1891年濃尾地震について 地震概要と建物被害.

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スマートフォン、携帯電話、パソコン等による情報の取得
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東京女子大学 現代社会学部 コミュニケーション特論C(社会) 災害情報論 第2回 阪神・淡路大震災の教訓
2007地盤震動シンポジウム 内陸地殻内地震の相互比較 -類似点と相違点-
東海・東南海・南海地震と地域の持続性 京都大学防災研究所 牧 紀男.
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阪神・淡路大震災の記憶   活動体験と教訓 元・神戸市生田消防署長 大 西 康 弘.
洪水の基礎知識 ※このスライドは非表示になっています 中学・洪水①・10分
 防災工学 10月5日課題 02T3031H  佐藤 基志.
兵庫県南部地震 (阪神・淡路大震災) 02T3053J 寺沢 正道.
福井地震 02T3020B 亀山 由佳.
東京大学地震研究所 地震予知研究センター 平田直
セッション3:最近のミスマッチの実例分析 実例2:地震予知 地震予知情報発信のされ方について 予知研究の現場から
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地しんによるひがい.
関東地震 02T3601D 荒木太郎.
兵庫県南部地震 ~地震の概要と被害の特徴~                02T3059H 中村晋也 
水(?)はプレート間カップリングを 変化させるか? ー 茨城・福島沖の場合 ー 名古屋大学 山中 佳子 昨年度のシンポジウムで
津波・海環境G調査報告 (茨城大学東日本大震災調査 中間報告会)
ハザードの理解の防災への活用 ~リスクの理解と防災への活用~
防災について考えよう 平成30年1月24日(水).
会場 国際ファッションセンター KFCホール(東京都墨田区)
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地域の助け合い 中学校用.
1968年十勝沖地震 00T3058B 清水 崇史.
資料: 報道発表資料 気象庁マグニチュード算出方法の改訂について。
地震の基礎知識.
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近年の自然災害 撮影 : 甘中 繁雄(防災士).
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スマートフォン、携帯電話、パソコン等による情報の取得
首都直下地震の姿と防災対策 日本地震学会 東京大学地震研究所 平田直 Workshop 14:40~16:30(110分間)
1948年福井地震レポート 00t3032j   荒瀬 公三.
福井地震の被害に関するレポート 02T3094F 山田 匠
十勝沖地震 02T3034B 上角 充広.
C08011:大澤直弥 C08012:太田邦亨 C08013:大場友和 C08014:大矢英雅 C08015:岡井成樹
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2019年5月10日日向灘の地震 地震概要(気象庁発表資料より) 2019年5月10日8時48分 マグニチュード:6.3(暫定値)
2018年9月6日胆振地方中東部の地震 (試作版:地震発生から12時間以内の公開を想定)
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1891年濃尾地震について 地震概要と建物被害

アンケート調査結果をまとめた 濃尾地震の震度分布 [村松(1976)による]   1891年(明治24年)10月28日の早朝、岐阜県・愛知県を中心に大きな地震がおきました。この地震は日本の内陸部で発生したものとしては最大級の規模(M8.0)で、死者7273名、全壊建物14万棟という大被害を生じました。名古屋をはじめ都市部では文明開化の象徴ともいえる洋式の煉瓦建造物の被害が目立ちました。また、震源にあたる根尾谷では大きな断層崖が現われました。これを目のあたりにして、当時東京大学教授で地質学者の小藤文次郎(1856~1935)は地震の原因は断層の急激な運動であると確信をもつに至りました。 アンケート調査結果をまとめた 濃尾地震の震度分布 [村松(1976)による]

梶尾谷断層について 1891年(明治24年)10月28日6時37分、東海地方を襲った濃尾地震は、根尾谷を震央として大きな爪跡を残しました。根尾村の犠牲者145名。全家屋1319戸の内、8戸を残してほぼ全壊。村は、一瞬にして壊滅的な打撃を受けたのでした。 この地震のマグニチュードは8.0と推定され、わが国内陸部に起こった地震としては史上最大のものです。

根尾谷断層は地表面へ現れたものだけで、全長80kmに及びました。 最大で上下に6メートル、水平に2メートルのずれが生じました。

地震とともに現れる断層 甚大な被害もさることながら,濃尾地震で人びとを驚かせたことは,ゆれたと同時に大地に大きなずれ (断層) が生じたことでした.左の図のように,福井県池田町から岐阜県関市に至る長大な帯状の大地に,1回の地震でかなり明瞭な断層が現れました.それが「梶尾谷断層」 です.

濃尾地震と『根尾谷断層』は,地震が大地の運動に関係した現象であることを示してくれたことになりますから,ここに「土地の変化」としてとりあげる重要な意味があります.

濃尾地震と兵庫県南部地震の被害比較表 地震名 濃尾地震 兵庫県南部地震 発生年月日 1891年10月28日 1995年1月17日 発生時刻 午前6時38分 午前5時46分 震央 岐阜県本巣郡根尾村 兵庫県淡路島 マグニチュード 8.0 7.2 被害数の出典 おもに理科年表による 消防庁(2000年12月) 死者 7,273名 6,432名 行方不明者 - 3名 負傷者 17,175名 43,792名 全壊家屋 142,177棟 104,906棟 半壊家屋 80,324棟 144,274棟

濃尾地震の建物被害と地震動   濃尾地震では村松や飯田によって詳細な建物データが整備されています。

被害が拡大した原因は、地震の規模が大きかったことの他に火災が猛威をふるったこと、洋式建築物の崩壊という今まで経験しなかった災害要素が加わったことが挙げられます。洋式建築物の被害で特に目立ったものはレンガ造りの建物であり、紡績会社や公共の建物でした。西洋文明の直輸入に対する大きな警鐘となるとともに工事が不完全であったことが見いだされました。

二次災害として、火災が発生し、被害を大きくしました。大きな集落では、数ケ所からいっせいに火がでて、おりからの西または北西の強い風にあおられ、倒れた建物の下じきになっている人の救出活動や、地震によって井戸が使えないなかの消火活動はどこも大変困難になりました。 住宅の焼失も岐阜市の2,325戸を始め、非常に多くなっています。

被害写真