果概要
管理職(上司)向け 妊娠期~復職後までの制度対象者に対する主な対応
妊娠・出産、育休等を理由として不利益取扱いを行う とは
(C)2011女性にやさしい職場づくりナビ.
5章 女性の社会復帰が進むために 【配偶者によるサポート】 ≪対策≫ 2009年:育児・介護休業法改正
第9章 従業員の生活支援 C班  今西・鈴木・出山・藤野・大木・山口.
事例5 管理職の理解を深めるため妊娠・出産・育児休業等で利用できる制度を パンフレットで周知した例
取得例 (夫婦で取得したパパ・ママ育休プラスの場合)
SWOT分析 看護師 転職例 強み (Strengths) 弱み (Weaknesses) 機会 (Opportunities)
ワーク・ライフ・バランス推進プラン 定義《仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章より》 イクボス宣言
ワークライフバランス ~働く女性がキャリアアップのしやすい社会を目指す~
第1章 企業経営と人事労務管理 人事労務管理の機能と担い手
58.6% 58.6% 17.8% ママインターンプロジェクト 女性の労働力問題の背景
ワーク・ライフ・バランスの実現 重要性を増す生活と仕事の調和 従業員がワーク・ライフ・バランスを重要視する背景要因 ⒈家族形態の多様化
Presentation transcript:

ワークライフバランス ~働く女性がキャリアアップのしやすい社会を目指す~  ワークライフバランス  ~働く女性がキャリアアップのしやすい社会を目指す~ 法政大学 藤村ゼミ 水上 長井 兵藤 日根野 沼倉 加藤

女性の求めるべき「WLB」とは 仕事中心のライフスタイル 家事・育児等中心のライフスタイル “仕事:生活=10:10”   仕事中心のライフスタイル   家事・育児等中心のライフスタイル   “仕事:生活=10:10”  (仕事と生活、両方に全力で取り組める状態)

問題提起 どうすれば働く女性が今よりも キャリアアップを望むようになる のか 様々な企業で福利厚生が充実してきている  しかし、育児をしながらキャリアアップを目指す女性が少ない どうすれば働く女性が今よりも キャリアアップを望むようになる のか

日本の制度① 育児休業法 (厚生労働省雇用均等調査[平成26年]) 就業女性の育休取得率 75.5% 高い!! 育児休業法 (厚生労働省雇用均等調査[平成26年])    就業女性の育休取得率 75.5%    高い!!    女性の出産後継続就業率 26.8%    出産退職 43.9%   継続者少ない・・・。 育児休暇は取得するものの、その後仕事を退職してしまう女性が多い

日本の制度② 短時間勤務制度 条件を満たせばだれでも活用することが可能   条件を満たせばだれでも活用することが可能   しかし現状は、男性の利用者少ない   短時間勤務にしてしまうと給料が減ってしまう理由   女性が短時間勤務を申請し、育児をするという状況   フルタイム勤務に復帰するタイミングを逃してしまう フルタイム勤務に戻ったとしても仕事時間の長さで両立が不可能になり、  結局仕事を辞めてしまうという女性もいる。

女性のキャリアアップの現状 女性管理職 現在就業している女性のうち、11.6%と低い数値になっている。政府が掲げている目標として、女性のキャリアアップは30%であるに も関わらず、まだまだ近づいていない状態である。政府も企業もいろいろな政策に取り組んでいるにも関わらず、なぜ数値が低いのかと いう問題について考えてみると、そこにはいくつかの原因があるという結論に至った。  まずは女性自身の意識に原因があると考える。しかし、キャリアアップを志向する女性が特別低いということではなく、過度に特別視さ れず、平等な機会や処遇を求めるが、男性と同様に働くことができないため、昇進や昇格、賃金面での不利を感じ、キャリアに対するジ レンマを感じてしまう、また、仕事と家庭の両立をしながらキャリアアップをしている女性が少ないなどという不安が付きまとってしまうとい う問題がある。ここで大切になってくるのが、“ロールモデル”と“相談ができる女性社員”の存在、つまり、企業の対策としては、キャリア アップする女性が増え、その女性社員が働き続けることが可能なように働きがいのある仕事を与えるとともに、仕事と家庭の両立を実現 するフォロー体制と組織づくりが理想的である。女性の意識はさまざまなため、企業は女性社員の意見を直に聞き、自社にあった施策を 検討していくべきであると考えられる。  他方で、企業側としての原因は女性登用が増えているにも関わらず、いまだに男性社会であることにある。男性社会というのは、管理 職に男性が就いている割合が高い企業がまだまだ多いということである。実際に企業が求める人材というものは、残業や休日出勤が可 能である人、時間に余裕のある人となってしまう。女性の登用も能力的、また、若年労働力の減少などを考えると必要になってくる。しか し現状で少ない原因とし、労働時間の長さは大きく関わってくる問題である。では社会全体の平均の労働時間を短縮させることができれ ば、女性も家庭との両立が容易になり、また、配偶者も育児など家庭環境に貢献もできるようになると考える。労働時間を短くするには、 一人一人の業務遂行能力の向上はもちろんだが、さらに、上司の働き方が部下に影響するという面から、管理職自身の働き方も見直す 必要があると考えられる。 このように、いろいろな方面に問題があると考えられる。ここから推測できることは、現状維持のままではだめであり、意識の見直し、ま た、新しい政策が求められる。