十勝沖地震 02T3034B 上角 充広.

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2004 年新潟県中越地震と スマトラ沖巨大地震の 震源で何が起こったのか? 八木勇治 (建築研究所・国際地震工学セン ター)
BCP (事業継続計画) 行政は業務継続計画 議員研修 大規模な災害・事故・システム障害が発生した場合に、 企業や行政組織が基幹事業を継続したり、早期に事業を 再開するために策定する行動計画 事前に業務の優先度を確定し、バックアップシステムの 整備や要員確保などの対応策を立てておくこと.
防災部会 平成23年度前期総会. The table of contents 1 東日本大震災概要(寺林) 2 被災地現状(下山 SV) 3 トンガでの影響(工藤)
地質図を GIS で活用しよう 20 万分の 1 日本シームレス地質図の利用 産総研地質情報研究部門 シームレス地質情報研究グループ.
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四方ゼミ代表 ・石田 成美 ・田中 栄敏 ・野邊 あゆ み ・堀田 啓太 ・溝上 絢子 ・吉松 彩恵 子.
1 地理情報システムを活用した地域エネルギー 消費構造の評価に関する研究. 2 本研究の目的・位置づけ 地域エネルギーを推計する研究報告の中で、地理情報システム( GIS )を 活用した研究事例が 1 、 2 例と少ないのが現状で、東北地方においては皆無 である。 東北地方は暖房を中心とするエネルギー消費量の削減が重要な課題とされ.
兵庫県南部地震 02T3065B 日合絢乃 10 月 5 日防災工学課題. 概要  震源 明石海峡 北緯 34 度 36 分、東経 135 度 03 分、深さ 14km 明石海峡 北緯 34 度 36 分、東経 135 度 03 分、深さ 14km  時刻 1995 年 1 月 17 日午前 5.
1968年に起こった十 勝沖地震について 社会開発工学科 建築コース 02T3076H 松本 和久.
写真 (著作権の関係で割愛していま す) 何の写真ですか 東日本大震災 写真 (著作権の関係で 割愛しています) ・ 2011 年(平成 23 年) 3 月 11 日 14 時 46 分 18 秒宮 城県沖で発生。 ・M 9.0 で、発生時点において日本周辺におけ る観測史上最大の地震。 ・波の高さ.
宮城県 3.11 被災地被害状況. 東日本大震災がもたらしたもの 広範囲に及ぶ災害 津波被害 原子力被害.
問題14(12.軸力と曲げを受ける部材):  鉄筋コンクリート橋脚の設計に関する次の記述のうち,間違っているものはどれか.
1891濃尾地震                                                                                                       ↑錦絵 愛知県岐阜県震災義援金一覧表 香朝筆(岐阜市歴史博物館蔵)
1 地震の起こる場所 2 地震とは 3 プレートの運動の様子 4 断層の大きさとマグニチュード 5 揺れの長さ 6 マグニチュードと震度
宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ
<目次>1:地震の概要 2:地震の被害状況 3:地震への防災対策 00T3092B 山城佐和子
東京女子大学 現代社会学部 コミュニケーション特論C(社会) 災害情報論 第2回 阪神・淡路大震災の教訓
Technology for Wonderful Life!
平成24年度オープンデータ実証実験 災害関連情報(概要)
水戸市に建つ超高層免震建物の 強震観測例 2011年9月27日 ハザマ 境 茂樹 東京工業大学建築物理研究センター講演会
震度階級と地震の被害 1 震度階級表 2 地震の歴史 3 地震の被害 ①建物の倒壊 ②土砂崩れ ③火災 ④津波 ⑤液状化
高解像度衛星画像を用いた東日本大震災による八戸地区の津波被災状況の評価
当院における透析機器の 免震装置導入について クレア焼山クリニック1)、博愛病院2)
地震の特徴と 住宅を中心とした被害の特徴 02T3066A 平井 美緒
洪水の基礎知識 ※このスライドは非表示になっています 中学・洪水①・10分
