人工多能性幹細胞( Induced pluripotent stem cells )とは、体細胞へ数種類の遺 伝子を導入することにより、 ES 細胞(胚性幹細胞)のように非常に多くの細 胞に分化できる分化万能性 (pluripotency) と、分裂増殖を経てもそれを維持で きる自己複製能を持たせた細胞のこと。京都大学教授の山中伸弥教授らのグ ループによって、マウスの線維芽細胞から 2006 年に世界で初めて作られた。 iPS 細胞: Induced pluripotent stem cells
ヌクレオチド除去修復 Nucleotide excision repair は、生体に備わっている DNA 修復機構の一つで、紫外線により生じるチミ ンダイマーや種々の化学物質により DNA 中に生じ た損傷を修復する。塩基除去修復 (BER) よりも大き な DNA 損傷を認識し、除去・修復する。省略して NER と呼ばれる。
Nature Reviews Genetics 10, (November 2009) | doi: /nrg2663
クロマチン免疫沈降法
FACS (fluorescence activated cell sorting) は、蛍光抗体で染色した細胞を液流に乗せて 流し、レーザー光の焦点を通過させ、個々の細胞が発する蛍光を測定することに よって細胞表面にある抗原量を定量的に測定することのできる機器です。 FACS は細胞を解析するだけでな く、その結果にもとづいて特定 の細胞だけを無菌的に分取 (ソーティング)することがで きます。
滋賀医科大学 医学部附属実験実習機器センター 平成9年度「特別講習会」原稿より引用 ← FACS で細胞周期がわかる! ↑ FACS で細胞分化がわかる! Glycobiology (2008) 18 (1):