レポート課題 人間の行動に関して「問い」を考え、 その問いに対し、複数の仮説を立てましょう。 さらにどの仮説が“現実”にあっているか、 確かめる方法を具体的に考えましょう。 実際に検証しないでください。計画を提出してください。
注意事項 引用文献の提示の仕方・参考文献表の作成の仕方は「社会学評論スタイルガイド」(日本社会学会ホームページにリンクされています)に従ってください(WEBで閲覧できます)。 引用箇所が不明確なものは、採点対象外とします(E評価)。 情報を創ることと同じぐらい重要です!(この講義の中で扱ってきたことと関連があります。ぜひ理由を考えてみてください。) 図や表を入れるのは、よいことですが、図や表は文章で説明する必要があります。説明のない図や表、箇条書きが含まれているものは、採点対象外とします。 分量は自由(必要事項が明確に書かれていること) レポート内に感想文や課題以外の記述があった場合は採点対象。 受領印がないものはレポートではありません(E評価)。 欠席が1/3に達していればレポート提出資格はありません(F評価)。
評価基準 評価を受けるための必要条件:課題についてレポートが書かれており、また注意事項が守られていること A.論理的な破綻・矛盾もなく、かつ仮説にオリジナリティが認められるもの B.多少の論理的な破綻・矛盾があっても、仮説にオリジナリティが認められるもの C. ある程度の論理的破綻・矛盾があっても、仮説にこの半年間のトレーニングの成果が見て取れるもの D.A~Cの要件に当てはまらないもの
提出方法 提出日時・場所は、事務室の掲示に従う(たぶん1月20日火曜日)。 提出方法: 1)あらかじめ事務室で“レポート提出票”を受け取り、必要事項を記入しレポートの表紙にする。 2)提出時間に小宮山が提出場所にいるので、直接手渡す。 3)“レポート受領書”を受けとる(要保管!)。 重要:1月6日(火)の授業では、レポート(途中まででも構わないので)お持ちください。グループワークでお互いのレポートを読みましょう。 ~提出は1月20日ですが、レポートは年末年始にやろう!(試験期間には試験あるし)
問いの見つけ方 未来を狙え 大型スーパー 増加 街の小さなお店 なくなる しかし高齢化社会 週一回 大量に買い物するタイプの大型店の未来は? 大型スーパー 増加 街の小さなお店 なくなる しかし高齢化社会 週一回 大量に買い物するタイプの大型店の未来は? 2008年;実際に各スーパーマーケット動き出した。 本学の卒業論文では5年も前に実証・提案!
行動科学で身につけたこと:問いの見つけ方 新潟のこと、若者のことなら“一部の人々”には考え付かない私たちの問いが見つけられる! 問いの見つけ方 自分の身近な関心のあること いままで知識を作ってきた人 私たちの私たちによる私たちのための知識の創造 “ごく一部の人々” ものの見え方~対象によって決まるのではなく、見る側の価値観 やりたいこと 就職 研究
○ レポートの書き方 「考えた跡」が大切 同じ結論のレポート Aさんのレポート さまざまな説を検討したうえに、一つの説を結論として選んだ。 同じ結論のレポート Aさんのレポート さまざまな説を検討したうえに、一つの説を結論として選んだ。 Bさんのレポート なんとなくひとつ思いついたので結論とした。 ○
レポートの書き方の注意 事実と自分の考え(説)を分けよう。 一段落で、一つのこと 一文で伝え、そして数行で説明。これば1セット 一段落で、一つのこと 一文で伝え、そして数行で説明。これば1セット 始めの段落で、何を書いて、次に… 段落の構成を考えよう!
本日の内容:複数の仮説から“現実”にあった仮説を選び出す! 自分で調査・実験 =観察 人の調査・実験の結果を見るのも観察 スタート:現実を観察する なぜ? その観察された状態にいたった プロセスを考える(仮説)。
さて、ここで復習 英語自主学習時間の相違(はじめの観察) を説明する研究 補償方略仮説とメタ認知仮説について どうして自主的学習時間が多くなる(少なくなる)のか、プロセスに着目して、思い出してみよう。 グループワークしてください レポート用紙半分ぐらいで!
複数の仮説! どれもはじめの観察を説明できる! どれが、私たち(本学と県短で英語を身につけたいと考えて人々)に当てはまっているのだろう? 「なんであんた勉強しないの?」 聞けば、答えるけど、それがプロセスとは限らない。 ではどうやって確かめる?
仮説から予測 ある仮説が正しいとしたら、どんなときにどんなことが起きるか、予測しよう。 その“予測”が正しいか確かめる! たとえば….
メタ認知仮説が正しければ、自主学習時間は いま時間短い人々 メタ認知身につけないような授業 メタ認知身につけるような授業 メタ認知仮説が正しければ、自主学習時間は 長くなる! 変わらず短い。
さて、それぞれの仮説から 先週の仮説から それぞれから予測を導き出してみよう! グループワーク!
複数の仮説 複数の仮説 →複数の仮説から予測を導き出す。 仮説によって、予想のことなる場面を見つける。 その場面で、どちらの予測を現実が一致するか、確かめる!
いま時間短い人々 補償方略身につける授業 非メタ認知授業 メタ認知授業 補償方略身を身につけない授業
実際には この実験はできない。 あまりに非人道的 仮説で、よくないと考えている授業を実施 ではどうやって? それはさらに工夫が必要。 3年後期「社会理論と調査法」で扱います。