情報検索課題 ・室戸台風に関する当時の記事を入手 中央気象台に最低気圧データが  もたらされた日を調べよ.
× △ ○ 3大構造の比較 大空間が作れるか? 木構造 鉄筋コンクリート構造 鋼構造
 防災工学 10月5日課題 02T3031H  佐藤 基志.
兵庫県南部地震 (阪神・淡路大震災) 02T3053J 寺沢 正道.
福井地震 02T3020B 亀山 由佳.
東京大学地震研究所 地震予知研究センター 平田直
ブロック塀の点検のチェックポイント ブロック塀について、以下の項目を点検し、ひとつでも不適合があれば危険なので改善しましょう。
宮城県沖地震の科学 地震発生のしくみと予想される被害
防災工 学地震の概要と建物を中心にした被害
宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ
津波の基礎知識.
ミレニアム津波ハザードの総合的リスクと被災後の回復過程の評価
東京女子大学 現代社会学部 コミュニケーション特論C(社会) 災害情報論 第7回 津波と情報
東北太平洋岸4県44市区町村の震災前経済規模 全企業数 全労働者数 44市区町村 32,341社 363,796人 青森県 5,286社
関東地震 02T3601D 荒木太郎.
兵庫県南部地震 ~地震の概要と被害の特徴~                02T3059H 中村晋也 
中越沖地震で発生した 津波のシミュレーション  環境・建設系 犬飼 直之 助教.
水(?)はプレート間カップリングを 変化させるか? ー 茨城・福島沖の場合 ー 名古屋大学 山中 佳子 昨年度のシンポジウムで
津波・海環境G調査報告 (茨城大学東日本大震災調査 中間報告会)
日本学術会議主催 学術フォーラム 巨大災害から生命と国土を護る 災害に強い農業生産基盤の整備と国土保全 公益社団法人農業農村工学会 塩沢 昌.
ハザードの理解の防災への活用 ~リスクの理解と防災への活用~
防災について考えよう 平成30年1月24日(水).
防災力の強化 38 〇 災害救助物資の備蓄 〇 同報系防災行政無線デジタル化
会場 国際ファッションセンター KFCホール(東京都墨田区)
    1968年      十勝沖地震について.
1968年十勝沖地震 00T3058B 清水 崇史.
資料: 報道発表資料 気象庁マグニチュード算出方法の改訂について。
地震の基礎知識.
津波の基礎知識.
各構造物の詳細点検結果 (揺れ・液状化) 平成25年12月25日 資料1 平成25年12月25日(水)13:30~
EIC地震学レポート(25) 2003年5月26日宮城沖地震(Mw7.0)の震源過程 山中佳子・菊地正幸
首都直下地震の姿と防災対策 日本地震学会 東京大学地震研究所 平田直 Workshop 14:40~16:30(110分間)
1948年福井地震レポート 00t3032j   荒瀬 公三.
建築物の安全基準 建築物の安全性に関する基準を明記している 法律の代表的なものに建築基準法というもの があります。この建築基準法に書かれている 様々な条件に適合していないと日本では建物 を建設することはできません。凄まじい量の規 制がありますが、安全に関するもので建物を 建設する際に満たす必要のあるものをピック.
宮城県仙台空港以南 東北地方太平洋沖地震の被害
C08011:大澤直弥 C08012:太田邦亨 C08013:大場友和 C08014:大矢英雅 C08015:岡井成樹
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1891年濃尾地震について 地震概要と建物被害.
福井地震 02T3056C 永井 綾 福井地震.
防災工学 関東大震災.
防災集団移転 国土交通省 都市局 都市安全課 平成31年3月更新.
2019年5月10日日向灘の地震 地震概要(気象庁発表資料より) 2019年5月10日8時48分 マグニチュード:6.3(暫定値)
減災サークル 2015年6月28日 災害 予知 防災 対策 復興 『気象衛星画像』 事例.
2018年9月6日胆振地方中東部の地震 (試作版:地震発生から12時間以内の公開を想定)
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十勝沖地震 02T3034B 上角 充広

