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校内研修 「思考ツール『ベン図』を 体験しよう」 (講師紹介) (研修テーマ、ファシリテーター挨拶) ○○○○学校 ○○ ○○
それぞれの特徴や共通点を記入してください。 スマートフォン パソコン はい、3分経ちました。和やかな雰囲気になったでしょうか。 突然ですが、みなさんは、日頃からスマートフォンやパソコンを使っていますね。それぞれの特徴を理解して、今後も、有効に情報機器をこれからも使っていきたいですよね。 情報活用の実践力として、パソコンの詳しい操作を勉強していきたいと思います。でも、机の上にパソコンはないですよね。実は情報活用の実践力というのは、パソコンの操作を学ぶことではありません。では、どういうことなのか。これからみなさんに情報活用の実践力を試してもらいたいと思います。 スマートフォンとパソコンのそれぞれの特徴と共通点を沢山あげて、白紙のワークシートに記入してみてください。 2分間とります。お願いします。 (2分後) どんなことを記入されましたか。 (それぞれの特徴と共通点の3種類に分けて記入している先生をみつけて、質問をする) 進行役「○○先生は、どういう書き方をされましたか」 受講者「スマートフォンとパソコンの特徴や共通点に分けて、考えました」 進行役「先生は、情報を上手に処理されていますね。これが実践力の1つなんです。それぞれの特徴と共通点の3種類にすぐに分けて書けましたよね。生徒は果たしてすぐに書けると思いますか。はじめに、違いに注目して考えていくことが予測されますが、共通点まで目を向けることが難しいかもしれません。」★
ベン図 そこで、ベン図を使います。 これを見て、ピンときますよね。★
ベン図の使い方 スマートフォン パソコン スマートフォンとパソコンに共通 スマートフォン だけ パソコン だけ スマートフォンだけに言えるイメージは、左側に記入します。 パソコンだけに言えるイメージは、右側に記入します。★ スマートフォンとパソコンに共通するイメージは、円が重なっているオレンジ部分に記入します。 何を何処に書くか、可視化されますね。 では、みなさんが挙げたことを、この図に書いていきましょう。 では、2分間でお願いします。 (2分後) (重なっている箇所を示し) ○○先生、ここには、何が考えられましたか? 受講者「○○○」 なるほど、そういう考えがあるんですね。★ スマートフォン だけ パソコン だけ
ベン図の記入例(自作) スマートフォン パソコン 事務作業がし易い 通信速度が速い 充電を気にしなくて良い 画面が大きくて見やすい 大容量で記憶できる DVDが見られる 持ち運びに便利 手軽に使える ケースで飾れる 写真が撮れる SNS 音楽が聴ける ゲームができる メールの送受信 ができる 私は、スマートフォンは持ち運びに便利。パソコンは事務作業がし易い。 共通点は、どちらも音楽が聴ける、と考えました。 ○○先生、白紙のワークシートとベン図では、どちらが書きやすかったですか? 受講者「○○○」 そうですね。白紙のワークシートを使って考えなさいと指示するよりも、ベン図を使って考えなさいとした方が、何処に何を書いたら良いか可視化され、書きやすいですよね。 関西大学黒上晴夫教授は、「自由に書くより、制約をつける方が豊かなアイディアを生み出すことがある」と、思考ツールについて紹介しています。★
比較する 分類する ベン図の使い方 共通点 相違点 相違点 ベン図の用途は、比較することと分類することです。図の形から、相違点と共通点をとらえられますよね。このことは、「何かを比べるとき、つい相違点にだけ目が行きがちですが、ベン図を用いると、相違点と共通点の両方が意識されます。」と、Web上で説明されています。 なお、思考ツールは、別名「シンキングツール」と呼ばれています。★ 『シンキングツール ~考えることを教えたい~』(2012年4月 黒上晴夫教授ら)Webサイトより
「思考ツール」を活用すると 思考ツール 考えや情報を整理できる では、思考ツールを活用すると、生徒がどのように変容するかのイメージ図を見ていただきたいと思います。左下の生徒を見てください。 この生徒は、もしかすると、考えや情報を整理できずに、困っているのかもしれません。 もし、思考ツールを活用することで考えや情報を整理できたら、課題解決に向けた次の段階に進むことができるようになるかもしれません。★
頭の中にある思いや考えを視覚的に表してくれるもの Xチャート イメージマップ グラゲ・チャート フィッシュボーン 先程、演習したベン図以外の思考ツールを紹介します。左上から、Xチャート、イメージマップ、クラゲ・チャート、フィッシュボーンです。 なお、思考ツールは、これ以外にもあるので、用途によって選択していってください。★ そして、思考ツールは、関西大学黒上晴夫教授らによると『頭の中にある思いや考えを視覚的に表してくれるもの』と定義されています。 詳しい使い方等は、スライドにあるWebサイトをみてください。★ 思考ツールとは 頭の中にある思いや考えを視覚的に表してくれるもの 『シンキングツール ~考えることを教えたい~』(2012年4月 黒上晴夫教授ら) (http://www.ks-lab.net/haruo/thinking_tool/short.pdf)Webサイトより
授業実践事例の紹介 出典:岡山県総合教育センター (http://www.edu-ctr.pref.okayama.jp/) また、先程のスライドにある思考ツールの研修パッケージを、岡山県総合教育センターのホームページで紹介しています。 ぜひ、ご覧になってください。★ 出典:岡山県総合教育センター (http://www.edu-ctr.pref.okayama.jp/)