牧師に望まれる霊性(4) ペテロの霊的成熟プロセス-b -習得から体得へ- (使3:1-11, 4:4) 通信科スクーリング 2013年1月29日
この単元で学ぶこと み言葉を習得レベルで伝える説教と、体得レベルで伝える説教の違いは何か 習得レベルの説教を体得レベルの説教に引き上げるために何が必要か
聖書の解釈 説教の三大目的 神のことばの真理を聞かせること 神のことばを理解させること 理解させた神のことばを行 動に移させる 動に移させる 広島開拓当時、Paul Berg師のイースターのメッセージで救われた広島大学生
「聖書の解釈は科学であると同時に芸術である。」H.Bullock 生得 科学 芸術 体得 習得
牧会者 ナウエン『傷ついた癒し人』 「キリスト教の指導者は、何にもまして、彼の最も個人的な関心に表現を与える勇気を持つことによって、多くの人を結ぶ付けることが出来る芸術家である。」(p.108)→C.Rogers
A Y Q B
科学と芸術 機械的に 完璧な演奏 習得 心に響く 美しい演奏 生得 体得 ヤマハピアノの調律
辻井伸行さん:全盲のピアニスト、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝(09/06/07) ショパンのラフマニノフのピアノ協奏曲第2番
誠実な解釈-吉原真理(ハワイ大学教授) 実にまっすぐな解釈でありながら音楽的に洗練され、聴衆の心に訴える演奏なのだ。...彼の演奏はあくまで誠実で深い人間性に溢れたものだった。それはあたかも人類への希望や信頼を聴衆に与えるかのような幸福な音楽であった。 このコンクールのファイナルに残ったピアニストたちは、誰もが強い音楽的主張を持っていた。
宣言 誠実な解釈-吉原真理(ハワイ大学教授) 見えない楽譜 書かれたことば しかし、中には自己中心的なメッセージのみが先行し、音楽はそのための道具に過ぎないとの印象を与える演奏もあった。 その点、辻井さんには書かれた音楽にまず身を委ねるという、クラシック演奏家にあるべき謙虚な態度と作品への尊敬の念が感じられた。 書かれたことば 宣言
「聖書の解釈は科学であると同時に芸術である。」H.Bullock 説教 講話 +α 科学 芸術 体得 習得 説教者の生活の反映
教えること/説教 ナウエン『傷ついた癒し人』 「古い物語を繰り返して語ることではなく、人々が自分を見いだすことができる回路(チャンネル)を提供することであり、彼ら自身の経験を明瞭にし、神の言がっしっかりと固定できる窪みを発見することである。」(p.62)
断言から宣言へ 使徒ペテロの霊的成熟過程(1) 主イエスのことばに対する一方的な断言 主イエスとの間に成立した対話 主イエスの名によって神の業を行う 宣言(命令)
習得から体得へ 使徒ペテロの霊的成熟過程(2) 主イエスのことばの理解(習得) 主イエスとの深い交わりと聖霊の充満 主イエスのことばの成就 (体得)
習得から体得へ 使徒ペテロの霊的成熟過程(2) 主イエスのことばの理解(習得) 主イエスとの深い交わりと聖霊の充満 主イエスのことばの成就 (体得)
宣言 体得 実行レベル ルカ10:25-37 理解レベル 断言 習得
「だれでもわたしについて来たいと思うなら、
「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、自分の十字架を負い、そしてわたしについて来なさい。いのちを救おうと思う者はそれを失い、わたしのためにいのちを失う者は、それを見いだすのです。」 (マタ16:24,25)
永遠のいのち Via Dolorosa 悲しみ・苦しみの道 キリスト者の献身の道
私はキリストとともに十字架につけられました。もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。(ガラ2:20) つきまとう十字架
わたしの十字架 いい加減な生活を拒否する 愛することの痛みを体験させる 赦すことの難しさを教える 最悪の状況に希望をもたらす 聖なる喜びをあたえる 神の業をもたらす
毎日 視線の交換 祈りの時間 私たちを見なさい.(3:4) に始まる神の業 男を見つめて ペテロとヨハネを見て施しを… 彼は、ペテロとヨハネが宮に入ろうとするのを見て、施しを求めた。 3:4 ペテロは、ヨハネとともに、その男を見つめて、「私たちを見なさい」と言った。 3:5 男は何かもらえると思って、ふたりに目を注いだ。 ペテロとヨハネを見て施しを… 何かもらえるかと目を注いだ 毎日