概要 発生日時 1968年(昭和43年)5月16日 発生時刻 午前9時48分53.0±0.5秒 震源地 十勝沖襟裳岬南南東130㎞ 発生日時 1968年(昭和43年)5月16日 発生時刻 午前9時48分53.0±0.5秒 震源地  十勝沖襟裳岬南南東130㎞ 震央   三陸沖 北緯    40.7度 東経    143.6度 深さ     0km マグニチュード   7.9

[東北各地の震度] 震度5 青森、八戸、むつ、盛岡 震度4 秋田、酒田、宮古、 大船渡、水沢観測所、 石巻、福島 震度3 <震度分布図> [東北各地の震度] 震度5   青森、八戸、むつ、盛岡 震度4   秋田、酒田、宮古、   大船渡、水沢観測所、   石巻、福島 震度3   深浦、新庄、山形、仙台 震度2   若松

余震に関して <余震分布図> 5月16日以後にこの方面で続発した地震の震央域の面積は約50,000平方kmで、宇津・関の余震域と地震規模との関係から期待される値内にあり、従来余震と呼ばれていた概念から逸脱しないこと本震の直後5月17日の地震(M=6.7,6.1)とこの震源域が近接することから、この三陸沖一帯の地震活動の一つという意味で余震と呼んでいる。

津波に関して <津波の高さ分布図> 津波の最大振幅は大槌湾における5.7mが最大。 津波に関して <津波の高さ分布図> 津波の最大振幅は大槌湾における5.7mが最大。 ・ 三陸沿岸で3 ~5m ,襟裳岬で3m の津波が発生した。 大きな特徴としては、特に北部において翌日になっても波動が認められ、港によっては漁船が出港するのを見合わせるほどで、その波動現象が長期にわたったことである。

被害状況 〔人的被害〕   死傷者数719人を数え、その内訳は、死者46人、行方不明2人(のち、遺体となって発見された)重傷者121人、軽傷者550人。負傷者は、重傷者、軽傷者をあわせて1,269人に及んでいる。    地すべり、山くずれによる死亡者数は、死亡者全体のうち33人にも及んでいる。死傷者は、おもに八戸市を中心に十和田市・三沢市及び上北郡に発生し、全体の91%を占め、659人にも達している。この地域の特徴であるもろい地盤のうえに強い地震に襲われたことにより、地すべり、山くずれがおこり、多くの犠牲者が出たのである。                        ( 次頁:地盤の被害状況について )

地盤にみられた被害の特徴   ・ 地盤及び土質構造物の被害は、八戸市・十和田市・三沢市・三戸郡・上北郡の火山岩屑地帯及び沖積地に広く分布しているが、それらの地域においても特に顕著な被害は集中して発生している。 ・尻内-五戸間に集中して発生した山くずれは、地震前の連続降雨によって含水量が多くなった火山灰土が、地震動によって流動状に崩壊したものである。 ・ 道路・鉄道及びアースダムなどの土質構造物の破壊は、ほとんど地盤の状態に起因したものが多い。すなわち旧河川敷や沢の上に築造された盛土が、降雨によって軟弱化された地盤の破壊に伴って崩壊したものが多い。 ・ この地震によって発生した山くずれ及び盛土崩壊によって生じた人的被害は青森県内死亡者の48人の内、山くずれによる死者26人、盛土崩壊による死者6人となっており、死亡者の過半数が山くずれ及び盛土崩壊に起因している。   ・ この十勝沖地震による被害は、地形と地質の発達状況と密接に関連していることがわかった。

・ 青森県下で道路損壊が多かった。浸水529 件、船舶流失沈没127 隻。またコンクリート造建築の被害も目立った。 〔建物被害〕 ・ 被害は、6市38町村に及び、住家の被害は54,265棟、非住家の被害は3,663棟、建物全壊673 棟、半壊3004 棟。被害金額は実に75億7,922万円に達している。これらの被災人員は70,957世帯313,111人にのぼっている。 ・ 青森県下で道路損壊が多かった。浸水529 件、船舶流失沈没127 隻。またコンクリート造建築の被害も目立った。   県立三沢商業高校(鉄筋コンクリート3階建て)の崩壊     五戸町志戸岸の崩壊した住宅

建物の被害の特徴 ・ 鉄筋コンクリート造建物において,右の写真に示すように柱が極めてもろく破壊する,いわゆるせん断破壊が数多く発生した。柱にせん断破壊が生じると,ある階全体が瞬時につぶれる恐れがあるので,人命確保の観点からも必ず避けなければならない。そこで,1971年の建築基準法の改正および日本建築学会の鉄筋コンクリート構造計算規準の改定の際には,そのようなもろいせん断破壊を防止するために,帯筋の間隔を狭くしたり,たくさん入れるようにせん断設計の方法が強化された。

耐震設計について ・ 地震国であるわが国の建築物の耐震設計は1923 年の関東大震災を契機として始まっている。以来、耐震設計法は地震被害を教訓として改正されている。 ・  (前頁で記した内容を詳しく述べると、)1968 年の十勝沖地震ではこれまで耐震的であると信じられていた鉄筋コンクリート造建物において、窓枠にみられる短柱がせん断力で脆性的な崩壊する被害が発生した。その後の研究によって、1971 年の建築基準法施行令改正、日本建築学会の鉄筋コンクリート構造計算規準の改訂へとつながる。主な改訂は柱の帯鉄筋間隔を柱中央部で15cm 以下、端部で10cm 以下とこれまでの倍以上配筋することになった。