「金銀は私にはない。しかし、私にあるものをあげよう。ナ ザレのイエス・キリストの 名によって、歩きなさい。」 (使3:6)
ザレのイエス・キリストの 名によって、歩きなさい。」 (使3:6) 理解(習得)から発した説明は神の業につながらない。 体得から発した宣言は神の業をもたらす。 理解(習得)から発した説明は神の業につながらない。 「金銀は私にはない。しかし、私にあるものをあげよう。ナ ザレのイエス・キリストの 名によって、歩きなさい。」 (使3:6)
習得から体得へ 使徒ペテロの霊的成熟過程(2) 主イエスのことばの理解(習得) 主イエスとの深い交わりと聖霊の充満 主イエスのことばの成就 (体得)
習得から体得へ 使徒ペテロの霊的成熟過程(2) 主イエスのことばの理解(習得) 主イエスとの深い交わりと聖霊の充満 主イエスのことばの成就 (体得)
「たとい全部の者があなたのゆえにつまずいても私は決してつまずきません。」 (マタ26:33) 習得レベルから体得レベルへ 習得レベルが高くはなかったペテロ 最も重要な真理を解き明かす主イエスに対して イエスを引き寄せて、いさめ始めた。 「主よ。神の御恵みがありますように。そんなことが、あなたに起こるはずは ありません。」(マタ16:22) 「たとい全部の者があなたのゆえにつまずいても私は決してつまずきません。」 (マタ26:33)
わたしは、あなたがたがわたしの名によって求めることは何でも、それをしましょう。父が子によって栄光をお受けになるためです。あなたがたが、わたしの名によって何かをわたしに求めるなら、わたしはそれをしましょう。(ヨハ14:13,14) 理解レベルで聞いただけで は実現しない主のことば
習得から体得へ 使徒ペテロの霊的成熟過程(2) 主イエスのことばの理解(習得) 主イエスとの深い交わりと聖霊の充満 主イエスのことばの成就 (体得)
習得から体得への道のりは決して甘くはない。
...とイエスの言われたあのことばを思い出した。そうして、彼は出て行って、激しく泣いた。 (マタ26:75) 習得から体得への転機 ...とイエスの言われたあのことばを思い出した。そうして、彼は出て行って、激しく泣いた。 (マタ26:75) 主を否むという背教行為からの回復 ユダ同様の背教行為(マタ26:69-75) 「イエスのことばをおもいだした」ペテロ 主との親密な対話 主を「愛する」という基本に回帰 ペンテコステの経験 聖霊の力に満たされた宣言
習得から体得へ 使徒ペテロの霊的成熟過程(2) 主イエスのことばの理解(習得) 主イエスとの深い交わりと聖霊の充満 主イエスのことばの成就 (体得)
説教 宣言 男の癒し ザレのイエス・キリストの 名によって、歩きなさい。」 主イエスを信じる男 の数5,000人(使4:4) (使3:6) 「金銀は私にはない。しかし、私にあるものをあげよう。ナ ザレのイエス・キリストの 名によって、歩きなさい。」 (使3:6) 男の癒し 主イエスを信じる男 の数5,000人(使4:4)
この世が求めているもの 即時的ニーズに近よる祭司的心配り 本質的ニーズを見分ける預言者的洞察 納得させる説明ではなく人を変える宣言 「見つめる」(3:4)心と余裕 本質的ニーズを見分ける預言者的洞察 小銭(小手先)でごまかさない宣教 納得させる説明ではなく人を変える宣言 習得レベルではなく体得レベルの伝道
わたしが語る解き明かしが 宣言 説教 講話 +α 体得 習得 聖霊の業を顕す
+α 習得から体得への霊的作業 漸進的体得・転機的体得 体得に必要な条件 ヤコブのベテルにおける経験 パウロのダマスコ途上での経験 ヨハネの洞察力の養成 体得に必要な条件 日常的な聖なる習慣の確立 +α
+α 習得から体得への霊的作業 神の業の意外性・突発性 日常的な聖なる習慣の確立 真空の中で起こらない神の奇跡の業 日常性(ルーティーン)のなかで準備される神の意外性 「いつものように」祈る主イエス、ダニエル 「いつものように」家庭礼拝をするヨブ… 日常的な聖なる習慣の確立 +α
その人は主のおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ(思い巡らす)。その人は、水路のそばに植わった木のようだ。時が来ると実がなり、その葉は枯れない。その人は、何をしても栄える。(詩1:2,3) 日常性
その人は主のおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ(思い巡らす)。その人は、水路のそばに植わった木のようだ。時が来ると実がなり、その葉は枯れない。その人は、何をしても栄える。(詩1:2,3) 日常性 神の業